二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- CLAYMORE 運命の道筋
- 日時: 2012/08/14 21:07
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
プロローグ
「いつの世も戦士とは、多くのものを背負っている 」
そう、その男は静かにゆっくりと語った……
一体、どれ程の修羅場を潜り抜けてきたのか、
どれ程の屍の山を乗り越えてきたのか。
彼の纏う気迫と眼差しには、
それは、本当の地獄と悲しみを知る者だけが持つ……
凄みというものが有った。
とうに過ぎ去った時間の中で、
焼き付いて離れず逆光する記憶と痛みは、
とてつもなく深く、悲しく、忌まわしく
そして、懐かしい思い出でもあった。
全てを失った男は大剣を取った。
それが例え、血で血を洗う呪われたものあったとしても、
醜態を晒してでも、そうしたかったのだ。
己が生き長らえるが為に……
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- Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.260 )
- 日時: 2013/08/27 20:38
- 名前: 珈琲猿 (ID: jF5f2bDU)
ハガレンですかぁwww
あと、ほかのみんなの覚醒体もみたい!!!
- Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.261 )
- 日時: 2013/09/01 03:10
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: e65Hbqlh)
コメント返し
珈琲猿さん
いずれ、作中にて書くつもりです。
しかしながら、本編を進めたいのでもう少しかかるやもしれません。
では、ごきげんよう。
- Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.262 )
- 日時: 2013/09/14 03:21
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: y5kuB1W.)
ガジュッ、という鈍い音が自分の耳に届くと共に。
夜の闇のような覚醒者は己の堅い表皮を。 骨肉を大剣で断ち、切り刻まれ。
吹き出した血飛沫と共に崩れ落ちていく。
「嗚呼…。
漸…く…死ぬる事が出来…る……。
クレアよ…私に…早くとどめを刺せ…… 」
IF番外編 醜悪なる者ども 終 下
その体を高速剣で細切れにされ、首だけになったレーヴァントは。
死ぬも、何もかもを受け入れた静かで冷静な声で言う。
「……戦いで死ぬ事に固執するんだ?
…今の今まで、立ち向かった戦士を殺してきた。
お前が、何故……? 」
「………戦士としての…誇りだ。
殺す事は易くとも、それでは望みを叶えられん…。
だが、反対に言うなれば…弱い者になど殺さるるつもりはなかった…… 」
「だから、何故…… 」
「…我々、一族は戦いの中に生き…。
戦いの中で…死ぬる事を名誉する民が一つだ。
意識が妖魔のそれに変わろうとも、それだけは棄てられなかった 」
それが、戦いの民の誇りであり。 理想の最期。
寿命や病等で死ぬのは、民の誇りを棄てた者だけだ。
呪われた生でも最期だけは、戦士としてありたいと答え。
ゆっくりと瞼を閉じ「だから、殺せ…… 」と言う。
「……その、微笑のの印が刻まれた大剣でな 」
「……わかった。
お前の意識のままにしてやろう 」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「つまり、あの覚醒者は死期を悟り。
寿命ではなく名誉ある最期を欲して、微笑のテレサの血肉を受け継いだ。
お前をテレサの大剣で戦わせ、殺される事を選択したのか? 」
いち早く二人が戦う荒野に駆けつけて、その戦いの一部始終を見ていたミリア。
彼女は、全てが終わった直後にクレアに問うて
クレアの口から聞き出したそれは、驚愕にあたいした。
「ああ……。
戦いの中での死が、奴の…一族の本望らしい 」
だから、その兄もそうやって死んだのらしい。
誇りを胸にして、戦士として……とクレアは静かな態度で答えを返す。
「そうか、最期だからこそ。
奴は戦士として生きたのか…… 」
最期の最後まで、命が尽きるまで生きる道はない。
戦いの民の人生観と価値観。
普通に考えれば、異常かもしれない。
だが、それはあくまでもこちらの信仰や思想で言えばだ。
彼らには、彼らの思想や信仰があり。 それを否定する理由はない。
そう考えながらミリアは、彼の骸を見やる。
「もう、悪い夢は終わった……。
世界の終焉とやらまで、ゆっくりとすればいい……
殲滅のレーヴァント…… 」
ーー 生きていれば、汚れずにはいられない。
これが、生き物としての本質なのだから…
醜悪な部分も、綺麗な部分も全てが命なのだから。
美しくも、醜悪なるものなのだから。
命は、命なのだ ーーー
終わり
あとがき
漸く………………終わり、終われました。
あまり詳しくは描写しておりませんが、そこは皆さんの御想像にお任せします。
イースレイにかんしても、その最期は描写はしません。
それが、長引き過ぎた。 このIF編の〆です。
- Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.263 )
- 日時: 2013/09/18 02:10
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: T6gVpJcF)
何故。 ランドルフがこれほどまでに憤慨したのか。
ランドルフら兄弟の凄惨なる過去を彼が知ったのは。
のちの女戦士の時代にまで及ぶ……
全てのきっかけとなった事件の、もう少し後の事だった。
激しい悲憤、憎悪、そしてーーを。
Scene33 復讐者の双牙
「!? 」
怒りで頭に血が登ったランドルフは、大剣を一息で。
目にも止まらない速度で抜き、両上段から両下段へと振り下ろす。
「ちょ……!? 」
ブン!
突然の攻撃に慌てたゲオルギウスは、咄嗟に地面を蹴って上へと飛び。
そばの廃屋の二階部分にトン、と飛び乗る。
「ちいっ!」
ランドルフは逃がすか、と言わんばかりに。
利き手の方の大剣を流れるように淀みなく一気に。
その真っ直ぐ切っ先で建物の基礎部分を突く。
ドガっ!! ガラララっ………!!!
SIDEゲオルギウス
それは、“見た感じ…”読み取った限りでは。
単なる大剣による突きのはずだった。
「……!? 」
首すじをゾクリと冷たい何かが、なぜるような感覚。
それが何なのか、妖気の探知で理解するよりも。
頭で考えるよりも疾く…。
咄嗟の判断で、廃墟と化した建物の反対側の家の屋根に飛び移った。
ガラララっ…
基礎を打ち砕かれた廃墟は、鈍く重い音をたて。
チリを巻き上げながら崩れる。
「へぇ……。
“これ”を勧でよけたのか……? 」
ランドルフさんは楽しそうに、にぃと口の横を持ち上げて怪しく笑う。
「(殆ど読み取れなかった……
一瞬、妖気が上昇したのは理解出来る……。
しかし、それだけでは説明が……… )
!!?
まさか……! 」
続く
あとがき
久しぶりです。
- Re: CLAYMORE 運命の道筋 ( No.267 )
- 日時: 2013/09/27 17:59
- 名前: 珈琲猿 (ID: jF5f2bDU)
かんそう!
IF醜悪なる物ども編ごくろうさま!!
ああ! そういういみでしたか!!!?
最後の最後によーやくわかりましたよwww
命はきれいごとばっかじゃないってことが
久しぶりの本編わ・・・
逆ギレ?
あと、史上最弱の転生者www
どんだけ転生チートがほしかったんじゃああ!!?
そして、黒服は食われてしんだんかいッッ!!
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