ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 絶対少女!!
- 日時: 2010/06/04 19:00
- 名前: 夕月 (ID: ucWXZRi/)
こんにちは、夕月(ユヅキ)です!! (前は羽鳥、という名前でした。)
『白銀の少女』が終わったので、書くことにしました。
今回は【超能力】をメインにやっていきます!!
とにかく、頑張りますっ!!!
名前を変えました。 【ユエ】です。
◇ ◇ ◇ ◇
それは少しだけ歪み、おかしな日常。
道化師だなんて、言わないで?
主な登場人物>>1
第一章 空白の音とサヨナラ
>>6 >>10 >>19 >>26 >>27 >>30 >>36 >>39
>>43 >>46 >>49 >>55 >>60
第二章 真実は残酷だ。 夢は意地悪だ。
>>62 >>65 >>68 >>70 >>73 >>74 >>76 >>78
>>83 >>87 >>90 >>93
◇お客さま
アキラ(留依)様 夕月様 みどり様 ローズ様
こたつとみかん様 涼香(nanasi)様 白兎様
くれは様 神無月様 琥珀様 BiBiAn様
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
- Re: 絶対少女!! ( No.7 )
- 日時: 2010/04/19 15:48
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
面白いですね、やっぱり(*^^)v
『絶対』 の力があったらいいですよねぇ。
- Re: 絶対少女!! ( No.8 )
- 日時: 2010/04/19 18:50
- 名前: 夕月 (ID: FlOuqSl5)
アキラさん
面白いですか?! 嬉しいです〜(*´ェ`*)
『絶対』の力あれば、何でもできますからね☆
- Re: 絶対少女!! ( No.9 )
- 日時: 2010/04/19 19:34
- 名前: アキラ (ID: 9qYqZOsB)
自分で演技すんなって
- Re: 絶対少女!! ( No.10 )
- 日時: 2010/04/19 19:37
- 名前: 夕月 (ID: FlOuqSl5)
「ただいまあ!」
日下部さんの研究所から歩いて、自分の家に帰宅。
あまり距離はないので、苦にはならない。
靴を脱いで、上がった瞬間。
「おかえりー、姉貴!」
弟の声がして、ふわふわとピーターパンのようにやって来た。
わたしの目の前で静かに着地する。
泉飛鳥。 いずみ・あすか。
十四歳で、わたしのたった一人の弟なのだ☆
そして、飛鳥は【飛翔少年】である。
遥かなる大地まで飛び、あらゆるものを浮遊させる能力者。
姉弟揃って能力者なんだよね。
「あれ、飛鳥? 今日は塾じゃなかったの?」
「……面倒くさくて、サボっちゃった☆」
無邪気な笑顔で笑う飛鳥。
自分で言うのもおかしいけど、顔と性格はわたしそっくりなんだ。
「ちゃんと行かなきゃ駄目じゃーん」
自分の部屋へと向かいながら、わたしも笑いながら言う。
階段の下で、飛鳥はまだ笑顔でいた。
「次はちゃんと行くってば!」
そう言い残すと、飛鳥は母さんのところへ行った。
◇ ◇ ◇
ぺきぺきぺき。 ぱきぱきぱき、ぱりんっ。
氷の割れる音だけがする。 空気も冷たい。
少年の口から、白い息が出る。
氷のように冷たいアイスブルーの瞳で、氷を睨みつける。
「だから嫌いなんだよ、くそ……ッ」
◇ ◇ ◇
「おはようございます、心音」
朝、教室に入るとわたしの親友が声をかけてきた。
ショートの茶髪に、優しげな瞳。
名前は香宮時雨。 かみや・じう。
常に敬語で、守ってあげたくなる女子ナンバー1。
だが、わたしや飛鳥と同じ能力者なのだ。
【時間少女】。
どこまでも時間を巻き戻し、繰り返し、止める能力。
「おっはよ、時雨」
「今朝はりあむと一緒じゃなかったのですか?」
「り、りあむ? 一緒に来るわけないよっ」
「……? そうですか」
首を傾げながら、時雨はそう言った。 可愛いなあ。
ぽやー、とそんなことを思っていると、
「おれは一人で来ているけどな、毎日っ」
背後から声がした。 驚いて振り向くと、そこには一人の少年。
サラサラの黒髪で、サッカー部所属。 モテモテ。
名前は藤堂りあむ。 とうどう・りあむ。
こいつも能力者で、【歪曲少年】。
存在するもの、運命ですら捻じ曲げ、歪める能力。
「りあむっ! 驚いたなあ、もう……」
「はいはい、ごめんね、心音」
ぽん、とわたしの頭に右手を置き、歩き去っていく。
それを見た時雨は、
「こここここ、ここッ、心音!」
噛みまくりだろう。
わたしにずいっと詰めより、少しだけ小さな声で、
「りあむと心音はッ、おお、お付き合いとかを?!」
なんて、ありえないことを言うんだ時雨ちゃーん。
「時雨、それはねありえないよ。 してないからね」
「いえっ、でもさっきのは……!」
「……“絶対”に、時雨はこの話をしなくなる」
わたしは小声で、時雨以外の人に聞こえないように唱える。
ごめんね時雨。 ちょっと黙っててね?
時雨は一瞬だけ動きを止め、いつものように、
「えー、と? 時雨は何を喋っていたのでしょう?」
再び首を傾げ、言うのだった。
まったく、なんて可愛い奴なんだ。
◇ ◇ ◇
いいこと思いついちゃったかもしれない、かも。
さっきまでオレは苛々してたけど、吹っ飛んだ。
オレは再び、目の前にある氷を割る。
そして、あの人のもとへ走り出す。
これなら、これならやれるかもな……!
きっとあの人も喜ぶし、憎き兄も吹っ飛ぶだろう。
だってオレは【寒冷少年】なんだから。
全部、心だって凍らせることも可能。
ああ、この手で憎き兄を凍死させたい。
- Re: 絶対少女!! ( No.11 )
- 日時: 2010/04/19 19:38
- 名前: 夕月 (ID: FlOuqSl5)
アキラさん
演技、ですか?
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21