ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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絶対少女!! 
日時: 2010/06/04 19:00
名前: 夕月 (ID: ucWXZRi/)

こんにちは、夕月(ユヅキ)です!! (前は羽鳥、という名前でした。)
『白銀の少女』が終わったので、書くことにしました。
今回は【超能力】をメインにやっていきます!!

とにかく、頑張りますっ!!!

名前を変えました。 【ユエ】です。

◇   ◇   ◇   ◇

それは少しだけ歪み、おかしな日常。
道化師だなんて、言わないで?

主な登場人物>>1
第一章 空白の音とサヨナラ
>>6 >>10 >>19 >>26 >>27 >>30 >>36 >>39
>>43 >>46 >>49 >>55 >>60

第二章 真実は残酷だ。 夢は意地悪だ。
>>62 >>65 >>68 >>70 >>73 >>74 >>76 >>78
>>83 >>87 >>90 >>93

◇お客さま

アキラ(留依)様  夕月様  みどり様  ローズ様

こたつとみかん様  涼香(nanasi)様  白兎様

くれは様  神無月様  琥珀様  BiBiAn様

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Re: 絶対少女!!  ( No.68 )
日時: 2010/05/21 18:05
名前: ユエ (ID: 6U7QBJXl)

紅家は代々、炎系の能力者の家系だ。
そして、瞳が赤。 これが、紅家である証拠。

海雪は孤児だった。 心也も孤児。
たしか、海雪の両親は能力者に殺された。
そこを紅家の者が助けようとしたのだが……。

助けることができたのは、海雪だけだった。
海雪の両親は、とっくに死んでいた。

そりゃ、能力者嫌いになるだろうな。
(勿論私もだろう……)

そろそろ夕食の時間だろう。

◇   ◇   ◇

「りあむー? そろそろ夕食だってさー」

わたしは隣の部屋にいるはずのりあむに呼びかけた。
そして一応ノックをして、

「入りまーす☆」

入室。 わたしの部屋と同じかぁ……。
あたりを見回すと、ベッドの横に立っているりあむを発見した。
わたしの声、聞こえてなかったのかなあ?

「りあむ? ご飯だよっ」

そう言い、りあむに近寄る。

「   ッ   」

だ……れ……?! 
振り向いたりあむは、りあむじゃなかった。
いや、りあむなんだけど。

冷たい瞳でわたしを睨む。 無表情で。

「り……ぁ、む?」

「───……。 心音? どうした?」

あれ? 幻覚だったのかな?
普通のりあむだ。 気のせいだったのかな?

「ううん、何でもないっ! 夕食だよ……」

気のせいだった、よね?
わたしとりあむは、食堂に向かった。

Re: 絶対少女!!  ( No.69 )
日時: 2010/05/19 21:05
名前: ユエ (ID: ZMbBEmTn)

やっと小説が更新できるよー!

Re: 絶対少女!!  ( No.70 )
日時: 2010/05/19 21:49
名前: ユエ (ID: ZMbBEmTn)

「あの、エリカさん……」

わたしとりあむは、エリカさんの食事を見つめた。
隣にいる、海雪ちゃんと心也くんは無表情。

「何?」

エリカさんは無表情でパク、と一口。
ということで、わたしも豪華なお食事を一口。
紅家での豪華すぎる夕食。

広すぎる部屋で、大きすぎるテーブルで、豪華すぎる夕食。
さすが、紅家って感じなんだけど……。

どうしてエリカさんは、

「おにぎり、なんですか?」

ちなみに具は全て鮭。 
本当に紅家のご令嬢なのかなぁ? なんて、考えちゃうよ。

だってわたしとりあむは、マジで豪華なのに。
どうしてお壌さまがおにぎり?

「エリカ様は、おにぎりが好きなんですよ」
爽やかな笑顔で、立っている心也くんが言う。
いやいや、心也くん。

そういう問題ではない気がするよ?
まー、個人的なことだしね……。

ちょっと変わってるな。 お壌さまなのに。

「……んむ、二人はこの後、どうする?」

おにぎりを食べながら、エリカさんが問いかけてきた。
それに対してりあむが答える。

「どうする? って?」

「風呂か、島でも見て回るか、ということです」

海雪ちゃんがぶっきらぼうに答える。

「夜の蛍島は、面白いですからね」

と言うのは心也くん。 
へ〜ぇ、なんだか面白そうだなっ。

「じゃあ、りあむ? 夜の蛍島を散歩しよう?」

「……っうん、いいよ!!」

やったね。 蛍島・夜のお散歩だー。
わたしは豪華すぎる夕食を少しだけ、はやめに食べるのだった。

◇   ◇   ◇

「り〜あ〜むっ!」
わたしは隣のりあむの部屋に入室。 
一応夜、なので少し薄めの上着を羽織る。

「こ、心音! もう行くか?」

「うん、勿論じゃん☆」

本当に楽しみだなぁ、夜の蛍島。
なんかこういうの、本当に楽しみ!

わたしとりあむは紅家豪邸の玄関から、五人ほどの執事に見送られた。
すっごーい、やっぱ名家だよ。 紅家凄すぎる。

黄金に輝く月が、わたしとりあむを照らした。
進む道は、紅家が造ったレンガでできた道。
まるで、昔のヨーロッパみたいだ。

「本当に、すごいなぁ」

りあむが呟く。
今日、すごい、を何回言ったのだろうか。
それくらいたくさん言ったよね、きっと。

「ねぇ、りあむ?」

「何だ?」

「あのさー……。 好きな人とかって、いない、の?」

ずっと気になっていたんですよ、実は。
自然と、わたしの頬が緩むのを感じた。
むう、笑ってはいけない。

「ななな、ッ、な、何を言い出すんでしゅかっ」

「あっはははははは! 噛みすぎだよぉ、りあむ!」

「ううう、五月蝿いっ」

りあむは耳まで真っ赤だ。
本当に、噛みすぎだよ、りあむ。
これはいると、考えていいんだね?

「で、誰なの?」

「それは今、言うべきなのか……?」

「できたらねー♪」

りあむが真っ赤な顔で、困った顔になる。
なんか可愛いなー。 なんて言ったら駄目だけど。

「……おれの好きな人はっ」

おぉ?!

その瞬間だった。
ドサリ、と鈍い音がした。

「?」 「え?」

背後からした音。
わたしとりあむは振り返る。

真っ赤だったりあむの顔は、真っ青になっていく。
わたしは、力なく座り込んでしまう。

「海雪、ちゃん?」

真っ赤な血に染まった海雪ちゃんが、倒れていた。

Re: 絶対少女!!  ( No.71 )
日時: 2010/05/20 16:48
名前: アキラ (ID: PA3b2Hh4)

り、りあむ可愛い〜(^▽^///)
海雪ちゃんが血だらけって……ほのぼのムードが凍りついた!!

Re: 絶対少女!!  ( No.72 )
日時: 2010/05/21 18:04
名前: ユエ (ID: 6U7QBJXl)

アキラさん

りあむはこういう子です笑
個人的にもりあむは好きですっ笑
凍りつきましたー汗


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