コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】
- 日時: 2015/05/12 05:03
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=17751
皆様、本日は遊びに来ていただいて、誠に御礼申しあげます。
私はHIRO、とあるしがない社会人。
この度は【複雑、ファジー】版で連載中の小説
【リーマン、異世界を駆ける】スピンオフを書く許可を頂き、書かせていただくことにしました。
主人公は私自身が投稿したオリキャラ。
貴族にしてヤンキーな青年フォルド
狼の獣人にして元奴隷の少女セシリー
破天荒にしてサル顔の青年サルベグサ
従者にして苦労人なトラブル
この四人の珍道中を書かせていただきます
それでは、皆様、よろしければ私の拙い文での、案内をお楽しみください。
『原作』【リーマン、異世界を駆ける】は上のURLから、どうぞ
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.38 )
- 日時: 2015/06/21 11:14
- 名前: HIRO (ID: UIQja7kt)
第3章 予告
ドーモ、カミ=サマ、デス
愉快な仲間サルベグサを加えてフォルド達の旅はまだまだ続く。
しかし、そんな旅も順風満帆とはいかないものだ。
フォルド達はルテティアのとある森で迷い、遭難してしまう。
しかし、フォルドそんなことはお構い無し、森のなかでのサバイバルを楽しんじゃう?
次回 【ヤンキー、異世界を巡る】
第3章 【ヤンキー、遭難する】
そうです、そうなん(遭難)です(ドヤァ
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.39 )
- 日時: 2015/06/21 14:05
- 名前: yesod (ID: ZKCYjob2)
お久しぶりです!
森の中でサバイバルっすかw
めっちゃたくましそうです
こりゃUMAのにおいがプンプンしますね
楽しみにしております
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.40 )
- 日時: 2015/06/24 21:38
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
やぁ、神さまだよ、フォルド達の旅の話を始めよう。
前回のあらすじ
なんやかんやでサルを仲間にした
第3章【ヤンキー、遭難する】
「今、なんか失礼なこと言われた気がする」
サルのような顔をした男サルサは空を見ながら、呟く、あれさっきの声聞こえてた?
「いきなりどうした、サルサ」
前を歩く男フォルドは振り向きサルサに声をかける。
「いや、多分気のせいだろ、獣人でも人間でもなくサル扱いされたような気が」
頬をかきながら気のせいにして歩き始める。
そうそう、気のせい、気のせい。
「二人ともぐだぐだ喋ってないで早く歩け」
その前を歩くのはトラブルすこしイライラしてるね。
「おいおい、焦ったって、すぐに森から出れる訳じゃないんだ、のんびりいこうぜ」
フォルドはあくびを噛み殺しながら、フォルドは歩き出す。
「そーそー大将のゆーとーり、のんびりいこうや」
サルサまでがあくびをかまして歩みをゆるゆると遅くする。
「二人ともなぁ、森の中に遭難して3日、そろそろ人里に出てもいいと思うんだが」
トラブルは肩を落としながらため息をつく。
「フォルドー、早くこっちに来て来て、川だよ川がある」
三人よりも先を歩いているのは白い狼の獣人セシリーだ。
「おー今そっちにいくぞ、ちょっと待ってろ、トラブル、サルサ早く走れ」
フォルドはセシリーの元へ走る。
「はぁ、僕らは遭難してるはずなんだけどなぁ」
トラブルはもう一度大きくため息をつく。
「まぁまぁ、こんなときこそ大将みたいに陽気に進もうぜ」
さてさて彼らは広大な森から無事、抜け出せるのでしょうか。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.41 )
- 日時: 2015/06/29 16:06
- 名前: HIRO (ID: HPUPQ/yK)
やっはろー、神様だよ
現在、フォルド達一行は森の中の川の近くで焚き火を炊いていた、時刻は日も沈んだ夕方だ。
焚き火には魚の串焼きがある、一つ掴みセシリーは笑顔でそれにかぶりつく。
フォルドとサルサも串焼きを掴むと一口で半分ほど食べてしまう。
「いけるな、この魚トラブルも食べろよ」
フォルドはトラブルに串焼きを差し出して食べるように促す、下を向いて落ち込んでいたトラブルは気のない返事をしながら、魚を掴むと一口だけ食べる、フォルドとは違いこちらは小さな一口だ。
「魚もいいけど、この前食べた、バッタも旨かったなぁ、案外、いけるもんだよな」
フォルドは魚を食べ終わり串にしていた木の棒を焚き火に放って喋り出す。
「はぁ、フォルドそんなこと言うのはお前だけだと思うよ、ルテティアでは無視を食べるのなんて、獣人か食うに困った浮浪者ぐらいだろう」
トラブルは魚を食べる手は遅々として進んでいないがフォルドへかける言葉には終わりを知らないようだ。
「まぁまぁ、でもよかったじゃねえか川を見つけてさ、このまま下ってけば村かなんかあるはずだろ、な」
サルサは二人の会話に入り込み、諭してやる。
「えー、もちっと探索してこうぜ、こうスライムとか出るかも知れねーじゃん」
フォルドはサルサの言葉に文句を垂れる
「おい、こんなところでスライムとかに会ってみろ、僕らはきっと、いや、必ず一瞬でお陀仏だぞ」
トラブルは顔面蒼白にしてフォルドに叱責する。
「いや、そこは火でも焚いて、ぶつけたらさ」
「山火事になったらどーするんだ!」
フォルドの意見に仁辺もなく叱りつける。
「おいおい、森の中で騒ぐなよ、スライムはなくても猛獣でも来たら、どーすんだよ」
サルサは騒ぐ二人をどうどうと落ち着かせてやる。「………スヤァ」
いつのまにかセシリーはフォルドの肩に体を預けて眠ってしまっていた、大分疲れていたのかもしれません。
「はぁ、トラブルとにかく明日も早く起きて森を抜けるぞ不寝番は俺がやろう」
フォルドは興奮した頭を冷やし冷静になるとトラブルに寝るように言った。
「わかったよ、何かあったら何時でも起こしてくれ」
トラブルはその場で横になると目をつぶり眠り始める。
「ふぅ、明日には森を抜けて何かしら村を見つけたいところだな、ひとまずは今日を乗りきらねえとな、しかし」
フォルドは肩に体を預けているセシリーを見つめ顔を赤くした後、横を向く。
「これ、なんとかならねえかなぁ?」
大きな青年の肩に体を預ける小さな体の少女端から見れば恋人のような二人を夜の闇と僕だけが見つめながら夜は更けていく。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.42 )
- 日時: 2015/07/11 16:43
- 名前: HIRO (ID: 6kBwDVDs)
にゃんぱすー、神様です、続きいってみようか。
川を見つけたフォルド達一行、その翌日。
「さてと、川を下っていくぞ」
トラブルは素早く立ち上がり身支度を整えると下草を切るための鉈を持ち進もうとする。
「まぁまぁ焦るなよ、先ずは飯にしようぜ」
フォルドは落ち着いたようすでセシリーを肩にのせたままに答える。
「はぁ、マイペースだなぁ」
トラブルは遭難してから何度目かもわからないため息をつくのであった。
そんなことがありながらフォルド一行は森を抜けるために歩き出す、川沿いをひたすら下流に向けてあるいていく。
「つまらん、おい、フォルドなんか面白いこと言え」
退屈そうに腕を後ろに組み明らかな不満をトラブルにぶつける。
「白い犬」
トラブルは小さく返す。
「?」
セシリーは言葉の意味がわからずに首をかしげる。
「………あぁ尾も面い(面白い)な」
サルサは得心が言った顔で頷く。
「うわ、くだらねー、もっと他にねえのかよ」
フォルドはつまらなそうにため息をつく。
「黙って歩け、僕は早く森から出たいんだよ」
トラブルの言葉は少しトゲがあった。
「んー俺的にはもう二、三、日探索したいけどな、ほらなんか前人未到ぽいから、遺跡なんか見つけたら大発見だぜ」
フォルドの言葉にトラブルは勘弁してくれとも言うようにため息をまたもつく。
そんな風に少しだけ話を挟みながらゆっくりと進む4人に猛獣が現れる。
強靭な爪と牙を持つ橙と黒色の縞模様をした四足歩行の猛獣。
「お、やっと面白そうなのが出たか、ありゃ虎か」
フォルド
は目を輝かせ森の中で眠る虎をみる。
「勘弁してくれ、静かに起こさないように進むぞ」
トラブルは慎重に足音を立てないように歩く。
「えーそんなん、つまんねぇよ、折角だし、狩ってやる、虎皮にしてやらぁ!」
フォルドは足元に落ちていた手頃な石を拾うと虎へ向かい投げる。見事に虎の胴体を捉え虎はその衝撃に目を開けると回りをみる、やがて視界の端にフォルドを捉えると、鋭い牙を剥き出し襲いかかるのだった。
以下、次回