コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】
- 日時: 2015/05/12 05:03
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=17751
皆様、本日は遊びに来ていただいて、誠に御礼申しあげます。
私はHIRO、とあるしがない社会人。
この度は【複雑、ファジー】版で連載中の小説
【リーマン、異世界を駆ける】スピンオフを書く許可を頂き、書かせていただくことにしました。
主人公は私自身が投稿したオリキャラ。
貴族にしてヤンキーな青年フォルド
狼の獣人にして元奴隷の少女セシリー
破天荒にしてサル顔の青年サルベグサ
従者にして苦労人なトラブル
この四人の珍道中を書かせていただきます
それでは、皆様、よろしければ私の拙い文での、案内をお楽しみください。
『原作』【リーマン、異世界を駆ける】は上のURLから、どうぞ
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.8 )
- 日時: 2015/04/12 19:01
- 名前: yesod (ID: ZKCYjob2)
今日も悪役、かぁ・・・
これからひと暴れするんですね
いいぞ、やっちゃってください
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.9 )
- 日時: 2015/04/13 21:50
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
やぁ、こんばんは、神様だ続きといこうかな
フォルドはガチ♂ムチの男の顔面に強烈な一撃を浴びせたね狼のお面をつけながら、ガチ♂ムチ男はそのままのびてしまい気絶だ、その間にフォルドは犬の獣人を肩に担ぎ上げ、逃げ出しちゃうね狼のお面をつけながら、見物人の貴族達はみんな、なにも言えず
皆(゜д゜)←こんな顔をして狼のお面をつけたフォルドと犬の獣人二人を見送っていったね。
「うし、ここまで来れば、大丈夫だなっと、おい手を出せ、腕輪を壊す」
フォルドは犬の獣人をゆっくり優しく下ろして上げで、腕に付いた奴隷の印である腕輪を壊して、懐にしまいます。狼のお面をつけたままでね。
「女、名前、出身、年齢、それと親か身寄りは無いのか」
ぶっきらぼうに犬の獣人に尋ねるね、狼のお面をつけたままでね。
「私はアリーナ、クレイリアの北の方から連れられて来ました、歳は16、父も母も既に奴隷に売られました」
ぼそぼそと弱々しい声で答えていってる。
「クレイリアの出身か遠いところ、辛かったよな、親父さん達は別のとこか、助けるな時間がかかりそうだな」
狼のお面をつけながら、アリーナと名乗った少女を励ます。
「あのー、あなたは誰なんですか、貴族みたいな格好ですけど」
狼のお面をつけているフォルドにアリーナは至極もっともな疑問を返すね。
「あぁ、俺?俺の名前はフォルド、いずれこの帝国を変える男さ」
決めポーズをかっこよくキメます、狼のお面のままで。
「変な人、奴隷を助けるなんてね、フフッ」
アリーナは小さく微笑みました。
「ははっ、やっと笑ったか、うん、美人は笑顔が一番だな」
狼のお面をつけたままだからわからないけど、きっと笑ってるのかな、うん。
それを聞いたアリーナは顔を赤くして尻尾を大きく降っていました。
「よし、そんじゃ俺達のアジトに行くか、ついてきな」
フォルドは意気揚々と歩き出すと慌てて、後ろからアリーナも歩き出しました。
さてさて、彼の言ってるアジトとはなんなのかな待て次回。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.10 )
- 日時: 2015/04/15 22:01
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
やぁ、神様だ早速続きといこうか。
フォルド、さすがに暑かったのか、お面は外してるね。
犬の獣人アリーナは薄暗い路地裏を歩いているね、ようやっとフォルドが止まると。
その前には古ぼけたドアがあるね、今にも壊れそうなボロボロなドアだ。
「さ、まずはなかに入ろうぜ、いよっと………あ」
アリーナに声をかけてからドアノブに手をかけるとドアは開かずドアノブだけが外れました。
「あっちゃー、まいっか、いい加減、直せよな、オラッ」
ドアノブを片手に持ったままにフォルドはそのドアを蹴破ったね、ドアの留め具も錆びてボロボロ立ったのか、外れ前のめりにドアは倒れるね。
「おう、テメーら、元気に笑ってっか」
ドアが壊れたのなんてお構い無し、フォルドは片腕を大きくあげて、なかにいる者たちに挨拶をする。
アリーナもその後ろからおずおずとついてくる。
部屋のなかには、大体50人強が居座ってるね。
酒を手に持つもの、仲間と喋るもの、中には銃や剣を腰に下げている者もいるね。
珍しいことに、獣人も共に座っている、その誰もが笑いあい、楽しそうだ。
「よお、フォルド、派手な登場じゃねーか、ガハハハッ」
筋骨粒々で日に焼けているガッチリした中年のオッサンが豪快に笑ってフォルドを迎えます。
「フォルドの兄貴おかえりっす、その後ろの女の子はなんです」
フォルドよりも年若そうな少年は犬の獣人に興味を示す。彼の腰には剣が吊られている、恐らく剣士だろう。
「おお、フォルド、また仲間つれてきたのか、今度は犬のお嬢ちゃんか、よろしくぅ」
テンガロンハットをかぶった、キツネの獣人が投げキッスをアリーナに向ける。
「あらあら、かわいい娘を連れてきたじゃない、ようこそ」
下半身が蛇のお姉さんも微笑みながら出迎えるね。
「あ、あのーフォルドさん、ここってどこなんですか」
アリーナはようやく口を開けると、そうフォルドに尋ねる。
「ああ、説明を忘れてたな、この店は俺が作った組織、奴隷獣人解放組織、名前は『スヴァボーダ』!!」
フォルドは酒場をアリーナに見えるように横によけこえを大きくそう叫びます。
「スヴァ………ボーダ?」
アリーナは首をかしげて疑問符を浮かべる。
「そう、ルテティア帝国の古い言葉で『自由』って意味を持っている、俺達はこの国で奴隷として虐げられてる獣人や貧民を助ける為、作られた………いや、集まった組織だな、うん」
フォルドはアリーナに簡単に説明を始めているね。
「ここは酒場フリーダム、こっちはクレイリアの古い言葉で意味はスヴァボーダと同じだ総勢、58名、内訳は人間35名、獣人23名だな」
フォルドはまだまだ説明を続けるね。
「いろんな奴等が集まってるぜ、元奴隷の貧民や獣人、クレイリアからの脱獄兵、ルテティアの元軍人、まぁ、なんだかんだ訳ありな奴等ばっかだけどな、ハッハッハ」
大きな笑いをあげながら、説明を終えると。
「フォルド、あんたは、またウチのドアを蹴破ったね、いい加減にしなさい」
怒鳴り声をあげながら、フォルドの方に歩いてきたのはバンダナを着けた、妙齢の女性だね。
ノースリーブのタンクトップにエプロンそしてホットパンツと挑発的なファッションだ。
「いやいや、いい加減あのドアも限界だったろ、この期に代えてみたら」
フォルドは詰め寄ってくる女性に対して必死の言い訳をするね。
「そんな金があるわけないだろ、このお馬鹿、仕方ないね、ネズミさっさとドア直しな」
女性はフォルドを叱った後、声をかけると天井からネズミの耳を持ったガリガリの男が表れドアの前に近づきてきぱきと直していきます。
「さすがはネズミ、便りになるぜ」
フォルドはネズミ男に対して、サムズアップをすると、ネズミ男はドアを直し終わった後振り向きサムズアップをして天井へと戻りました。
「はあ、まぁ、いいわ今度連れてきたのは、そこの犬のお嬢ちゃんね、よろしく私はフリーダムの店主アンナ、クレイリアの出身よ、それでならず者集団の集まりスヴァボーダのリーダーを務めてるわ、よろしく」
アンナと答えた女性は犬の少女へと右手を差し出す。
アリーナもおずおずと手を出して握手を交わす。
「リーダーはフォルドさんじゃないんですか」
アリーナは至極もっともな疑問を出す
「俺はリーダーって柄じゃねえよ、それにこの店はアンナの店だからな」
フォルドはケラケラ笑いながら答える。
「まぁ、この馬鹿に組織運営なんてできるわけないしね、作ったのはこいつだけど、管理は私の仕事って、わけさ」
少しため息をしながら、アンナさんは肩をすくめるね。
「さてと、アンナさん後は任せたぜ、さいならー」
フォルドは話が終わるとドアを開けるとそそくさとその場を去っていってしまうよ。
「フォルドさんって変な方です、私なんか助けてくれたんですよ」
アリーナは開いたままのドアを見ながらそう呟いてるね。
「ああ、変な奴だよ、なにせ『獣人と人間が笑い合える世界を作る』なんて、絵空事を素で言うんだからさ
アンナは苦笑いを浮かべて、次にこんな言葉を吐く。
「でも、私は絵空事を言う馬鹿、嫌いじゃないね、いつかアイツなら本当にしちゃうかもね」
ニヤリと口角をあげて笑ってから
「さぁ、アリーナちゃん、あなたにも仕事を手伝ってもらうわよ、まずは皿洗い」
そうして、犬の獣人は『悪役』となった青年とその仲間に救われ仲間になるのでした。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.11 )
- 日時: 2015/04/16 16:58
- 名前: HIRO (ID: 16oPA8.M)
やあ、神様だ、早速話を始めようか
時刻は進んで昼下がりの午後、フォルドは街の中央街をぶらぶらと歩いていたね。
手持ち無沙汰なのかつまらなそうな顔だ
中央街の商店街はいまだ賑やかなままだ、様々な人が歩いているね。
「平和だねぇ」
フォルドが暢気な口調でそう呟きながら歩いていると。
「愚民ごときが僕に逆らうのか、んん?」
一つの店が何やら詰め寄られております。
「僕はかの名家オンドール家の長男だぞ、こんなちんけな食べ物に金なんて払えないね」
オンドールと名乗る男は憤慨しながら店主を罵る。
「ですがオンドール様、こちらも商売なのですよ、お代をいただかないわけには」
店主の方は困り顔で対応をしているが、男は聞かぬ存ぜぬだね。
「よぉ、ジョンじゃないか、今日もお疲れさん、そっちのナイスガイは誰だい」
フォルドは争いを続ける男と店主の間に朗らかな笑みをたたえながら割って入ります。
「なんだ貴様、身なりからして、只の市井とは違うようだが」
男はいぶかしげにフォルドを見据えるね、まぁ、貴族の部屋着といっても粗末な作りなものでは無いだろう。
「ああ、俺はフィリドール家の次男坊でフォルドって言います、何やら知人の店が騒がしかったんで覗いたら、あんたがいたんだ」
淡々と自己紹介をするフォルド
「フィリドールの所の息子かシント=オンドールだ、早速だがこの店主にいってくれないか、こんな愚民が食べるような物に払う金は無いとね」
オンドールは苦々しい顔をしながら目の前の料理に目を向けます。
「オンドールさんの口には合わなかったのか、仕方ねえな、おいジョン俺の顔に免じて、許してくれねーか、な」
フォルドは手を合わせながら頭を下げると、店主はあわててフォルドに顔をあげさせると料理をタダにしてくれました。
「素直にそうすればよいものを、それではなフォルドとやら、また機会があればあいまみえることだろう」
オンドールはそそくさと去っていってしまうね。
「はぁ、自分勝手な貴族様なこって、商売の邪魔して悪かったな、ジョン、ほらこれ」
フォルドはポケットから金を取りだし、カウンターに置くね。
「あいつの分の料理の代金と俺の分ね」
フォルドがそう言うと、店主はありがとうございますと言った後、美味しそうな料理を出してくれるね、お腹が空いてきそうだ。
「フォルド、そう言えば聞きました、なんでもルテティアからクレイリアに、また奴隷が運ばれて来たんですってよ」
「またか、つまらねぇ、話だ、続きは」
「ああ、私も耳が痛いと思うよ、しかしその奴隷の中になんでも、狼の獣人がいるんだってよ」
「狼の獣人?今じゃ絶滅したとか噂になってる獣人が、そりゃ珍しいこって」
「だよなぁ、まぁ、只の噂じゃないかな、でも狼の獣人なんてフォルドの親父さんは好きそうだろう」
「ん、そだな、大金積んででも手に入れようとするな、アイツなら、ごっそさん、そんじゃ帰るわ、またな」
「おう、毎度あり、また来いよ、サービスしてやっかんな」
フォルドは店主のこしらえた料理を食べ終わると、家の方へと走り帰ってくね。
さてさてそろそろ、ものがたりは動きたそうとしている、次回を待ってくれたまへ。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.12 )
- 日時: 2015/05/13 19:29
- 名前: HIRO (ID: FLOPlHzm)
やぁみんなの神様だ早速続きといこうか。
フォルドは既に屋敷の自分のへやで外を眺めているね、既に空は赤く夕日が東へと落ちていってるね。
「今日も日はルテティアへと帰ってきた、そしてまたクレイリアからいずる、これ世界創世から続く世の理かな」
夕日を眺めながら一人呟くと。
「今日はポエマーだね、フォルド、何かあったのかい」
ドアを開けてトラブルが入ってきたね。
「ルテティアの冒険小説の一節だ太陽は二つの国に等しくあるものだってな、良い言葉だと思わないか」
フォルドはテーブルに置いてある古びた装丁の本を指さして言うね。
「シュトライトの大陸冒険記か、昔から好きだよね、まぁ、僕も嫌いではないけどね」
トラブルは本を見ながらフォルドに話してるね。
「夕飯が出来たのを知らせに来たんだった、服を着替えて、下に降りてきてよ、じゃあね」
トラブルは最後にそう言ってから部屋を後にしたね、数分してからフォルドも面倒そうに仕立ての良さそうな服を着て部屋を出るね。
場面は変わって大きなテーブルに豪勢な料理が並べられてるね、上座にはフォルドの父親がその右隣にデブ兄貴、向かい側にフォルドが座るね。
「フォルド、お前に婿入りの話があるのだが」
重そう口をデブ親父さんは開けるとフォルドに話しかけるね。
「俺にですか、珍しいな、どこの誰ですか」
フォルドは所作も礼儀もなってない食べ方をするのを中断して話を始めます。
「フォージット家のご息女だあそこは軍人の家系だからお前のような、血の気の多い奴を欲してるようだからな」
デブ親父が名前を出すとあからさまに怪訝な顔をフォルドは見せるね。
「軍人家計の女、はっ、んなの、スッパリお断りだね、俺はあんまり帝国軍人が好きじゃねえんだよ、偉いからって威張り散らしてよぉ」
グチグチと文句を垂れながら、食事を続けようとすると。
「父上に対してなんだその口は、それになんだその食べ方は、意地汚い」
デブ兄貴が今度はぶつくさと文句を垂れます、フォルドはうるせぇなと呟いただけでそれ以上は何も言いません。
「むむむ、しかし、それではのぅ、お前も今日で20じゃろうそろそろ身を固めんといかんじゃろ」
デブ親父は明らかに困っているね。
「俺の嫁は俺が決める、前々からいってっけど、そろそろ良いだろ、冒険者になってもさ」
「それだけはならん、あんな野蛮人どもの中にフィリドール家の名を持つものが入るなんて断じてならん」
フォルドが言った言葉は即座に反対意見により消えてしまった。
「はぁ、仕方ない、婿入りの話は他を探そう、それと別にお前らに珍しいものを見せてやろう、奴を連れてこい」
デブ親父こそう言うと、連れてこられたのは、鉄の檻に入れられた少女だね。
普通の少女が鉄の檻になんか入れられる訳が無い。その少女の頭には銀色の狼の耳が、おしりの辺りからは同じ色の尻尾が映えていました。
腰まであろう、長い髪の毛は艶やかだ
顔立ちは、少しつり目であるがそれ以外は一切の崩れのない美しきものだ
胸は控えめだが女性らしさが出ている
腰は細く、無駄な肉は一切ついていないだろう
足すらりと長くすくにでも折れてしまいそうだ
「ほほう、噂の狼の獣人ですね、父上、なかなか上物を連れてきたではないですか」
「ムッフッフ、そう思うじゃろう、今宵の夜伽の相手はこの美しき銀髪の獣人じゃ、そのうちお前さんにも貸してやろう」
ゲスイ、さすが腐ったデブ貴族、ゲスイ
そのなかでフォルドだけは檻に近づき少女に話しかけるね。
「よう、俺はフォルド、あんた、名前は」
少女のいる檻のまえ座る少女と同じ目線の高さになるようにしゃがむフォルド
「私のなまえ………セシリー私のなまえはセシリー…です」
少女は怯えながらもフォルドにそう答えるね。
「セシリーか歳は」
「15………です」
「出身は」
「ルテティアの北です」
その後もフォルドとセシリーは質問をしては返していくね。
「そうか、ありがとな、セシリーまた、喋ろうや」
フォルドはセシリーとの話を区切り席へと戻る。
「うん、また、おしゃべりしてね」
小さく微笑みながらセシリーは手を降っているね、フォルドも手をふりかえしているね、ここだけ見ればほのぼのだがセシリーほ檻の中だ。
「父上、彼女は聞いたところ、大人びた体格をしていますが15歳とのこと夜伽の相手にはいささか不相応かと思いますが」
フォルドはなれない敬語を使いデブ親父へと話を持ちかけます。
「なんじゃ、またフォルドは獣人をかばうのか、獣人など儂を満たすだけの存在じゃ年など関係ない、ほれ今宵の夕飯は終わりにするとしようかの」
デブ親父は席を立つと、階段を登り去っていってしまうね、セシリーもまた、一緒につれていかれてく。
「ふん、最近、お前は下町で遊んでばかりだから、獣人に情が湧いたのか、いいか、獣人は只の道具だ、それをわきまえろよ」
デブ兄貴もデブ親父と同じように食事の席をたってしまうね。
そのあとフォルドも席をたち自分の部屋へと戻ったね、そして何やら、準備をしているようだね。
「あのクソ親父も兄貴も解っちゃいねぇ、こんな家はもう沢山だ、出てってやる」
背嚢には、旅には必要そうな荷物や先ほどの本などが詰め込まれていきます。
「よし、準備完了だな、後は、この家で過ごす夜も最後だ、人暴れしてやるか」
フォルドはそう言うと背嚢を肩に背負うとベッドの横にある自分の背丈と同じくらいの棒を持ち出し、出店で買った狼のお面を着けて、部屋を出るのでした。
さてさて、フォルドはこのあとどうなるかな。
しかし、話すのもめんどくなってきたな。