ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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絶対少女!! 
日時: 2010/06/04 19:00
名前: 夕月 (ID: ucWXZRi/)

こんにちは、夕月(ユヅキ)です!! (前は羽鳥、という名前でした。)
『白銀の少女』が終わったので、書くことにしました。
今回は【超能力】をメインにやっていきます!!

とにかく、頑張りますっ!!!

名前を変えました。 【ユエ】です。

◇   ◇   ◇   ◇

それは少しだけ歪み、おかしな日常。
道化師だなんて、言わないで?

主な登場人物>>1
第一章 空白の音とサヨナラ
>>6 >>10 >>19 >>26 >>27 >>30 >>36 >>39
>>43 >>46 >>49 >>55 >>60

第二章 真実は残酷だ。 夢は意地悪だ。
>>62 >>65 >>68 >>70 >>73 >>74 >>76 >>78
>>83 >>87 >>90 >>93

◇お客さま

アキラ(留依)様  夕月様  みどり様  ローズ様

こたつとみかん様  涼香(nanasi)様  白兎様

くれは様  神無月様  琥珀様  BiBiAn様

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Re: 絶対少女!!  ( No.2 )
日時: 2010/04/18 17:01
名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)

むちゃくちゃ面白そうです!!
超能力だとか考えた事なかったんでっ。
頑張ってください(*^^)v

Re: 絶対少女!!  ( No.3 )
日時: 2010/04/18 17:02
名前: 夕月  ◆Ce7LZ0.dk. (ID: fh.wbL8r)
参照: http://okama735.blog62.fc2.com/

わ、わ。
どうもこんにちは。始めまして。
偶然ですね!私の名前も夕月ですw
被るような名前じゃないと思っていたのにビックリですw
なんかこういうのって面白いですね!
これからも小説見させて頂きます。頑張ってください。

Re: 絶対少女!!  ( No.4 )
日時: 2010/04/18 17:02
名前: 夕月 (ID: 0xGRiuWU)

アキラさん

コメントありがとうございますー!!
面白そうですか?! 嬉しいお言葉ですッ。
頑張ります!!!

Re: 絶対少女!!  ( No.5 )
日時: 2010/04/18 17:05
名前: 夕月 (ID: 0xGRiuWU)

夕月さん

コメントありがとうございますー!!
って、わ。わ。(ノ゜⊿゜)!!
偶然ですねっ、けっこう驚きです……。
私も被らないだろうなあ、と思っていたらっ。
うわあ、けっこう驚いた!!!笑

名前、一緒でも大丈夫なんでしょうか…??汗

えと、頑張ります!!

Re: 絶対少女!!  ( No.6 )
日時: 2010/04/18 18:06
名前: 夕月 (ID: 0xGRiuWU)

第一章 空白の音とサヨナラ

真っ白い壁、真っ白い天井だけが広がる。
どこにも穢れがなく、ただ真っ白だけが広がる空間。

そんな空間の真ん中に立ち尽くす、一人の少女。
ワンサイドに縛ってある黒髪に、閉じた瞳。

そして少女は、目を開ける。

「“絶対”に、わたしはこの部屋から脱出する───!」

両手を広げて、大きな声でそう叫ぶ。

バキッ………メキメキメキメキ……!!

真っ白な空間が、土砂崩れのように崩れていった。
壁と天井は吹っ飛び、少女だけが取り残された。

『心音くん、やりすぎじゃないかな?』

少女のイヤホンに、若い男の声が響いた。
ニコッと少女は微笑みながら答える。

「でも、いいじゃん。 脱出可能になったワケだし」

『あのね心音くん、この部屋は実験部屋なの!
 お金とか結構かかるの! こんな壊され方……』

男の声のトーンは、どんどん下がっていった。
最後に聞こえたのは、大きなため息。

『うん、いいよ。 こっちまで戻ってきてね、徒歩で』

呆れたような声がしたのだった。

まったく、あの部屋造るのにどれだけお金がかかるんだか。
一回くらい、いいじゃないか?

わたしはてくてくと歩きながら、そんなことを思っていた。

わたしの名前は、泉心音。 いずみ・ここね、だよ。
十六歳の高校一年生だ。

冷たい空気が漂う廊下を、右に曲がり小さな部屋に入る。

そこには、困った表情を浮かべた一人の男。
見た目は二十五歳くらいで、白衣を着ている。

名前は日下部総悟。 くさかべ・そうご。
【超能力】を研究する人たちの、一人だ。

「心音くん、君の能力は素晴らしいよ」

よほど、破壊された部屋のことを思っているのだろうか。
棒読みにしか聞こえない。 ま、いいか。

「じゃあ、もうわたしの研究はお終い?」

「いや、もう少しだけさせてくれ」

ちぇっ、もう終わる頃かと思っていたのに。 仕方ないなあ。
A4サイズの紙をひらひらとさせながら、日下部さんは喋る。

「じゃあ明日、飛鳥くんも連れてきてね。 同じ時間にね!」

ピン、と人差し指を立てて言う。 
わたしは適当に返事をして、日下部さんの研究所を出た。

◇   ◇   ◇

【超能力者】。

よくスプーンを曲げたりだとか、瞬間移動だとか。
普通の人ならそういうのを想像するだろう。

だが、わたしたちは違う。
それぞれ一つの能力を持つのだ。

たとえば、わたし。 泉心音。

わたしの能力は────【絶対】。

世界に存在するもの、運命でさえ絶対にする能力。
だからわたしは、【絶対少女】。


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