ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- doll-殺戮人形-完結しました☆
- 日時: 2010/06/06 10:39
- 名前: りん (ID: 1EEKYNv1)
初めまして★
りんと言います♪
小説を書くのは初めてなんですが頑張って分かりやすく、面白い小説になるようにしますので
よろしくお願いします^^
どんどんコメしちゃってくださいね(^0^)/
では始まり始まり〜^^
↓↓
宮坂唯
15歳
成績優秀で絶世の美女。
doll(ドール)
感情がなく、ただ無表情で殺戮を
繰り返す世界№1の殺し屋。
表と裏...光と闇で暮らす正反対な2人は
同一人物だった...。
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- Re: doll-殺戮人形- ( No.48 )
- 日時: 2010/05/19 14:14
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
№44と№45
修正しました。
なぜか唯の名前まちがってたんでww笑
- Re: doll-殺戮人形- ( No.49 )
- 日時: 2010/05/19 15:07
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
−冬香ちゃん・・・僕は君の見方だけど、その気になれば敵にもなれる・・・−
−ん? おじさん、いってることわかんない−
−そのうち分かるよ。話を戻すね。君はパパとママのところに行きたいの?−
−だって、ぱぱとまま、ふゆかのことすきだもん。いっつもいっつもい〜っつも
ふゆかすきだよっていってくれたの。でも・・・さっきままとぱぱ・・・ごめんって・・・死ぬっていったの。
ふゆかよくわかんないの・・・−
−じゃ、おじさんが教えてあげる。君のパパとママは君がいらなくなったんだよ−
−え?−
−パパとママは君が邪魔だったんだよ・・・。好きなら君を殺すわけがない。
冬香ちゃんは賢いから分かってたよね。でも認めたくなかったんでしょ?
君のママは本当のママじゃない・・・パパは君が本当のママにそっくりすぎて
苦しんでいた・・・。君を見るたびに本当のママのことを思い出していたんだよ・・・。
だから2人は君を捨てて、新しい子供を授かろうとしているんだ−
−ママと・・・パパが・・・ふゆかのこと・・・・・・いらない? いつも・・・すきだよって・・・−
−そんなの嘘に決まってるよ・・・−
−う・・・そ・・・・・・?−
ママ・・・パパ・・・ウソ・・・ツイテタノ?
フユカ・・・ノ・・・コト・・・キライ・・・ダッタノ?
フユカ・・・ハ・・・モウ・・・イラナイノ?
−冬香・・・大好きよ−
−冬香、世界で一番好きだよ−
ウソツキ・・・。
ソンナ・・・コトバ・・・イラナイ・・・。
−ママ・・・パパ・・・ひどい−
−でしょ? で、そろそろ自己紹介するね。僕の名前は内緒。マスターって
呼ばれてる。年は秘密。職業は・・・殺し屋だよ−
−ころしや? なにそれ?−
−簡単にいうと人殺しだよ。知ってるでしょ−
−ますたーさん・・・−
−ハハハ。さんなんていらないよ。−
−ますたー・・・ひと、ころすの?−
−そうだよ−
ニコッと微笑んで言うマスターに恐怖をい抱いた。
そんなことを平気で言えるなんて・・・。
−ふゆかも・・・しぬの?−
−んーん。君は殺さない。でも・・・−
−でも・・・?−
−君も殺し屋になる?−
−ふゆかが・・・?−
−もしなりたいなら僕が全てのことを君に教えてあげる−
−すべての・・・こと?−
−でも・・・条件がある−
−条件? なに?−
−殺し屋になったら自分の名前を捨てること・・・それと・・・・・・
初めての仕事は両親を殺すこと
だよ・・・−
−ぱぱとまま・・・ころす?−
−うん。もし子供がいたらその子も一緒にね? どうする?−
パパ?
ママ?
そんなの今更どうでもいい・・・。
−ふゆか・・・ぱぱとまま・・・ころす。あとね、なまえは“ゆい”がいい・・・−
−じゃぁこれつけて・・・−
そういって渡されたのは高級そうな指輪・・・。
私はそれを右手の人差し指につける。
−契約成立・・・その指輪は大きさに合わせてくれる・・・簡単にははずれないよ。
無理にでも取ろうとしたら、指、なくなるよ−
急にマスターの声が低くなったので私は背筋が凍り、冷や汗が出たのが分かった。
−ところで、何で唯なの?−
−ゆずきがね? いっつも“ゆい”ってよんでたから−
−そっか。じゃぁ苗字は宮坂でいい? 宮坂唯−
−うん!! わかった−
そうして私はマスターのもとで暮らし始めた・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.50 )
- 日時: 2010/05/21 11:38
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
「唯!! ゆーい!! 生きてる?」
はっ・・・
「ごめん・・・考え事しててボーっとなってた・・・」
そうだった・・・。
つい昔のこと考えてて今、電車の中だと忘れてた。
「もう・・・。唯、もうすぐ着くよ」
柚季が飽きれたように言った。
見ると、私が住んでいるところまで後1駅だった。
「ボーっとするなんて唯らしくないね。何考えてたの?」
柚季が私の顔を覗き込んで言った。
「ちょっと・・・昔のことを思い出して・・・ね」
「そっか」
それから私と柚季は一言も話さなかった。
「ふぅ・・・長旅だったぁ〜」
帰って来るなり柚季はベッドに飛び込んだ。
「ねぇ〜・・・唯」
「ん? どうしたの柚季?」
「あのね・・・私・・・ここに住んでもいいかな? なんか一人だと寂しくて・・・」
あぁそっか・・・
柚季は小さい頃から正義感も強かったけど同じくらい寂しがりやだったもんね・・・。
「うん・・・いいよ?」
私はニコッと微笑んだ。
途端に柚季の表情が明るくなる。
「本当? ありがとう」
「いいよいいよ」
その時偶然携帯を見ると“新着メール1件”という知らせがあった。
送信者は亜綾。
『唯−−−!!!!
さっき黒椿の大西和也から聞いたんだけど、黒椿解散しないって(@@;)驚。
総長がやめようとしてたんだけど幹部の3人が止めたらしいよ・・・(。_。)』
大西和也・・・?
あぁ、チャラ男か・・・。
てか、解散しない・・・・・・?
止めた・・・・・・?
まぁいっか・・・。
暴走族ならいずれ依頼がくるだろう。
その時は満足させてね・・・・・・?
黒 椿 さ ん ・・・・・・?
フフ・・・。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.51 )
- 日時: 2010/05/22 11:03
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
亜綾目線に入ります
なんだかすごく複雑になってるようななってないような・・・?
ターゲットの護衛をしていた全国№1の殺し屋紅姫・・・なんと世界№1の
唯の幼馴染だった・・・・・・。
それでかくかくしかじかで仲直りして、今はお泊り中・・・あ−−!!
もう・・・何が何だか分かんない!!
まぁ何があったかは後々唯に聞くとして・・・。
今、あたしの目の前には黒椿の幹部の3人。
なんでかあたしだけ大西和也ってのに呼び出されたの・・・・・・。
もう、意味分かんないよねぇ・・・。
「そういえば何で解散しないの? 弱いのに・・・あんた達さ、自分たちが思ってるほど
強くないよ? 逆に、全国№1の弱小な暴走族のほうだったりして・・・キャハハ」
そういえば龍と佐々木直人(あ、総長ね)はどこに行ったんだろう・・・
2人一緒なのかな?
「直人は総長を辞めようとしたが俺たちが止めた。さっきも言ったはずだ」
・・・たしかに聞いた。
もう唯に報告しちゃったしね。
でも・・・
「納得いかない! 何でなの!?」
「お前・・・馬鹿? 納得いくもクソもあるかっての」
川崎裕也(クールな奴)が飽きれたように言った。
「どうせ馬鹿だもん!! 馬鹿に馬鹿って言われたくないし、フンッ」
あれ・・・?
そういえば・・・
「何であたし呼び出されたの?」
すると森本恭介(さわやか)が、
「そうそう、直人は今からここで龍って奴とタイマン張るんだよ」
と誇らしげに言った・・・。
・・・・・・は?
タイマンって怠慢・・・だよね?
怠慢って、1対1の簡単に言えば“喧嘩”だよね・・・?
龍vs佐々木直人(黒椿の総長←しつこい)??
「キャハハハハハハハハ!!!!」
「てめっ・・・うるせぇ・・・って!!」
「静かにしろ」
「ハハハ・・・だって・・・・・・龍と総長が喧嘩するんでしょ? 龍が負けるわけ
ないじゃん・・・キャハハ・・・・・・笑い止まんな−い」
だって全国№2だよ?
あたしより強いんだよ?
唯と唯一対等で戦える奴なのに・・・。
「そんなの分かる訳ねぇだろ!! とにかく俺は直人を信じる」
「見殺しにしようとしたのあんた達じゃん」
「・・・・・・」
あ−ぁ・・・。
この台詞は禁句かな(笑)?
「だから、俺は負けねぇよ」
「ふっ・・・俺は黒椿の総長だ。お前に負ける訳がない」
「よく言うぜ。唯がいないからってか? ハハハ」
キィ・・・
龍と総長の声がしたと思えば屋上の扉が開いた。
「龍?」
「亜綾? なんでここに? 黒椿の幹部まで・・・」
龍は驚いた顔をしている。
「ふっ。こいつらには俺らの喧嘩を鑑賞してもらう」
「へぇ・・・どうせ負けるのにみんなの前で格好よくかぁ?」
「いいや。俺の勝つ瞬間を見てもらおうと思ってな」
総長さん・・・格好つけても無理だよ・・・・・・?
全国トップ3の暴走族が総出でかかっても龍1人で勝てるし、もちろん唯でも
あたしでも勝てるのに、ただ弱い奴を痛めつけている喧嘩ごっこなんかしている
あんたに龍が負ける訳がないの・・・。
そんなあたしの思いを知らずに総長はやる気満々・・・。
痛い人ね・・・。
あたしは一応唯にメールする。
『佐々木直人(総長)と龍が喧嘩するみたいだよ』
急いでるから絵文字はなしでそのまま送信。
多分唯だからすぐ来るに決まってる。
唯・・・待ってるよ。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.52 )
- 日時: 2010/05/23 11:57
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
唯目線
亜綾からのメールを返信しようとしたとき−
携帯に“受信メール1件”と表示された。
送信者は・・・亜綾。
また亜綾か・・・返事しなかったから怒ってるのかしら・・・・・・?
そんな考えをしながらメールを見た。
『佐々木直人と龍が喧嘩するみたいだよ』
亜綾はいつもよっぽどのことがない限り顔文字を使う・・・ってことは急いでる?
「唯・・・どうしたの?」
柚季がまた私の顔を覗き込んでいた。
「ごめん・・・柚季、急用ができたわ。一緒に行く?」
柚季は「うん」と頷いた。
佐々木直人・・・総長ね。
「唯・・・ここは?」
「私と龍と亜綾が通っている高校よ」
「ここに何の用があるの? 確か今日は学校休むって・・・てか私入っていいの?」
「いいのいいの。柚季、行くわよ」
私達は急いで屋上に向かった。
亜綾目線
バン!!
と屋上のドアが乱暴に開けられた。
「亜綾、メール見たよ。龍と総長もう喧嘩しちゃった?」
唯だった。
早いなぁ・・・・・・まだメール送って5分も経ってないのに・・・。
まぁ足が速いからね。
続け様にもう1人入ってきた。
見たことある・・・全国№1の紅姫、唯の幼馴染だ。
「初めまして、亜綾ちゃん」
紅姫・・・たしか柚季だっけ?
ニコッと微笑みながら挨拶をしてきた。
可愛い・・・。
写真で見るより大分・・・・・・。
「初めまして、柚季ちゃん。亜綾でいいよ」
「じゃぁ亜綾で。柚季でいいよ」
「で、亜綾、龍と総長は?」
そうだった・・・。
こんなことしている場合じゃないんだったね。
「もうすぐ始まるよ。ほら、そこに2人いる」
あたしは龍と総長の方を指さした。
「龍!!」
唯はすぐに龍のもとに駆けつけていった。
「龍・・・亜綾から聞いたけど本当にするの?」
「あぁ・・・第一俺が負ける訳ないし」
龍はニカッと笑って唯にピースした。
「・・・まぁそうだけど・・・。あんまり本気にならないでね。相手、殺しちゃうから」
まぁそうだね・・・。
龍が大体30%出して限界かな?
それ以上だしたら佐々木直人が死んじゃうからね。
殺し屋でもないんだからそれくらいが限度でしょ。
「おい。イチャついてねぇでさっさとやるぞ」
あ−ぁ・・・2人の空気潰しちゃった・・・。
龍、大分不機嫌だよ・・・。
「チッ・・・分かったよ。じゃぁ唯、見ててな」
いよいよ始まるね・・・。
まぁ勝敗は見えてるけど・・・佐々木直人の悔しさに滲む顔が見たいわ・・・。
キャハッ、楽しみ〜。
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