ダーク・ファンタジー小説
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- 嫌いだ【作者より】
- 日時： 2019/03/14 22:11
- 名前： riyal （ID: Zodo8Gk0）
嫌いな人。
恨んでる人。
許せない人。
じゃあ。
殺っちゃえばいいんじゃない？
『あたし、君みたいな奴って』
冷たく嗤ってさ。
『嫌いだ』
＊＊＊
はい。riyalです。
スレを立てるのは初めてです…！
なので初心者を見る目で見てくださると嬉しいです←
それでは。
目次 >>2
歳を食った作者より >>104
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.15 )
- 日時： 2015/01/10 00:11
- 名前： riyal （ID: bUOIFFcu）
おおー！
オリキャラありがとう！
使わせてもらうぜっ((
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.16 )
- 日時： 2016/02/14 00:08
- 名前： riyal （ID: bUOIFFcu）
第6話 利害の一致
『あっははは！なんて無様な姿なの？金持ちさん！？』
「待て…命だけは…命だけは…！」
『命が何だって？』
「命だけは助けてくれ…！」
『は？命を助ける殺人鬼が何処にいるって話さ！』
なんて、いつもの様に散々嗤って金持ちを殺そうとした時だ。
「ちょっといいですか？」
ハルレが現れた。
「さすがお金持ち。お宝たっくさんですね」
「な、何をする気だ」
「盗るんです」
「と、盗ってもいいから、こいつを止めてくれ…！」
これはちょっとまずいかな、と思ったんだけど、なんとハルレはとっても賢かった。
ちらりとあたしの方を見てから、言葉を続ける。
「いいえ、その人を止めるより催促した方が私には有利です」
「…は？」
「だって、その人を止めてから私が捕らえられるの嫌ですから」
「そ、そんなつもりはっ」
「殺っちゃってください、殺し屋さん」
「待て、やめてくれ…！」
「黙りやがってください。…素直に殺られろ」
その時、ハルレに協力しなきゃ不利だなって、思ったんだ。
すでに腰の引けまくってる金持ち、あたしの悠然たる態度、などの状況から、あたしなら絶対に殺れると確信してたんだろう。つくづく頭がいいハルレだった。
『じゃ、お言葉に甘えて』
…言うまでもない。
そう、勿論殺した。
殺し終えたあと、ちょっと思った。
ハルレは、捕らえられることなくお宝を盗みたい。
あたしは、綺麗に美しく、金持ちを殺したい。
ならば。
協力し合えばいいんじゃない？
瞬間的にそんなことを思ったあたしは、もう帰ろうとしているハルレに声をかけたんだった。
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.17 )
- 日時： 2015/01/11 22:37
- 名前： ENA （ID: ez4qQ6a7）
いえいえ☆
楽しみにしてる〜♪
ルキちゃんとハルレ、めっちゃ名コンビやな！
次の話も楽しみにしてるね〜☆
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.18 )
- 日時： 2015/01/11 22:44
- 名前： riyal （ID: /dHAoPqW）
ありがとう！頑張る(*^^*)
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.19 )
- 日時： 2016/02/14 00:11
- 名前： riyal （ID: bUOIFFcu）
第7話 疲れたなぁ
『…はぁ』
「どうしました？」
『ううん、ちょっと疲れたなぁって』
いやまぁ、ハルレがいなかったら、あたしどうなってたんだろって考えたら溜め息出ちゃったんだけどね。
………。
ハルレはなんというか、すごく賢いと思う。
お宝を盗んでくる時も、いつも計画的で失敗したことがない。
盗む都合であたしに協力を頼む時も、あたしが協力するような話し方っていうか、態度でやってるんだと思う。いやだって協力する気しか起こらないし。
そもそもあの時あたしに協力したことこそ、ハルレが賢いことを証明するに充分じゃん。
例えばあたしを捕まえて、心置きなく盗んで帰るって方法もあったんだろうけど、それよりあたしに今協力すれば、自分に都合がいいって分かるところが賢いと思う。
散々ハルレのこと賢い賢い言ってるけど、じゃあ当のあたしは如何なのかってったら…まぁ…
賢い、とは思う。
……………。
やめよう、思考したくない。
だって…それは、賢いのは、あたしの意思じゃないから。
いつかハルレに話す日が来るかな。
その［いつか］まで、取っとこう。
「ルキちゃん？」
『え？』
「どうしました？なんかぼーっとして…」
『え、あぁ、ごめん』
「ね、熱でもあるんじゃ」
『無い無い、絶対』
ダメだな、ハルレに心配かけたら。
ハルレ、多分明日も仕事だったよね。明日のは、ハルレが自分でやろうと思ったとかじゃなくて正式に依頼が来たやつ。
寝よう。
それが一番。
いつだって、寝ればなんとかなってたから。
寝れば、一晩経てば、不都合なんて消えて、自由だったから。
あぁ、
疲れたなぁ。
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