ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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killer killer girl =断罪の花=
日時: 2010/05/17 16:15
名前: アキラ ◆cctlnLXfPA (ID: PA3b2Hh4)

登場人物>>62




■をpに直して下さい。




イメソン htt■://www.youtube.com/watch?v=5wbzn8jUnm0&feature=related




画像
フィアhtt■://star.ap.teacup.com/yellowboy02/img/1273887632.jpg



悪魔参考:ウィキペディアより

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Re: killer killer girl =断罪の花= ( No.36 )
日時: 2010/05/05 17:17
名前: 暗刻の導き手 ◆MCj.xXQAUE (ID: yL5wamFf)

フィアちゃんが可愛そうです。
みんな酷いなって思います。

Re: killer killer girl =断罪の花= ( No.37 )
日時: 2010/05/06 18:06
名前: アキラ (ID: BnjQrs2U)

今度ゎ鉛筆でフィアを描きました。

近々シエルも載せます。


─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─


アヴィンくんは台詞を「ー」って伸ばす癖のある
変な人デス((汗
フィアを心配してくれてありがとうです(*^^)v
>ユエさん


フィアの感情さ故の行動からですから……
色々あるんだと思います(-"-)
>暗刻の導き手さん

Re: killer killer girl =断罪の花= ( No.38 )
日時: 2010/05/07 18:01
名前: アキラ (ID: BnjQrs2U)

あげ

Re: killer killer girl =断罪の花= ( No.39 )
日時: 2010/05/07 22:00
名前: アキラ (ID: BnjQrs2U)

.






小さく震えながら、フィアが恐ろしさに目を覚ます。
だけど。

夜明けで窓ひとつない “封印の間” が明るいはずもなく。
フィアの視界には暗闇だけが映った。

どうしようもなく、怖さがこみ上げてくる。
このまま、光が訪れなかったらどうすればいいんだろう。
闇の中、フィアは必死で叫ぶのを堪えた。

すると。

「また、我慢しているの?」 キレイな囁くような声で、影からシエルが現れた。
どこか心配しているような表情。

暗闇の中でも、シエルの表情は不思議とハッキリ感じて取れた。
おそらく、それはシエルの方でも同じ事。

「とてもとても怖いの」
「ボクがいるじゃない」
「あなたが居ても、怖いわ」

弱音をぶつけると、シエルが少しだけ微笑み、そっとフィアを抱きしめた。
そして、額に口づけを落とす。

「しょうがない子だな、ボクの主は。 ボクが居ても怖いって、何がそんなに怖いんだ」

フィアはそれに答えなかった。
ただただ、シエルのぬくもりを感じるだけ。

「キミは、いつもこうして一人で怯えていたのか?」

ややあって、シエルが訪ねた。
こくんとフィアは頷き、鼻をすする。

彼女が泣いているのが、その涙の温かさでシエルにも伝わった。

「おねむり、マスター」

優しく、小さな子供をあやす様にシエルがフィアを撫でる。
しばらく泣いていたフィアだが、夢に堕ちた。

Re: killer killer girl =断罪の花= ( No.40 )
日時: 2010/05/08 09:55
名前: アキラ (ID: BnjQrs2U)

.






「起きろ、エルバドール・フィア」
「…………?」

大声で名前を呼ばれ、深い眠りからフィアが目覚める。
目をこすり、うす暗い視界に映ったのは、監視官。

「面会の要請が来ている」
「………面会?」

両親ではない事は分かっていた。 もう、彼らは親ではないのだから。
部屋着のまま、“封印の間” から出ると、

「アンタが、エルバドール・フィア?」

少し年上らしい少年に声をかけられた。
エメラルドグリーンのどこか眠たげな瞳に、キレイな黒い髪は少し伸びている。

服装から、神父なのだろうか。
首にかけられている十字架が目に入ると、少しだけ心が痛んだ。

「監視官、ちょい外してくんねー?」
「で、ですがっ」
「ダイジョブだって。 こんなちっちぇーの、もし暴走したってボコボコにしてやんから」

少年の言葉に、監視官は渋々頷き、警戒するようにフィアを見てから立ち去った。

「んでー、アンタがー……名前長いなぁ。 フィアでいいか?」
「あ、はいっ」

キレイな顔立ちにしばしば見入ってしまった。

「俺はエインズワース・アヴィン。 えっとー……司祭の奴に言われて来ただけなんだけど……」

喋るのがダルそうに、アヴィンがのたのたと話す。
つっかえつっかえのアヴィン。
すると。

「シャキッとしなさい、我が主」

キレイな女性の声がして、辺りがまばゆく光り輝く。
アヴィンの影から現れた、美しい容姿の天使。

金髪碧眼で、おだやかな笑みを浮かべている。

「ラファエル」 「エルバドールの子が、困っているわ」 「……俺、喋るのメンドくせーからなぁ」

天使・ラファエルが少し困ったように、

「アヴィン、少し気力を持つといいわ」
「どうでもいーわ。 実際こうして顔合わせしてるだけだし」
「あ、あのっ」

慌ててフィアが会話を遮る。

「どうしたのかしら? エルバドールの子」
「天使が召喚できるって事は……あなたは、召喚術を成功したの?」

説明しようとアヴィンが口を開いたが、

「…………メンドくせー」

すぐに口を閉じた。
すかさずラファエルがべちんっとアヴィンの額を叩く。

「しゃんとしなさい、アヴィン。 そんなにメンドくさがり屋なのに、どうしてオルガンは弾けるのかしら」
「あれは………………趣味だ」


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