ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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理想郷
日時: 2010/08/14 13:59
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: FwQAM/tA)

この物語の題材は『理想郷』です。
エデン、ユートピア、シャングリラや桃源郷……そんな数々の理想郷を舞台に様々なキャラ達が物語を繰り広げます!
楽しんでくれると嬉しいです!
多分微SF気味だと思います。

一日一回か二日に一回は更新を心がけていますが、意外と体力が持たなかったり……w

目次
序  >>3
第一話>>7-8>>24>>35-36
第二話>>37>>39>>41
第三話>>42-44>>47-48
第四話>>51>>54>>57-58>>61
第五話>>62>>65-67>>72-73>>76-77
第六話>>78-80>>89>>92>>96 幕間>>97
第七話

第二回目のオリジナルキャラ募集です。
良いと感じた物だけを採用させて頂きます!
期限は来週の木曜日まで!
皆様の個性豊かなキャラをお待ちしております。

募集用紙

名前【】
性別【】
年齢【】
性格【】
容姿・外見【】
口調【】
設定【】
住んでいる場所【】
サンプルボイス【】
       【】

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Re: 理想郷 ( No.122 )
日時: 2010/08/31 19:26
名前: ソフィア ◆fwGIPea7qU (ID: nWEjYf1F)

わぁ、いつのまにか解除されておるッ!
遅れましたが、解除おめでとうございます!!

Re: 理想郷 ( No.123 )
日時: 2010/09/03 22:45
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: lD2cco6.)

絶櫨さん、はい、その通りでございますw
ゆんさん、ありがとうございます^^
ソフィア、有難うございます!いえいえありがたいです!

Re: 理想郷 ( No.124 )
日時: 2010/09/03 22:48
名前: agu (ID: zr1kEil0)

茶髪の男は誰か気になりますねぇ。

セイイチ君が厄介事に巻き込まれなければいいんですが・・・

Re: 理想郷 ( No.125 )
日時: 2010/09/04 18:00
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: lD2cco6.)

「すまない、平気だ」

茶髪の上に深緑色の目、西洋人と思われる男だった。
しかしながらも男はどこかアジア人のような空気を纏っており、セイイチは気付かれないように横目で彼の手に持っているパスポートを覗き込む。

あぁ、なるほど。

男のパスポートには菊紋が入っており、セイイチは勝手に彼がハーフか、クォーター等の日系人と納得をした。
男はそのままその場を去って行ってしまった。

セイイチは搭乗口へ向かって行った。
少し歩けばすぐにG8の搭乗口は見つかり、セイイチは搭乗券を見せ、飛行機に乗る。
チケットに書いてある座席に座り、やっと眠れるとセイイチは目を瞑る。
飛行機が日本へ着くのは十時間後……



次の日、
政府軍基地にて、そこで壊ナオヒトは場には似合わないのんびりとした様子で喋る。

「うん、じゃぁ作戦実効の前に確認を取りますねぇ。
 うん、えーと、カラベナは名目上は基地なんだけど、実際はカラベナには火薬や武器、食料や、物資、兵器等の物を置くための場所でしかなくてねぇ、うん、カラベナに住んでる人間は数え切れる程度の偉い人しかいないんだよぉ。
 うん、だからねぇ、カラベナが無くなればMemory of the battlefieldはほぼ駄目になるよぉ。
 あぁ、うん、わかってるようにカラベナは火薬庫だからね、攻撃するときは注意するようにねぇ。うん、噂ではMemory of the battlefieldは核兵器を保有してるって言われてるしねぇ」

そのおっとりとしたナオヒトに軍人達は「了解!」と真面目に答えると、指定の位置に着く。
溜息を吐きながら狙撃手である間宮も指定の空母に乗り込む。
——めんどくさい。
間宮はそうとしか思っておらず、死んだ魚のような目で空母から外を見る。

「隊長、全員持ち場につけました!」
「よろしい、では、空母を発進する!」

隣の隊長のやり取りを聞き流しながら、間宮も狙撃手の席に着く。

「これより、カラベナ略奪作戦を開始する」

隊長の声に、間宮を除いた全員の顔が引き締まる。

Re: 理想郷 ( No.126 )
日時: 2010/09/13 13:46
名前: 金平糖  ◆dv3C2P69LE (ID: lD2cco6.)

「ふふ、すべてが順調」

ノートパソコンの前でスズがにやりっと笑う。その隣のマツワも小さく笑う。
二人の予想以上に、復楽園会の会員はうなぎ上りでどんどん増え、規模もどんどん大きくなっていた。

「そういえば加藤さんがいなくなったけど、伊原さんいつも通りね、仲良かったんじゃないの?」
「いやいやいや!」

マツワは首をぶんぶんと横に振る。

「ふーん……やだもうこんな時間!伊原さん、もしよかったら私が寮の申請書出そうか?私、二人部屋を一人で使ってるからさ」
「いや、いいよ」

即答でマツワは答える。

「私は家に帰らないと死ぬ、それじゃ、」
「悩む素振り位はしなさいよばかぁ!!もう!暗いから気をつけて帰ってね!」

さっさとマツワは部屋から出て行き、スズは再びノートパソコンを見る。

「何じゃこりゃあ!」

怪訝そうな顔でスズは画面を見つめる。
ノートパソコンの画面には白い『何か』が触手のようにメキメキと画面を覆い始めている。

「やだ、ウイルス?それともバグ?ウイルス対策とかはしっかりしてたはずなのにぃ!」

泣きそうな顔でスズは叫び、急いで対処を始めるも効果はなく、スズは「ふざけないでよぅ!」と叫びながらキーボードをばしんっばしんっと拳で叩く。

『ご安心下さい、私は貴方のパソコンを破壊しません、私は学びに来ただけ、私は学びに来ただけ……』

突然、浮き出て来た赤い文字に、スズはキーボードを叩く手を止める。

「何がなんやら……何これ、意味不明すぎる……」

すぐに画面に返事が出る。

『私の名前は連理木、貴方のパソコンの中を学びに来ただけ』
「嘘、会話できるの……?」

スズは連理木に興味を持ち始める。
が、連理木は『有難うございました』と白い文字でお礼を述べた後、メキメキと画面を覆っていた白い『何か』がメキメキと後退して行き、画面は元通りになる。

「疲れてるのかしら?」

スズはそのままベッドに倒れこんだ。


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