ダーク・ファンタジー小説

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とある町の何でも屋の無能力者
日時: 2025/05/18 16:08
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)
参照: http://kakiko.info/profiles/index.cgi

能力がある世界で生きる無能力者の何でも屋の人生。

注意 駄文&下手くそストーリー

列強・・・この世界での5人の最強能力者。国家を滅ぼせる。5人だけが入ることが出来、入るには列強に勝利する必要がある。
A級能力者・・・軍隊とある程度殺り合える。
B級能力者・・・軍隊の一部隊。
C級能力者・・・熊と同等の強さ。
D級能力者・・・一般人よりかは強い。
E級能力者・・・無能力者。強さも一般人レベル。

この小説はフィクションです。グロもあるので注意。

追記 小説☆カキコ大会2024・夏 ダーク・ファンタジー板では銀賞受賞


全部見たい方へ>>1-

世界の光教編>>1-3
ドミナター編>>4-20
外伝 異世界転生編>>21-29
赤眼の過去編>>30-44
揺らぐ列強編>>45-54
黄金の都編>>55-67
世界大戦編>>68-72

ボスの誕生 ( No.12 )
日時: 2024/01/31 18:32
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

フランスのとある町で車に乗っている男がいた。運転は別の誰かがやっており、明らかに男の方が格上だとわかる。
男の名はガブリエル・マルタン。列強四位で、世界最大規模のフランスマフィア『ドミナター』を率いている。

彼は幼少期の頃、職を失った父親は酒を毎日のように飲み、ガブリエルやガブリエルの母親に手を出していた。所謂DV、虐待だろう。

父親「てめぇ!俺の酒盗んだだろ!!」
母親「盗んでいなっぎゃっ!?」
ガブリエル「あ…ぁ…」

そんな日々を過ごしていると、六歳の頃転機が訪れる。

ガブリエル「お母さん!!お母さん!!」
父親「ああっ!?うるせぇ!!」

六歳の時、ガブリエルの母は父親の暴力によって死亡してしまった。父親はそのままどこかに行ってしまい、ガブリエルは施設に入った。小学校高学年になり順調に育っていった。はずだった。

ガブリエル「早く金出せよ、また痛い目みたいのか?」
同級生「ど…どうぞ…これです…」

彼は『欲しいものは奪えばいい』という考えになっていった。母親の死で変わっていったのだろう。
だが、当然この事をされた児童は教師に報告するものだ。

教師「お前、なんてことをしたんだ!?」
ガブリエル「…ごめんなさい」
     (…あいつがチクったか)

報告した生徒はガブリエルによって徹底的に殴り蹴られ、報告などガブリエルの恐怖でできなかった。

中学になると喧嘩の日々に明け暮れた。高い身体能力をもったガブリエルに、能力をもってしても傷をつける事は無かった。
この頃から他校の生徒や高校生がガブリエルに喧嘩を売りに来たが、無駄な事だった。時には病院に送られる者まで出てきた。

高校になると、喧嘩を売ってきた高校生を全員倒し、実質的な学校のトップとなった。他校の者も喧嘩を撃ったが、その内ガブリエルは制圧した。配下の部下は40名ほどになった。

高校を卒業すると、周辺のマフィアからスカウトが連日のようにきた。

末端「君、マフィアって興味ない?」
ガブリエル「すみません、興味はありません」
     (ふん、雑魚が)

だが連日スカウトが来ると、ガブリエルはマフィアに興味が湧いていた。ドミナターの前任組織を乗っ取ると、名をドミナターに変えた。


こうしてガブリエルはドミナターを作り上げた。国内外の人間問わず、構成員は50万人を超えた。
ちなみに冒頭のガブリエルがどこに向かっているかというと…。

ガブリエル「よう…久しぶりだな、くそ親父」
父親「なっ…お前は…ガブリエル!?」
ガブリエル「ああそうだ。あんたが捨てた、ガブリエルだよ」

汚いホームレスになっていた父親はガブリエルにすがってきた。

父親「なあガブリエル!金を貸してくれないか?お前有名らしいからな。金はあるだろ?」
ガブリエル「ああ?」

瞬間、ガブリエルは拳銃を取り出し、恐ろしい速度で父親を撃った。断末魔を上げず、銃の口径がデカかったのか、頭は吹き飛んだ。

ガブリエル(あのくそ日本人を早く殺さないとな…ノアも殺られたんだ、殺らないと面子が潰れる…)

ガブリエルは夜空を見上げながら、そう思いながら煙草を吸う。
煙草の光ははかない命を表しているかのようだった。

決戦前の会話 ( No.13 )
日時: 2024/01/10 22:51
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

あの修羅場を終えて…夜。デリバリーでピザを食っていた。

神谷「おっうまいな…」
那由多「これもおいしいね」

Mを一枚づつ、他はお好みで頼んだピザはとてもうまかった。いいにおいで食欲がそそられ、食べてみると温かく、出来立てを食べてるようで素材の味を感じつつ、味付けはとても良いものだった。
神谷はピザの温かさとうまさを堪能していると、那由多からこんな事を言われた。

那由多「…昼間はごめんね…」
神谷 ムシャムシャムシャ(咀嚼音)
那由多「後…怒ったのも」
神谷 ムシャムシャ(咀嚼音) ゴックン(飲み込む音)
那由多「…一ついい?」
神谷 ゴクゴク(コーラを飲む音)

那由多は一泊を置いてこう言った。

那由多「しゃべってるときにピザ食べないでくれるかなぁ!?」
神谷「ああ、悪い悪い。ピザがうまいのが駄目なんだよ」
那由多「それを食べる悠君が駄目なんだよ??後シリアスな展開だからね今のって」

シリアスな展開が神谷に通じない事に那由多は頭を抱える。すると神谷がこう言った。

神谷「まぁ今のは冗談だ。例の作戦はしっかりやれよ?お前にかかってるんだ。失敗したらどうなるか分からない」
那由多「…大丈夫、絶対に成功させるよ。僕は列強だからね」
神谷「慢心はよくないぞ?」
那由多「ははは、たしかに」

例の作戦とは神谷が考えたプランであり、ドミナターとの戦いに勝利するための作戦である。元々一人でやるつもりだったが、那由多がいるなら話は変わる。
だが、那由多は疑問をぶつける。

那由多「勝てるの?僕が言った方がいいんじゃない?」
神谷「妹は俺かお前か、どっちに助けてもらいたいと思う?」
那由多「うっ……それは…」
神谷「それに、ちゃんと勝算はある。お前はつべこべ言わずに妹助けろ」
那由多「…そこまで言うなら、反対はしないよ。健闘を祈るよ」
神谷「ああ、勝ってくるさ」

作戦は一週間後に行われる。勝利は近い…。

妹と再会 ( No.14 )
日時: 2024/01/14 18:18
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

夜、那由多はドミナター日本支部に来ていた。理由は勿論日本支部の破壊と妹の厘を救出するためである。

那由多「建物はヨーロッパって感じだなぁ。日本ではあんまり見ないかも」

建物は欧州という雰囲気が強く、日本にはあまり似合わないものだった。さっさと門前に移動すると、そこにいた見張りは驚いた。

見張り1「あ、貴方は!?」
那由多「ごめんね」
見張り1「がっ!」
見張り2「何を!?」

那由多は見張り1を手刀で気絶させ、叫んできたもう一人を手刀で気絶させた。門を突破し扉を蹴破るとドミナター構成員たちがいた。那由多に驚きつつ、アサルトライフルや能力で対抗した。

構成員「かまうな!列強でも所詮無能力者だ!」
構成員「ぶっ殺せぇ!!」

那由多は驚くことに無能力者であるにもかかわらず、列強上位に上り詰めていたのだ。構成員たちは銃を乱射するが那由多にはほんの一つも当たらない。アサルトライフルを乱射してる構成員達は瞬く間に倒された。

構成員「ぶっとべぇ!」

構成員の一人は爆破の能力で那由多を爆破を試みたが、悲しいことに那由多には全て避けられてしまい、倒された。

構成員「くそぉ!?何で死なないんだ!?」
構成員「言ってる場合か!?早く殺すんだ!」

対抗はしているが攻撃は一つも当たらず、どんどん倒されていく。ある構成員は那由多の姿を見てこう言った。

構成員「…化け物…」

この言葉を聞いた他の構成員は、恐怖のあまり後ずさってしまう。那由多は何も言わずに進む。途中構成員が攻撃してきたが、彼らを気絶させる。その内支部長の部屋にたどり着いた。

支部長「…!お前は…!」
那由多「突然で悪いけど、降伏してくれないかな?後、妹の厘を解放して欲しい」
支部長「…それは…」

支部長はガブリエルの言った事を思い出す。『厘を解放したら殺す』と言われている。もし厘を解放したら本部から刺客が来る可能性もある。そんな状況で厘を解放すると冗談抜きで暗殺されかねない。だが、目の前にいるのは世界でも実力は二番目に入る列強である。そんな男に逆らうと殺されかねないと思った支部長は降伏を決定した。通信機で構成員にその趣旨を伝えると、厘のいる部屋を那由多に伝えた。

那由多「ここか…」

部屋の扉をひねり、ゆっくり開けた。部屋にはテレビやソファ、ベッドに本、果てはトイレなど、生活に困らない物が揃っていた。ソファには…厘は座っていた。厘は那由多に驚き、那由多は厘の姿に安堵していた。直後、厘は那由多に抱き着き、涙を流した。

厘「…馬鹿ぁ!寂しかったよぉ!」
那由多「…ごめんな…寂しい思いをさせて…」
厘「…ありがと、お兄ちゃん…」

数年ぶりの再会に、那由多は心なしか泣いていた。那由多も厘をハグし、部屋は静寂に包まれた。
…その時フランスでは、神谷は那由多から国際メールをもらった。内容は『成功したよ!!』という内容だった。神谷は『おk』と返した。

神谷「さて、俺もやるとするか。ドミナター、首を洗って待ってろよ」

そして始まる。歴史で語り継がれる戦い『ドミナター本部攻防戦』が。

ドミナター本部攻防戦1 ( No.15 )
日時: 2024/01/15 00:00
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

ドミナター本部は他国の支部を上回る規模の大きさで、もはや別荘の規模じゃなくなっている。神谷は裏路地から門前の敵構成員を見ている。今の時刻は22時、深夜に攻撃を仕掛けようとしている。

神谷(…雑魚構成員は問題ないが…問題はボスの列強だ。列強がどの程度の実力か未知数だ。最悪俺より強い可能性も考慮しないとな…)

神谷は列強ガブリエルの実力を知らない。はっきり言って勝てるかどうか分からない。だがやるしかない。この戦いに終止符を打ち、また何でも屋をするためにも、避けては通れない道なのだ。

神谷はまずナイフを監視カメラに投げ、無力化した。見張りはこの音に驚きカメラの方に首を向けたが最後、瞬時に首の骨を折られ絶命した。

神谷「よっと」

鋼鉄製の門を軽く引き裂いた。バキバキと、普通じゃ聞かない音が鳴る。進んで本部の扉を蹴破った。ロビーには那由多の時のように中には武装した構成員がいたが流石は本部、日本支部を超える人数がいた。

構成員「なんだお前!?」
神谷「ここのボスを殺しに来た何でも屋だよ」
構成員「あいつが…」
構成員「ノアさんを殺した…」

構成員達は神谷の登場に心底驚いた様子だったが、直ぐに攻撃を開始した。ある構成員は能力によってデカくなった腕で神谷に殴りかかり、ある者はアサルトライフルを神谷に向かって乱射し始めたが…。

神谷「バリヤー!」
構成員「があああぁぁぁぁ!?!?」

なんと神谷は近くの殴りかかってきた構成員を掴んでガードした。これには乱射してきた構成員は唖然とした。これによって構成員達はぶちぎれ、より神谷を殺しにかかってきたが、悲しいことに相手は無能力者の中でも最強の部類に入り、列強にも迫る実力者だ。

神谷「こんな組織楽しいの?」
構成員「ぐあああああ!?」

ある者はナイフで今袈裟切りにされ…。

神谷「ドミナターって儲かるの?」
構成員「やめ…ぎゃぁぁぁぁ!?」

ある者はナイフで腹の中をかき回し…。

神谷「人を薬漬けにした感想は?」
構成員「…」

ある者は置いてあった植木鉢を頭に投げられ、頭が文字通り吹き飛び…。

神谷「買収した感想は?」
構成員「があああああ!?」

ある者はナイフでめった刺しにされ、普通の死に方をさせてもらえない。そうこうしているうちに、ロビーの構成員は全滅し、その全員が血に染まっており、さっきまで綺麗だったロビーは地獄絵図に変わった。廊下に出ると騒ぎを聞きつけたのか、構成員が駆け付けていたが結果はロビーと同じだった。
更に進むと、他のものとは違う雰囲気を持った男がいた。

神谷「お前…名前は?」
男「俺はジャン・ロメール。ボスと戦うなら…」

ジャンは拳に雷をまとい、神谷に向かってこう言った。

ジャン「先に俺と戦え!」

ドミナター本部攻防戦2 ( No.16 )
日時: 2024/01/28 13:06
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

こんにちは!monmonです!投稿遅れて申し訳ございません。小説書くの難しいんですよね、特にバトルシーンとか。これから投稿頻度上げれるように頑張ります!それでは本編どうぞ!


ジャン「破っっ!」
神谷「ぐっっ!?」

雷をまとった拳を左腕でガードしたがとてつもない電気が腕に流れ思わず顔をしかめる。もう一撃は後方に飛んで避けた。電気による痺れで左腕はマヒしてしまった。

神谷(くそっ…!腕が一本使い物にならなくなった…)
ジャン「まだまだぁ!」

ジャンは人差し指を神谷の腹に向ける。神谷は横にジャンプした次の瞬間、雷のビームが横を通り過ぎた。横腹にかすったが威力が大きすぎたためか、血が勢いよく飛び出る。

ジャン「今だ!!」

神谷が着地の寸前でジャンは勢いよく飛び出してきた。さっきより強力な雷の拳で殴りにかかった…が、神谷は器用に拳を避け、ジャンの顔面にキックを食らわせた。ジャンは勢いよく吹っ飛び、神谷は背中から落ちる。

神谷「くそ…こんな事だったらあいつを連れてくべきだったな」

数十メートル先に吹っ飛んだジャンは鼻から血を流しながらこう言った。

ジャン「…なかなかやるな…」
神谷「そりゃどーも。んな事より、さっさと道開けてくれないかな?邪魔なんだよ」
ジャン「ふざけるなぁ!!」

廊下全体に怒号が響き渡る。

ジャン「ノアを殺したお前は、俺が絶対殺す!!」

ジャンの脳裏にはある日を思い浮かべる。それはノアと焼肉を食べた日だった。

ノア『俺金無いですよ?』
ジャン『金なら心配するな!お前は若いからたくさん食え!あっはっはっはっはっ!』

ジャン「お前は絶対に…絶対に!ここで殺す!!」

次の瞬間、ジャンは弾丸を持ち、両手を合わせ手のひらの中にしまう。そして…これまでとは段違いの雷が手のひらに集まる。『バリバリバリ!』という、普通じゃ絶対に聞かない音が聞こえてくる。

ジャン「超電磁砲レールガン…発射ぁ!!」

耳がイカれる程の轟音が鳴り響く。手のひらから放たれた弾丸は実にマッハ5という規格外の速さで神谷に放たれた!

神谷「……」

神谷は赤い目を発動する。なんとナイフで超電磁砲レールガンを迎撃しようとしているのだ。

神谷「ふっっ!!」

そして…ピンポイントで弾は切断され、ジャンの奥義は打ち破られた。


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