ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- doll-殺戮人形-完結しました☆
- 日時: 2010/06/06 10:39
- 名前: りん (ID: 1EEKYNv1)
初めまして★
りんと言います♪
小説を書くのは初めてなんですが頑張って分かりやすく、面白い小説になるようにしますので
よろしくお願いします^^
どんどんコメしちゃってくださいね(^0^)/
では始まり始まり〜^^
↓↓
宮坂唯
15歳
成績優秀で絶世の美女。
doll(ドール)
感情がなく、ただ無表情で殺戮を
繰り返す世界№1の殺し屋。
表と裏...光と闇で暮らす正反対な2人は
同一人物だった...。
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- Re: doll-殺戮人形- ( No.58 )
- 日時: 2010/05/24 18:55
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
唯目線
いよいよ始まる・・・。
「ねぇ、唯。私よく分かんないんだけど・・・」
そっか・・・柚季には説明してないんだった。
「えっとね・・・簡潔に話すと龍と黒椿の総長が喧嘩するの」
「黒椿って・・・全国№1の暴走族の?」
「うん。同じ学校で同じクラスなの」
「へぇ〜」
「ハハ」
「何がおかしい・・・?」
急に笑い出した龍を睨みながら聞く総長。
「いや? 仲間の前で総長ともある奴がボロボロにされてる総長さんのことを
想像したらつい・・・フフ・・・ハハハ!! やべぇ」
「お前・・・いい加減にしろ」
もう勝負は始まってる・・・こんな簡単に挑発に乗るなんて負けたも同然よ。
「だってお前、唯に迫られただけであんなになってたじゃんか。
そんなんで仲間とか守るとか言ってんなよ・・・ハハ」
「てめぇ・・・ぶっ殺してやる!!」
「そんなつまんねぇ殺気出されてもなぁ・・・まぁいっか。おい、選ばせてやる。
まずは力だ。10〜30%のどれがいい?」
「はぁ? お前ふざけてんの?」
何故か外野のクール男が龍に口出しした。
「反応なしか・・・じゃぁ次は殺気。これも10〜30%あるけどどれがいい?」
「何意味分かんねぇこと言ってんだよ!!」
今度はチャラ男が口出しした。
「また無視かよ・・・まぁいっか」
「てめぇ!! 人の話聞いてんのか!!」
無視されたのにイラついたのかチャラ男が龍に殴りかかろうとする。
「やめろ、和也」
そんなチャラ男を止めたのは総長だった。
「こいつは・・・俺がやる」
「・・・チッ」
チャラ男は舌打ちをするとさわやか君とクール男のところに戻っていった。
「・・・黒椿の人って・・・馬鹿だね」
柚季が呆れたように呟いた。
「そうだね」
私は柚季にしか聞こえない声で返事をした。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.59 )
- 日時: 2010/05/25 11:04
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
ゼリーさん
そりゃそうですよねぇ(ニヤ
佐々木直人くんはどうなるんでしょうね・・・フフ
- Re: doll-殺戮人形- ( No.60 )
- 日時: 2010/05/25 12:21
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
龍目線
やっほww!!
みんなご存知の通り龍だぜぇww!!
いやぁ〜さっきに急に黒椿の総長に喧嘩しよーぜって言われたから屋上に
来たわけなんだけどよぉ・・・。
正直たりぃんだよぉ・・・。
でも唯もいるしなぁ、いいとこ見せてぇけどな・・・。
「じゃぁ殺気も力も20%にしといてやるよ」
それくらいがフェアだろ?
「フッ・・・勝手にしろ。後で後悔するなよ・・・」
お?
意外と素直か・・・?
それにしてもこいつを見てるとムカムカしてくる・・・。
仲間とか愛とか友達とか・・・俺はこういう奇麗事は大嫌いだ。
それにこいつは自分が強いって美化しすぎている。
まぁ簡単に言ったら自意識過剰だなwww!!
え・・・・・・?
早く始めろって?
はいはい、分かったよ。
「じゃ先手はお前に譲ってやる。どこからでもおいで? 僕?」
ギャハハハ!!
やべぇ、超ウケるんだけどw。
「キャハハッ! 龍ウケる」
亜綾も爆笑。
え?
ツボが浅いって・・・?
確かに俺と亜綾以外は笑ってないけどよ・・・。
まぁいっか・・・て、総長かかって来てんじゃねぇか!!
すっかり存在わすれてぜ・・・。
俺は総長をさっと避けて言ってやった。
「お前は俺の体にも顔にも傷つけることなんてできないよ♪」
・・・ってかこのセリフ、俺の大好きなアニメの誰かが言ってたような・・・。
「ふざけんなっ」
おぉ・・・怖い怖いww。
てか・・・
「遅いし無駄な動きが多いんだよ」
そういって俺は総長の腹に蹴りを入れた。
「う゛・・・」
総長が腹を抱えようとしたとき、俺は総長の顔に膝蹴りww。
両手はポケットの中。
足だけで勝てんじゃねww?
総長はそれでも立ち上がろうとするからその手を踏んづけてグリグリしてやった。
「う・・・あああぁぁあああぁ!!」
はい、総長さん叫んでます、笑。
総長は俺の足首をもう片方の手で掴んできた。
邪魔だな・・・。
俺はそれを蹴り飛ばして背中を踏んだり蹴ったりした。
「・・・うっ・・・あっ・・・・・・ぐぅ」
ハハハハ!!
最高だよ・・・実は俺、Sなんだよね〜って見て分かった?
そうしてる間に総長は気を失っていた。
顔は血だらけ、背中もボロボロ、手も多分折れただろうな・・・。
「龍!! さすがだね♪」
亜綾が一番に飛んできた。
「まぁな。って言っても20%だけどな」
「さすがね・・・龍」
次は唯と柚季とかいう女・・・。
「さすが世界№2だね」
柚季はニコッと微笑んだ。
うん、唯のほうが可w(殴
はい。
すいません・・・。
後ろを振り向くと幹部の3人は総長の周りにいた。
「龍・・・行きましょ」
唯の言葉で俺らは屋上をあとにした。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.61 )
- 日時: 2010/05/26 19:45
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: fsJkEbcb)
唯目線
「龍、さっきのはやりすぎよ」
「え〜? 結構よかったのにぃ」
私が言うとすぐ亜綾が反応した。
「そうだよぉ!!」
なぜか柚季まで・・・。
そんなキャラだったかしら・・・?
「え〜? やりすぎてたか? 殺してないしいいじゃん!!」
龍なんてあんなにしたのに反省の色なんて見えない。
むしろ満足感を得ている。
「はぁ・・・」
私は誰にも聞こえないようなため息を吐いた。
「えっと・・・そういえば柚季ちゃんに自己紹介してなかったよな。
俺は龍。龍でいいよ」
「柚季だよ。よろしくね。柚季でいいよ。確か、唯の彼氏だったよね」
柚季はニッコリ笑った。
「柚季って実物の方が可愛いよね」
亜綾が私に言った。
「そうだね」
確かに写真写りはあんまりよくない・・・。
モデル並のスタイル。
ピンクメッシュがはいったミルクティ色のふわ巻きロング。
もとからパッチリな目をメイクとカラコンで更に大きくしている。
肌は綺麗に透き通ったマット肌。
身長は私と同じくらいだから・・・160くらいね。
・・・つまり、『完璧』。
「亜綾と唯の方が可愛いよ」
私の考えてることが分かった柚季が私に言ってきた。
私が柚季を見ると柚季はニコッと微笑んだ。
柚季は最近本気で笑っていない。
感情がほとんどない、と思う。
きっとアジトで特別な訓練をしているのだろう・・・。
私、亜綾、龍は感情をコントロールできている。
仕事とプライベートは分けるように教えられたからね。
でも柚季のアジトのボスはそこまでの技術はないのだろう・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.62 )
- 日時: 2010/05/28 22:09
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: fsJkEbcb)
「唯・・・? なんか今日ずっと上の空だよ?」
柚季がまた顔を覗き込んだ(本日3回目)。
「あ・・・ごめん。ねぇ、柚季」
「なぁに?」
「えっと・・・作り笑いなんていらないよ? 確かに見破りにくいけど、私が分かんない
訳ないじゃない・・・小さい頃から一緒だったんだから」
柚季も亜綾も龍もポカンとしている。
柚季はまさかバレルと思ってなかったのだろう・・・・・・。
亜綾と龍は気付いてなかったらしい。
亜綾(死蝶)と龍(金龍)を騙せるなんて・・・さすが柚季(紅姫)ね・・・。
「・・・さすが唯だね。亜綾にも龍にも気付かれてなかったから油断してたわ。
でも・・・私、感情があんまりないの。笑うことなんて・・・なにが面白くて
笑っているのかも分かんない・・・・・・」
「ならマスターに教えてもらおうよ。あたし達のアジトに移転しなよ。
絶対その方がいいよ」
「えっ・・・?」
確かに・・・マスターに言われたことをしていれば柚季なら1週間でもとに
戻ることができる。
なぜなら、柚季は私の前で本気で泣いたから・・・。
それはまだ感情が残っている印・・・。
「うん・・・ありがとう、でも・・・
アジトには行かない」
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