二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ
日時: 2009/12/09 13:04
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

クリックありがとうございます!
どうも、李逗です。
しゅごキャラとナビ・ルナの小説を書きますm(__)m
私はナビ・ルナ、小説の方が好きなんですが、ルナの容姿は漫画のほうが好きですww
なのでりボン&銀髪ですよ——
読んだらコメ下さい。
気軽に声かけてくださいね!

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「夢日和」
http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.php?mode=view&no=13015

銀魂×妖界ナビ・ルナ

http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14052

更新情報——・。・。・。——

第29話更新!
(12月9日)
>>24は違います。

——————・。・。・。——
+第一章+     +第二章+ 
   
 >>2-38       >>44-     

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Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.36 )
日時: 2009/11/26 13:31
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

№14    夕暮れの中で  



「ル……ルナ……? 」

大きく瞳を見開き、呟くあむ。

(伝説の子?何それ……)

銀色へと変色したルナの髪が風になびく。
皆も戦いを止め、こちらを凝視していた。

「あれは……キャラなり? 」

カムイと対峙していたりまは、消え入りそうな声で呟いた。
ルナは、一度目を閉じ、大きく深呼吸した。

「ごめんね、あむちゃん」

「えっ? 」

その瞬間—、ルナは常人のものとは思えないジャンプをした。
キャラなりしたあむのような、高い高いジャンプ。
ルナは植えられている木に飛び乗ると、カムイ、ライガと向き合う。

「やっと力を使う気になったか」

「あなた達は誰? 何故こんな事をするの? 」

訊くや、カムイは口元に笑みを浮かべた。
残酷な笑みだ。

「エンブリオ」

ルナには聞き慣れない言葉だったが、あむ達は目を見開いた。
唯世と海里は顔を見合わせる。

「エンブリオ? 」

「どんな願いも叶える魔法のたまごさ。そう……お前が昔探していた悠久の玉と同じような物だ」

「悠久の玉! 」

それは、かつて、ルナが探していた物だった。
今ではすでに見つかり、夜鳴島に祀られているはず。
動揺して、震えてくるのを必死に堪えた。

「そのためには、お前は邪魔だ。伝説の子! 」

カムイが突き出した両手の平から、水の龍が現れる。
それは鋭利に尖った牙を剥き出し、ルナに向かってくる。

「ルナ! 」

地上にいたスネリともっけは、本来の姿に変化した。

「臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前! 」

とっさに九字を切り、結界を張る。
水龍と結界がぶつかった衝撃波は、あむ達の元へも届いた。

「すごい……」

カムイの水龍と、ルナの結界のぶつかり合い。
ルナが危険を感じた時、攻撃が止んだ。

「今日は様子見」

続いて、おどけた調子でライガが言う。

「なかなかやるじゃん、伝説の子。……でもね」

一度そこで言葉を切ったライガは、笑みを浮かべて言う。
今までとは違う、凶器が見え隠れした笑顔。

「あんまり邪魔するなら、次はどうなるか知らないよ」

ルナは、その場の温度が下がったように感じられた。

「行くぞ、ライガ」

カムイとライガは服の裾を翻し、煙のように消えていった。

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.37 )
日時: 2009/11/26 14:51
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

№15     全て告白



ルナは、カムイとライガが消えてしまったのを確認してから、木を降りた。
ルナが地上へと降り立つや、キャラなり、キャラチェンジを解いたあむ達が駆け寄ってきた。

「ルナ……」

ルナはぐっと唇を噛み締める。
皆の視線が痛かった。

「どういう事? 」

どこからどこまで説明したらいいのか分からず、ルナは助けを求めるようにスネリともっけを見た。
本来の大きなふくろうと猫に変化していた二人は、人間姿へと変化した。

「えぇ〜!? 猫ちゃんとふくろう君、変身しちゃったよ!?」

大騒ぎするややの後頭部を、バコンとりまが叩く。

「五月蝿いわよ、やや」

「痛いよぉ、りまたん〜」

騒ぐややを尻目に、もっけは言った。

「もう隠せないな」

「隠せない? どういう事? 」

ルナは、髪を結い上げていたりボンをほどき、再びうなじに戻す。すると、髪も目の色も、元に戻った。

「ルナ、説明してくれるよね」

ルナの目を真っ直ぐに見て訊くあむに、ルナは素直に頷いた。



           ※


再びのロイヤルガーデン。
全員が椅子につくと、重い沈黙が辺りを覆った。
その間も、視線はルナに向けられたまま。
あむは居ても立ってもいられなくなり、声をだした。

「ルナは……その、妖怪……なの? 」

「……うん。えっと……」

ルナは、助けてほしいと言うように、スネリともっけを見た。

「ルナは、人間のお父さんと妖怪のお母さんの間に産まれたんだ」

もっけが説明すると、考え込むようにしていた唯世が訊いた。
少し遠慮がちではあったが、よく通る声で。

「あの二人は、ルナちゃんの事を伝説の子と読んでいました。伝説の子って……? 」

「言うまでもなく、ルナの事よ。あの二人が何故ルナの事を知ったかは分からないわ。そして、何故ルナを狙うのかも」

あむは、そういえばとさっきの戦いの事を思い出していた。カムイはルナに、「やっと力を使う気になったか」と言っていたし……。
あれは、ルナが力をつかうのを狙っていたとしか思えない。

「スネリさん、もっけさん。ルナちゃんをこの学校へ転校させてくれませんか? 」

「———————は? 」

唯世の突然の言葉に、あむ達は驚いて、ぐうの音も出なくなってしまった。

「あの二人は、エンブリオを手に入れるのに邪魔なルナちゃんを狙っているんですよね。だったら、僕らのいる此処に転校してもらった方が安全だとおもうんです」

確かに一理ある意見だった。
ガーディアン達もあむ以外は賛成していたし、普通ならそうするだろう。
しかし、ルナ達の場合、そうするには問題があった。
お金の問題だ。
この小学校の事だ、学費は高いだろう。
それに、ルナは半妖。
まわりにバレないとも限らない。
ルナも学校には通いたかったけれど、妖怪の血が混ざっている以上、そういうわけにはいかないのだ。

「考えさせてくれないかしら。とりあえず、明日、また返事をしに来るから」

ルナ達はそういうと、ロイヤルガーデンを出た。

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.38 )
日時: 2009/11/26 15:41
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

№16    満月 


ルナ達が「コーポ桃抜」に帰って来た頃は、すでに夜空には星が広がっていた。
そして、東の空には、満月がぽつんと浮かんでいる。

「ルナ、窓閉めなさい。風邪ひいちゃうわよ」

「はぁい」

答えてから、ルナは窓を閉めた。
それから少し経って、焼き魚の食欲をそそるにおいが漂ってきた。
やがてスネリが焼き魚を運んでくると、3人は無言でちゃぶ台につく。
最初に口を開いたのは、もっけだった。

「転校の件だけど……スネリとルナはどう思う? 」

スネリは持っていた朱色の箸を置いた。

「ルナの安全を考えると、その方がいいかもね」

「俺もそう思う。俺たちがずっとずっとルナについておく事は、無理に近いから」

「そうね……転校は、早くても3日後、かしら? 」

「ちょっと待って! 」

それまで二人の会話を黙って聞いていたルナは、思わず叫んでいた。
拳を握り締め、二人に訴える。

「私の為とか、そんなんじゃないの。私が思っているのは、お金とかの事なのよ。私の為に、二人に迷惑かけるなんて、そんなの嫌だよ! 」

「ルナ……」

もっけとスネリは顔を見合わせ、唇の動きだけで会話した。この位置はルナからは見えないから、二人の会話が漏れてしまう事は無い。

『どうしましょうか』

『まあ、お金の問題もあるけど……この町にいるのも、そんなに長くはないだろう。ルナが学校に行っている間、少しの間だけ働けばいいだろ』

『そうね』

二人は読唇術による会話を止め、ルナに向き合った。

「ルナ。お金の事は全く問題ないわ。あなたは心配しなくていいから」

「……でも……」

ルナは、そんな事ない、嘘をつかないでと言おうとしたが、二人の真剣な表情を見て、反論するのを止めた。

(これからは、おやつや私の分のご飯の量を減らそう)


           ※


翌日の夕方。
ルナ達は、ロイヤルガーデンへと向かった。
唯世達は昨日と同じように迎えてくれた。

「それで、転校の件は? 」

ルナはスネリともっけの顔を見る。
二人が静かに頷くと、握り拳をつくって言った。

「次の月曜日から、この学校に転校します」

言った後、ルナはあむと目が合った。
あむは、

「本当にいいの? 大丈夫なの? 」

と言う様な目つきをしていた。
あむに微笑みかけて、再び真っ直ぐ前を見る。

「だったらガーディアンに入らないといけないね! 」

あむのしゅごキャラ、ミキが言う。

「歓迎するぞ!庶民よ」

続いて唯世のしゅごキャラ、キセキが言うが、ルナはあえてスルーした。

「よぉし、だったらルナたんの歓迎パーティをしよう! 」

テーブルに足を乗せ、演説気味にいうやや。
その姿にルナは思わず吹き出してしまった。
そんなルナにもっけとスネリは顔を見合わせ、静かに笑うのだった。

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.39 )
日時: 2009/11/26 15:44
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

      お知らせ☆


なんか思ったより長くなりそうなので、№16「満月」までを

「第一章 偶然の中で」

にします。
これからもよろしくお願いします!

           スレ主より

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.40 )
日時: 2009/11/26 16:05
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

。+ルナ・もっけ・スネリ・あむ・作者の座談会+ 。


ル「やっと第一章が終わったね—♪」

も「イヤイヤイヤ。最初12話完結のつもりだったのに、
いらない話まで入れてるから長くなってんだよ」

李「げっ(^_^;)なんでそれを…」

あ「パソコンで小説書いてるあいだに、設定書いた紙見て唸ってたよね?」

ス「自分の設定力の無さが悲しいのね。かわいそうに」

李「そうですよ。悪かったね!」
  
あ「次からはいよいよ第二章!」

ル「学校に通うのなんて何年ぶりなんだろう〜」

も「作者の更新ぺースの遅さにお付き合いください!」

ス「仕事さがさなきゃ……」

李「では、また明日大量更新するのでよろしければ見てくださいね!」


—————————————————————END


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