二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ
- 日時: 2009/12/09 13:04
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
クリックありがとうございます!
どうも、李逗です。
しゅごキャラとナビ・ルナの小説を書きますm(__)m
私はナビ・ルナ、小説の方が好きなんですが、ルナの容姿は漫画のほうが好きですww
なのでりボン&銀髪ですよ——
読んだらコメ下さい。
気軽に声かけてくださいね!
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「夢日和」
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銀魂×妖界ナビ・ルナ
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更新情報——・。・。・。——
第29話更新!
(12月9日)
>>24は違います。
——————・。・。・。——
+第一章+ +第二章+
>>2-38 >>44-
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- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.6 )
- 日時: 2009/11/02 11:21
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: gB.RcQK6)
なんかグダグダ……
今日ぐらいしか来れる時無いんで、大量更新します。
一気に5話くらい。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.7 )
- 日時: 2009/11/02 12:00
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: gB.RcQK6)
№03 夕焼け
案の定、ルナはあの公園で、夕焼けを見つめていた。そんなルナを、あむ達5人としゅごキャラ8人は物陰から見つめている。
「唯世くん、ほんとに行くの? 」
「うん。確かめてみないと分からないしね」
そう言うと、唯世は、あむの手を引いて歩き出した。
「皆はここにいて。あんまり行くと警戒される」
あむは、複雑な思いでルナを見た。こんな風に一人で、ブランコに座って夕焼けを見つめるルナは、どこか寂しそうだったのだ。
「ルナ」
「あっ……あむちゃん! 」
あむが後ろから声をかけると、ルナは満面の笑みで振り向いた。しかし、今日は唯世がいるので、昨日のような無邪気な笑顔ではない。
「始めまして、ルナちゃん。僕は、辺里唯世。あむちゃんのクラスメイトなんだ」
「始めまして。竜堂ルナです」
「ところで、ルナちゃん」
その様子を、あむははらはらしながら見ていた。唯世はガーディアンケープの中に隠しておいたキセキを左手に乗せると、ルナに見せた。
「これは何なのか分かるかな?」
重い沈黙—
その沈黙を最初に破ったのは、ルナだった。
「可愛い!王冠つけてる!あむちゃんが連れてた妖精?とおなじだね! 」
ルナがそう言うと、唯世はあむに耳打ちした。
「キャラ持ちなのか聞いてみて」
「ルナは……キャラ持ちなの? 」
再びの沈黙。
あむは、怪訝そうな顔つきをして、しばらく唸っていたが、やがてあむの眼を見て、
「キャラ持ちって、何? 」
と訊いてきた。
どうやらキャラ持ちでは無いらしい。
「だったらいいんだ。ルナちゃん、またね」
唯世はそう言うや、あむの手を引いて立ち去った。
ルナが不思議そうに首をひねっているのが気配でわかった。
「どうやら、違うみたいだね」
「……うん」
—その頃。
とあるおんぼろアパート「コーポ桃抜」に、大きなふくろうが入って行った。
「お帰り、もっけ」
もっけと呼ばれたふくろうは、大きく羽をひろげ、伸びをすると、少年の姿へと変化した。
「スネリ、ルナはまだなのか? 情報収集に行ったんだろ」
「まだって……今5時よ。すぐ帰ってくるわ。ところで、私、妖怪の気配を感じたのよ」
スネリがそう言うと、もっけは神妙な顔になり、その場に座った。
「とても強い妖気。すぐに消えてしまったけれど」
「やっぱり、妖怪がいるんだな」
「ええ……」
スネリともっけは不安げに顔を見合わせた。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.8 )
- 日時: 2009/11/02 12:02
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: gB.RcQK6)
桃抜は「ももばつ」と読みますよ〜。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.9 )
- 日時: 2009/11/02 12:34
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: gB.RcQK6)
№04 妖怪の影
日は沈み、完全な闇となった街。
その中を、ルナは全力で走っていた。あむ達と別れた後、夕日が沈むまではと空に見入ってしまったのだ。
あの公園からここでの住まい「コーポ桃抜」までは片道40分もかかるのに。
あわてて公園を出たものの、秋の夕暮れは早く、あっという間に真っ暗になってしまった。
「はやく帰らなきゃ。スネリともっけが心配しちゃう」
と、その時—。
ダンッッ!!
ルナの右足のすぐ横に、拳ほどはあろうかという巨大な石が落ちたのだ。石が落ちたコンクリートの道は、大きくへこんでいた。
「なっ……何!?」
思わず空を見上げると、空に人が浮いていたのだ。驚いたルナが一歩退くと、人影は口を聞いた。
「へぇ。お前が伝説の子、竜堂ルナか」
「誰ッ!? 」
「さあな。俺に勝てたら—」
その人影が右手をかかげる。
「教えてやるよ! 」
右手から放たれた炎が、大蛇のようにルナに襲いかかる!
「……封印解除、第3の眼を開眼する! 」
とっさに変化して、飛び退いた。しかし、その人は全くの余裕さで、
「へぇ……避けられるのか」
といいつつ、何と空を蹴って突っ込んできた!あまりの早さに、避ける事ができない。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前! 」
とっさに九字を切り、結界を張った——はずだったのに。
人—いや、妖怪は、左手に妖力と念を込め、結界を破ったのだ!
(そ、そんな事って……!? )
呆然と立ち尽くすルナに向かって、その妖怪は言い放った。
「覚えておけ、伝説の子よ。俺の名は、ライガ」
ライガは両手を握りあわせ、何やら唱えると、ライガの両手から、一匹の龍が現れた。全身に炎をまとう赤い龍。
その龍は、かつて、港町でルナを噛んだカザンのように、ルナの肩に噛み付いた。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.10 )
- 日時: 2009/11/02 13:48
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: gB.RcQK6)
№05 しゅごキャラ
「ん……?」
ルナは、ゆっくりと目を開けた。知らない家のにおいだ。ここはどこだろうと起き上がろうとした時、記憶が鮮明に甦ってきた。
真っ暗な夜道で、ライガと名乗る妖怪に襲われ、龍に肩を噛まれた事を。
「あっ、ルナ、起きた? 」
聞き覚えのある声だ。
「あむちゃん……? 」
「びっくりしたよぉ。帰ってたら、肩から血出して倒れてるんだもん。家近かったから連れてきちゃったけど」
あむは後ろ手でドアを閉めると、小さなテーブルの上に紅茶の入ったカップを置いた。
「どうしたの? あんな所で」
「あっ……りゅ、犬に噛まれてしまって」
あむに、龍に噛まれたと言う訳にはいかない。しずくに助けてもらった時と同じ言い訳をした。
「犬? それにしては傷が深かったけど……いいや」
「あのっ、助けてくれてありがとう」
あむにお礼を言った後、ルナははっとして目を見開いた。あむのそばに、あの妖精らしき人がいたのだ!ピンク色のチアみたいな子は紅茶のあたりをうろうろ、水色の画家みたいなのは机の上で絵を描いているし、緑の子はあむのまわりを飛んでいる。
「あ、あむちゃん!その小さい子たちは……? 」
ルナがそう聞くと、あむはヤバイ、という様な顔をした。そして、遠慮がちに口を開く。
「ラン、ミキ、スゥ……おいで」
「あむちゃん、お話しても大丈夫なんですかぁ〜?」
緑の子がそう言った。
ちゃらんぽらんの、ほんわかした声だ。
「ルナ。この子達はね、しゅごキャラって言うの」
「しゅご……キャラ? 」
「そう。このピンクがラン。こっちがミキ。で、スゥ」
「ラン、ミキ、スゥ……」
そこまで言ったとき、ルナははっとしてうなじに手をやった。第3の眼を封じていなかったはずなのに、りボンは結ばれている。ライガが結んだのだろうか?
「でね、しゅごキャラを持ってる人の事をキャラ持ちって言うの。ほんとは、キャラ持ち以外、しゅごキャラは見えないはずなんだけど……」
「でも、私、見えてるよ」
「そうなんだよね—っ。あっ、じゃあさ、ルナ!明日でも明後日でも、聖夜学園においでよ!いろいろ教えてあげるから」
一瞬、ルナは迷った。
どんな事を聞かれるのかと。でも、好奇心から行きたかったし、あの妖怪の手がかりになるかもと思った。
「じゃあ、明後日行く。いい? 」
「もっちろん!……あ、もう8時じゃん。ルナ、送ってあげるから、家教えて」
あむは、クローゼットから上着を取り出し、行こう、と行って部屋を出た。
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