ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- doll-殺戮人形-完結しました☆
- 日時: 2010/06/06 10:39
- 名前: りん (ID: 1EEKYNv1)
初めまして★
りんと言います♪
小説を書くのは初めてなんですが頑張って分かりやすく、面白い小説になるようにしますので
よろしくお願いします^^
どんどんコメしちゃってくださいね(^0^)/
では始まり始まり〜^^
↓↓
宮坂唯
15歳
成績優秀で絶世の美女。
doll(ドール)
感情がなく、ただ無表情で殺戮を
繰り返す世界№1の殺し屋。
表と裏...光と闇で暮らす正反対な2人は
同一人物だった...。
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- Re: doll-殺戮人形- ( No.28 )
- 日時: 2010/05/09 10:18
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
黒椿
「おっ・・・おい!!嘘だろ?」
チャラ男が焦った口調で言う。
「嘘じゃない。本当だ。お前らが俺を仲間と思ってい
ないと覚悟したとき分かったんだ。
・・・今まで迷惑をかけてすまなかった。
もう黒椿の総長は終わりだ。代わりにお前らの誰かがやれ」
分かりやすくはっきりと答える総長。
何も言い返せない幹部3人。
総長は一度深呼吸をしてきっぱり言った。
「俺は6代目黒椿総長を引退する。今までありがとう。他のメンバーにも知らせたい。
最後の集会を開く」
「・・・・・・」
その場が静寂に包まれた。
「早く連絡しろ」
冷たく言う総長。
チャラ男が携帯をだして電話をかけようとしたとき、
「嫌だ。黒椿の総長はお前しかいない」
さわやか君が止めに入った。
唯目線
ブー・・・ブー・・・
ボーっとしていると仕事用の携帯のバイブが鳴った。
相手はもちろんマスター。
[もしもし]
[doll?こんな時間に悪いけど仕事だ]
[こんな早くにですか?]
[あぁ。相手は○◎企業の社長。殺し屋を雇って罪のない人たちを暗殺しているらしい]
[わかりました]
[今日の5時からパーティがあるから出席するように通してある]
[はい。ではもう少ししたら帰ります]
あっちも殺し屋とかでガードを高めてる可能性があるわね・・・。
とりあえず調べなきゃ・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.29 )
- 日時: 2010/05/09 10:23
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
私は電話を切るとすぐにノートパソコンを開いて情報
を収集するためにハッキングをした。
企業の社長は中川慶介。
年は57歳で、女好き。
最近はホステスやキャバ嬢に結構貢いでいるらしい。
何か買ってもらおうかしら・・・なんてね。
お金には困ってないのよ・・・?
「唯・・・? どう?」
亜綾が横からパソコンを覗き込みながら言った。
「情報はまぁまぁかな? でも殺し屋についてはガードが堅い・・・」
すると龍が「貸せ」とパソコンを奪い取った。
そして2分くらいした後、「ほれ」とパソコンを返してきた。
龍はハッキングのスペシャリスト(自称、でも本当にすごい)でマスターでさえもお手上げの状態。
彼にハッキングできないものはないのか・・・?
殺し屋については日記に書いてあった。
どうやら社長はパソコンに厳重なロックをかけ、プライベートや仕事についての日記を
書いているみたいだ。
‘最近、腕のいい殺し屋を雇った。dollや死蝶も美しいと聞くが
私はもっと綺麗な殺し屋を雇いたくて顔が知られてる全国レベルの殺し屋を見た。その中に一際綺麗な女がいた。
彼女のコードネームは紅姫。全国№1の美しい殺し屋だ。私のそばに置いときたいほど・・・’
相手は全国№1か・・・。
楽勝じゃない・・・。
「なになに〜? 全国№1の紅姫? どんな子?」
私は紅姫について検索した。
するとあっけなく顔写真を入手できた。
私たちはその写真をみた・・・。
「えっ・・・?」
私は固まった。
「明らかに唯の方が可愛いじゃん」
「俺も賛成」
亜綾と龍がそんなことを隣で言っている気もするが、そんなの私の耳には入っていない。
ただ「なんで・・・?」という感情しか出てこない。
どうしてあんたが殺し屋に・・・?
柚季・・・?
柚季というのは私の幼馴染の女の子だ。
彼女は幼いながらも正義感の強い子で、マスターのと
ころへ行った後も
手紙でやり取りをしたり隠れて会ったりしていた。
今でもたまに連絡を取り合ったり遊んだりしている。
最近会ったときも相変わらずで正義感も強かった。
そんな柚季がなんで・・・?
私に柚季を殺す勇気がある・・・?
でもむこうがもしその気なら私は受けてたとう・・・。
大好きな柚季・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.30 )
- 日時: 2010/05/09 10:24
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
私はすぐに家に帰り、クローゼットの中に入った。
中にはドレス、浴衣、着物、スカート、ショーパン、コート、キャミソールTシャツなどが
分かれてハンガーにかけてある。
私は結構几帳面でちゃんとしてないと気がすまない。
亜綾には「潔癖症!!」って言われるけど・・・。
私はその中からドレスがかけてあるところに行った。
長いか短いか・・・。
確かターゲットは女好き。
私は短いのに決めた。
時間は4時半−・・・
もう行かなくちゃ・・・
会えるかしら・・・?
柚季−・・・
- Re: doll-殺戮人形- ( No.31 )
- 日時: 2010/05/09 10:25
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
家から出るとあらかじめマスターが用意してくれていた高級車と運転手が待っていた。
しかも運転手は・・・
「やっほ〜!!唯」
「金龍・・・今は仕事中よ?コードネームで呼びなさい」
金龍こと龍だ。
金龍は龍のコードネーム。
「はいはい。・・・doll様、お待ちしておりました。時
間がないので急いでください」
「分かったわ」
今の私たちは‘唯と龍’でも‘彼氏と彼女’でもないわ。
‘dollと金龍’・・・。
私はそのまま車に乗った。
龍はなぜか車を運転できる。
私たちはパーティに向かった。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.32 )
- 日時: 2010/05/09 10:27
- 名前: りん (ID: U7zErvcm)
「まだ始まってないみたいね・・・」
「そうみたいですね。名前はどうします?」
「そうね・・・ホノカでいいわ」
「分かりました」
龍は会場の出入り口の前まで車を走らせた。
ちなみに今日の私の格好はメイクを少しきつめにしてマキシより少し短めの可愛らしいドレス、
靴はハイヒールを履いてスレンダーに。
ドレスの中には銃が隠されている。
髪は夜の嬢、キャバ嬢まではいかないけど結構盛って若い印象を与える。
龍は運転席から出て私の前まで来ると、本物の執事とか運転手みたいに丁寧にドアを開けた。
「ホノカ様、到着しました」
私は車から出る。
「ありがとう。帰るときは連絡するわ」
「かしこまりました」
そういって龍は去っていった。
「すみません。招待状がないと入れないんですが・・・」
申し訳なさそうに言ってくる受付の人。
そういえば招待状のことを忘れてたわ。
確かマスターが用意してくれてたわね・・・。
「あ、すみません。忘れてましたわ。どうぞ」
私はその招待状を受付の男の人に渡した。
偽造じゃないわよ?
別の招待された人のもの。
可哀想に犠牲者になっちゃって・・・フフ。
「確かに確認しました。どうぞ」
私は受付の人に軽く一例して中に入った。
「君、名前は?」
来た来た。
向こうから来てくれるなんて光栄ね。
「ホノカと申します。中川様」
私はニコリと微笑みながら言った。
ターゲットは大人しくて若い、可愛い女が大好物。
「ホノカか・・・いい名前だ」
「ありがとうございます」
「どうだ? 2人きりになるとこに行かないか」
「光栄ですわ。行きましょう」
ターゲットは私の肩に腕を回してきた。
キモチ悪い・・・でも仕事。
「年はいくつなんだ?」「18でございます」など適当
に質問に答えながら私たちは行った。
‘本当のパーティ会場’に・・・ね。
その光景を見ている視線にも気づかずに・・・。
「あれは・・・まさか・・・唯?」
まさかこんなところで会うなんてね・・・。
久しぶり・・・でもないわね。
なんでこんなところにいるのかしら?
まぁパーティはまだまだこれから。
変態親父の護衛が終わったら唯に話しかけましょう。
あの子・・・
私が殺し屋だなんて気づいてないんでしょうね・・・?
大好きな唯・・・
私はこの事実をあなたに隠し続ける・・・。
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