ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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泡沫姫—うたかたひめ—
日時: 2008/11/09 16:32
名前: ころな (ID: Mgo.shQL)

ダーク初進出ですっ!!

めっちゃ不安なんで、応援よろしくお願いしますっ


ここでは、愛と呪いと殺戮が交錯する、どろどろ系をいきたいと思います。


だめな方は、ダッシュで逃げ→

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Re: 泡沫姫—うたかたひめ— ( No.47 )
日時: 2010/02/20 14:42
名前: ころな (ID: NQa2PI2Y)

長い長ーいティータイムでした(笑)


________
つづき




最小限・・・といっても、程がある。


「すみません。何を・・・ですか?」

ラドッセは、小さく咳ばらいをし、一度目を伏せて、

窓のほうに視線をやった。

「あの日、湖の方へ行ったそうだな」

「は、ええ。装飾船に乗りに」

「だが、ベクシエーラ嬢は行かなかった」

「ええ、そうです。・・なぜそれを?」

知っているのだろうと思った。

ラドッセは、いつも人並み以上の勘が働く。昔、なぜ

そんなに勘がいいのかと聞いたら、勘ではない、確信

が持てるだけだ、と言っていた。

「確信があるからだ」

「はあ・・」

「あの娘・・・、ベクシエーラ嬢は、シャクの鱗粉に

侵されている」

シャクの鱗紛・・・・・?


魔術関係の何かだろうか。ジャブーアからも、黒魔術

の類は勉強しておいた方が役に立つといわれてから、

しぶしぶ占い魔法の本を頭に叩きこんでいたが、アル

としては、興味があるものではなかった。

だが、鱗紛というフレーズは目にしたことがあるかも

しれない。"シャク"が前に付いていたというのも、確

かではないが、思い出せる。

「勉強不足で・・、定かではありませんが、確か、湖

や、大瓶、井戸などの、水のほとりに住む妖精でした

よね」

「ああ、そしてとても厄介だ」


でも、シャクは太古の昔に大量出現した、流行り病の

ようなもので、今、そのことが載っている文献さえも

数少ないはずだ。

そんな化石妖精が、ベクと何か関係でもあるというの

か。


「勉強は怠るんじゃないぞ」





調べ物が増えた。

資料倉庫に戻って、探さなければ。




Re: 泡沫姫—うたかたひめ— ( No.48 )
日時: 2010/03/28 14:41
名前: ころな (ID: NQa2PI2Y)


(笑)

あんまりほっとくとまた消えちゃいそうだから、小まめに見とかないと・・・

Re: 泡沫姫—うたかたひめ— ( No.49 )
日時: 2010/03/31 13:25
名前: 柚木 ◆weHXHV.lMc (ID: EDXcI6jL)

どうも、小説鑑定屋です^^鑑定が遅くなりまして申し訳ございません…それはさておき、この小説は読んでいてとても共感できることがありますね。ベクシエーラ!頑張って!とつい、心でいってました^^:

気が付けば口にもだしていたほどですね、おっと鑑定をわすれていましたね。そうですね、まず基本点をなおしていきましょう

基本点とは?基本点とは3点リーダーのことですね^^

……←これが基本の3点リーダーです

沈黙系だと…

…………←これが沈黙系です

沈黙系とは、例えば場が静かになってこちらが会話するとき『…』だけを使う場合、…………のほうがいいですね。そこからどのように工夫するかは作者の自由です^^

それとですね、1行あけすぎてて文と文の構成がうまくできてません。ですから文は最後までつなげることが大事ですよ。

例えば・・・

あの娘・・・、ベクシエーラ嬢は、シャクの鱗粉に

侵されている」

の場合、文が途中で途切れている事がわかりますね。その場合は大事な部分はちゃんとつなげたほうがいいですね

あの娘・・・、ベクシエーラ嬢は、シャクの鱗粉に侵されている

↑のほうがいいとおもいますね^^そして1話とかわかりやすく文のはじめにかくとわかりやすくていいとおもいますよ

>>0にも更新記録などをかいたらわかりやすくよみやすいとおもいます^^その辺を気遣って書けばもっといい小説になるとおもいます


共感できる小説があるからこそ、いいとおもいます


以上小説鑑定でした^^今度は鑑定士としてではなく読者としていきますね^^

Re: 泡沫姫—うたかたひめ— ( No.50 )
日時: 2010/07/15 15:56
名前: ころな (ID: NQa2PI2Y)


柚木様、ありがとうございます!!

改善点が明確に分かって助かりました^^

>>0は、ロックキーをかけるのを忘れてしまって、修正できなくなっちゃったんです。
>>1に載せようと思います。


高校に入り、チョおおおおおおおいそがしくなりました。聞イテナイヨーーーーー!!!!

気がつけば、夏休み。wwww

ごたごた言ってないで続きうpしますごめんなさ(泣


Re: 泡沫姫—うたかたひめ— ( No.51 )
日時: 2010/07/15 23:25
名前: ころな (ID: NQa2PI2Y)

ちちんぷいぷい見てた。


続き。。。。。


乗馬のレッスンから帰ってくると、応接間のほうからにぎやかな声が聞こえてきた。
お客だろうか。


「ああ、ベクシェお嬢様。アルデローニ様がお見えになられていますよ」

「やあ、ベクシェ!元気そうでなによりですっ」

そこには、久しぶりに見るアルの姿があった。ちゃんと髪を整えているからなのか、
とても泥まみれだった青年だったとは思えない。挨拶もそこそこに、ベクシェはアルへ駆け寄った。

「まあアル、見違えたわ。あなたアルよね?すごく…、なんというか…」

「ハンサム?」

「…そ、そうじゃなくてっ!」

まさにその通りであった。
こういうとき、どう言えばいいのかわからない。誉めたいのに、なぜか違う言葉がでてきてしまう。

「背…、が伸びたのかしら」

「背?前とあまり変わらないよ。」

いろいろと言葉を探してみたが、結局自分の思っていることは伝わっていないようだった。

アルが分からなかったのではない。言えなかったのだ。



「今日はどうして?」

昼までまだ時間があるということで、中庭のハーブ園で過ごすことになった。

「今度アーレンス家でパーティがあるだろ?僕もそのパーティに参加することになったんだ」

「うれしい!そのパーティにはわたしも参加するのよ」

「それを聞いて僕も出たいと思ったんだ。今日は、その報告も兼ねて、先生…いや、ラドッセの研究資料を届けにきたのさ」

アーレンス家でのパーティは今週末開かれる。本当に突然決まったことらしい。
アルが来ればとても楽しくなりそうだ。

「そうだわ!アルに紹介したい人がいるの。この前のパーティで知り合った子よ」

「それはたのしみだね。ぼくはどうやら友人を作るのが下手みたいなんだ」

「あら。わたしでは不満だったかしら?それにわたしも全然なのよ。それがね………」





オーディンとの出会いを話していると時間が来たようだ。

厨房から、なにやらおいしそうな匂いが漂ってきたので、寄り道することにした。

手紙を届けに来た郵便屋に元気よく挨拶をした。

ドレスは何がいいだろう。靴は………。






「やだ」
「なによ、どうかしたの?」
「ベクシェ様ったら、すごいふわふわしてたわ」
「ふわふわ?」
「そうよ。まるで………、まるで春の日の蝶…!」
「まあ。それって」
「それって?」



メイドたちは新しいモノに敏感だ。

若いのだ。








新芽が開くには、寒すぎる。


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