ダーク・ファンタジー小説

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とある町の何でも屋の無能力者
日時: 2025/05/18 16:08
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)
参照: http://kakiko.info/profiles/index.cgi

能力がある世界で生きる無能力者の何でも屋の人生。

注意 駄文&下手くそストーリー

列強・・・この世界での5人の最強能力者。国家を滅ぼせる。5人だけが入ることが出来、入るには列強に勝利する必要がある。
A級能力者・・・軍隊とある程度殺り合える。
B級能力者・・・軍隊の一部隊。
C級能力者・・・熊と同等の強さ。
D級能力者・・・一般人よりかは強い。
E級能力者・・・無能力者。強さも一般人レベル。

この小説はフィクションです。グロもあるので注意。

追記 小説☆カキコ大会2024・夏 ダーク・ファンタジー板では銀賞受賞


全部見たい方へ>>1-

世界の光教編>>1-3
ドミナター編>>4-20
外伝 異世界転生編>>21-29
赤眼の過去編>>30-44
揺らぐ列強編>>45-54
黄金の都編>>55-67
世界大戦編>>68-72

『それ』の疑問 ( No.37 )
日時: 2024/03/23 16:28
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

テロが終わり、神谷たちは救出され(神谷は特殊部隊が来る直前に捕まっていた場所に戻っていた)、事情徴収を受けたのち、各自各々帰っていった。神谷が事情徴収が終わったのは午後9時。夜ご飯は何も食べていないため、ラーメン屋に食べに行った。神谷は醤油ラーメンを食べている時だった。

神谷「…で、何でお前がここに居るんだよ」
カイロ「いいじゃねぇか。あ、大将!ニンニクとチャーシューましまし醤油ラーメン!」

テロを起こしたくせに何食わぬ顔でカイロはラーメンを頼んでいた。

カイロ「で、ロンギヌスに入るか?」
神谷「入るわけねぇだろ、頭湧いてんのか」
カイロ「別に湧いていないさ。あと、今回のテロはお前の実力を確かめるためだ」

まさかの爆弾発言に、どう返せばいいのか神谷は困ってしまう。

カイロ「ま、いいさ。いつでも待っているぜ」
神谷「そのまま逝ってくれ」
大将「おい兄ちゃんたち、物騒な話は別でやってくれ」

顔が怖い巨漢の大将からラーメンをカイロは受け取り、神谷とカイロは黙々とラーメンを食べ続ける事10分、神谷の方が食べ終わり、代金を払い店から出て行った。

カイロ「またな~」

「おう」と返し、ガラガラガラと扉を開け、神谷は家に帰っていった。昼間と違い夜は寒く、星は輝いていた。


…それから数か月後、神谷の停学も終わり、学校生活は過ぎていった。
ある日の事だった。神谷と葵は小説の事を話していた。

葵「…ねぇ悠君」
神谷「?どした?」

突然真面目な顔をされ、神谷は疑問に感じた。葵は制服のスカートのポケットからスマホを取り出した。スマホを操作し、それを神谷に見せる。

神谷「…これは?」

見せられたものに、神谷は疑問を感じざるを得なかった。


こんにちは!monmonです!今後、投稿頻度が下がるかもしれません(上がるかもしれませんが…)。後、投稿できず、申し開けありません!『赤眼の過去編』も、折り返し地点まで来ました。今後もよろしくお願いします!!

初めて女友達と遊ぶ ( No.38 )
日時: 2024/03/25 16:46
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

神谷「…これは?」

見せられたものに、神谷は疑問を感じざるを得なかった。スマホに映っていたものは、”USJ”の公式ホームページだ。

葵「ふっふっふっ、私の家って私、お母さん、お父さんの三人だけどさ、前の夏休みの時にさ、チケットを間違って5枚買っちゃったんだよね。2枚残っているから、悠君行こうよ!」
神谷「いや、次家族と行くときに残せばいいじゃねぇのか?」
葵「うっ…それは…」

少し痛いところを神谷に指摘され、たじろいでしまう。

葵「でも!まだ日付変更できるし、行こうよ!」
神谷「…分かった。いつだ?俺的にはいつでもいい」
葵「ありがと~じゃあ次の連休の日曜日に!」

連休は土日月。日曜日にUSJに行く事になった。


カイロ「…なるほどな」

という神谷と葵と会話を”能力”でカイロは聞いていた。カイロは周りにいる部下にこう言った。

カイロ「USJにいるであろう神谷悠と白鳥葵を”襲撃”する」
部下「質問です。誰が襲撃するんですか?」

部下の質問にカイロは答える。

カイロ「俺がいく」

ザワザワザワザワザワザワ

部下たちが騒ぎ始める。無理もないだろう、ロンギヌス”ボス”が直々に手を下すことに驚いていた。

カイロ「その後は…そうだな、冬月那由多を殺る」

ザワザワザワザワザワザワザワザワ

更に部下たちが騒ぐ。つい最近列強入りした那由多を殺害するつもりに驚いていた。

カイロ「…と、いう事だ。暫くは”行動”するな。いいな?」

部下たちは、賛同するしかなかった。


…そして、時が流れ、ついにその日がやってきた。神谷は駅で待っていた。すると、葵が走ってやってきた。

葵「はぁ…はぁ…はぁ…ごめんね、遅れちゃった」
神谷「大丈夫か?」
葵「うん…大丈夫…いこ…」
神谷「お…おう…」

…こうして、神谷と葵はUSJに遊びに行く事となる。

初めて女友達と遊ぶ2 ( No.39 )
日時: 2024/03/26 12:12
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

日本ではあまり見かけない木、クルクル回るUNIVERSALの文字がついている地球儀、そして大きな門。ここはUSJのエントランスだ。葵は楽しみで仕方ない。

葵「早く開園時間にならないかな~!」
神谷「そんなに楽しみか?」
葵「楽しみだよ!何度来ても飽きないからね!」

程なくして開園時間は来た!大勢の人々が園内になだれ込むように入っていく。

葵「まずUSJですることは…」
神谷「する事?」
葵「コインロッカーの確保!」

お土産を買いたい気持ちはある。だがコインロッカーを持っておけば上着を入れられるなどいろいろ楽だ。「後で確保しておけばいい」と言うのは、痛い目を見る。確保できても小さいのしか取れないためである。
二人はコインロッカーを確保し、トイレに行った後に再結集する。

葵「まずは宇宙のあれいこ!」
神谷「USJって行ったこと無いから分からねえよ…」

宇宙のあれとはスペース・ファンタジー・ザ・ライドの事である。詳しくは言わないがライド系アトラクションの事だ。

神谷「イィィィィィヤッホォォォォォォ!!!!!」
葵「キャァァァァァァァ!!!!!」

一応言っておくと葵は楽しんでいる。二人ともこの後はハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに乗り、楽しんだ後はニューヨークエリアに来た。

神谷「すげえ。まるで昔のニューヨークみたいだ」
葵「なんだか外国に来たみたいだよね」

ニューヨークエリアは1930年代のニューヨークをモチーフにしたエリアである。二人は写真を撮りまくった後は〇ニオンパークに来ていた。そこではミ〇オン・ハチャメチャ・ライドに乗った。

葵「ミニ〇ンだ!可愛い~~!」
神谷「どうなってんだこれ!」

神谷は終始混乱していたが楽しかった。もう12時なのでレストランがたくさんあるサンフランシスコエリアのハピネス・カフェに来ていた。

神谷「んだこれうめえ!!」
葵「ほんと、ここはおいしいよねえ~」

一応言っておくと神谷はマナーが悪いわけじゃない。初めて食べるものに感動しているだけである。因みに神谷はバーガーを、葵はワッフルを食べている。
食べ終わり、ジュラシックエリアに来ていた。そこではザ・フライング・ダイナソーに乗っている。

神谷「あ”ぁ“ア“ア“ア“ア“!!!!!回転す”る”う”う”う”う”う”!!!!!重力す”げ”え”え”え”え”え”え”え”!!!!!!」

楽しんではいるが、初めての感覚に困惑する神谷と慣れてるのか楽しんでいる葵。
次はウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー〇ッターに来ていた。ハリー・〇ッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーで遊んでいる。

神谷「まじでどうなってんだ!?」

もの凄い躍動感がある映像に興奮しっぱなしな神谷。
次はメインディッシュのスーパー・〇ンテンドー・ワールドだ。神谷も葵も、もの凄く楽しみだった。某バンドやアプリはしていないが、マ〇オ〇ート ~〇ッパの挑戦状~を遊んでいた。

神谷「すげぇ!!回る!」
葵「あ!外した!」

二人とも楽しみ、この後も様々なアトラクションを回ったら、気づけば7時とすっかり暗くなっていた。神谷と葵は休むためにラグーン・湖のほとりのベンチで座っていた。周りには人がいない、完全に二人だけだった。

葵「…悠君、ちょっと立ってくれるかな?」
神谷「?おう」

神谷と葵は立つ。そして…。

告白…? ( No.40 )
日時: 2024/03/26 16:35
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

葵「…ずっと好きなの」

葵は、顔を赤面しながらそういった。神谷は一瞬、葵が言った事を理解できなかった。が、直ぐに理解していく。

神谷「…ちょっと待ってほしい」
葵「やだ」
神谷「俺に拒否権は無いのか」
  (なんで俺に?俺は無能力者だぞ)

少し考えて、理由を聞く。

神谷「…なんで俺を?」
葵「えっ…ええと…」

葵はもじもじとする。

葵「だって…小説の話をすると楽しいし、一緒にいてて楽しいから」
神谷「…一応言うが俺は無能力者だ。仮に俺と付き合った所で、周りからはあんまりいい目で見られないかもしれないぞ?」
葵「それでも!」

葵は自分の気持ちを神谷にぶつける。

葵「…それでも…だよ…私は悠君と一緒に居たい!」
神谷「…葵…」
葵「私じゃ…駄目かな…」

その質問に、神谷は答える。

神谷「…俺は」

パァァァァァン!!!

乾いた音が、遊園地であらざる音が、そこに響いた。気づけば葵は頭から血を流しながら倒れていた。その顔は生気が全く感じられない。
おかしい…こんなこと…。突然の事に神谷は呆気にとられる。ゆっくり銃声が聞こえた方向に首を動かせば、煙を銃口から出すマカロフPMを持つカイロがいた。

神谷「…お前…何で…」
カイロ「いやぁ、告白タイムの時にごめんな?けどお前を始末しないといけなくなったんだよ」
神谷「…!てめぇ!!」

神谷の怒号がその場に響く。

神谷「俺を始末するなら…俺一人で十分だろ!?何で…何で!!!」
カイロ「彼女は理想の能力を持っている。『自分の理想を現実にする能力』だ。俺の能力で見たところ、将来ロンギヌスと敵対する未来が見えた。だがさっき言ったところ、彼女が敵になれば確実に負ける。だから殺したんだ」
神谷「…まじか…」

葵がそれほどの能力を持っているとは思ってもみかった。その能力に絶句する。

カイロ「俺の能力を教えてやろう。『殺した相手の能力を奪う能力』だ。俺は彼女を殺した。それが意味すること…。分かるか?」
神谷「!?まさか!」
カイロ「俺は今、『自分の理想を現実にする能力』を手に入れた!!文字通り俺は世界最強となったんだ!!俺は今、機嫌がいい。手始めに、お前を殺そう」
神谷「…くそ…」

神谷はこうして、絶望的な戦いを強いられることになった…。

理想の力 ( No.41 )
日時: 2024/03/27 11:55
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

カイロ「けどUSJを壊すのもなぁ…」

そういった瞬間、突如八幡屋公園にワープした。周りは人がいない。完全な二人の状態。

神谷「ちっ…随分と余裕だな」
カイロ「そりゃあ、最強だからな。さあ、始めよう」

パンパンパンパンパン!

5回、マカロフPMの乾いた音が鳴る。神谷は銃弾を最小限の動きで避け、地面がえぐれる程の踏み込んだ、とんでもない速度でカイロに近づき殴ろうとした。が、なんと”人差し指のみ”で受け止められてしまった。

神谷「!?」
カイロ「お前、空飛んだことあるか?」

人差し指を上にあげた瞬間、神谷も同時に空中に投げ出されてしまう。高度は地上から400メートルほどだ。

神谷「~~!?」
カイロ「おらよ!」

カイロはジャンプで神谷のいる位置に到達し、指を組んだ両手をハンマーのように神谷の背中に振り下ろす!余りの強さに神谷は多目的広場に向かって落ちてゆく。

神谷「ぐっ!?」

上手く着地が出来ず胸から地にぶつかってしまう。体のつくりが丈夫だから生きているが肋骨が2~3本粉砕した。そして血を吐いてしまう。広場は落ちた衝撃でコンクリートがバキバキに割れてしまう。
何とか立つと空から拳大程の石が次々と、数千数万と恐ろしい量で降ってくる。その一つ一つが、人体を容易く破壊できる威力だった。

神谷「…くそ…面倒だ…」

神谷は拳で石をある程度迎撃できているが、数が多すぎて大部分が対処しきれない。顔や頭、肩に背中など、常人なら死んでしまう程喰らってしまう。
降ってこなくなったが、体のいたるところから出血する。血の生臭い鉄の臭いが不快感に感じる。

神谷(くそ…!この一瞬で一気に劣勢だ…!)
カイロ「まだまだだぞー」

高度を下げたカイロがその言葉を言った瞬間、神谷とその周りがとてつもない重力に襲われる。

ドン!!!!

あまりの重力に地面がえぐれ、神谷も立てなくなる。思わず地面にはいくつばってしまう。

神谷「…か…あ……」
カイロ「どうだ?20Gを与えているんだ。しゃべれないだろ。肺が潰れたから呼吸困難で息できないだろ。お前の身体の状態なんてまるわかりだからな。まぁ…」

カイロは、動かなくなった神谷を見て、こう言った。

カイロ「もう…死んでるから聞こえないか」

神谷は…神谷悠は、死亡した。


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