ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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しかくセカイ。 完結
日時: 2011/04/30 20:13
名前: アキラ (ID: ET0e/DSO)

やっぱり、アレですね。
携帯だと打ちにくい。
まぁ、どうでもいいけど。笑


□登場人物

イノウエ
井上 サクラ

      16歳 白と茶の混じった髪の毛
      ある事件からの後遺症で精神ともに障害がある。
      自分は夢の中の住人だと思っている。
      

ミゾブチ
溝渕 なぎ

       12歳 年齢の割りに大人びている少年。
       サクラを好きで、彼女に振り回される毎日を過ごしている。


ツキミサト マユリ
月見里 繭理 

          
       16歳 ゴスロリで僕っこの少女。
       髪が限界的に短い。
       同性愛者。


サメウラ  レイジ
早明浦 零時

        25歳 基本的デンパな人。 変。
        近所で喫茶店を開いている。
        サクラが恋しがる「王子さま」。
        本当は落ち着いた性格。

サメウラ  カナ
早明浦 華奈

        20歳 零時の弟。 頭イッてる人。
        自分の名前がかなり大嫌い。
 
        

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Re: しかくセカイ。 ( No.79 )
日時: 2011/04/29 10:05
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

全力……全力! yes!←
泣き顔がお好きなんですね。
わたしは苦痛に顔を歪ませて強がってる顔が好きでふ←
>風さん


お久しぶりです。
なんだかんだ今までわたしは生きてきました←
自分のような小説なんて低レベルすぎて笑っちまいますぜ、はっ←
>出雲さん

Re: しかくセカイ。 ( No.80 )
日時: 2011/04/29 11:03
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)



早明浦零時。

彼もまた、サクラという一人の少女の虜となる。
鎖に繋がれ、異様な現状を当然だと思いこみ、父親の言いなりになりながらも、絶えない美しさを持つ彼女が。

どうしても、ほしいと。

サクラを自分のものにしたい。 父親と同じようにサクラを愛でてみたい。
しかしその欲求は満たされることもなく、彼は彼女のために食事を運んだ。 彼女の父親が外国に行っている間、彼が彼女の命を繋いでいた。

一人の少年が、サクラの友だちとして誘拐されてくるまでは。



 

               ◇




なぎが目を開けると、自分を覗き込む零時の顔があった。

「ああ、やっと起きたのかい?」
「……イカレが」

辺りを見て、寒気がした。 もう二度と来ない場所だと思っていた。 もう二度と、思い出したくない場所だった。
血の匂い。 もうこれは夢だと思いたくなるような、ひどい場所。

「ここ覚えてるみたいだね」
「──その様子だと、今までの性格はハッタリみたいですね」
「なぎくんこそ、俺の正体に気づいているわけじゃなかったんだ」
「気づいてましたよ」

事件のあと、父親の莫大な資金で一人暮らしをしていたサクラに見つかり、一緒に暮らし始めたなぎは気づいていた。
零時が、あのとき食事を運んできてくれた 「王子さま」 だと。

「髪が伸びていて分かりづらかったけど。 似ているなって。 でも声ですぐに気づきました」
「そっかそっか。 華奈とは間違えなかったか。 俺とあの子、双子みたいってよく言われるんだけど」
「間違えませんよ」

なにもかも違うから。 声も雰囲気も体格も。

「そっか……。 じゃあ連続幼児殺人事件の犯人も、俺だってわかってたんだ」
「当り前じゃないですか」
「なんで警察に言わなかった?」

どうしても警察に言えなかった理由がある。 
サクラの笑顔を守るための、大事な理由が。

「王子さまが居なくなると、サクラが哀しむから」

そんな理由。
サクラにとって零時は、いや、王子さまは初恋の相手だった。 初めて父親以外の男を見て、その官能的な容姿と、自分に食事を分け与えてくれる優しさに、酔っていた。

「サクラは王子さまがアンタだって気づいていない。 だけど……、アンタじゃなきゃ王子さまになれないだろ」
「──キミは、王子さまになろうとしたのか」

サクラがもう泣かないように。 なぎはすべてをサクラを捧げるつもりだった。 
純粋にサクラが好きだった。


それだけだった。

Re: しかくセカイ。 ( No.81 )
日時: 2011/04/29 12:53
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)




「ああああぁああぁああぁあぁああぁああっ!」

鈍い音がした。 途端に体中に訪れる、ひどい痛み。 熱くなるようなその痛みに耐え切れずに、なぎの口から叫びが漏れる。
汗がにじみ、呼吸を整えることが難しい。

「足の骨を折ったくらいで何をそんなに騒いでいるんだい。 2年前はキミはまったくの無傷で帰れたんだろ。 傍観者のままで居られると思った?」

これは悪夢だ。
ニヤリと笑いながら近づいてくる顔を直視し、なぎが不快感に顔をそむける。

「俺はずっとサクラが欲しかったんだ。 だけど彼女にはいつもキミが居て、手が出せない。 買い物に出て偶然、キミが一人で外に出ているのを見て、チャンスだと思ったよ」
「────サクラはどこですか」
「ああ、そうだね! すっかり忘れていた!」



保留!

Re: しかくセカイ。 ( No.82 )
日時: 2011/04/29 15:23
名前: 右左 (ID: 8hgpVngW)

そーいえばぁ、BLOOD-Cっていう映画が今年あるんですよねぇ
アキラさんが好きだと言っていたBLOOD+のアニメの映画……
主演が水樹奈々だったんで絶対見なくては! という気分^ω^笑
映画に向けてアニメを見ます笑

それと、零時クンのキャラが何とも言えません笑
今までのね、夜音クンのキャラとか押し倒したいほど素敵でしたけども((これはひどい
この零時クン、妙に成人男性感あって受け入れられない!
早く華奈クン助けに来て!笑

いや、零時クン好きですけど!

Re: しかくセカイ。 ( No.83 )
日時: 2011/04/29 17:17
名前: yuri ◆F3yWwB7rk6 (ID: DOGZrvXb)
参照: 最近ライト・コメディ小説に興味を抱いた。


足の骨ぇぇぇえええええええ!!!!!!????

痛い痛い痛い、想像するだけで痛い!
無理でしょ! 自分なんかひび入るだけで泣きじゃくる自信があるね!


>>82
BLOOD+は確かにアキラさん好きでしたね。
実は自分さっきカラオケでBLOOD+のOP3、「Colors of the Heart」を歌ってきました。
ジョイだとアニメPVがあってすごいかっこいい!!(無いのもあります)
自分も見たいと思います。


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