ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- しかくセカイ。 完結
- 日時： 2011/04/30 20:13
- 名前： アキラ （ID: ET0e/DSO）
やっぱり、アレですね。
携帯だと打ちにくい。
まぁ、どうでもいいけど。笑
□登場人物
イノウエ
井上 サクラ
16歳 白と茶の混じった髪の毛
ある事件からの後遺症で精神ともに障害がある。
自分は夢の中の住人だと思っている。
ミゾブチ
溝渕 なぎ
12歳 年齢の割りに大人びている少年。
サクラを好きで、彼女に振り回される毎日を過ごしている。
ツキミサト マユリ
月見里 繭理
16歳 ゴスロリで僕っこの少女。
髪が限界的に短い。
同性愛者。
サメウラ レイジ
早明浦 零時
25歳 基本的デンパな人。 変。
近所で喫茶店を開いている。
サクラが恋しがる「王子さま」。
本当は落ち着いた性格。
サメウラ カナ
早明浦 華奈
20歳 零時の弟。 頭イッてる人。
自分の名前がかなり大嫌い。
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- Re: しかくセカイ。 ( No.74 )
- 日時： 2011/04/23 12:25
- 名前： 緑紫 （ID: rb3ZQ5pX）
- 参照： 25〜27まで修学旅行ですあ
え?
何?
王子さまって零時だったの!?
マジかよ。
ちょっとテンパって王子さまをおじいさまと言い間違えちゃったじゃないか!!←だから何
あぁ、以外すぎてなんだか凄いの。←忍ちゃんかよ
- Re: しかくセカイ。 ( No.75 )
- 日時： 2011/04/25 16:12
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
零時に関しては、ばしばし書いていきます!(^^)!
- Re: しかくセカイ。 ( No.76 )
- 日時： 2011/04/25 17:17
- 名前： アキラ （ID: STEmBwbT）
◇
２年前、その男は零時の店の常連としてよく喫茶店に入り浸っていた。
コーヒーの味が美味いということと、零時のよくわからない性格が、物好きな男の興味を惹いた。
零時には弟がいたが、彼はその男のことを好いていなかった。 そのせいか、その男がいるときは、零時が接客した。
「キミは、人の死体を見てどう思う？ 気味が悪いとか、恐ろしいとか、汚らしいとか思うかい？ そんな考えを持っているのなら、改心すべきだね。 ぼくのように」
男は誇らしげに言い、零時を見据えた。
上品な黒スーツを着て、髪は脱色しているのか明るい色をしていた。 顔立ちは整っており、瞳が薄い茶色だった。
「キミに、あるバイトを頼みたいんだ」
「バイト……ですか？」
零時が首をかしげる。
男は微笑みながら、「簡単だよ」 と付け足す。
「ぼくの芸術品に、食事をやってくれないか」
零時の双眸が大きく見開かれ、その意味を問う。
「食事……？ 生きているんですか？」
「ああ。 動くし呼吸もしている。 ぼくが仕事で外国に行っている間、合鍵を渡しておくから、食事を与えてほしい」
「───オレ、生き物あまり好きじゃないんですが」
「だいじょうぶだよ」
手が、零時のほうに伸びる。
大きく温かいその手に頬を撫でられ、零時が身を引く。 そのあとを追うように、男はカウンターから身を乗り出し、零時の耳に囁いた。
「ぼくの作品は、小さな小さな女の子だから」
彼女と初めて会った日。 そのあまりの愛らしさに、零時は彼女に魅入られる。
薄い脱色した髪に、透き通るような白い肌。 零時を見て、彼女は不思議そうな表情をしたが、男を見ると微笑んだ。
しかし、その表情はどこか 「作り物」 のような気がした。
「彼はね、王子さまなんだよ」
男は少女にそう言った。
すると、少女は持っていた本を男に見せ、
「この物語にでてくる王子さまなのかしら」
そこには、長身の王子がお姫様とキスをしている描写が、可愛らしいイラストで描かれていた。
少女は得意そうに零時に言う。
「これ、お父さんが描いたのよ」
お父さん、と。
零時はこの二人が親子関係であることを知り、少しばかり動揺したのか、少女から視線を逸らした。
それに気づかない少女は、ゆったりとした口調で零時に告げたのだ。
「わたしねお父さんの芸術品なのよ」
- Re: しかくセカイ。 ( No.77 )
- 日時： 2011/04/25 20:13
- 名前： 風（元：秋空 ◆jU80AwU6/. （ID: 4.ooa1lg）
- 参照： 全力……全力！！全力！！！全力……オー！！YES！！！！
泣きたければ泣いて良いんですよ？
僕,泣き顔って大好きなんですよ……美人さんと美形限定だけど♪
君は…美人（黙れ
王子様……良いですねぇ（苦笑
- Re: しかくセカイ。 ( No.78 )
- 日時： 2011/04/25 20:24
- 名前： 出雲 （ID: luklZ16E）
えーっと、覚えてらっしゃるでしょうか？
出雲と申すものです。
小説カキコにお邪魔していないうちに、また新しい作品を書かれていたようで…
先程、やっと追い付きましたのでコメントさせていただいてますm(__)m
今回も…圧倒されまして、流石ですね…
もういつも虜にさせていただいています!
いつかアキラ様のような小説が書きたいなァ、とか思ったりしながら…。
その、なんとも予想外の展開に驚きながらも続きを待っています!
更新頑張ってください!
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