コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】
日時: 2015/05/12 05:03
名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=17751

皆様、本日は遊びに来ていただいて、誠に御礼申しあげます。
私はHIRO、とあるしがない社会人。
この度は【複雑、ファジー】版で連載中の小説
【リーマン、異世界を駆ける】スピンオフを書く許可を頂き、書かせていただくことにしました。
主人公は私自身が投稿したオリキャラ。
貴族にしてヤンキーな青年フォルド
狼の獣人にして元奴隷の少女セシリー
破天荒にしてサル顔の青年サルベグサ
従者にして苦労人なトラブル
この四人の珍道中を書かせていただきます

それでは、皆様、よろしければ私の拙い文での、案内をお楽しみください。

『原作』【リーマン、異世界を駆ける】は上のURLから、どうぞ

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Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.13 )
日時: 2015/04/18 17:11
名前: HIRO (ID: gK3tU2qa)

やあ、神様だ話すのがダルいが続けよう

フォルドが旅装束に身を包んでいる頃、一人の青年が本を読んでるね。。
「はぁ、彼と出会ってから早いこと10年が経つのか、長い付き合いになったものだ」
その青年トラブルはフォルドの愛読書でもあるシュトライト冒険記を手にして呟く
「この本はいつ読んでも面白いな、シュトライトの言葉は心に響く物がある」
ページをめくりながら、誰でもない自分の感想を出していく。
「しかしシュトライトはフォルドに似ているな、無鉄砲で激情家、むちゃくちゃする奴だ、まぁフォルドと違って頭は良いし馬鹿ではないか、フフっ」
トラブルはシュトライトにフォルドを重ねると小さく吹き出します。
「誰が馬鹿だ、誰が、トラブル支度しろ家を出るぞ」
そんなトラブルの部屋へとノックもせずに入り込み、フォルドは要件だけを良い放つね。
「はぁ!?家を出るってそんな簡単にいくのかい!」
突然、言われた、その提案に驚き、トラブルは狼狽している。
「大丈夫だ寧ろ、派手に家出してやる、城門の前で待ってろよ、そんじゃ」
フォルドは短くそう言うとドアを閉めて去っていったね。
「なんなんだよ、一体、まぁ旅の準備を始めよう、こんなことを言えるようになったのも、フォルドの影響かもね、なんだかんだいって、親友だからな」
トラブルはクローゼットから肩掛けバッグを取り出すと、必要そうな荷物を一通り入れて部屋を出ていくのでした。
さてさて、トラブルと話が終わったフォルドは今度はデブ親父の部屋の前へと立ちます、部屋の中からは複数の女性の悲鳴や嬌声やらが聞こえてくるねぇ。
『い………や………めて』
小さく拒絶する言葉が聞こえてくるとフォルドは酒場や街で見せた快活な笑顔をする顔とは思えないほど強い憤怒を思わせる顔つきをしているね。
「あの野郎、ぶっ潰してやる、さぁ『悪役』の出番だぜ、イクゾ」
フォルドはそう呟いた後、額につけている狼のお面を着けてから、おもいっきり目の前のドアを蹴飛ばし吹き飛ばした、吹き飛んだドアはデブ親父の背中へとぶつかり仰け反ります。
「だ、誰じゃ、夜には儂の部屋へと来るなと言っといたじゃろう」
デブ親父は振り返り唾を飛ばして、叫び出す。
その姿はお楽しみの途中だったから裸だ、贅肉たぷたぷの汚ならしい体だ。
周りの床には気絶してしまった女性の獣人や奴隷が転がっている。
ベッドの上には怯えて動けない同じような獣人や奴隷がいる。
「通りすがりの誘拐犯だ、そこの狼少女を貰いにきた」
ゆっくりとデブ親父と近づくフォルドその顔はお面で隠されているけど声の端々に怒気を感じさせてるね。
「そこをどけ、でないと、潰す」
今度は確実に怒気を出し、凄むデブ親父もすっかり怯えてしまい、動けない。
その隙を付きベッドの上で涙をためる狼の少女を抱き抱える。
「もう大丈夫だ、さぁ、逃げるぞ」
ドアではなく窓を開けると、そこから抜け出そうとする。
「ままま、まてい、儂のコレクションを返さんか、儂はフィリドール家の家長、ハルド=フィリドールじゃぞ」
後ろからは、腰を抜かしながらデブ親父が怒声を投げるが
「知らねえなぁ」
フォルドは一切の無視だ。
「ききき、貴様ぁ、名はなんじゃ、取っ捕まえてやる!」
デブ親父は尚も良い放つ。
「俺かそうだなとりあえず『シュトライト二世』と名乗ろうか、じゃあな」
一言、デブ親父こにフォルドは投げると今度こそ窓から逃げ出し、夜の闇夜へと消えてしまいました。
「あの、フォルドさんだよね、その、ありがとう」
狼の少女はお面を着けたままでもフォルドの事を見破りお礼の声をかける。
「気にするな、俺は親父が嫌いだったから、その嫌がらせをしただけだ」
ぶっきらぼうにフォルドは返す
「そっか、でも助けられたのはホントだから、やっぱりありがとうだよ」
少女はお面を着けた『悪役』にもう一度お礼をする。
「ホントに気にすんなよ、とっ、そういや城門に友達待たせてんだ、カラス!来い」
フォルドが叫ぶと、暗闇の中から人と同じ大きさのカラスが飛んできた。
「こいつはセシリー、フリーダムまで連れていってくれ、セシリーカラスに乗らばお前を匿ってくれる、人がいるからカラスに乗ってそこまで行けるな」
前半を目の前カラスに後半を抱えているセシリーへと言う
「う、うんでもフォルドはどうするの」
不安げな顔を浮かべてフォルドに尋ねる。
「俺は町を出るよ、元々、家出が目的だからな、大丈夫、フリーダムの奴等は気の良いやつらばかりだから、セシリーも慣れるさ」
フォルドがお面をとり快活な笑顔をセシリーに向ける。
「フォルドと一緒じゃなくなるの、いや、私もフォルドと一緒にいく」
セシリーは首を大きく横にふり一層強くフォルドにしがみつきます。
「まいったな、仕方ねぇ、カラス命令変更、城門の前に俺の友達が待ってっから、そいつをフリーダムまで連れてこい、宜しく」
フォルドがカラスにそう命令すると、カラスは小さく頷き、城門の方へと飛び立ってく。
「しっかり捕まってろよ、セシリー、舌、噛むなよ」
フォルドは全力疾走をして屋根から屋根へと飛び写り酒場フリーダムへと向かっていった。

早く旅に出ろよだって、まぁ待て、次回に続く

Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.14 )
日時: 2015/04/19 15:36
名前: yesod (ID: ZKCYjob2)

ここでおひとつ。実はここの神様、9人兄弟の5番目です
神様8「派手に家でするじゃないか!」
神様3「ドゥンドゥンやろうぜ!」

いよいよセシリーさん救☆出ですね!
これから冒険の始まりかぁ

Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.15 )
日時: 2015/04/19 17:35
名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)

やぁ、神様だ何やら兄さんと弟が横でうるさい、まぁ気にしないでくれ 。

 フォルドはセシリーを抱えたまま、酒場フリーダムへと入るね、窓から。
 窓は大きな音をたてながら、割れてしまう、窓際の席に座る馬面の獣人と羊顔の獣人は突然の闖入者に驚いている。
「お、うまそうな、牛肉じゃん、いただきまーす」
当の本人はそしらぬ顔で片手でセシリーを抱えたまま、空いた片手でテーブルの上に置かれた料理を口に運び食べる。
「おいこら、このバカ、今日と言う今日は許さないよ」
店の奥から今にも角を生やしそうな鬼の形相で近づいてくる。
 アンナさんだ片手には包丁を持っている、刺殺エンド待ったなし
「まぁ、待てって、アンナさん、えっと、これだったかな、いよっと」
フォルドがポケットから何やら小袋を取りだし壊れた窓ガラスとその破片に蒔くと、たちまち窓ガラスはなおっていく、これにはアンナさんも目を見開き驚いている。
「さすが、クレイリアの魔法道具、再生の粉、壊れた物を瞬時に直してしまうか、あのドアにも振りかけてやるか、それっ」
フォルドは直った窓ガラスをみて驚き感嘆の声を出しながら、ボロボロのドアにも同じように振りかけると。
錆びていた金具や、朽ちかけた、ドアが新品同然の姿になったのだ。
「フォルド、もしかして、奪ってきたんだな、それ」
声がした方をフォルドが向くと、そこには頭に包帯を巻いた、トラブルが女の子のカラスの獣人に手当てを受けていました。
「全く、手癖の悪いことで、それにいきなり待ち合わせに大きなカラスが来て捕まったときはさすがの僕も驚いたよ、しかも着地に失敗して、下手したら骨折だったんだよ、全く」
トラブルはカラスに甲斐甲斐しくケガの手当てをされ、それが終わるとフォルドへの文句をぶつけます。
「まーまー過ぎたことじゃないか気にすんなよ、それよりも今はこっちのが重要だ」
そう言うと、傍らにセシリーを連れてくる。
「トラブル早速、旅の仲間が増えるぞ、狼の獣人のセシリーだ、ほれ、挨拶」
フォルドがセシリーの背中を押してトラブルと対面させる、セシリーは縮こまりながらも、挨拶をする。
「フォルド、またお前はこんな事を大丈夫なのか、ハルド様が騒ぐんじゃないか」
額にてをお気、困った表情を見せる。
「だーいじょーぶだって、あー、こんなとこに、いちまいのけいやくしょがー………ていっ」
ポケットから今度は一枚の紙を取り出したね、奴隷の契約書だあのデブ親父の名前が書かれている。
するとフォルドは何も躊躇せずにまっぷたつに破いてしまいます。
「既に腕輪は破壊済みこれでセシリーは自由だ、いいだろ」
にやにやと悪い笑みを浮かべながら、トラブルに話しかける。
「はあ、旅をするって言ったフォルドが良いなら、それで良いけど、セシリーさん、ホントに平気、無理してない、こいつバカだよ、言わされてるんじゃないの」
「おいこらトラブル」
トラブルはセシリーに向き直ると、心配そうに声をかける、途中フォルドの事を言うとフォルドに小突かれているね。
「だい…じょぶ…わたし…フォルド…に…付いていきたい…だから………お願いします」
セシリーはポツポツとたどたどしいながらも、そう答えました。
「よっしゃ、きまりだな、よろしくな、セシリー、そうと決まれば、おい、カニそれとウサギ、カニはセシリーの髪を切ってやれ、こんな長いんじゃ、動きずれぇからな、ウサギはアンナに言って動きやすそうな服見繕ってこい、ヒラヒラしたワンピースは不味い」
「まかせなさーいフォルドちゃん、さぁ、セシリーちゃん、きれいにしたげるからね」
「あいよー、ちょびっと待ってるのだー」
オカマっぽい、いやまんまオカマ口調のカニの獣人がセシリーを席につかせると両手で器用にハサミを使い、適度な長さに切り揃えるね、大体肩くらいの長さかな。
「あいよー、服が準備できたのだ、セシリーはこっちなのだー」
まんま二足歩行のウサギはセシリーを奥へと連れ去っていく、そして数分後、セシリーは動きやすそうで、可愛さを損なわない、洒落た服を来て、ウエストバックを腰につけていました。
「うんうん、私の次に可愛いのだ」
ウサギは胸を反らし自慢をする、セシリーはウサギの頭を撫でてお礼を返している。
「さてと、準備はできたな、トラブル!セシリー!行くぜ!俺たちの冒険を始めよう!」
意気揚々と声をあげ、フォルドは大きな音をたてて酒場フリーダムのドアを開け放ち、駆け走っていく出ていく
同じように走り出したのはセシリー
「あ、フォルド待って、みんな、ありがと、いってきます」
少し振り替えり酒場のひのに声をかけると、酒場の人達は手を振って見送ってくれる、セシリーはそれに小さく手を振り替えし、フォルドの後を追っていった。
「おい、静かにしないと衛兵に見つかるぞ、すいません、お騒がせしました」
後ろからはやれやれと肩をすくめながらついていくのはトラブル、出る前に一度振り返り一礼する、アンナや多くの人間が肩をすくめながらも見送って行った。

彼らの冒険は多くの人々の眠る暗闇の中、ひっそりと裏路地に建てられた、自由を愛する、小さな酒場から騒がしくそれでいて静かに始まるのでした。

第一章【ヤンキー、家出をする】終

See you next time



Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.16 )
日時: 2015/04/20 23:33
名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)

オッス、オラ、神様、
仲間のトラブルとセシリーを連れて、家を飛び出して、冒険を始めたフォルド
フォルド達がが付いた始めての町は、ルテティアの大きな歓楽街であり初心者冒険者や旅人が集まる始まりの街オラクル。
右を向いても、左を向いても始めてだらけでセシリーもフォルドも興奮しっぱなしだ。
そんな表向きは豪奢で華美にして綺麗な街、オラクルでも裏の顔があったのだった。
フォルド達は裏の顔を暴こうとする、人間の癖にやけに獣人の肩を持つ男を仲間に加えて。
再び『悪役』になることになるのだった。

次回【ヤンキー、異世界を巡る】

第2章【ヤンキーと始まりの街オラクル】

次章もはっきしいって、おもしろかっこいいぜ!

Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.17 )
日時: 2015/04/20 23:16
名前: yesod (ID: ZKCYjob2)

2章予告ありがとうございます!
実はサルサの登場を心待ちにしております
セージたちに極芸を披露するシーンを書きたいのでw

ところで一個質問です
人間に危害を加える獣人のテロ集団が相手なら、
フォルドさんキレますか?
(私の中では、共生を望んでいるから、キレそうな気がするんですが・・・)


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