ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 椿原小学校探偵部、始動【第1章完結!!
- 日時: 2011/03/28 20:45
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
シリアス・ダークで小説を書くのは初めての、星都(ほしみやこ)という者です。
パスワードを忘れるという馬鹿なことをしたために、もう一度立て直しました。
申し訳ありませんでした。
この話は、私がリングノートに書き留めていた小説を土台に書いていきます。
更新は遅いです。酷いときには1ヶ月も空いちゃうときもありますが、
気長に見て下さい><
オリキャラの募集は終わりましたが、
第2期の募集をする場合がありますので、そのときはよろしくお願いします。
〜注意事項〜
1 荒らし、チェンメはお断りです。
2 星都が嫌いという人は、お戻りを((
3 駄作者が書くので駄作になると思いますが、よろしくお願いします。
4 ガラスのハートなので、アドバイス等は優しくお願いします。あ、でも、びしっと言うときはびしっとお願いします。
〜目次〜
・目次【>>0】
・登場人物【>>1】
・依頼名簿1【>>18】
・オリキャラ用紙【>>19】
・第1話
【>>3、>>16、>>17】
・第2話
【>>26,>>28,>>31,>>32,>>33,>>38,>>45,>>46,>>48,>>54,>>61,>>71】
・第3話
【>>74,>>84,>>85,>>89,>>92,>>93,>>96,>>100】
・第4話
【>>104,>>105,>>106,>>120,>>123】
第5話
【>>126,>>133,>>138,>>140,>>141】
第6話(解決編)
【>>142,>>143】
・参照300突破記念キャラ対談
【>>86,>>87】
・参照500突破記念キャラ対談
【>>132】
・キャラへの質問用紙
【>>134】
・キャラ絵
乙葉【>>125】
あや【>>130】
〜お客様〜
・音 様
・ヴィオラ 様
・るぅら 様
・金平糖 様
・水練 様
・nayuta 様
・真瑠 様
・メル— 様
・ACT 様
〜〜〜〜〜お知らせ〜〜〜〜〜
・コメディライトの小説更新。
・悪魔の声更新
・参照700突破
・第1章完結!!
〜〜〜〜〜お知らせ〜〜〜〜〜
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- Re: 椿原小学校探偵部、始動【第4話執筆中】 ( No.122 )
- 日時: 2010/12/02 19:25
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
ありがと^^
私的にも、かなたと愛香の漫才的やりとりが気に入ってるw
ちょー!!ww
バクテリアってw
- Re: 椿原小学校探偵部、始動【第4話執筆中】 ( No.123 )
- 日時: 2010/12/03 13:18
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode=view&no=15529
忠が出て行った後、誰からともなく溜息が出た。
そして常に冷静な秀二でさえも、言い淀んだ。
「……さて、今日はどうします?大沢さんの証言は…その……」
「役に立ってなかったしねー♪」
「そうそう。役に立って無い——って何を言わせるんですか!?」
「あや、正直に言っては可哀想ですわ。いくら本人が居ないとはいえ……」
「フォローになってないと思うぞ」
フォローになってない。それほど忠の情報は役に立っていなかった。
正直に言えば、それぐらいの情報は自分たちでもかき集められそうだ。
「……で?これからどうすんの?」
漫才同然の話をしている4人を無視すると、愛香は教壇に面白そうに寄りかかっている耶麻に聞いた。相変わらず机に突っ伏しているが、それはなるべく耶麻の顔を見たくないと言うのだろうか。
「んー?それは僕に行ってるのかな?」
「当たり前でしょ。あの4人じゃ役に立たない」
「はは、愛香は手厳しいなぁ」
いつも通りのさわやかな笑顔を睨む。
相変わらず不機嫌な顔は変わっていない。
「あんた顧問でしょ。ちゃんと指示すればいいじゃない」
「うーん。僕の教育方針って自尊心だからなぁ」
「あんたの教育概念なんて知らないわよ」
「知らないはないだろ?これでも教師だし」
「教師らしいところは一度も見たこと無いけどね」
そしてさわやかな笑顔VS 絶対零度の睨みの戦い。
無言ではあるものの、両者の顔の間には火花が散っている。
「……結局一番トラブルを起こしているのは愛香なんですよね」
その秀二のつぶやきは、2人の沈黙によって鎮圧された。
ようやく落ち着いたかなた達は、にらみ合っている2人を無視すると深呼吸をした。
「まぁあの2人はおいておこう」
「私たちも似たような感じだったけどねぇ」
「……ん。じゃあこの後のことについて話し合おう」
その言葉に、それぞれが深く頷く。
かなたは一冊のノートを取り出すと、今つかんでいる情報を書き出した。
————青山佐那誘拐事件————
<依頼人>
・大沢忠 4−2
<依頼内容>
・最近学校に来ていない女子の様子がおかしいため、調査をして欲しい。
先生によると、病欠と言うことになっているが、先生達の様子がおかしいため、
怪しく 思っている。
<詳細>
・子どもが誘拐されているのに、その父親はまだ一度も自宅に帰宅しては居ない。
・家族仲は良好。近所での評判も良いらしい。ただ夫婦の間に金銭問題有り。
・青山佐那の母親から通報があったのは3日前。
・下校時刻の4時を過ぎても、全く帰ってこなかったため、警察に通報。
・奥さんは専業主婦。旦那さんはサラリーマンだがリストラされそうになっている。
<疑われている人物>
・奥さんの妹。結構な遊び人で、お金にも困っている。
・旦那さんの弟夫婦。子どもは居なくて、実家暮らし。遊び人。
「ふぅ。こんなもんかな」
手の持っていた鉛筆を放り出すと、かなたは指の関節をポキッと鳴らした。
結構な時間同じ体制で居たらしく、肩をゆっくりと揉みほぐす。
「とりあえず、今のところこの情報しか無い。まぁ素人が集めた情報にしては、
集まりすぎな方だけどな」
「頑張ったから良いじゃん」
「あやは何もしていませんわ」
かなたが書いた情報をのぞき込むと、愛香は腕を組んだ。
そしてゆっくりと目を瞑る。
「……愛香?どうした、気分でも悪いのか?」
「煩い。ちょっと黙ってて」
心配そうな声で言うかなたを一言で黙らせる。心配してやったのに、と言いたげなかなただが、愛香は意味もなしに行動を起こすことは無いと言うことを、知っている。
周りの部員達はそんな愛香の様子を心配そうに見つめている。話し合いの途中で黙ったことはあったが、これほどまで真剣に沈黙を続ける愛香は見たことがない。
そんな中で1人だけ面白そうに微笑んでいる人物が居た。
——罪木耶麻だ。
「……久しぶりだね、愛香のこの姿」
誰にも聞こえないようにつぶやくと、耶麻はくくっとのどを鳴らした。
「いよいよクライマックス…かな?」
そのつぶやきは、誰の耳にも届かなかった。
- Re: 椿原小学校探偵部、始動【第4話執筆中】 ( No.124 )
- 日時: 2010/12/03 16:34
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
リク掲示板で、小説のキャラ絵を募集しています。
お気軽にどうぞ^^
絵はこちらでも紹介させていただきます^^
- Re: 椿原小学校探偵部、始動【第4話執筆中】 ( No.125 )
- 日時: 2010/12/09 19:38
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?556155
リク掲示板で小説のキャラ絵を募集したところ、
真珠さんが乙葉を描いて下さいました!!
URLを貼っておきましたので、どうぞ^^
真珠さん、ありがとうございます!
- Re: 椿原小学校探偵部、始動【第4話執筆中】 ( No.126 )
- 日時: 2010/12/09 21:35
- 名前: 星都 ◆U9Gr/x.8rg (ID: PWqPGq9p)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?556155
——青山佐那宅——
「…………」
広々としている割には必要最低限の家具しか置いていないリビング。そこに、大人が7人ほどしかめ面で座り込んでいる。その殺風景なリビングには似合わない——いや、ぴったりと言うべきか。その人物達は宅配ピザの制服や、電気工事の制服などを着た人たちが座っている。——が、鋭い目がただの人物とは言い難い。ぴりぴりとした空気を身に纏い、いらだたしく上下に動く膝がそれを証明している。
その中で、ただ1人。憔悴しきったような、疲れ切った顔をしている女性が居た。
——青山美和(あおやま みわ)。彼女が憔悴しきっているのは、今目の前で起こっている出来事を理解していないか。あるいは理解したために訪れた、悲しみのためか。
「……娘は…ま、まだなんですか?」
目つきの悪い男性達を前に、とても恐る恐るといった感じで問いかける。
その問いに答えたのは、頭のてっぺんが薄くなりかけた40代後半の男性。顔、少しぽっこりとしたお腹。そして、なによりも印象的なのは目だった。周りの男性達とは違う、とてもふんわりとした優しい目をしている。
「今私の部下達が調べていますよ。奥さん、落ち着いてください」
「…お、落ち着いてなんか居られませんっ!私1人では…ど、どうしようも……」
そう言うと、顔を両手で覆い床に泣き崩れた。それを近くにいた女性が抱き留める。
「警部」
「うむ。一城、後は頼んだ」
その男性は警部と呼ばれると、女性に目で合図した。おそらく休ませろ、と言っているのだろう。
女性—— 一城咲良 ——は美和の肩を抱くと隣の青山夫妻の寝室へと向かった。
「……まだ犯人からの連絡は無いのか」
「ありません。犯人どころか、電話は一本もありません。旦那さんからも連絡が無いようですし」
警部の近くに座っていたまだ20代後半の青年が答える。
——そう。今この状況。青山佐那誘拐事件を担当している、椿原署の刑事達は泊まり込みで張り込んでいるのだった。
ピンポーン…
「っ!?」
「佐那っ!?佐那なの!?」
「お、奥さん!落ち着いて」
電話が来ないことを良いことに、少し気を緩めようとした瞬間。
突如としてリビングに緊張が走った。寝室から出てきた美和を後ろから羽交い締めにすると、咲良はキッチン近くにあるモニターへと急ぐ。
「……はい」
『青山佐那さんのお宅ですか?私、佐那さんの友達の一城愛香です。休んでいたぶんのプリントを届けに来ました』
「あ、愛香!?」
『??』
インターフォン越しに聞こえる声は、自慢の愛娘愛香であった。
(き、聞き間違いじゃ無いわよね…?)
もう一度 モニターを見る。
——この無愛想な美少女は自分の娘だ。
そう確信すると、咲良は警部の方を見た。目で「どうすれば…」と語りかけている。
「いや、どうすればって言われても…」
警部は所帯を持っており、咲良の言えとは家族ぐるみのつきあいだ。
しばらく愛香には会っていないため、顔を見たいという気持ちもあるが不幸なことに現在は勤務中だ。
「……一城出てやりなさい」
「……分かりました」
渋々頷くと咲良は玄関へと向かった。
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