二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ
- 日時: 2009/12/09 13:04
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
クリックありがとうございます!
どうも、李逗です。
しゅごキャラとナビ・ルナの小説を書きますm(__)m
私はナビ・ルナ、小説の方が好きなんですが、ルナの容姿は漫画のほうが好きですww
なのでりボン&銀髪ですよ——
読んだらコメ下さい。
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「夢日和」
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銀魂×妖界ナビ・ルナ
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更新情報——・。・。・。——
第29話更新!
(12月9日)
>>24は違います。
——————・。・。・。——
+第一章+ +第二章+
>>2-38 >>44-
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- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.31 )
- 日時: 2009/11/26 09:33
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
>氷雨さん
コメントありがとうございます!
インフル12人ですかっ;;
私の所は10人ですよ!!
今から更新します。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.32 )
- 日時: 2009/11/26 09:59
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
№10 聖夜学園
翌日。
太陽が西の方角に傾き始めた頃。
「行くぞ、ルナ」
小さなふくろう姿と猫姿に変化したスネリともっけは、小さなタンスからコートを取るルナに声をかけた。
「わっ、今行く!」
聖夜小学校までは、片道40分。
学校に着く頃には4時頃になっているだろう。
ルナは、小学校までの細い路地を通りながら考えていた。
(どんな事を聞かれるのかな。私が妖怪だって事……話す事になるのかな? )
そんな事を考えるうちに、聖夜学園…と思われる建物に着いた。
「こ、これ、お城じゃないよね」
「そうみたい……よ?」
小学校というよりは、ヨーロッパの城という方が相応しい外見だった。
「あっ……ルナ—!」
聞き覚えの有る声がして、振り向くと、あむが校門から駆け寄って来るのが見てとれた。
「あむちゃん!」
あむは、ルナの両手に収まっているぬいぐるみらしきもの(スネリともっけ)を見て、首を傾げた。
それを感じ取ったルナはあわてて、
「あっ、お気に入りのぬいぐるみ(?)だから」
「そうなんだぁ。かわいいね。行こうか」
あむはそう言うと、ルナの手を引き、学園へと連れ行った。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.33 )
- 日時: 2009/11/26 10:32
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
№11 ロイヤルガーデンで
ロイヤルガーデンへと案内されたルナは、さらに絶句した。
ガラス張りかプラスチック張りか分からないけれど、とにかく綺麗で、それこそ豪邸のような建物だ。
「こっち、こっち」
あむに手を引かれ、中に入ったルナは、思わず「綺麗」と呟いた。
周りには丁寧に整理された植物が生い茂り、その真ん中には白いテーブルがある。
そのテーブルを、5人の男女———ガーディアン———が囲んでいた。
「みんな—!ルナ来たよ—っ」
ガーディアンの皆としゅごキャラに注目され、緊張するルナ。
ルナの手の中のスネリは、それを敏感に感じ取ったようで、小声で言った。
「ルナ、挨拶よ」
「あのっ……竜堂ルナです。よろしくおねがいします」
すると、この間、ルナに公園で声をかけた男の子が立ち上がった。
「ようこそ、ルナちゃん。僕は辺里唯世。覚えてるかな? 」
「あ、覚えてます」
「よかった。ここの椅子に座って」
唯世は、白い椅子の一つにルナを座らせた。
隣にあむも座る。
その後、一人ひとりが自己紹介をしてくれた。
「自己紹介も終わったところで。ルナちゃんはしゅごキャラが見えるんだよね」
唯世は、テーブルの上のしゅごキャラ達を見て言った。
「はい。でも……しゅごキャラって何なんですか? 」
「しゅごキャラはなりたい自分なんだよ」
唯世に変わって、結木ややと名乗った子が言った。
「なりたい……自分? 」
思わず胸元のペンダントを握り締めるルナ。
「そう。こうなりたいって強く思った時に産まれたんだぁ」
「それって……私にもあるんですか!? 」
なりたい自分。
そういった物が自分にもあるのかと思うと、胸が弾んだ。
その時、あむのしゅごキャラ、ランがルナの目の前に浮かび、言った。
「きっと居るはずだよ!だってルナちゃんの眼はキラキラしてるから」
「ありがとう」
無邪気に笑うルナ。
その無垢な笑顔に、あむ達もつられて笑顔になった。
「伝説の子にガーディアン。まさに飛んで火に入る夏の虫だな、カムイ」
「今は秋だぞ……?まあ、いい」
カムイは前髪をかき上げる。
「行くぞ——、ライガ」
二人は屋上から飛び降りると、ロイヤルガーデンのガラスを割った。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.34 )
- 日時: 2009/11/26 11:25
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
№12 カムイとライガ
ガシャーンッ!!!!
「なっ、何!? 」
椅子から立ち上がり、音のした方を見るあむ達。
つられて見たルナは、思わず息を呑んだ。
割れたロイヤルガーデンの壁—、その前に、両手を突き出した二人組みの姿があった。
「ライ……ガ」
一人は、ルナを襲った張本人、ライガだった。
もう一人はライガにそっくりだったけれど、青い眼をしていた。
「誰だ!お前達は! 」
唯世が叫ぶ。
「おぉコワッ。威勢だけは一人前」
「何だと!? 」
ルナは小声で、スネリともっけに話しかけた。
「あの赤い眼の人だよ。私を襲ったのは……」
「俺でも分かる。あの二人の妖気は、ハンパじゃないぜ」
もっけが呟く。
その時、あむがルナの前に立ち塞がった。
「あむちゃ……」
「大丈夫だからね、ルナ」
カムイとライガは、二人同時に両手を掲げた。
瞬間—、カムイからは水が、ライガからは炎が放たれる!
「皆っ、ふせるんだ! 」
唯世の声でふせた瞬間、ルナ達の髪すれすれを炎と水が掠った。
「ルナ、何を見ても驚かないでね」
そう言うや、あむは叫んだ。
「りま! キャラなり! 」
「キャラ……なり……? 」
聞き慣れない言葉に、ルナの心臓は早鐘を打つ。
あむとりまは両手を胸の前で形づくり、唱えた。
「あたしのココロ、アンロック! 」
その瞬間、金と桃色の光に、あたりが覆われた。
その二つの光は、やがて弾けるようにして消え——……。
「キャラなり!アミュレットハート! 」
「キャラなり、クラウンドロップ—……」
いきなり変身した二人に、ルナは呆然とした。
ふたりは妖怪ではない。
それは、スネリの鼻が証明してくれる。
すると、カムイとライガの二人は、外に飛び出した。
「待て! 」
慌てて唯世達も追いかける。
一足先に外に出たあむとりまは、カムイ、ライガと対峙していた。
「あんた達は誰なの……!?イースターの奴らなの? 」
「イースター? 知らねぇな」
「俺達は妖怪」
あむたちも、妖怪という言葉に首を傾げた。
そこへ、唯世、やや、海里、ルナが到着する。
「妖怪って……? 」
「知らないのか。じゃあ教えてやるよ! 」
カムイは片手を掲げ、空を切るように振り下ろした。
瞬間、水が錐のようになって、向かって来た。
「くっ……」
とっさにジャンプして、避ける二人。
その時、唯世は叫んだ。
「キャラチェンジ! 」
「えっ? 」
ルナの目の前で、ガーディアン達はキャラチェンジを行った。
海里は振り向きざま、ルナに、
「ルナ殿は、そこにいてください」
と声をかけ、走っていく。
ルナは、次つぎと起こる出来事に混乱し、立ち尽くしたままだった。
- Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.35 )
- 日時: 2009/11/26 12:15
- 名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)
№13 迷い
「ハートロッド! 」
唱えたあむの左手に、ハートロッドが握られる。
「スパイラルハート!! 」
ロッドはあむの手を離れ、光の弧を引きながら、カムイの元へと飛ぶ。
しかし—……。
「ダセェ」
ライガはロッドを掴み取り、真ん中で二つに折ってしまった。
折られたロッドは淡い光を残し、消滅した。
「ホーリークラウン! 」
唯世の声と共に、杖から黄金の光が現れ、カムイを襲う。それを見たカムイは、一瞬冷笑を浮かべた。
カムイは両手を突き出すや、薄い水の膜を張り、攻撃を跳ね返す!
「くっ、うわぁっ!」
「K!大丈夫ですか!?」
倒れた唯世に駆け寄る海里。
「三条君、後ろ——」
海里の背後に、水の錐が迫る。
とっさに唯世は杖を使い、間一髪で防ぐ。
その光景を、ルナは呆然としながら見ていた。
(私はどうしたらいいの!? うず目になれば私が妖怪だってみんなが知ってしまう! )
しかし、カムイとライガが狙うのはルナだけのはずだ。
皆を危険な目にあわせるなんて、まっぴらごめん。
心配そうに見上げるスネリともっけにうすく笑いかけた、その時!
ルナの目の前に、ライガの放った炎が向かっていた。
駄目だと思って目を閉じた。
しかし、炎をルナの間に、あむが割って入ったのだ。
ハートロッドを盾にして。
「あ、あむちゃ……」
ライガの放った炎が止むと、あむはその場に膝をついた。
「あむちゃん!! 」
「ルナ、大丈夫……? 」
幸い、命に関わるような怪我はないが、両手に少し火傷を負っていた。
「ルナ、危ないから逃げて」
そう言って立ち上がったあむを見て、ルナはあの日と同じような感覚が甦った。
かまちと戦った日、妖力が目覚めた日の感覚。
ルナは意を決すると、スネリともっけを下ろし、立ち上がった。
「……ルナ、いいのね」
「うん」
頷くと、ルナはりボンに手を掛けた。
「封印解除、第三の目を開眼する! 」
瞬間、ルナの瞳は真っ赤なうず目に、髪は銀色へと変わる。
それを見たカムイとライガは、面白そうに笑った。
「……伝説の子、竜堂ルナ」
ルナを見て驚くあむにうすく微笑むと、一歩歩みだした。
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