ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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----もう一度、君に逢えたら----
日時: 2011/07/23 17:16
名前: 雅 ◆QU/0I6a5/6 (ID: pUqzJmkp)

こんにちわOR初めまして!雅(みやび)と言います
シリアスで書くのは3回目です。
前は、優香(ゆか)で書いてました^^
ウチの事を知ってる方や、そうでない方もどうぞ見てって下さい^^

でわココでルールを・・・
*・*・ルール・*・*
★荒らしはダメ(来たとしてもシカトします)

★チェンメ、コピーも駄目

★作者の事が嫌いな人は、はいUターン

上の3つの事が守れる人は、私の新作楽しんでください☆

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Re: ----もう一度、君に逢えたら---- ( No.5 )
日時: 2011/07/23 17:10
名前: 雅 ◆QU/0I6a5/6 (ID: pUqzJmkp)

>>004の続きです

・・・ムリ?今、ムリって言った?!
 「な、なんでぇ〜!?いつもなら手伝ってくれるのに」
 「それは!アンタがちゃぁ〜んと授業聞いてても、分かってないから!アンタ今日は寝てたでしょ!!
だからダメ!教科書見なさい」
 「そんなぁ〜・・・」
はぁ〜、しょうがない。こうなったら奥の手を使うか・・・。
と、私が悪知恵を働かせていたとき、弥栄が言った。
 「・・・君の幼なじみ君に手伝ってもらうのも駄目だよ」
・・・・・・・。
 「なんで分かった?!」
なんでいつも、良からぬ事をたくらんでるときは弥栄にお見通しなの?!弥栄ってエスパー?!
 「だって・・・ねぇ?」
そう言って、弥栄と李香が顔を見合わせた。
 「うん。アンタ、変な事考えてる時顔に出てるよ」
 「そうそう、二ヤァ〜って」
・・・・はぁ〜。そんだったんだ。だからいつもばれてたんだ・・・。
 「・・・自力で頑張ります・・・・・」
 「普通そうだけどね」
 「・・・・・・・・・・・」
今の李香の一言、結構きた・・・。
 「「ばいばい」」
 「う、うん!また明日ね」

そう言って、私たちは教室を出た。

Re: ----もう一度、君に逢えたら---- ( No.6 )
日時: 2011/07/23 17:55
名前: 雅 ◆QU/0I6a5/6 (ID: pUqzJmkp)

 「ただいまぁ〜」
家に入るなり、私はどさっと床に倒れこんだ。今日はいつもよりドアが重く感じた。
 「お帰り〜って、弥生!玄関で寝るなっ!!」
リビングから出てきたお母さんが、私の姿を見てそう言った。
そして、ベシッ!と私の背中をたたいた。
 「いった〜。叩く事ないじゃん・・・」
 「あんたが悪いんでしょ。あ、そうそう。玲也君来てるよ。アンタ今日、授業中寝てたんだって〜?だらしない」
たいして成績も良くないくせに・・・と、お母さんはブツブツ文句言いながらリビングに引っ込んだ。
余計なお世話だ。それより・・・玲也が来てるって言ったよね?
 思わず顔がにやける。私は急いで靴を脱ぎ捨て、階段を駆け上った。
 「玲也!玲也は?!いる?!」
勢い良くドアを開け、私は叫んだ。
 「ったく、うるさいな。居るよ、お帰り」
ちょっと顔をしかめて、玲也は私の方を振り返った。
 「良かった〜、頼みたい事あったの!あのね、宿題を・・・「ムリ」
またしても、話を遮られた。しかもさ、ムリって・・・さっきと状況一緒じゃん!
 「な、なんでぇ〜!まだ何も言ってないのにぃ・・・!」
 「どうせ宿題手伝えって言いたいんだろ?ムリだよ」
困ったような、怒ってるような顔をしながら玲也は言った。
 「なんで無理なのさ」
 「コレ。見てみろよ」
そう言って玲也は自分の携帯をさし出した。・・・メール?
 「メールがどうかしたの」
 「ん」
玲也は、携帯の画面を指差した。それに従って文章を読むと・・・

 【弥生の幼なじみ君へ
  弥生の家に行ったら、弥生が宿題手伝えって言うと思うんだ!
  でも、手伝っちゃだめだよ!あの子の為になんないから。
                 By 李香&弥栄     】

あいつら・・・・余計な事を・・・。しかも、玲也が私の家に行く事前提だし。
 「お前、いい友達もったなぁ。弥生の為になんないってさ。良かったな」
玲也の目は、完全にバカにしたように笑ってる。なんかムカつく。
 「別に。で、なんで家来たの?まさか、それ見せに来てバカにするため?!」
私は、ちょっとキレ気味にそう言った。まぁ、違うという事は分かってんだけどね。
 「バーカ、違ぇよ。俺は、手伝いに来たんだよ」
 「は?手伝うなって言われてんのに手伝いに来たの?アンタバカ?」
 「そうゆうイミじゃねぇよ。勉強を教えに来たの!」
あぁ、なるほど。そうゆうイミか。なんか、一緒のような気もするけど
とにかく助かったぁ〜。
 「助かりま〜す。じゃぁ早速、教えてください」
 「え、最初から?」
 「当たり前じゃん。聞いてないもん」
玲也は、なんか驚いたような顔してる。何よ、その顔は。
 「普通さぁ、教科書見ても分かんなかったら聞かねぇ?」
 「聞かない」
はぁと、玲也はため息をついた。
 「なっ、ため息?!」
 「まぁ、お前の頭じゃ教科書見てもムリか。」
 「どうゆうイミよ」
 「冗談だよ!ほら、サッサとやるぞ」
冗談でも納得いかない・・・。ま、いいか。
 「うん!」

Re: ----もう一度、君に逢えたら---- ( No.7 )
日時: 2011/07/23 20:41
名前: 雅 ◆QU/0I6a5/6 (ID: pUqzJmkp)

宿題は、予想以上に難しかった。でも玲也の教え方が良かったのか、
結構早く宿題を終わらせる事が出来た。
 
 「はぁ〜・・・!やっと終わった〜!!」
 「おまえ、意外と理解力いいのな」
 「どうゆうイミよ」
 「冗談だよ!お疲れ」
玲也と、そんな話をしながら階段を下りて玄関まで行った。
 「じゃぁ、また明日な」
 「あっ、送ろうか?」
 「すぐ隣じゃん、いいよ」
 「あ、そっか。・・・気をつけてね」
 「おぅ、じゃな」

そう言って、玲也は暗闇の中に消えてった。


                     †
朝。学校に行くと、弥栄と李香が駆け寄ってきた。
 「おはよ〜。李香、弥栄」
私のあいさつの返事もそこそこに、李香が言った。
 「弥生!アンタ宿題は?!出来た?」
 「なんだよ〜、手伝わないとか言ってたくせに気になるの?」
 「そりゃぁ、ね?」
と、李香は弥栄の方を見た。
 「うん、私も気になる。見して見して」
 「もぉ〜しょうがないな」
そう言って私は、カバンの中から昨日玲也と頑張ったプリントを取り出した。
 「ホレ、どうだ」
 「「おぉ!全部出来てる〜!!」」
 「ちょ、ハモらないでよ。私が出来たのが意外みたいじゃん」
 「だってあんたが出来るなんて思わなかったもん」
 「李香、ダメージ大きいです」
 「あ、ゴメン」
弥栄の方を見ると、プリントをジ〜ッと見てる。
 「どしたの?弥栄」
 「弥生、コレ1人でやった?」
 「えっ?!な、なんで・・・?」
うわ、また弥栄の勘が働いてる。ばれるぞコレ。
 「だって、この問題、弥生が1人でやれるレベルじゃない」
ば、ばれた〜・・・。
 「そうなの?弥生」
 「・・・う、うん・・・」
 「玲也君?」
はぁ。ここまでばれたよ。やっぱ勘鋭いな、弥栄。
 「まぁ・・・ね」
 「やっぱり?」
李香は、最初から分かってたような言い方をした。
 「やっぱりって?」
 「メール見た?」
 「うん」
 「あんなの送っても、弥生に宿題教えそうだなって思ったから」
そういう李香の目は、なんか切なそうに見えた。
 「そう?」
 「うん。だってさ、玲也君て弥生のコト・・・」
キョトンとした私の顔を見て、李香は
 「なんでもないよ!まぁ、手伝ってもらってないだけ良しとする!」
悪戯に笑った李香の目を見て、さっきのは気のせいだったのかなと思った。
 「李香、先生みたい!!」
 「まぁ、李香は頭いいから先生いけるかもね」
 「ちょっと〜、2人とも、冗談やめてよ〜」
朝から、私たちの笑い声が響いた。そしたら、ちょうどタイミング良く

--------キーンコーンカーンコーン・・・-----

 「あっ、チャイムだ」
 「そろそろ席戻ろっか」
そして、私たちは自分の席に戻って行った。


そして私は、後で気づくことになる。李香のあの、切なさそうな目が
気のせいではなかった事に・・・--------。

Re: ----もう一度、君に逢えたら---- ( No.8 )
日時: 2011/07/25 00:57
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: YZiYs9.d)
参照: 夏バテ注意。

タイトルから、なんか気になります。
なのでホイホイされました紅蓮の流星という物です。者ではなく物です。ここ重要です。
今現在、普通に幸せな日常というのがとても上手く描写できている分、これからの展開がとても楽しみです。
これからも更新頑張ってください、応援しています。

Re: ----もう一度、君に逢えたら---- ( No.9 )
日時: 2011/07/25 18:09
名前: 雅 ◆QU/0I6a5/6 (ID: pUqzJmkp)

>>紅蓮の流星s
初めてのお客様!!ありがとうございます<(_ _)>
者ではなく物ですか><
上手いとか・・・そんな事ないですww
はい、頑張ります。応援ありがとうございます!!


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