ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- killer killer girl =断罪の花=
- 日時: 2010/05/17 16:15
- 名前: アキラ ◆cctlnLXfPA (ID: PA3b2Hh4)
登場人物>>62
■をpに直して下さい。
イメソン htt■://www.youtube.com/watch?v=5wbzn8jUnm0&feature=related
画像
フィアhtt■://star.ap.teacup.com/yellowboy02/img/1273887632.jpg
悪魔参考:ウィキペディアより
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- Re: killer killer girl ( No.11 )
- 日時: 2010/04/25 15:50
- 名前: ユエ (ID: 2B88V7iT)
契約したんですねー!!
シエルですか。 いい名前ですね^^
すっごく面白いです!! 頑張って下さいっ。
- Re: killer killer girl ( No.12 )
- 日時: 2010/04/26 16:10
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
契約完了です(#^.^#)
お互いに、良かったのかどうかはわかりませんが…
- Re: killer killer girl ( No.13 )
- 日時: 2010/04/29 16:07
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
安芸
- Re: killer killer girl ( No.14 )
- 日時: 2010/04/30 12:41
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
.
甘い、甘い、快楽への香り。
誘うような、誘惑のまなざし。
悪魔との契約がどのような大罪なのか、フィアはまだ知らなかった。
「なんて……事を……っ」 「フィア……っ」
シスター達はその光景を見て、絶句。
そして。
同時に今、目の前にいる少女が自分たちを簡単に殺せる事を確信し、恐れた。
「い、今すぐ大司教様をっ」
「神よっ、祈りを!!」
フィアは、彼女たちが何を騒いでいるのか分からなかった。
自分はただ、悪魔に名前を与えただけなのに。
「フィア」 名前を呼ばれ、あわてて振り返る。
「こいつら……殺すか?」
「だ、ダメ! シエル、そんな事してはダメよ」
慌ててシエルを抑え、フィアが不安そうに血だらけになっている神父の死体を見つめた。
「死んでるよ、もう」 「分かってるわ」
そう言い、そっと目を閉じて十字を斬る。
その様子を見て、シエルは首を傾げた。
「何故、キミが祈りを捧げるの?」
「何故って……」
「キミは、ボクのマスターだ。 だから、もう。 神様なんて、信じなくていいんだよ」
それは、シスターであるフィアにとっては、自らの存在を否定されることと同じだった。
だけども。
「あなたは……ずっと私に憑いてくれるの?」
「キミが死ぬまで……ずっと、ずっとだ」
柔らかな笑みで、シエルがそっと膝待つく。
フィアの白い手をとって、そこに口づけを落とした。
「フィア……キミが望むのなら、ボクは何だってしよう。 それが契約だからね」
- Re: killer killer girl ( No.15 )
- 日時: 2010/04/30 12:53
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
.
「エルバドール・フィア! 悪魔アンシエル! 直ちにお前達を拘束し、“封印の間” に連れて行けっ」
訪れた大司教と、数人の護衛部隊に囲まれ、シエルはフィアにそっと耳打ちする。
「どうする? ボクだったら、こんな奴ら3分ともかからずに……」
「ダメよ。 ただでさえ、シエルは人を殺してるんだもの。 これ以上騒ぎを大きくしちゃダメ」
シエルにそう言い聞かせ、フィアは泣きそうになりながらもそれを堪え、大司教を見つめた。
──こんな子供が、悪魔に憑かれるだなんて……。
金髪碧眼のキレイな、まだ二十代の若い大司教が重々しい表情でフィアに近づく。
白髪の、アイスルブルーの瞳という変わった相貌の少女。 そして──悪魔。
「我々に、同行してくれるね」
親しげに、優しくフィアに話しかけた。
──この人が、大司教様……。 初めて見た……。
「悪魔。 お前も主人となったこの子に従う身であろう。 同行してもらう」
「いい口叩くな、小僧。 ボクはフィアに止められているから手出ししないだけだ。 それを忘れるな」
キッパリとそう言い、シエルがフィアの影に潜り込む。
姿は消えたが、フィアは感じていた。
シエルが、自分の中に存在していると。
「シルバドール・フィアを拘束しろ。 直ちにこの子の両親を呼びよせよ。 そして、この聖なる区域に聖水と結界を張れっ」
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