ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- doll-殺戮人形-完結しました☆
- 日時: 2010/06/06 10:39
- 名前: りん (ID: 1EEKYNv1)
初めまして★
りんと言います♪
小説を書くのは初めてなんですが頑張って分かりやすく、面白い小説になるようにしますので
よろしくお願いします^^
どんどんコメしちゃってくださいね(^0^)/
では始まり始まり〜^^
↓↓
宮坂唯
15歳
成績優秀で絶世の美女。
doll(ドール)
感情がなく、ただ無表情で殺戮を
繰り返す世界№1の殺し屋。
表と裏...光と闇で暮らす正反対な2人は
同一人物だった...。
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- Re: doll-殺戮人形- ( No.43 )
- 日時: 2010/05/15 09:54
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
翌日・・・
昨日は寝すぎたから起きるのが二人とも遅くなってしまった。
「おはよ・・・」
「おはよう、柚季」
「もうおはようの時間じゃないよ? もう12時だもん」
「嘘・・・?私たち結局9時間も寝ちゃったの?」
−あの後、小さい頃の話とか色々盛り上がって結局寝たのは3時だった。
携帯を開くと新着メールが2件入っていた。
両方亜綾だった。
1件目は学校を休むというメールの返事。
『おはよぉ〜^^
今起きたぁ・・・。
学校休むんだぁ(TAT;)
唯がいないと寂しいよ〜、笑★
幼馴染さんによろしく(^^)』
2件目は・・・
『唯?
まだ寝てる(?_?)
龍から幼馴染さんのこと聞いたよ^^
紅姫だったんだね。
なんか超びっくりしちゃった!!
今度紅姫さん紹介してね−☆』
・・・だった。
亜綾のことだから教室中に聞こえるような声で「え−!?」とか
言ったんだろうな・・・。
想像してみたらクスクスと笑いがもれてしまう。
「唯・・・どうしたの? 急に笑い出して・・・」
柚季は頭に?を浮かべながら聞いてきた。
「ううん。友達のメール見てたら面白くなっちゃって・・・」
「友達って・・・?」
「あ、言ってなかったね。亜綾って子と龍って人。
亜綾は世界№3の死蝶で、龍は世界№2の金龍で私の彼氏」
「そうなんだぁ・・・私の友達は全国№2の愛豹の冬香と世界№9の銀蓮の智樹、冬香の彼氏ね。
で、私の彼氏の海斗、世界№7だよ」
「へぇ・・・全国レベルと世界レベルが恋人同士かぁ・・・なんか凄いなぁ」
「え〜!! 唯とか亜綾ちゃんのほうがすごいじゃん!! だって世界レベルでしょ?
2人ともなんて凄すぎる」
「ははは。てかもう1時? やばいよね」
「ひゃ−−!! 用意しなきゃ」
私達はすぐに用意して2時に家を出た。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.44 )
- 日時: 2010/05/19 14:12
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
私と柚季は今、“春山家”と書かれたお墓の前にいる。
これは、柚季のお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんのお墓だ。
私達はお墓を綺麗に拭いて花を添えて線香をあげる。
さきに柚季が線香をあげる。
今柚季は何をおもっているのだろう・・・。
ひそかに柚季の肩が震えていた。
「終わったよ・・・唯」
「・・・うん。分かった」
次は私の番。
(おばさん、おじさん、柚季のおじいさん、おばあさん・・・
お久しぶりです・・・分かりますか? 唯です。
柚季のこと・・・全く気づいてあげられませでした。
私の知らないところで柚季が泣いていたなんて・・・。
本当にお世話になりました。
どうか・・・柚季のことを見守ってあげてください・・・。
・・・
葉山 冬香・・・)
私は天国の4人にそう告げると立ち上がった。
‘葉山 冬香’は私の本名だ。
なぜ柚季やみんなは‘唯’と読んでいたのかというと、
私は小さいことから柚季に‘唯’と呼ばれていた。
確か理由はドラマの登場人物だったから・・・だっけ?
だから私は柚季や柚季の家族には「唯」「唯ちゃん」と呼ばれていた。
そして本名も何もかも捨てたあと、私は秋山唯となのった。
だから亜綾や龍、マスターとかみんなは私のことを宮坂唯としてみている。
だから「生きている中で」私の本名を知っているのは柚季だけ−・・・
「よし。じゃぁ、零ちゃんとおじちゃんのお墓だね・・・
ちょっと離れてるんだよね」
私と柚季は桶に水を入れて零嘉と零嘉のお父さんのお墓に向かった。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.45 )
- 日時: 2010/05/19 14:29
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
「ここ?」
「うん・・・」
おばさん達のお墓から大体歩いて2分ほどのところに“永沢家”と書かれたお墓があった。
へぇ・・・結構綺麗だなぁ。
「・・・親戚の人が月1回のペースでお墓参りにきてるんだって。いい人たちだよね」
私の目を見て何を思っているのか察したのか柚季はお墓を見ながら説明してくれた。
・・・そうだよね。
春山家の血を受け継いでいるのはもう柚季だけなんだね・・・。
唯一の血筋が一瞬で自分以外なくなったんだからつらいよね・・・?
もっとも、私には家族なんてのはいないけど・・・。
最初にも言ったけど〔捨てた〕からね。
「じゃぁ、サッと拭いてすばやく終わらそう」
柚季は私の目を見てニッコリ微笑んでいった。
その微笑が切ないよ・・・柚季。
もともと綺麗だったからすぐに拭き終わり、今は柚季が線香をあげている。
もう柚季の肩は震えていなかった。
柚季なりに頑張って前に進もうとしているのかもね・・・。
「どうぞ、唯」
「あ、うん・・・初対面だけどいいのかな?」
「大丈夫だよ。唯は私の親友だもん」
私は零嘉さんとそのおじさんに挨拶をした。
(初めまして。柚季の幼馴染で友達・・・)
そう言いかけたとき・・・
−唯は私の親友だもん
ふいに柚季の言葉が頭をよぎった。
そうだね・・・私達は“友達”じゃなくて“親友”なんだ・・・。
(はじめまして。柚季の親友の宮坂唯です。実は柚季があなた達と出会う前に
柚季と毎日のように遊んでいました。
しかし、私はある日両親に捨てられ、ある人に拾ってもらいました。
その時に私の本名と家族は捨てたんです。
零嘉さん・・・
柚季から“零ちゃんは4つ年上のお姉ちゃんみたいな存在なんだよ”って
教えてくえました。
私からお礼を言わせていただきます。
零嘉さん、おじさん・・・柚季を支えてくれてありがとうございます)
「唯終わった?」
「うん。挨拶してたら遅くなっちゃった」
「いいよいいよ。後で零ちゃんとおじちゃんの写真見せてあげるね」
私と柚季は家に戻った。
ふいに昔の記憶がよみがえる・・・。
確かあれは私がもうすぐ4歳のとき・・・
−冬香。こっちにおいで?−
−まま!!−
−冬香はままのことが好き?−
−うん!! ふゆかはままのことがだいすきだよ−
−そっか・・・あのね、冬香−
−なあに?−
−ままはね・・・冬香の本当のままじゃないの−
−え?−
−あなたのパパはね・・・ままを言うの・・・冬香、あなたは本当の母親に似すぎている・・・。
その白い肌も、大きな茶色い目も、高い鼻も・・・あなたを見るたびに本当の
母親を思い出すって・・・−
−・・・まま?−
−だからね? まま、悲しいの−
−まま? なかないで・・・ままがないたらふゆかもかなしいよ・・・−
−ごめんね、冬香−
それから・・・1週間後。
私は父親と母親に連れられ、川に連れて行かれた。
−ほら、冬香。お魚さんがいっぱいよ?−
−ほんとだ!! まま、ぱぱ、みて〜!! あははは−
−ははは。冬香は本当、元気だな−
−あなた、もうそろそろ−
−冬香・・・この船に乗りなさい−
そういって差し出されたボート。
子供1人が乗れる大きさだ。
−うん!! ・・・あれ? ぱぱとままは?−
−ままたちは乗らなくていいの・・・ごめんね、冬香・・・あなたは今から
死ぬのよ・・・−
−・・・え? 死ぬの?−
−さようなら・・・−
−冬香・・・ばいばいだな−
−いやぁぁぁぁ!! ぱぱぁ−!!!! ままぁ−!!−
私が一生懸命呼んでいるのを無視して2人は帰っていった。
私はただただ泣いていた・・・。
その時・・・
−ひどい親だね〜、ね? 冬香ちゃん−
私だけが乗っていたはずのボートに男の人がいた。
直感で危険だと感じた・・・でも逃げ場所はない・・・。
−・・・だれ? どうしてふゆかのなまえ、しってるの?
ふゆか、おじさんのことしらない・・・−
−僕はね・・・君の見方だよ?−
−みかた? じゃぁ、たすけてくれるの? ぱぱとままのところにつれていってくれるの?−
曇っていた表情がぱっと明るくなった。
それをみて男の人がにやりと笑った。
- Re: doll-殺戮人形- ( No.46 )
- 日時: 2010/05/16 19:00
- 名前: ゼリー ◆fyvzahlCa2 (ID: g4i.qhAt)
・・・。唯にもこんな過去があったんだね・・・。
あ、ごめんなさい。私の小説にコメしてくれて
ありがとうございました!
がんばってください♪
- Re: doll-殺戮人形- ( No.47 )
- 日時: 2010/05/18 19:12
- 名前: りん ◆mTqouqsI7s (ID: kEMak/IT)
ありがとうございます★
唯も結構苦労してるんです・・・笑
ゼリーさんの小説すごく面白くて超はまってます!!
更新どんどん頑張るんでよろしくお願いします^^
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