ダーク・ファンタジー小説
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- 嫌いだ【作者より】
- 日時: 2019/03/14 22:11
- 名前: riyal (ID: Zodo8Gk0)
嫌いな人。
恨んでる人。
許せない人。
じゃあ。
殺っちゃえばいいんじゃない?
『あたし、君みたいな奴って』
冷たく嗤ってさ。
『嫌いだ』
***
はい。riyalです。
スレを立てるのは初めてです…!
なので初心者を見る目で見てくださると嬉しいです←
それでは。
目次 >>2
歳を食った作者より >>104
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.75 )
- 日時: 2015/04/02 01:15
- 名前: 穂逆 深去 (ID: BzoWjzxG)
ミルアでそうかな?と思ったら、でて、テンションが今MAXです。
あの変態ミルアが………!!
雰囲気が思い描いていたのとピッタリです!!
だしてくれてありがとうございました!!
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.76 )
- 日時: 2015/04/02 14:08
- 名前: riyal (ID: bUOIFFcu)
穂逆 深去さん
なんか、ミルアくん書くの楽しいですw
イメージ違ってたらどうしようって思ってたので良かったです!
…いやぁ、安心した←
これからもよろしくお願いします!
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.77 )
- 日時: 2016/02/14 17:01
- 名前: riyal (ID: bUOIFFcu)
第31話 変態ロリコン食人鬼
「………で?」
『え?』
「その妙なテンションの低さは如何したの?」
『……………あぁ』
ミルアが妙に鋭い。何でかな、と思うも、ただ単にこいつがロリコンなためロリを必要以上に気にかけたのだと理解し、勝手にミルアに失望した。
…まぁあたしはロリじゃないけど。断じてその類には入らないけど。断じて。
話を戻そう。
『んー…簡単に言えば、殺意の暴走』
「おお?何それ」
『えっと…とんでもなく誰かに殺意を抱いた時、それを止められなくなる、みたいな?』
「へー、それで?」
『暴走の後はなんか落ち着いた気分になるというか』
「あー、なるほど」
納得した雰囲気纏ってるだけで、本当にミルアが納得してるかはさておき。
…つくづく胡散臭い奴…。
『じゃ、あたしホテルだから』
「1人?」
『んなわけないでしょ』
「うぐっ」
『じゃあね、ミルア』
「ま、待ってよ!」
『…?』
「俺もそのホテルに「(無言でボディブロー)」ガハッ!」
ゴミを見るかのような視線を向けてもなお、ミルアは食い下がった。
「俺今日泊まるとこ無いの!」
『嘘でしょ』
「本当!本当だって!」
『…。じゃ、ホテル探し、頑張って』
「やめて!見捨てないで!」
『嫌だってば』
「そんなこと言わないでさぁ」
こんなやり取りをすること15分程度。
結局…。
「いやー、ルキちゃんは心が広いなぁ」
『……………あ、そ』
ついてきた、この変態。
変態で、ロリコンで、食人鬼って、もう同じ人間とは思えないけど、まぁ、それはそれだ。
気づけば、ホテルの前だった。
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.78 )
- 日時: 2015/04/07 15:47
- 名前: riyal (ID: bUOIFFcu)
第32話 最底辺の扱い
「…何でミルアがいるのさ」
ウキに呆れられてしまった。
『いやー…なんかついてきちゃって』
「今日泊まるとこ無くてさ」
「嘘でしょ」
「ルキちゃんと同じ反応ッ」
そう、そもそも、女子の部屋に男子が
来ること自体おかしいんだ。しかも
ロリコンが来る。…最悪以外の何でもない。
『ミルアは床に寝るんでしょ?』
「え!?そ、そんな〜…ルキちゃん一緒に
寝てくれないn「「「「(殴、蹴、踏)」」」」
………ごめんなさい床で寝ます」
全員で集中攻撃だった。
深夜だというのに、ウキ、ハルレ、カインの
3人は全員起きていた。
…テレビゲームに興じていたらしい。
寝ることもせず、電子画面に向かって
コントローラーをぽちぽちやってるなんて
不健康にも程があるが、不思議と全員身体は
丈夫らしく、風邪を引いたりはしない。
「はぁ、さっさと風呂入って寝るよ」
「了解です」
「あー、風呂まだだっけェ?」
『服洗いたい』
「風呂「ミルア覗くなよ」はい」
***
翌日。
- Re: 嫌いだ【オリキャラ募集中】 ( No.79 )
- 日時: 2016/02/14 18:59
- 名前: riyal (ID: bUOIFFcu)
第33話 ホーム
ミルアは消えていた。
正確に言うといなくなっていた。
「…また来られたら堪ったものじゃないな」
『そうだね〜』
ミルアが消えたからか、一晩寝たからか、あたしのテンションは戻っていた。
「ていうか、早く家決めたらどうなのォ?鍵掛けとけばミルアも入って来ないデショ」
もっともすぎるカインの指摘が痛い。
とはいえ家はなぁ…。
「…家って何百、何千万するんだよ、解ってる?カイン」
「そんなん解ってるよォ?でもさァ、ルキちゃんとかウキとかがハルレと協力して稼げばなんてことないんじゃないのォ?」
「…うーん」
それはそうなんだけどさ…。
そんなことより何より、自分らの立場を忘れてはいないんだろうか?
「殺し屋、だよ?」
「…ェえ?」
代わりに、ウキが答えてくれる。
「迂闊に本名晒せないでしょ、ウチら殺し屋なんだよ?…偽名使うにしてもさ」
「…あァ…」
そうか、と納得した表情を浮かべるカイン。
…無理に決まってる。街中の家にするわけにもいかないし。
「あの」
「…?」
ハルレが声を上げた。
「私が、取り付けてきます」
「へ?」
「契約とかです、皆さんは立場上出来ないってことなので、私が」
「え、でも、ハルレは…どうなの?」
「…私は」
一旦俯き、再びこちらを見る…
…見据える、ハルレ。
本当にハルレかと思うほど別人に見えた。
目つき、表情、纏うオーラ、全てが総じて変わっていた。
「…特技。雰囲気、オーラ、印象…その他諸々を変えることくらいならお手の物」
何その便利な特技、ハルレ凄い。
そして一転、ぱっといつものハルレに切り替わる。
「まあ…いろんな町を転々としていた時に身につけたんですけどね。同じ街の金持ち全てからお金奪ったら、人格変えて次の街へ、って感じで」
なるほどな。あたし、顔見られても殺しちゃうから…。
「というわけで…稼いだお金で、契約取り付けてきます!」
普段の笑顔で、そう言ってくれた。
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