ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

とある町の何でも屋の無能力者
日時: 2025/05/18 16:08
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)
参照: http://kakiko.info/profiles/index.cgi

能力がある世界で生きる無能力者の何でも屋の人生。

注意 駄文&下手くそストーリー

列強・・・この世界での5人の最強能力者。国家を滅ぼせる。5人だけが入ることが出来、入るには列強に勝利する必要がある。
A級能力者・・・軍隊とある程度殺り合える。
B級能力者・・・軍隊の一部隊。
C級能力者・・・熊と同等の強さ。
D級能力者・・・一般人よりかは強い。
E級能力者・・・無能力者。強さも一般人レベル。

この小説はフィクションです。グロもあるので注意。

追記 小説☆カキコ大会2024・夏 ダーク・ファンタジー板では銀賞受賞


全部見たい方へ>>1-

世界の光教編>>1-3
ドミナター編>>4-20
外伝 異世界転生編>>21-29
赤眼の過去編>>30-44
揺らぐ列強編>>45-54
黄金の都編>>55-67
世界大戦編>>68-72

外伝 異世界転生 『魔の王と聖騎士』 ( No.27 )
日時: 2024/02/16 22:44
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

破壊されたドレッドゴーレムの頭の周りを見ると、ある剣を持つ一人の男が宙に舞っていた。

騎士「あ…あれは…!」
騎士「アティス様だ!」

アティスは魔力をまとっている剣でドレッドゴーレムを粉砕。その剣はどちらかというと切るより叩く方が正しいが。魔王とドレッドゴーレムたちはアティスに顔を向ける。

魔王「人間の分際でドレッドゴーレムを破壊するとは!小癪な!」

アティスは地面に着地しもう一体に攻撃する。足を粉砕したのち、背中を登り撃破する。
だが、それに見かねた魔王が動く。

魔王「人間よ、やるな。だが所詮人間だ。我には勝てぬ」
アティス「悪いけどあがいてもらうよ
     オーラブレード!!!」

アティスは自身の必殺技である『オーラブレード』を使用する。この技は古代魔法でも傷一つつけられなかったドレッドゴーレムを砕く攻撃を魔王に向けて攻撃する。だが…。

魔王「甘い!」
アティス「!?!?」

なんと防御魔法で防がれてしまった。並みの魔導士の防御魔法なら容易く破壊できただろう。だが相手は魔王だ。そこらの魔導士とはわけが違う。魔法の練度も魔力量も桁が一桁どころか四桁違う。

魔王「ヘル・ファイア!」
アティス「ちっ!」

ヘル・ファイアでアティスを燃やし尽くそうとしたが剣で塞ぐ。そのまま後ろに飛び間合いを取る。

アティス(どうする、オーラブレードは防御魔法で防がれる。なら解除魔法で…)

アティスは地を蹴り魔王に一気に近づき、オーラブレードで切りかかる。

魔王「なら防ぐまでよ!!」

魔王は防御魔法を展開、防御態勢に移った。が、バリアに当たった瞬間、なんと防御魔法を突破した。理由は簡単、アティスはなんと剣に解除魔法を『流していた』。これによって攻撃が当たるようになる。

アティス「もらったぁぁぁぁぁ!!!!」

アティスは勝利を確信した。このまま切り込めば必ず勝てる。はずだった。

魔王「所詮は人間か。残念だったな」
アティス「が…なん……で……」

…魔王は魔力で手を保護しつつオーラブレードがまだ発動している剣を左手で粉砕。右手でアティスの鎧を粉砕し、腹を貫通した。魔王はアティスを投げ捨てる。そこには血の池が広がっていた。

神谷「……まじか…」

神谷はその光景に絶句していた。すると、アティスが生きているので近づいた。

神谷「大丈夫か!?」
アティス「もう…駄目みたいだ…最後に…一つ…」
神谷「…なんだ?」
アティス「絶対に…絶対に…勝ってね…」

大陸最強である聖騎士アティスは…魔王との戦いに善戦するも、奮闘むなしく戦死した。

魔王「はっはっはっはっはっ!!!所詮は人間、聖騎士といえど我にかなう事は無い!安心しろ、今すぐその聖騎士の元へ送ってやる」

神谷の左目は…赤く光っていた。その光は怒りが混じっているようにも見えた。

外伝 異世界転生 『赤眼と魔の王』 ( No.28 )
日時: 2024/02/17 15:26
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

魔王「!!ヘル・ファイア!」

神谷の気配が一気に変わったことにより、魔王はタグトリースより威力があるヘル・ファイアを弾幕で撃ってきた。アティスでもこれほどの弾幕は防げない。だが神谷は赤眼を持つ。赤眼を発動した瞬間、視界に映るヘル・ファイアが一斉に停止し、ナイフを振るったその瞬間、視界に映るヘル・ファイアがガラスのように崩れ落ちた。

魔王「なにぃ!?」

魔王が驚く隙を神谷が見逃すはずもなく、地を蹴り一気に魔王に近づく。魔王は防御魔法を展開し攻撃を防ぐ。

魔王「人間のくせに小癪な!!」
神谷「言っておくが、俺はただの人間じゃない。世界で四番目に強い奴を殺した人間なんだよ」

神谷のナイフに赤いオーラが流れ出す。ナイフを受けていた防御魔法がオーラに触れた瞬間、防御魔法が解除される。そのまま魔王の左腕を切る。

魔王「がぁぁぁぁぁ!!」
神谷「まだまだだ!」
魔王「ぐはぁぁぁぁ!!」

痛みに悶える魔王の腹を蹴り吹っ飛ばす。魔王は五十メートル先でようやく止まった。が、さっきの姿とは程遠い姿になっていた。切られた左腕からは血が流れ、吹っ飛ぶ過程で何度かバウンドしたせいか、体中から血が流れ、打撲の跡が出来上がっていた。
神谷は”それ”に近づきこう言った。

神谷「…無様だな」

魔王を侮辱する言葉を呟いた瞬間、突然魔王から魔力がさっきの比じゃないほど溢れ出していた。一般人が感じ取るだけでもその恐ろしさで失禁し、気絶するほどだ。
これだけじゃない。魔王の姿がさっきの頭に角が生えている人間の姿から更に角が巨大化し、肌も緑色になった。魔王は後方へ飛び、こう言った。

魔王「この姿は…我にとっては醜く美しくない姿だが、いかしかたがない。この町ごと焼き払ってくれる!!」

そう言った瞬間、魔王は天に両手を掲げ、魔法陣が出現。魔法陣は天高く空へと昇った。
次の瞬間、地響きが鳴り響く。

騎士「なんだ…?」
市民「地震…?」

騎士や市民が戸惑っていると、カイール上空に”隕石”が現れた。隕石は燃えながら接近していく。

魔王「はーっはっはっはっ!どうだ、国家崩壊級魔法『隕』は!”あのお方々”より威力は遥かに下だが、それでも人間には十分すぎるよ!」

魔王が放った隕石はカイールに向けて落ちてゆく。このままカイールは消滅し、魔王は世界を征服する。なんてことはもう永遠に来ないだろう。

魔王「ば…ばかなっ!!そんなことがあるわけが!!」

神谷はそこらの石ころに赤眼を発動、オーラを石に流し、なんと隕石に『投げつけた』。超音速で飛んでいく石は隕石にぶつかり、赤眼の力でガラスのように砕け散った。

神谷「ふぅ、流石に隕石は危なかったな。さて」

神谷は魔王に視線を向けこう言った。

神谷「お前の切り札らしきあれは防いだ。さぁ、楽しい時間は終わりだ」
魔王「…くそ!くそ!くそ!崇高なる魔王の我が、こんな人間ごときにいぃぃぃぃ!!!」

神谷は飛んでいる魔王にジャンプで近づき、首を切った。

魔王「かっ……」

異世界を震え上がらせた魔王は、神谷によって、討伐された。


皆さんこんにちは、monmonです。次回は外伝 異世界転生の最終回です。長かった…。最終回の後は本編をまた再開します。と言いたいところですが、まだストーリーが決まっていないんですよ…。ストーリーが決まり次第、投稿するので、ぜひこれからもとある町の何でも屋の無能力者を見ていってください。

外伝 異世界転生 『帰還』 ( No.29 )
日時: 2024/02/17 23:25
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

魔王が討伐され、神谷は謁見の間に来ていた。というよりかは呼ばれたという方が正しいが。

十三世「神谷殿、魔王を討伐していただき、誠にありがとう。アティスも、天国で喜んでいるだろう」
神谷「…そうであるといいですね」
十三世「神谷殿の世界に返す、と言いたいところだが、是非とも戦勝の宴に参加してほしい」

十三世からパーティーのお誘いが来た。神谷的には断って帰りたかったが、頭を下げられてしまい渋々参加することに。そして…数時間後、宴が始まった。

パーティーは賑わい、十三世や聖女ローゼ、神官ドルイドは勿論、貴族や一部の一般人、更には他国の人間までが参加していた。そして…神谷は今、台の上に立っていた。神谷にはさまざまな人の視線が向けられている。十三世曰く、『神谷殿、宴に向けて演説をしてほしい』という事だ。

従者「これを」
神谷「これは?」
従者「魔導拡声器です」

神谷に渡された石のようなものは拡声器だという。どうやらフリーデン王国は技術力(魔法力?)が高いらしい。
魔導拡声器を渡された神谷は台に上がり、演説を始める。

神谷「あー、あー、俺が魔王を討伐した神谷悠だ。ここに居る皆さんは俺を英雄だと思っているだろう。だが真の英雄は俺じゃなく戦場で散っていった騎士だ。地方都市ミールにいた騎士三百人は魔物に捕らえられ、全員が死んだ。だが俺たちが魔王に勝利できたのは散った英雄だ。決して俺じゃない」

会場の人々は動揺する。続いてこう言った。

神谷「騎士の死者は3451人、聖騎士は12人、民間者は17264人が亡くなった。決して少なくない被害だ。この戦争で大切な人が亡くなって悲しみに明け暮れている人も多くいるだろう。だが、俺たちはやり遂げたんだ。恐怖から開放されたんだ。この出来事は歴史書に残り、後世に語り継がれるだろう。俺が言うのもおかしいかもしれないが、」

一拍置いてこう言う。

神谷「乾杯!!」

言い終えた瞬間、会場から拍手が鳴り響いた。宴が始まり、うまい飯を食って笑顔になる者や市民と飲み比べをする十三世、酔って歌う騎士がいて、楽しいものになった。神谷は少し離れた場所にいて、一人酒を楽しんでいた。すると、聖女ローゼがやってきた。

ローゼ「隣いいですか?」
神谷「…あぁ、いいぞ」

隣に来たローゼはこう言った。

ローゼ「どうしても…帰りたいんですか?」
神谷「…どういうことだ?」
ローゼ「貴方はこの国、いや世界で英雄です。確実にいい生活が出来ますよ?あわよくば王位につけるんですよ?」
神谷「興味がないからだ」
ローゼ「…興味がない?」
神谷「俺は国のトップになる器じゃない。どうせ失策の連続で最後は処刑台だ。それに…何でも屋が楽しいんだよ。大変だけどな。後は友人がいるし」
ローゼ「あっ…」

友人の部分は完全に盲点だった。神谷は続けてこう言う。

神谷「だから、俺はここには残らない」
ローゼ「…そうですか。貴方がそこまで言うなら反対はしません」

宴に関しては、十一時になると流石に帰りだす人が出始め深夜になると、ほぼ全員が帰った。こうして、宴は終わった。

翌日、神谷はついに帰る時間が来た。周りには騎士や神官ドルイド、聖女ローゼ、十三世が並んでいた。

十三世「神谷殿、そちらでも元気にやるんだぞ」
ドルイド「短い間でしたが、ありがとうございます」
騎士1「俺はあんたを応援しているぞー!」
騎士2「尊敬しているぜ、神谷さん!」

感謝の声が聞こえる中、ローゼが近づいてこう言った。

ローゼ「今後は貴方はその強さゆえ、苦難の道を歩むかもしれません。ですが、貴方は必ず困難を乗り越えるでしょう。短い間、本当にありがとうございます」
神谷「あぁ、俺も本当にここは楽しかった。そっちも元気にやれよ」
ローゼ「ありがとうございます。それではこれより儀式を始めます!!」

神谷の足元に魔法陣が出来る。次の瞬間、神谷は消え去った。

神谷「おっ、戻ったか」
那由多「あっ、悠君!心配したよ~」
神谷「あぁ悪い悪い」

すると、やっていたニュースのアナウンサーがこう言った。

アナウンサー『という事で、列強一位のアグネス氏は、神谷悠氏を列強会議に参加させる趣旨を示しました』

神谷はまためんどくさくなると確信した。

赤眼の過去 ( No.30 )
日時: 2024/02/23 21:55
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

アナウンサー『では次のニュースです。先日、列強五位であるアクシオン氏が殺害されたことが判明されました。司法解剖の結果、死因は全身を強く打った事により、即死だったという事です。犯人は夜神よがみ伊吹氏という事であり、アグネス氏は列強会議に参加させる趣旨であります』

ニュースを見た神谷と那由多は驚いた。アクシオンは列強五位、列強では最弱だが実力者には間違いない。彼の能力は『弾丸の生成』。一見すると弱いかもしれないが、弾丸はアサルトライフルのサイズから大和の46㎝砲までのサイズを”無尽蔵”に生み出し、自由な速度で撃つことが出来る。

那由多「…」
神谷「…」
アナウンサー『では次のニュースです。三日前、突如として謎の巨大な島が現れ、そこには現地住民が住んでいました。現地住民たちは『アンストロース大魔法帝国』と名乗っており、政府は国交樹立を検討しています。また、アメリカ合衆国、イギリス連邦、スペイン王国、フランス共和国は国交を樹立しているようです』

魔法と聞いて、神谷はフリーデン王国を思い浮かべる。このニュース以外に、特に特筆するものはなかったが、那由多が神谷に話しかける。

那由多「アクシオンさんが死んじゃっていることは、今言った夜神さんが列強になるってことだね…」
神谷「アクシオンと会ったことがあるのか?お前」
那由多「列強会議でね」
神谷「なぁ、その列強会議ってなんだっけ?」
那由多「え?知らないの?」
神谷「名前だけ知ってるって感じだわ」
那由多「じゃあ説明するね。一年おきに開催して、列強会議は言わば列強同士の交流なんだ。ご飯を食べたり、話し合ったりするんだよ」

神谷は思う。『これに自分が参加するのか…』と。

神谷「俺は初めてだから、案内頼んだぞ」
那由多「いいよ、一緒に行こう」

神谷はいろんな事を教えてもらった。服などの荷物や、スケジュールなどを。那由多は帰っていき、一人になった。
夜になり、神谷はベッドの上で目をつぶった。


これは、赤眼を持つ男の過去の物語。神谷は一人だった。12歳の頃、両親が他界。神谷は遺産を受け継ぎ、一人で生活をしていた。どうやら父の遺産は多く、生活には余り困らなかった。今は17歳、アパートに住んでいる。
そして…いつも通り高校に通学する。朝の挨拶の時、担任がこんなことを言った。

担任「今日、転校生が来るぞー」
男子高校生1「えぇ!マジかよ!」
男子高校生2「女子がいいな~」

各自各々の感想を言う。神谷は興味なさそうに頬杖をつき、外を見ている。

担任「じゃあ、入ってくれー」

担任の野太い声が教室に響く。扉が開き、転校生が入ってくる。女子であったが、その姿は一言で表すなら美しい。白い肌、真っすぐ整った鼻、潤いのある唇、すっきりとしたあご、綺麗な瞳、美少女だ。髪はショートヘアーとなっている。彼女はこう言った。

転校生「皆さんこんにちは、白鳥葵です。親の仕事の都合で転校してきました。よろしくお願いします」
担任「じゃあ葵、そこの神谷の隣の机に座ってくれ」

神谷は知らなかった。彼女との出会いが人生を変えることになるなんて。

趣味が合う男女 ( No.31 )
日時: 2024/04/01 23:21
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

葵が隣に座ってくる。歩いてる姿に男子たちは見惚れていた。

葵「神谷君、よろしくね」
神谷「…あぁ、これからよろしく」
男子1「神谷いいなー」
男子2「俺と変われ~」

横からヤジが飛んでくるが神谷にとっては雑音と同じだ。そのまま授業が始まったが、ちょっとしたハプニングが起きた。葵は数学の教科書を忘れてしまった。

葵「神谷君、ごめん!数学の教科書忘れちゃったから見せてくれないかな?」
神谷「ん?あぁいいぞ」
葵「ありがと~」

男子から嫉妬の目を向けられているが、気にしない。数学が終わり、教科書は返してもらった。
授業が終わり神谷は小説を読み始めるが、葵がそれに反応して話しかけてきた。

葵「神谷君、なに読んでいるの?」
神谷「別に下の名前の悠でもいいよ…。そうだな、『一生会えない君からの手紙』だな」
葵「あ~それかぁ。私も読んでるよ」
神谷「特に主人公が手紙を読んだときは感動したな」
葵「分かる!私そこで泣いちゃったなぁ」

完全に二人の世界となっており、周りの生徒たちはポカーン( ゚д゚)とする。その後、二人の語りは続く。生徒たちも各々のしたい事をするようになった。

学校も終わり、神谷は尾川町の古本屋で小説を買いに来ていた。今度は恋愛小説2冊買いに来た。店内に入り、いい小説を見つけたが、取ろうとしたと同時に誰かの手に触れた。どうやらその人も小説を取ろうとしたらしい。

神谷「あ…すみm」

言いかけたと同時に、その人物を認識した。白鳥葵だった。

神谷「…お前だったのか?」
葵「え…悠君も?」

狙っていた小説がかぶってしまい、若干気まずくなったが、神谷はこう言った。

神谷「お前が欲しいなら譲るが…どうする」
葵「いやいや…私こそ悠君が欲しいなら」
神谷「いやいや」
葵「いやいや」

話が進まない。結局、神谷は押し切られ、葵は別の恋愛小説を取った。購入し、店を出た。

神谷「そういやお前は何でここに?」
葵「小説を買いにね。この尾川町にはどんな本が売ってあるんだろうって」
神谷「なるほどな。じゃあな、…ええと、名前で呼んでいいのか?」
葵「いいんだよ!」

葵はぐぃっと顔を近づけてこう言った。

葵「ずっとお前お前って呼んでたから、てっきり名前で呼んでくれないのかなって思ったよー!」
神谷「名前で呼んでほしいのか?」
葵「名前で呼ばれないと案外寂しいからね」
神谷「わ…分かった。おm…葵…」
葵「ありがとね、悠君」

葵はふわっと笑顔を浮かべた。その後葵と別れて、家に帰った。玄関で神谷はこうつぶやいた。

神谷「相駆らわずあの赤い眼はなんだ?」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。