ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- doll-殺戮人形-完結しました☆
- 日時: 2010/06/06 10:39
- 名前: りん (ID: 1EEKYNv1)
初めまして★
りんと言います♪
小説を書くのは初めてなんですが頑張って分かりやすく、面白い小説になるようにしますので
よろしくお願いします^^
どんどんコメしちゃってくださいね(^0^)/
では始まり始まり〜^^
↓↓
宮坂唯
15歳
成績優秀で絶世の美女。
doll(ドール)
感情がなく、ただ無表情で殺戮を
繰り返す世界№1の殺し屋。
表と裏...光と闇で暮らす正反対な2人は
同一人物だった...。
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- Re: doll-殺戮人形- ( No.33 )
- 日時: 2010/05/09 10:28
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
私とターゲットはある部屋に入った。
目の前にはターゲット。
フフフ・・・
こんな絶好のチャンス誰が逃すもんですか・・・?
私はドレスの中に隠し持っていた銃を取り出し、ターゲットの後頭部に突きつけた。
「初めまして。中川慶介さん? dollです。永遠の眠
りに・・・おやすみなさい」
バンッ!!
私は言いたいだけ言うとすぐにターゲットの頭を打っ
た。
ターゲットはそのまま倒れた。
私は龍に電話する。
[もしもし。金龍です]
[私よ。仕事がすんだわ。迎えに来て]
[かしこまりました]
私は電話を切った。
こんなに簡潔に済ましたのには訳がある・・・。
「一週間? いや、2週間かしら? ・・・久しぶりね
柚季・・・
いいえ。紅姫さん?」
私の後ろにはいつの間にか紅姫、柚季が立っていた。
「そうね・・・唯。まさかあなたが世界№1の殺し屋、
dollだったなんてね・・・」
柚季は落ち着いた声で言った。
「私を殺さないの?」
「フフ・・・まさか。いくら殺し屋でも仕事が失敗した
としても友達を
殺すなんて考えられないわ? こっち向いて?」
私は柚季の声に従って振り返った。
−本当は気づいていた・・・
「dollさん? 今は友達なんかじゃないわ? 殺し屋同士よ? それに私は依頼を
受けたのにあなたのおかげで失敗した。これは殺しても仕方ないわよね?・・・」
柚季は私に銃を向けて立っていた・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.34 )
- 日時: 2010/05/09 10:30
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
「そう・・・確かに私はあなたの仕事を邪魔するだけでなく、依頼者を殺した。
でも私も同じ殺し屋として依頼を受けただけ
よ・・・。」
柚季はまだ銃を突きつけている。
私は目を閉じた。
「・・・でもそこまで言うなら仕方ないわね・・・。殺しなさい」
「・・・っ!!」
「私にはあなたを殺す勇気がない・・・。あなたはすごい殺し屋になるわ。
だって私に気づかれないでこんなに近くまで来れたのよ?・・・さようなら」
もう終わりか・・・。
さっきまでの覚悟はどうしたのかしら・・・私ったら。
家族を殺してもなんとも思わなかったのにたかが幼馴染1人殺せないなんて・・・。
「・・・っできない」
柚季がか細い声で呟いた。
そっと目を開けるとその目には涙がたまっていた。
私は目の前で泣いている柚季を見つめていた。
「あたしにっ・・・dollを・・・唯を殺すことなんてできないっ・・・」
柚季は銃を床に落とし、その場に腰を抜かして泣きじゃくった。
「柚季・・・」
私は柚季に手を差し伸べようとしたそのとき・・・。
ブーブー・・・
仕事用の携帯が鳴った。
龍だ。
[もしもし]
[doll様、お迎えにあがりました]
[分かった。今行くわ]
私は携帯を閉じると泣いている柚季に言った。
「柚季・・・あなたのアジトはどこ? 送るわ」
柚季は「ありがとう」と言っただけだった。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.35 )
- 日時: 2010/05/09 10:31
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
「金龍・・・おまたせ」
「doll、遅い・・・って、え? そいつ・・・」
龍は柚季の顔を見て唖然としていた。
そりゃ、そうだろう。
だってターゲットが雇った殺し屋がここにいるんだから・・・。
「あぁ・・・柚季のこと? 写真見たときから分かってたんだけど、この子、私の幼馴染」
「マジかよ・・・」
「柚季をアジトに送るわ」
「・・・分かった」
龍はまだ納得できてないようだがそんなのはどうでもいい。
私は柚季にアジトを聞き、龍に連れて行ってもらった。
「わざわざありがとう・・・唯」
「いいのよ、そんなこと」
「本当にありがとう・・・また連絡するね?」
「分かった。また遊ぼう」
「うん」
柚季はニコッと微笑んでアジトに入っていった・・・。
それにしてもなんで殺し屋なんかになっちゃったんだ
ろうか・・・?
まぁいつでも聞くタイミングはある・・・。
今度聞こう。
私は龍と一緒にマスターのもとへ向かった。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.36 )
- 日時: 2010/05/09 10:32
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
「マスター、今日の仕事終了しました」
「そうか。向こうは殺し屋を雇っていたらしいね。
どうだった?」
「全国№1の紅姫でしたが、柚季でした」
「柚季・・・か。あの子も同業者だったなんてね」
マスターは柚季と顔見知りだ。
一度、会わせたことがある。
マスターは柚季が気にいっていた。
「すいません。殺せませんでした」
「あたりまえだよ。あの子がdollを殺すことができないように、dollにも殺すことができないからね」
確かにマスターの言うとおりだ。
私と柚季は小さいころから仲がよかったからね。
「では失礼します」
私は龍の車で家に帰っている。
龍が送ってくれるらしいわ・・・。
「そういえばマスター、怒んなかった?」
思い出したように龍が聞いてきた。
「えぇ。大丈夫よ? マスターと柚季は顔見知りだし、マスターは柚季を気に入ってるから」
「そうか・・・亜綾にも報告しないとな」
「そんなの明日でいいわよ。今頃仕事だし」
「そうだな」
龍はニコッと微笑んだ。
時間は早い・・・。
あっという間に過ぎていく。
いつの間にかもう家の前・・・。
「送ってくれてありがとう。じゃ、また明日」
「おう」
私は、龍の車が遠くなるまで見送った。
その時、プライベート用の携帯が鳴った。
相手は・・・柚季。
私は恐る恐る電話にでる。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.37 )
- 日時: 2010/05/09 09:43
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: U7zErvcm)
[もしもし・・・?]
私は電話に出た。
[唯・・・?]
[・・・柚季? どうしたの?]
[やっぱり唯には話しておきたいの。今時間空いて
る?]
話しておきたいこと・・・?
[うん。空いてるよ?]
[じゃぁ今から唯の家行きたいんだけど]
柚季は私の家を知らない。
もしこんな大きなビルの最上階に住んでいるのを知られたら怪しまれると思って
いつも近くのコンビニでバイバイしてた。
でももう私が殺し屋という事実を知っている。
柚季も殺し屋だし・・・
[分かった。じゃぁいつもバイバイしてるコンビにの前に来て]
[分かった]
私は電話を切った。
そしてすぐにコンビニに向かった。
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