二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ
日時: 2009/12/09 13:04
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

クリックありがとうございます!
どうも、李逗です。
しゅごキャラとナビ・ルナの小説を書きますm(__)m
私はナビ・ルナ、小説の方が好きなんですが、ルナの容姿は漫画のほうが好きですww
なのでりボン&銀髪ですよ——
読んだらコメ下さい。
気軽に声かけてくださいね!

コメデイ・ライトで運営中の小説↓
「夢日和」
http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.php?mode=view&no=13015

銀魂×妖界ナビ・ルナ

http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14052

更新情報——・。・。・。——

第29話更新!
(12月9日)
>>24は違います。

——————・。・。・。——
+第一章+     +第二章+ 
   
 >>2-38       >>44-     

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Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.61 )
日時: 2009/11/29 23:08
名前: 我流 (ID: ffzF7wsd)

イクトと歌唄の登場について考えたんですケド(´∪`*)

★イクト→カムイ&ライガの戦いの中、あむの助っ人として登場。
 
★歌唄→テレビロケの最中偶然会う。

なんてどうですか???

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.62 )
日時: 2009/12/02 10:31
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

>瑞沙さん

コメありがとうございます!
しゅごキャラとナビ・ルナの合作は、
ネットにもいろいろあるので便乗したダケですよ(^_^;)

こんな駄作にありがとうございます(^^♪


>我流さん

はじめまして!
コメントありがとうございます。
イクト&歌唄の登場シーン……
使わせてもらってもよろしいでしょうか?
アイディアありがとうございます(^^♪

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.63 )
日時: 2009/12/02 11:28
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

№26      初雪 


—翌日、放課後

その日は大寒波の影響で、初秋にも関わらず、
ちらちらと雪が舞っていた。
雪といっても、みぞれ交じりのものなので、積もることはまず無い。
そんな中でも、ロイヤルガーデンでの話し合いはあった。
白い椅子につき、不安そうに俯くルナに、あむはとびっきりの笑顔を向けた。

「ルナ、大丈夫だよ。きっと見つけ出すから」

「……うん……」

あむを見上げたルナの瞳には、うっすらと涙が溜まっている。
もっけの事が心配でたまらないのだろう。

「もっけさんのココロのたまご……。抜き取ったのはやっぱりカムイとライガなのかな」


「そうだと思う。でも……もっけさんは眠り続けてるんだよね」

唯世がルナに話を振ると、一瞬、ルナはびくっと震えた。

「うん……一度も目覚めない。もっけは……大丈夫なの?」


ルナが問うと、一瞬唯世は顔を濁らせた。
しかし、それは一瞬で、唯世は笑顔を浮かべる。

「きっと大丈夫。僕達がもっけさんのココロのたまごを取り返すから」

「そうだよ!ふくろうさんはやや達が助けるから! 」

ややがテーブルに片足をのせて、遠くを指差す。
そのポーズに、思わず皆笑ってしまった。



          ※


ルナがコーポ桃抜に帰り着いたときには、すでにスネリがご飯を作って待っていた。
もっけは相変わらず眠ったまま。

「もっけ、スネリ、ただいま! 」

不安を顔に出さないように気をつけて、笑顔で言う。
スネリもそんなルナの気持ちを悟ったのか、つとめて明るく言った。

「お帰りなさい。今日はやきそばよ」

「ありがとう!さきに着替えてくるね」

そう言うと、ルナはタンスの戸をあけて、服をとった。
スネリは、てきぱきとちゃぶ台の上を片付ける。
香ばしいにおいのするやきそばを、ちゃぶ台の上に並べた時だった。
スネリの鼻が、妖気を感じ取ったのは。

「ルナ、妖気を感じたわ。外に! 」

ルナの脳裏にある直感が走る。

(カムイとライガだ!!!)

ルナはあわてて上着を取り、外へ飛び出した。

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.64 )
日時: 2009/12/02 12:22
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

№27    みぞれ交じりの雪の中



スネリと共に、外に飛び出したルナ。
茶色の大きなルナの瞳が捉えたもの……。
それは、みぞれ交じりの雪の中、不気味な笑みをうかべて佇む、カムイとライガの姿だった。
カムイの左手には、真っ白なたまご——ココロのたまご——が握られている。
恐らく、もっけの物だ。


「もっけのたまご……!! 」

跳びかかろうとしたルナを、スネリが押さえつける。
そんなルナを見て、カムイは面白そうに笑った。

「やはり妖怪は、無理にたまごを抜いても、×たまにはならないんだな」

「やっぱり……あなた達が! 」

「言ったはずだろ」

鋭い目つきで、ルナを睨みつける。
カムイは、もっけのココロのたまごを宙にうかべ、その周りに水の結界らしきものを張った。

「邪魔をするなら、容赦はしないと」

瞬間、カムイの左手から、水の刃が飛ぶ。
スネリは、突然の事で反応できないルナの左手を引き、
地面に倒れこんだ。
時間差で降るみぞれ雪のせいで、ルナとスネリの服に泥がつく。
ルナは唇を噛むと、立ち上がり、リボンを解いた。

「封印解除、第三の目を開眼する! 」

うず目に変化するルナの瞳。
隣に立つスネリを見ると、言った。

「スネリ、お願い。あむちゃんを呼んできて? 」

「えっ? ダメよ!あなた一人じゃ……」

危ないわ、と続けようとして、止めた。
ルナの瞳は真剣で、何を言っても通じないと悟ったからだった。

「分かったわ。……気をつけて」

それだけ言うと、スネリは大猫姿に変化し、暗い夜道を駆け出した。
スネリの白い体が見えなくなったのを見届けて、ルナはカムイとライガを見る。

「ココロのたまごを返して」

ルナの言葉には答えず、二人は両手を突き出した。
瞬間、炎の龍と水の龍が、牙を向いて襲い掛かる!
ルナのうず目にも素早い動きだ。
瞬間、ルナは左手を掲げ、九字を切った。

「臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前!」

二つの龍は、結界にぶつかって、一度跳ね返る。
が、再び鋭い牙を剥きだして向かってくる。
瞬間、ルナは結界を解き、高くジャンプした。
しかし、二頭の龍は、ルナの後を追ってくる。
カムイとライガが両手をさまざまな形に動かし、ルナを追わせているのだ。

(私に気をとられて、もっけのたまごを見ていない……。今しかない! )

瞬間、ルナは植木を片足で蹴り、もっけのたまごの元へと跳んだ。
しかし——。
すんでの所でライガに気取られ、腹に妖力の固まりをぶつけられた。
ルナの体が壁にぶつかる。

「終わりだ、伝説の子」

二頭の龍が、ルナに向かって火と水を吐いた。

Re: しゅごキャラ!×妖界ナビ・ルナ ( No.65 )
日時: 2009/12/03 17:09
名前: 李逗 ◆hrygmIH/Ao (ID: ZB358Aub)

№28   みぞれ雪  



反射的に目を閉じたルナだったが、いつまでたっても痛みを感じず、
恐る恐る目を開けた。
自分の目の前に、人が立っている。
ピンク色のチアリーダー姿の女の子……。

「あむちゃん!? 」

ルナの前に立ち、攻撃を防いでくれたのはあむだったのだ!
ピンク色のポンポンで、結界かバリアか、そんな物を張っている。

「ルナ、大丈夫?」

「あっ、ありがとう……」

あむが来るのが、もう少し遅かったら。
そう思うと、背筋を冷たい手で撫でられたような気がして怖くなった。

「もう少ししたら、スネリさんも来るから」

と、次の瞬間!

「あむちゃん、後ろ! 」

しゅごキャラ・ミキが叫ぶ。
ライガの放った炎が、あむのすぐ後ろにまで迫っていたのだ。
立ち上がって避けるまでの時間の猶予は無い。
左手に五芒星のペンダントを掲げると、唱えた。

「天の父と母よ。我が身を守りきたり、百鬼をして、我を中傷せしむることなし。急急如律令! 」

ペンダントから溢れ出した金色の光は、あむとルナを守る結界となり、炎を跳ね返した。
結界が消えてしまうと、あむとルナは立ち上がる。
あむは、右手を横に伸ばし、

「ハートロッド! 」

唱えるや、右手にハートロッドが握られる。

「スパイラルハート! 」

あむがロッドを投げたと同時に、ルナもジャンプして、二人に飛び掛った。
あむの手を離れたロッドは、光の弧を描きながら、
カムイともっけのたまごすれすれを通り抜けた。

「くっ……」

通り抜ける時に、ロッドの先端が当たったのだろうか。
もっけのココロのたまごを捕らえていた水の結界が消え、落下を始める。
たまごが地に落ち、割れようとした所に、ルナが滑り込んでたまごを掴んだ。

「ナイスキャッチ! 」

手元へと戻ってきたハートロッドを掴み取ると、淡い光を残してロッドは消えた。
その時、あむはとんでもない事に気付いた。
ルナが滑りこんだのは、カムイとライガの真横。
早く逃げなければ、ころされてしまうだろう。
しかし、時すでに遅し。
カムイは右手に水槍を持ち、振り上げていた!

「——っ!」

ルナが痛みを覚悟した瞬間、白い何かが駆け抜け、ルナのえりぐりを掴んだ。
白い影は、コーポ桃抜の壁を蹴り、あむの横に着地した。

「ス……スネリ! 」

スネリはルナを降ろすと、人間姿へと変化する。
全力疾走で来たのか、肩が上下していて、息も荒い。
ルナは、もっけのココロのたまごをスネリに預け、再びカムイ、ライガを見る。

「天兵来たりて、我を助け、符神をつくらせよ。厭驚恐鬼符、急急如律令! 」

「スパイラルハート! 」

ルナは呪符を、あむはハートロッドをカムイ、ライガに向かって投げる!
しかし——……
もう少しの所で、二人は煙のように消えてしまったのだ。
二人の立っていた所には、静かにみぞれ雪が舞い落ちるばかりだった。


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