ダーク・ファンタジー小説
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- 転生⇔魔法少女 ※閲覧注意
- 日時: 2017/06/07 21:23
- 名前: 萌夏 ◆IrmWJHGPjM (ID: oS7lpet2)
どうも、おはこんばんにちは。
萌夏といいます!
初期ストーリーで10レスくらい
投稿してましたが、
書き直すことにしました。
不定期・亀更新で
修正も度々ありますが、
こんな私の趣味に付き合って下されば
とても嬉しく思います(´ω`*)
○あらすじ↓
中学校でいじめにあっていた
松山 詩織(まつやま しおり)は、
謎の少女・冥夢と出会い
魔法を手に入れる。
『魔法少女』として生まれ変わり
復讐を始めた詩織だったが…
詩織の周りに次々と現れる、
新たな魔法少女達。
忍び寄る絶望の影。
そして、詩織達に魔法を与えた
少女・冥夢の目的とは…?
※キャラ設定書いた方が
分かりやすいというコメントを
頂いたら、キャラ設定を書きます。
○作品に関する注意事項>>1
- Re: 転生⇔魔法少女 ※閲覧注意 ( No.63 )
- 日時: 2017/07/03 17:16
- 名前: 萌夏 ◆IrmWJHGPjM (ID: pm796894)
「おはよう、詩織ちゃん」
「おはよう!……今日も雨、か……」
リビングの窓から見える地面には、
もう水溜まりが出来ている。
「ああ、先日からか?梅雨入りしたらしいぞ」
「ふーん……」
雨は嫌いだ。
服は濡れるし、空もどんよりしていて
なんだか暗い気持ちになるから。
「あーあ、梅雨なんてなきゃいーのになー……」
「そうか?父さんは雨嫌いじゃないぞ」
誰に言うでもなく口に出した言葉だったが、
お父さんは相変わらずニュースを見たまま答えた。
「あなたが会社に遅れても
言い訳が出来るからじゃなくて?」
「優子にはバレちゃったかー、なんてな」
そんなことを言って笑う二人。
私は両親が喧嘩しているのを見たことがない。
自分の親ながら、素敵だなぁと思った。
- Re: 転生⇔魔法少女 ※閲覧注意 ( No.64 )
- 日時: 2017/07/03 18:36
- 名前: 萌夏 ◆IrmWJHGPjM (ID: pm796894)
「……ってことがあってさ……」
時間は過ぎて、現在、食堂にて。
「仲良くていーなー!
詩織ちゃんのお母さんかっこいいし!
『詩織ちゃん』って呼んでくれるんだ……
私なんか、どっちも『綾』って呼び捨て……
っていうか、怒鳴られてるし」
苦笑いする綾は、両親が嫌いだ。
千里がぽろっと漏らしたことからも察するに、
自殺した理由も両親らしいけど。
「私は……雨、嫌いじゃないよ」
千里が口を開いた。
「だって……読書出来るし、
静かだから落ち着く」
「……って、千里ちゃん晴れてても
読書してるじゃん〜
んー……でもやっぱり、私は晴れてた方がいいかな」
そう言って、私はもう一度窓から外を眺めた。
- Re: 転生⇔魔法少女 ※閲覧注意 ( No.65 )
- 日時: 2017/07/22 18:56
- 名前: 萌夏 ◆IrmWJHGPjM (ID: pm796894)
「うぅー……」
「どうしたの?詩織ちゃん」
いや、ただね?
基礎的な連立方程式とやらがさっぱり解けないだけで。
「綾ちゃん、やっぱり分かんないよ……」
千里ちゃんの部屋で、勉強会中。
ギブアップ!と音をあげれば、
順番に考えよう?と綾が隣に来てくれる。
「まず、ここのかっこを外さなきゃいけないから
3y×3+4×3に直して?
そう……それからその9yは符号を−に変えて
左辺、=の左側に移行させて……」
「ん?ちょ、ちょっと待って……よし、
ありがとう、お陰で助かった……」
「どういたしまして」
と、部屋のドアが開いてお盆を持った千里が入ってくる。
「二人とも……お菓子とジュース、持ってきたよ……?」
「ありがとう!詩織ちゃんも疲れてるっぽいし
ここでおやつタイムだね」
自然と三人で輪になる。
- Re: 転生⇔魔法少女 ※閲覧注意 ( No.66 )
- 日時: 2017/07/22 19:09
- 名前: 萌夏 ◆IrmWJHGPjM (ID: pm796894)
「詩織ちゃん、数学の課題は終わった……?」
「うーん……、まあ?」
本当はまだ半分ぐらい残ってるけど。
「でも、いいなー、私ももうちょっと
綾みたいに頭良ければなー……
うん、綾が羨ましい」
私の言葉に綾はちょっと驚いたみたいで、でもすぐに
「そんないいもんじゃないよ」
と言った。
「頭だけ良くても……褒められることもないし。
……私は詩織ちゃんが羨ましいな。
いつも仲良さそうで、素敵な両親だね」
綾の言葉にハッとする。
そうだ、綾が死んだ理由って両親のことだったっけ。
「……私も詩織ちゃんが羨ましいな」
「千里ちゃんまで?」
「両親だけじゃなくて、詩織ちゃん自身も
お母さんと仲良さそうでいいな、って。
私のお母さん、怖いし、仲悪いし、その……手が出る人だから。」
しばしの重い沈黙。
気付かなかった。千里が暴力を受けていたこと。
「……っあ、ご、ごめん!
なんか暗くしちゃって」
そう言って苦笑いする千里は、とても辛かったんだろう。
それこそ、自殺してしまう程に。
- Re: 転生⇔魔法少女 ※閲覧注意 ( No.67 )
- 日時: 2017/07/22 19:11
- 名前: 萌夏 ◆IrmWJHGPjM (ID: pm796894)
ほっといてごめんなさい。
一度書いて消えてました。
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