ダーク・ファンタジー小説
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- アシナクシ。
- 日時: 2016/07/02 16:08
- 名前: 彩都 (ID: iXLvOGMO)
始めまして、彩都(サイト)と申します。
五作目です。
完全に、グロいです。
中身は、五分で思い付いた五分クオリティです。
読む時は背後に気を付けて下さい。
アシナクシさんが、襲うかもしれませんので……
それでは、どうぞ。
目次
第一部 『アシナクシ』襲来
序章 >>1
第一章 (CHAPTER 1) >>2-3
第二章 (CHAPTER 2) >>4
第三章 (CHAPTER 3) >>5
第四章 (CHAPTER 4) >>6
第五章 (CHAPTER 5) >>7
第六章 (CHAPTER 6) >>8-9
第七章 (CHAPTER 7) >>12 >>15-16 >>23-24
第八章 (CHAPTER 8) >>32-34
第九章 (CHAPTER 9) >>35-36
第十章 (CHAPTER 10) >>37
第二部 『アシナクシ』討伐
第一章 (CHAPTER 1) >>??
後書 第一部完 後書 >>38
- Re: アシナクシ。 ( No.14 )
- 日時: 2016/02/14 03:05
- 名前: 彩都 (ID: ae8EVJ5z)
雪様、コメント有難う御座います。
面白くて、大好きと言われて、誠に光栄です。
フードの人…大どんでん返しのキャラですのでお楽しみにしておいて下さい。
因みに、もうすぐ将人の物語は終わります。
- Re: アシナクシ。 ( No.15 )
- 日時: 2016/03/13 14:59
- 名前: 彩都 (ID: pD6zOaMa)
今から、数十年前……北海道……旭川……
そこに通う一人の女子高生……『アシナクシ』……の全身の姿である、鞠川紫(まりかわ ゆかり)……この名前こそが、『アシナクシ』の本名だった……そして、紫は陰湿ないじめがあった……
そして、ある時、こんな事件が起きた……
ゴミ箱に母が作ったお弁当を捨てられ、その弁当箱に虫の死骸等を入れられて、強制的に食べさせようとしたのだ……その時は流石に紫もキレて、先生に相談したが、『ただの遊び、ただの戯れ』として、処理された……
それから機に、いじめが酷くなった……靴の中には、画鋲を入れたり天然教科書は、黒のマジックで読めなくしたり……ノートは、ビリビリに破らされたり……ケータイは、二つ折りを逆折りにさせられたり……そして、段々といじめはエスカレートしていく……
それは、『学校の屋上から飛び降りる』……だった……
「いいから、飛び降りなよ……そうでもしないと、アンタが裸の写真を……ネットに上げるよ?アンタの魅力的な体でどれだけの男が釣れるだろうねぇ?」
「えっ!?それは止めて……!」
その画像は、コラージュだった、だが、それによく似た事を紫はしていた為、勘違いしていた……
そして、紫は結構魅力的なスタイルの持ち主だった……胸もあったし、Eもあった、身長も162cm、頭も決していいとは言えないが、平均点の少し上の女の子だった。
ある程度はモテてはいたが、それを同級生の天音璃玖(あまね りく)等、いじめグループは紫をいじめて来た……
そして、今も天音のいじめは続いていき、飛び降り迄来た……
「早くしないと、投稿しちゃうよ〜?」
そう言いながら、ケータイを揺らす。
「やっ止めてよ……何でこんな事をするの……?」
「そんなの簡単じゃん……?てめぇが私より目立つからだよ!」
そう言いながら、紫を蹴る天音、そして、倒れこむ紫。
そして、天音は言った。
「アンタが、モテ無きゃこんないじめに走らなかった!アンタが私の彼氏を奪ったから!」
「いや、貴方のその性格が問題なんじゃ……痛い!」
冷静に適切な事を言って、殴られる紫……
それでも、相手を入れ替えたのは、彼氏だ……ただ、私が悪いだけではない……
そう思いながら、下を見る……北海道の寒い中……飛び降りると言う、とても危険な行為にジリジリ……と天音が近付く……ッく……落ちなきゃいけないのか……そう思いながら、意を決して、飛び降りた……ドチャッ、少し軽快な音がした後、血がダラダラと現れる……そして、それを運良く落ちて数秒で気付いた数学教師が、救急車を呼んだ……
「……まぁ、少し安静していれば治りますよ……まぁ、泥で良かったですね、もしも凍っていたら死んでいましたよ……」
……此処は……そう思いながら、目を開ける……真っ白い天井……まさか、此処は病院か……そう思いながら、頭を触る……痛い……
すると、母が反応した。
「紫!?」
すると、父が紫を見て、紙に書く……父は、声を出すのが恥ずかしいので、筆記で会話している……そして、紫は答える。
「あの……ね……私……いじめら……れていて……脅さ……れて……飛び降り……したの……」
そう言うと、コクコクと、母は頷く……父も、頭を抱えていた……
それから数日、私は病院で寝泊りをした……
そして、一ヵ月後……私は、顔面を主に衝撃を受けた為、顔面の包帯を取った……すると、鏡に映ったのは、火傷の様に爛(ただ)れた様な顔面だった……
「やっぱり……神様は、私が悪いって言っているんだ……」
『いいや!そんな事は無い!お前の顔は何時でも美しいよ!だから元気を持て!』
父が、フリップに書くが、そんな上っ面な字だけでは、癒されなかった……
それから、一応は受験生、という事で、何とか学校に行く紫……そして、顔面の話をするかと思いきや、クラスの皆は明るく接してくれた……そして、天音の彼氏と別れた……
これで良いんだ……そう思いながら、頑張る紫に魔の手が……
「……アンタなんか!!アンタなんか!!」
そう言いながら、焚き火した枯葉の中に教科書、参考書、プリント等を燃やされる……その中には受験票も入っていた……受験票でさえ、燃やされる……
「あぁ……私の努力が……!?何で……何でこんな事をするの!?もう、別れたじゃない!もう、私と関わらないでよ……!」
泣きながら、反論する紫……それに対して、もっと、怒りが込み上げる天音。
「アンタが……アンタその者が憎いんだよ!アンタが消えたら……!のこのこと学校に来やがって……!」
「私だって、受験生だもの!学校に来るなって言う方が可笑しいわよ!」
そう言いながら、天音を殴る……すると、殴り返される……そんな応酬が何度も何度も繰り返される……
そして、先に紫が倒れる……そして、天音が言った。
「アンタ……刃向かうから、こうなるんだよ……」
そう言いながら、空の鞄を見て、紫は泣いた……何で、こんなに惨めなんだろう……何で……何で……!
そう思いながら、紫は頑張って、自分の体を動かした……
とある駅……隠れて、移動して、線路の上に立つ……これで良いんだ……悲しみなんて捨てないと……そう思いながら、線路の電車を見た……そして動き出す……これで良いんだ……そう思いながら、電車が紫に近付いていく……そして、運転手が気付く事には、もう遅い……運転手の目の前に移ったのは……ボロボロの紫だった……
そして、音は虚しくも、虚空を描いた……
- Re: アシナクシ。 ( No.16 )
- 日時: 2016/03/19 15:44
- 名前: 彩都 (ID: bOxz4n6K)
「……ハァハァ……」
紫は、電車に轢かれた後、右足を膝下から無くした……そして、あまりの痛みに、動けなかった……だくだくと血液が溢れていく……だが、その血液も止まりかけている……
「動かないと……足を集めないと……」
そう言いながら、うつ伏せになって、匍匐前進する……そして、足を見つける……今なら、足さえ見つかったら、繋げて、歩けるかもしれない……だが、そんな物は神様が許さなかった……
右足があったのは、対向車線だった……電車が来ている事に気付かないで、足を取ろうとしていた紫に、電車が向かってきた……そして、紫の左足が犠牲になった……
「キャァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
同じく、膝下から失った……
「あぁ……」
歩けない……その文字が彼女の頭を過ぎる……血を出し過ぎたか……そう思いながら、目の前が暗くなる……ぼやけてもきた……
私は死ぬんだな……そう思って、目を瞑る……
雪が降った……彼女の死と同時に……まるで天は彼女の死を嘲笑うかの様な空だった……
20時29分……それが、彼女の死亡時刻だった……
そして、遺体は、両足が膝下から無かった……
「……ここマデが……ワたしノせいゼンのはナしだ……」
「つまり……貴女の名前は、鞠川紫……?」
「そウダ……」
「成程なぁ……何か可愛い名前だな」
将人がそう言うと、『アシナクシ』は照れる。
「バッ!?そんナものデハない!」
「まぁまぁ、普通に受け取れよ……」
将人は溜息を吐きながら、麻美子を見る……
「つまり自殺だったんだよな?でも、何で……殺しの『アシナクシ』が……いや、紫さんが!」
「そうよねぇ……可笑しい……例え、いじめっ子を殺した所で、そこ迄拡大するかしら……?」
そう言いながら、『アシナクシ』は反論した……
「わたシハ……いじめっ子をコロしタ……ダケど……ソこかラナンダよ……『アイツ』がでてクルまデは……」
『アシナクシ』は言った……『もう一人の『アシナクシ』』の事を……
『アシナクシ』はいじめっ子達を殺した……同じ、足を奪って……だ。
そして、浮遊しながら、女子高校生の部屋や男子高校生の部屋の中を見たりしていた……
(女子の読むレディースコミックって過激だな……男子の読む本は少年誌なのに女子のお尻を見たりと、女子と違って過激だな……もしも、生きて、高校通っていたら、あんな事になっていただろうか……?いや、それは無いな、男子の読んでいる本は、二次元だからな……それにしても、女子が読んでる本はリアリティがあるなぁ……)
そう思いながら、周りを浮遊していた……
この頃、喋り方は普通だった……だが、『アイツ』が現れてきた所で段々と、喋り方が変わってきたのだった……そして、その変化は、頭の中で起きてきたのだ……
もっともっと人を殺そうよ……
その声が聞こえた瞬間、周りを確認した……だが、誰も居ないのだ、最初は空耳かと思った……だが、その声は段々と大きくなっていた……
もっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよもっともっと人を殺そうよ
その声は自分の声で、不思議がった……だが、周りを見ても自分以外の幽霊なんて居ないのだ、なので、あまり気にしなかった……
だが、決定的な事件が起きた……
「わたシ、『鞠川紫』、よロシくね?」
……え……?
同じ顔、同じ姿、同じ声、同じ身長、同じ髪型、同じ同じ同じ同じ同じ!全てが同じ!
まるで、分身した……いや、鏡から出て来たような感じの真っ黒い自分が居たのだ……
「えっえっ?貴方は誰……?」
『アシナクシ』はそう言った、すると、『黒い人物』は言った。
「だーかーらー……ワたシは『鞠川紫』ヨ?」
「……え……?何で、私が居るの……?」
『アシナクシ』は混乱した……何故、黒い私が居るの……!?訳が分からない……そう思いながら、二人の『アシナクシ』は一緒に行動する事になった……
『鞠川紫』崩壊迄もう少しだった……!
- Re: アシナクシ。 ( No.17 )
- 日時: 2016/03/23 01:16
- 名前: 猫又 ◆yzzTEyIQ1. (ID: f3VBH/TD)
初めまして、猫又と申します。
こんさんの雑談板でお見かけしたので、勝手ながら読ませていただきました。
学生の間で実しやかに囁かれる都市伝説・怪談に巻き込まれてゆくその姿はまさに王道ホラー! 面白いですね。
成りすましや黒い鞠川紫等々、事態が複雑になってきていますが一体どんな物語が綴られるのか楽しみです。
余談ですが。少々3点リーダ(……)が目立つような……。
一体どこに一番沈黙の『間』を置いているのか分かりずらくなりますし、句点(。)や全角の2倍ダーシ(——)で代用するか、長い沈黙ならセリフを切って緊張を伝える動きを入れるといいんじゃないかなと思いました。
身勝手なこと言って済みません。
応援してます。それでは、
- Re: アシナクシ。 ( No.18 )
- 日時: 2016/03/23 01:24
- 名前: 彩都 (ID: SqYHSRj5)
猫又さん、感想有難う御座います。
段々と物語は駆け足になります!
…が多かったですか…最近はダッシュも使おうとはしていますが、あまり使い方が分からないので、あまり使用出来ていませんね…
基本、都市伝説ですね。
…ていうかこれ、王道ホラーなの?
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