ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 絶対少女!!
- 日時: 2010/06/04 19:00
- 名前: 夕月 (ID: ucWXZRi/)
こんにちは、夕月(ユヅキ)です!! (前は羽鳥、という名前でした。)
『白銀の少女』が終わったので、書くことにしました。
今回は【超能力】をメインにやっていきます!!
とにかく、頑張りますっ!!!
名前を変えました。 【ユエ】です。
◇ ◇ ◇ ◇
それは少しだけ歪み、おかしな日常。
道化師だなんて、言わないで?
主な登場人物>>1
第一章 空白の音とサヨナラ
>>6 >>10 >>19 >>26 >>27 >>30 >>36 >>39
>>43 >>46 >>49 >>55 >>60
第二章 真実は残酷だ。 夢は意地悪だ。
>>62 >>65 >>68 >>70 >>73 >>74 >>76 >>78
>>83 >>87 >>90 >>93
◇お客さま
アキラ(留依)様 夕月様 みどり様 ローズ様
こたつとみかん様 涼香(nanasi)様 白兎様
くれは様 神無月様 琥珀様 BiBiAn様
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- Re: 絶対少女!! ( No.63 )
- 日時: 2010/05/13 19:32
- 名前: ユエ (ID: FzVK5xRK)
第二章 真実は残酷だ。 夢は意地悪だ。
「この子が、藤堂りあむくんだよ。 心音ちゃん」
わたしの前にいる、男の子の名前。
りあむくんは、ちょっと照れたように、口を尖らせていた。
この子も、わたしと同じ能力者───。
「は、初めまして、りあむくん?
泉心音です……」
「ここね? ふーん……。 まあ、ヨロシクな」
初めて出会った能力者は、りあむでした。
◇ ◇ ◇
「ほ、蛍島にっ?!」
研究所にわたしの声が響いた。 前にはエリカさん。
エリカさんと二人で喋るのは久し振りだ。
無表情でエリカさんは、
「……ええ、そう」
静かに答える。
今日から一週間、なぜか学校は休みなのだ。
先生たちの何かがあるとか??
まあ、よく分からないけど。 一週間休み。
でも中学校はあるから、飛鳥は今頃勉強中だろう。
時雨は図書館で、りあむは家でDVDでも観てるだろう。
エリカさんは明日、紅家の所有する島、蛍島に帰るのだ。
それで、学校が休みなら遊びに来ないか、と誘ってくれたのだ!
「皆で行きたいっ! 本当にいいんですか?!」
「勿論」
やったー!!
というわけで、わたしは皆に聞いてみることにした。
「もしもし、時雨?」
図書館にいる時雨に電話をする。
(はい、もしもし? 心音ちゃんですか)
「うん! あのさ、明日から暇?」
(明日ですか……。 むぅ。 ちょっと難しいです)
時雨の困った声がした。 ああ、残念。
続いては飛鳥。 我が弟。
「姉貴、ぼく学校だし試合あるし!」
あ、そうか。 中学校はあるのか。 本当にごめん。
最後はりあむ。
「もしもし、りあむ?」
(なッ、いきなり何だよ心音?)
「何のDVD観てるの? アンパ●マン?」
(ガキじゃないんだよ、全く!
スパ●ダーマンだ!)
へー、りあむそんなの観るんだ。
じゃあ本題に入りますか。
「明日からさ、暇?」
(……? ああ、暇だけど?)
「やったあ! あのさ、蛍島行こう!」
◇ ◇ ◇
真っ青な海がタイヨウの光を反射していて、綺麗。
紅家の船に乗っているのは、
「すっごーい!」
わたし、泉心音と、
「本当にすげェな……」
藤堂りあむと、
「船酔いしてないか?」
お嬢さまである、紅エリカさん。
結局、蛍島に行くことになったのはわたしとりあむ。
エリカさんはそのまま残るし。
- Re: 絶対少女!! ( No.64 )
- 日時: 2010/05/14 18:53
- 名前: ユエ (ID: TdOACXKk)
参照が300こえたーっ!!!
皆さん、ありがとうございますっ。
- Re: 絶対少女!! ( No.65 )
- 日時: 2010/05/14 19:30
- 名前: ユエ (ID: TdOACXKk)
「すごいっ、すごいよー!
さすが紅家だね、りあむっ! 豪邸だよっ!!」
蒼い海に囲まれた島、紅家の所有する島、蛍島。
蛍島の中心には、紅家の豪邸が建っていた。
まるで、昔のヨーロッパのお城みたいな感じ!
「心音、はしゃぎ過ぎだよ」
りあむが笑いながら言う。
もう、りあむも、もっと喜べば良いのにっ!
……なんてね。
でも、りあむのはしゃぐ姿とか見てみたい、かも。
紅家の豪邸の、玄関に到着した。
玄関には、二人の執事? メイド? みたいな人がいた。
そして、深く頭を下げて、
「ようこそ、蛍島へ」 「ようこそ、紅邸へ」
とても丁寧に言ってくれた。
すす、すごいっ。 流石、紅家だっ!!
メイドさんの格好をした少女。
(たぶん、わたしと同じ年齢だと思う)
黒髪を二つに縛り、エリカさんと同じような瞳をした子。
その子がわたしの前に来て、
「お荷物、お持ちします」
と一言だけ言い、わたしのスーツケースを持った。
「あ、あのっ……」
「紅家に仕える使用人、海雪(ミユキ)といいます」
ペコ、と再び頭を下げた。
そして、りあむの前には一人の執事らしき少年。
たぶん二十歳くらい?
黒髪に、黒縁眼鏡。(けっこうイケてる!)
すごく賢そうな感じ。
「お荷物、お持ちします」
そう言うと、りあむのスーツケースを持つ。
勿論りあむも、
「え、えと……?」
「紅家の仕える使用人、心也(しんや)といいます」
海雪ちゃんと心也くんは、荷物を持ってどこかへ行ってしまった。
やっぱり凄いなー……紅家。
◇ ◇ ◇
(もしもし、りあむくんですか?)
今にも笑い出しそうな、時雨の声がする。
あぁ、もう畜生。 時雨め、絶対許さないぞ……。
おれは危うく、携帯電話を曲げるところだった。
「まったく、携帯電話曲げるところだったぜ」
(クス。 どうですか、心音ちゃんとの旅行は♪)
「〜っ! 旅行じゃないし、エリカさんだっている!」
自分で自分の顔が赤くなっていくのが分かる。
(でも、どうでしょう? ちゃんと、楽しんで下さいね)
プツッ……。
時雨からの電話は、勝手に切られてしまった。
おれが豪邸の部屋に入った瞬間、待っていたかのように携帯が鳴り出した。
時雨からの、「心音ちゃんとはどうですか?」電話。
はあ、なんてヤローだ。
一人だけの豪華すぎる部屋を見回す。
ちなみに隣は心音の部屋。
パキン、と。
何かが氷結する音がしたのは気のせいか。
◇ ◇ ◇
「能力者は、嫌いです」
海雪が俯きながら言う。
「私も能力者だ。
しかも、紅家は代々炎系の能力者の家系だが?」
私は海雪を見ないで言う。
- Re: 絶対少女!! ( No.66 )
- 日時: 2010/05/15 13:47
- 名前: こたつとみかん (ID: jBbC/kU.)
- 参照: おーいえ(‾∀‾)
こんにちはっ!
ここにコメするのは久しぶりですが、……うん、久しぶりでした。ごめんなさい。ユエさんには何回もコメしていただいたのに……^^;
能力者の設定凝ってますね。ひとりひとりが密度100%って感じですよ^^
蛍島で心音ちゃんと、りあむくんがバカンス(?)ですか。そこで聞こえる氷結する音。彼ですかねw バトりそうな予感です。エリカさんは格好いいです!
更新頑張ってください!
こたみかでしたっ!
- Re: 絶対少女!! ( No.67 )
- 日時: 2010/05/15 19:26
- 名前: ユエ (ID: cRxReSbI)
こたつとみかんさん
いえいえ、そんなことないですよ!
気にしないで下さいっ^^
ちょっと凝ってみました。 密度百ですか^^
彼・・・ですかねぇ。笑
大体予想は出来ると思いますが・・・笑
頑張りますー!!
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