二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナクロ〜なくしたくない物〜参照23,000突破感謝!!〜
日時: 2016/02/10 23:59
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: JuyJRz6j)

どうも。
イナGOの「なくしたくない物」がイナクロなるってことで、続編つくりました←
いちおう、>>1にキャラ紹介をのせときます。オリキャラも。


   ※注意事項※

・キャラ崩壊のおそれあり
・なんかいろいろ意味不
・更新おそい(中学生だもん、部活入ってるもん←)
・絶叫多しww
・荒し、パクリは厳禁
・ひとの目によって、駄作に見え……いや、駄作
・なんかシリアスでもコメディでもなし(←わかんねえよ、あいまいで)
・「駄作お断り!」のかたはさよならです(二度目)

注意事項はどんどん追加されていきます←
もしこれのうちひとつでも「守れるわけねえだろ!」という人は、そよかぜステップで退散!
「いいよ^^」という神様は、どうぞおとおりください!



オリキャラ募集のお知らせです
>>95

《更新再開の大号令》
>>342



〜もくじ〜

ストーリー説明〜第2章まで
>>230
第3章〜第5章まで
>>328
第6章まで
>>345



☆番外編☆     また会う日まで
第1話〜第10話まで
>>317
第11話〜第20話まで
>>329
第21話〜第30話まで
>>344
第31話
>>346
第32話
>>347
第33話
>>349

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Re: イナクロ〜なくしたくない物〜5000越え ( No.296 )
日時: 2013/08/08 20:46
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: J69v0mbP)

8話   「悪化……?」



クロノ・ストームチームと、観客席で観戦チームにわかれると、サカマキが俺をにらむ。

「どこに行っている。」
「え?」
「おまえもミキシマックスしているだろう。」
「なんで知ってr((「フェイ・ルーンから聞いた。」  あ、そうですか。」
「ベンチで待機していてくれ。万が一のためにだ。」
「……はい。」

目の前で見られるのはうれしいけど、でも……。
念のため、ということで、耳に念動派を防ぐ機械をつけた。びみょうに、これでだいじょうぶなのかよ、とかちょっと思ってる俺。

「風花。」
「ん?」

フェイに呼ばれ、くるりとふり返った。立っているフェイの顔には、なぜか影が落ちている。
どうしたんだろう? なんか、悪いことでもあったのかな。

「どうした?」
「あのね、SARUから聞いたんだけど……風花の《半個半幽》を悪化させるようなしかけをしたらしくて。」
「サリューが?」

フェイは、しんみょうな顔つきのまま、うなずく。

「なにをしたら悪化するかまでは、教えてくれなかったけど……。ただ、視界に『なにか』が入ると、悪化するらしいんだ。」
「視界に、『なにか』……。」

『なにか』って、なんだろ? 嫌なものとか?
でも、たしか記憶の氏からの手紙には、もうこれ以上は悪化しないって、書いてあったような……。
いや、書いてあった。

「行くよ、ふたりともー!」

天馬がさけんだ。

     ☆

けっきょく、ワンダバがしきるか円堂監督がしきるかは、円堂監督がこの最終決戦の指揮を振ることになった。ワンダバは、すんげー落ちこんでるけど。だいじょうぶかなぁ;;

「ユエ。」
「となりのト○ロ!」
「え?;;」
「あ、すみません。ついパニクっちゃって。なんですか?」
「みんな、おまえのことは信頼してるから、おまえも信じろよ。」
「? はい……?」
「よし! みんな、気合い入れてけよー!」

円堂監督の声に、みんなのプレイがヒートアップする。
うん、いいんじゃない、この調子なら。
俺がちらりとサリューを見た、そのとき。

ぱちんっ

指を鳴らす音が、完成にかき消されそうになりながら、響いた。
そのとたん、聞き逃してしまいそうなほど、小さな耳鳴りがした。

(? なんだろ……?)

耳元に手を当て、小首をかしげた。
いや、でも、念動派からはこの機械が守ってくれているはずだし……うん、信じよう。
俺がフィールドに目をもどすと、サリューの行動には気づいていなかったフェイが、動いた。

ズキッ

「ッ!?」

きゅうに、頭に激痛が走る。かなりの頭痛だ。だけど、そばには円堂監督もいるし、ベンチは、選手たちからも丸見えだ。俺のことで気を散らして、負けてほしくなんかない。
そんな一心で、俺は頭に手を添えうつむく。必死にそれをこらえる。
そのとき、一瞬だけ腕が透けたように見えたのは、もう気にしない。気にしていたら、キリがない。
どうなってるんだ? もうこれ以上《半個半幽》は悪化しないはずじゃ……?
やっと頭痛がおさまると、俺はおそるおそる、手を離し、顔を上げた。すると、天馬が苦々しい顔をしながら走っているのが、視界に映った。

(よかった、ちゃんとやれて——。)
「っあ゛ッ!?」

ふたたび、頭痛が襲った。しかも、ケタ違いの痛み。その痛みに、あっさりひざに頭がうまる。
それどころか、いすから身体がずり落ちてしまう。
円堂監督がぎょっとしてふり返った。

「お、おい、風花!? だいじょうぶかよ!?」

円堂監督の声が、頭の中にこだまする。ぐわんぐわん響いて、おかしくなる。

「しっかりしろ!」

監督の声が、どんどん遠のく。
駄目だ、こんなところで、ぶっ倒れるわけには……!

『風花さん!?』
(えっ!?)

はっとして顔を上げると、白いワンピースがうるさくはためいていた。
この子、まさか……!

「ファイアリ……?」
『だいじょうぶですか!? なにやら、《半個半幽》が関わっているようですが……。』

ファイアリのセリフに、円堂監督が顔をしかめる。

「《半個半幽》?」
『あ、いえ。』

ファイアリが両手をぶんぶん振りながら、あわてる。

『気にしないでくださ——。』

ファイアリの言葉が、止まる。
あれ……?
俺は嫌な予感がして、ゆっくりファイアリの足を見た。

(!?)

的中していた。それも、かなり悪く。
ファイアリの足が、消えていた。完全に。ファイアリの目も、驚愕をたたえている。

『嘘……。』
「ファイアリ……。」
「どうなってんだ!?」

円堂監督の声も、いまは鼓膜を震わせるだけの、ただの雑音にしか聞こえない。
いま、いちばん俺の気を引いているのは、それこそ幽霊みたいに、ぼわぼわふよふよした、ファイアリ。

「ファイアリ……?」
『そんな……風花さんが、体力切れ……!?』
(え!?)
『だ、駄目ッ!』

ファイアリの声で、ぶわっと、まっ赤な炎が散った。

     ☆

気がつくと、まっ白な天井がひろがっていた。
ここは……?

「気づいた? ふーちゃん。」

え!? まさか!

「輝!? いッ……。」

俺は思わず上半身を跳ね上げさせ、頭痛に見舞われ、頭をおさえてふたたび寝てしまう。
……ここは?

「ここはおれの部屋だよ。」
「輝の?」
「うん。ふーちゃん、意識を失っちゃったんだよ。ファイアリが消滅しちゃって……。」

……やっぱり……。
あの炎は、ファイアリが消えたからなんだ……。

「ふーちゃん、あのさ。ここ、テレビついてるから、それで観よ?」
「……うん。」

輝が、テレビの電源をつけた。

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜5000越え ( No.297 )
日時: 2013/08/09 06:33
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: J69v0mbP)

9話   「猫の配達員」



「いたッ。」
「えっ、また?」

試合が後半に入って、五分。俺は、またあの頭痛に襲われていた。なぜかは分からないが、生で見てるより、テレビで観ているほうが、痛みが軽い。
でも……いったい、なんでなんだろ?

「だいじょうぶ?」
「うん……。」

しょうじき、ちょっと不安だけど……ここで輝にそれを言ったって、なんの解決にもなんねぇしな。あるていどは耐えなきゃ。
テレビに目をもどすと、サリューがいた。なんか……笑ッテマスネ。コッチガ痛イ思イシテンノニ。フザケンナ、ゴラクソ。

「……ふーちゃん?;;」
「ん? どうした、輝?」
「ふーちゃん! 目が怖い!」

そうなの? 俺、知らんわ。もしかしたら、サリューへの恨みがあふれてるのかもねぇ。
……サリュー?
そういえば、サリューが俺の《半個半幽》を悪化させるようにしたんだよな。で、それはたぶん、あの指を鳴らしたので発動した。
……いま思い返せば、あの行動はそうとうキザに見えたけど。
で、俺が頭痛になった共通点っていったら……なんか見たら痛くなったような……。
あっ、分かった!

「輝、テレビ消して!」
「え? あ、はい!」

俺の声に飛び跳ねながらも、輝はピッとボタンを押して、テレビを消す。
分かったよ、いまさらながら。
天馬とフェイだよ。
あのふたりが動くと、俺の頭痛がしたんだ。
つまり、あいつらが動くのを見る度に、俺は頭痛に襲われるってわけ。
いやぁ、ほんと。気づけてよかったわ。これ以上悪化してもらっちゃ困るし。

「あの、入っていいですか。」

扉の向こうで、聞き慣れた声。よゆうも出てきたし、からかってやろうか。

「入っちゃ駄目です。」
「月流!?」

あ、こいつ! 入っちゃ駄目って言ったのに、問答無用で入ってきやがった!
入ってきたのは、相崎。俺を見るなり、ほっとした表情を見せる。
……な、なんだよ、こいつ。いつもと、ちょっと違うじゃん。

「月流、目ぇ覚めたんだな。よかった……。」
「へ、へえ……俺のこと、心配してたのか?」
「ああ。いちおう、藤白ヶ丘のサッカー部仲間だったしな。心配くらいするぜ。」
「……あっそ。」

いつもは、そんなこと言わないくせに。
相崎は「あ、そうそう。」と俺に歩み寄り、一枚の封筒を差し出した。

「へ?」
「これ、おまえ宛に。なんか、猫がもってきた。」
「ね、猫?」

なんで猫なんだ? 不思議でしかたないんだが……。
まあ、とりあえず俺宛の手紙だし、ということで受け取り、中身を一瞬チラッとみてから、バッとしまった。
……駄目だ。
まさか、と思って差出人を見ると、

『from 記憶の氏』

案の定! フォログラムにしなかっただけ、ありがたいもんですがね!
とりあえず、のぞき見されては嫌なので、相崎たちには退室していただきたく……。
いや、輝も相崎も、真剣に「のぞき見するな。」って言われたらしないひとたちだし、まあ、この経にいてもへいきか。

「ふたりとも、悪いんだけど……。」
「ああ、分かってる。のぞき見するな、だろ?」
「うん。」
「分かったよ。」

輝と相崎が、同時に目をつぶる。以心伝心してますね!
俺は、そっと手紙を取り出す。すると、書道の楷書(かいしょ)のお手本みたいな文字が現れた。

『 いつもの前振りはなしじゃ。
 どうじゃった? サリュー・エヴァンとかいうやつに力を貸してみたが。おまえの両親には、《半個半幽》の進行を遅くするように言われておったのじゃが、それじゃあつまらんからの。
 この試合が終わったら、記憶を消せ。』

そこで、手紙は終わっていた。




    ——試合が終わったら——





その言葉が、俺に重たくのしかかる。

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜5000越え ( No.298 )
日時: 2013/08/10 06:46
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: J69v0mbP)

あ……れ?

風「どうなってんだ?」

参照が……………………………………!!!!!!










6000超えとるがな!!!



ありがとうございます、ありがとうございます!

ほんとに、何ヶ月も更新しなかったこんなあほ野郎を見捨てないでくださって!
ここまで来られたのは、みなさまのおかげです!

コメしてくださった方も、コメせず影ながら見守ってくださった方も、ほんとうにありがとうございます!



これをエネルギーに、ゆいらは書き続けます!
そして、きょうこれを大会のエネルギーにします!

風「え。」

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜6000越え!? ( No.299 )
日時: 2013/08/12 09:43
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: J69v0mbP)

ただいまです!
エネルギーにして歌ってきました!!

その結果……、


みごと金賞をいただき、県代表となりました!

風花「おおー((パチパチパチ」

いやぁ、参照6000越えを意識したとたん、きゅうに腹に力が入ってね。
いい声でたわ。


……まあ、中部大会まで、わたしがレギュラーでいられるかっていうの、かなり問題だけど。

風花「がんば。」

……風花、なんかきょうは優しいね。

Re: イナクロ〜なくしたくない物〜6000越え!? ( No.300 )
日時: 2013/08/12 12:29
名前: カゲロウ (ID: Q07cKU1O)

参照6000越えと金賞おめでとう!!
6000越えもすごいけどそれの影響もすごいねww
しかも県代表にもなるとはね(^ω^)
この調子で更新も頑張れ!


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