二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ボンゴレ一世と亡国の王女
日時: 2010/03/08 16:19
名前: 蒼井瑞希 (ID: 8TaBVFdu)

はじめまして!!蒼井瑞希・14歳女子です。
新人ですが、頑張ります!よろしくお願いします♪

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Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.126 )
日時: 2010/03/26 10:42
名前: 蒼井瑞希 ◆AKXdr04juU (ID: 8TaBVFdu)

 昨日カラオケでラルのキャラソンを歌って、
 破滅した蒼井です…。YとS!あなたたちは
 歌がうますぎですよ!蒼井は音痴なんじゃなくて
 普通なんです!!……ええと…すみません。22話ですね。

  第22話

「レイア様!大丈夫でしたか?」
 リサと別れ、バルコニーで一人ワインを飲んでいると、二人が戻ってきた。
「…うん。何もなかったわ」
 レイアは、うなずいてから、カラカラとワインをゆらした。ひんやりとした風が頬に気持ちいい。
「何でそんなところにいるんだい?濡れるよ」
 アラウデイが、眉をひそめてレイアを引っ張る。
「……ごめんなさい」
「レイア様、これ、使ってください」
「ありがとう」
 アルファに差し出されたハンカチで雨水をぬぐう。
「あ、あの」
 アルファがアラウデイに言う。
「そろそろ帰りませんか?ほら、レイア様も濡れてますし…その…」
「……」
 アラウデイもうなずく。
「そうだね。じゃあ、車を手配するよ」
「お願いします」
 歩いて行くアラウデイ。
 くるりとアルファはレイアのほうをむき直った。
「どうなされましたか?」
「え?」
「あ…ごめんなさい。何だかレイア様、元気がないみたいだったので」
 首をかしげるその子。
 相談というのは、許されるのだろうか。
 少しうつむいてから、彼女が出した答え。
「ううん。元気だよ」
 レイアは笑って、残りのワインをぐぐっと飲んだ。
「あっレイア様、ボスにワインはダメって…」
「ああっ!そうだったわ!ね、アルファくん。内緒にしててね!お願い!」
「…わかりました」
 そういってから、フフッと笑うアルファ。
「内緒です!」
 その笑みが可愛らしくて、レイアは微笑んだ。
(これでもう…終わりだから……)
「車が来たよ」
 アラウデイが呼びに来た。
「はーい」
 三人は、リサの城を後にした。
 
 3日後。
「な、何言ってんだ!」
「レイアさん…!」
 ジョット、守護者、アルファ、そしてレイアは、一室に会していた。
「……」 
 重々しい顔つきのジョット。感情が一切読みとれない。
「レイア、もう一度聞く。今、何といったんだ?」
「もう一度?」
 レイアは、フフッと笑った。
「私、リサさんのお城に住みたいんです」
「レイア様!!」 
 アルファの悲痛な声。
「ジョットさん」
 レイアは、にこっとしてジョットを見た。
「私たち、婚約してたんでしょう?」
「!!」
 ジョットの顔つきが変わった。
「聞いたのか」
「はい。リサさんから」
 ジョットの声は、あくまで冷静だ。
「でも、思ったんです。記憶を失う前の私はもしかしたらあなたのことを好きだったかもしれない。でも、今の私はあなたを愛しているわけじゃない。なのに、一緒にいて、同情で助けられてるなんて、気が重すぎます」
 リサから、聞いていた。ジョットを拒絶するには、記憶を失う前、ジョットのことを愛していたという設定を作った方が効果的だと。
「てめっ」
 Gが叫ぼうとしたのを、雨月が止める。
「今口を開くべきは、彼女とジョットのみでござる」
「……」 
 不服そうにしながらもGはしぶしぶ口を閉じる。
「……」
 しばしの沈黙。
「……レイア」
 ジョットが口を開く。
「それは、本心なのか?」
「はい」
「……そうか。なら、止めはしない」
 ジョットは、いつものように微笑んで、レイアを見つめた。
「お前の生きる時間は、お前のものだからな」
「ボス!」 
 アルファが耐えられないというように叫んで、レイアの胸に飛び込んできた。
「レイア様ぁー!!」
 アルファはぐすぐすと泣いている。
「ごめんね」
 レイアは、その頭をなでた。
「レイアの準備を手伝ってやれ」
 ジョットがユキとエミリに命じた。
「はい」
「……ありがとう」
 レイアが軽く笑みを浮かべてアルファと一緒に、二人の後に続こうとした時、
「レイア」
ふいに、ジョットがレイアを呼んだ。
「…なんですか?」
「ひとつ、訂正したいことがあったんだ」
「?」
「俺はな」
 ジョットがレイアのもとへ歩み寄る。


「お前を同情で助けた覚えはない」


「!!」
 そのまま、レイアの横をすり抜け、彼はどこかに行ってしまった。
「おい、ジョット」
「ボス!!」
「プリーモ?」
 守護者たちはみんな、ジョットを追いかけて行った。
「いきましょ、レイアさん」
「あ、先に行っててください」
 レイアはにこっと笑った。
「アルファくんも」
「レイア様…わ、わかりました」
 3人は、廊下の向こうへと消えていった。
 残されたのは、レイア一人。
「……」
 レイアは、ペタンとしゃがみこんだ。
「ジョット…さ…ん……っ」
 ぽたぽたと、床に雫が垂れる。
「う…っ…ホントは…すごく…いや…いやだよ…っ」
 レイアの声が静かな部屋に響いていく。
「あなたと…みんなと…一緒にいたいのに…っ」
『お前を同情で助けた覚えはない』
 あの言葉を聞いたとき、体が震えないかすごくこわかった。
 皆が幸せになれる方法が、どうしてこの世界にはないんだろう。
「神様…っ…私……」
 レイアは一人、涙を流した。
 泣き声を誰にも悟られないように。
 

Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.127 )
日時: 2010/03/26 13:31
名前: 黒蝶 (ID: PJWa8O3u)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

あぅあぅ
レイア〜〜〜〜〜〜〜
哀しいよぅ

Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.128 )
日時: 2010/03/26 14:31
名前: 明璃 ◆cFjTObC2sw (ID: OmiQv8gT)
参照: 元あかりでーす。読み方一緒でーす。トリップもついでに変えましたー。

・・・・蒼井、面かせやオラ。
お・ま・え、何してんじゃおい!
一番歌うまいのは蒼井やろーがぁ!(そっち!?)

ゴホンッ
失礼失礼。取り乱してしまった。
レイア〜アンタいい奴だ〜

Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.129 )
日時: 2010/03/26 17:38
名前: 蒼井瑞希 ◆AKXdr04juU (ID: 8TaBVFdu)


 あかり…同情ですかぁ…?
 レイアのいってる通り同情で誉められてるなんて
 気が重いです…な〜んて♪
 とりあえず ありがとうございます!


 ところでレイアちゃん…あんたこれからどうすんの…?(お前が言うかお前が)
 

Re: ボンゴレ一世と亡国の王女 ( No.130 )
日時: 2010/03/26 17:44
名前: 明璃 ◆cFjTObC2sw (ID: OmiQv8gT)
参照: 元あかりでーす。読み方一緒でーす。トリップもついでに変えましたー。

そっちこそ同情かぁ!
同情するなら金をくれぇ!(ぇ

え、まさか計画なし?
うん。なわけないよね。
さー、続きが楽しみだぁ♪


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