二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界—
- 日時: 2010/06/12 21:42
- 名前: ちー☆彡 (ID: Di8TedTz)
はじめまして。ちーと申します。
えっと、大好きな鋼の錬金術師と、学園アリスを混ぜてみました。
話はめちゃくちゃで、超駄文です。
ルール
①駄文だし、話はめちゃくちゃです。無理な方は、即座に戻るを押してください。
②真似、チェンメ、荒らしは受け付けません。
③シリアス気味です。だけど、ギャグもいれていきます。シリアス×ギャグの小説です。
④原作沿いです。懐かしの兄弟が出てきます。
この4つです。
ちなみに、スレ主ちーは、自分の事を、私とは呼びません。ちーと呼びます。まぁ、あまり気にしないでください^^;
それに、ちーは関西弁使用です。一応直しますが、京都住みの小6です。
この小説は、鋼世界に、蜜柑ちゃんが迷い込む小説です。
過去に、同じような小説があったようですが、それとこれとは違います。
これまでの説明を見ても、okだよ、という心の広い方は、よろしくお願いします。
*少しロックさせてもらいます。スイマセン
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- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.23 )
- 日時: 2010/05/05 10:43
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: Qqj5qugQ)
「ん……」
蜜柑は、ゆっくりと目を開けた。
窓から漏れる月明かりが、蜜柑の顔を照らしている。蜜柑はむくっと起き上がった。
「蜜柑ちゃん?」
「あれ……アル?」
蜜柑は、ベッドの上に寝ていた。おそらく、カヤル達の宿だろう。
アルフォンスがベッドにもたれながら、蜜柑を見ている。
蜜柑は頭をくちゃくちゃとかき、自分の髪がほどかれている事に気がついた。
そしてまた、エドワードがいない事に気がついた。
「アル。エドワードさん、どこに行ったんや?」
「あ、それがね……」
アルが言うには、蜜柑が倒れたその時、カヤル達が言っていた軍人、ヨキと2人の軍人が店に来、いろいろあったが、戻って行った。
エドワードはそれについて行ったらしい。蜜柑は目を丸くした。
「ど、どう言う事や? エドワードさん、う、裏切ったんか?」
「ち、違うよ! 兄さんにも考えがあったんだよ!」
アルフォンスは慌てて、両手をふりながら否定した。
蜜柑は、ほっと胸をなでおろすと、急に鼻をひくつかせた。
「何か……こげくさい」
「え?」
蜜柑が鼻をひくつかせていると、大声がした。
「火事だーッッ!!」
「なっ……! とりあえず蜜柑ちゃん、逃げよう!」
アルフォンスが蜜柑の手を握った瞬間、炎がボッと蜜柑とアルフォンスのいる部屋に現れた。
今にも、蜜柑の髪に火がつきそうだ。
「なっ……! 嫌なタイミング! さぁ、蜜柑ちゃん、行こう!!」
「そ、そやな!」
これがあの棗の炎やったら、うちの無効化で打ち消せるのにな〜……
とかなんとか蜜柑は思いながら、アルフォンスと共に部屋を出ようとした——が、タイミング悪く部屋の入口に炎が上がった。
間近でけむりを吸った蜜柑は、せき込んでしまう。
「ゴホゴホッ!」
「蜜柑ちゃん! 早く出よう! ……行くよ、せーの!」
アルフォンスと共に部屋を出た蜜柑は、そのまま走ろうとした——が、扉が倒れ、蜜柑の上にのった。
「う゛っ……!」
「蜜柑ちゃん!!」
アルフォンスは、離れた手に気が付き、蜜柑の上に乗っている扉を軽々と持ち上げた。
「あ、ありがとな、アル」
「どういたしまして! 早く行こう!」
急いで宿を出た蜜柑とアルフォンスを待っていたかのように、宿が燃え尽きた。カヤルや、宿のおっちゃんは茫然とその光景を見ていた。
蜜柑もまた、その光景を悲しそうに見ていた。
〜つづく〜
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.24 )
- 日時: 2010/05/04 16:39
- 名前: 雪白 ◆2bmoujqRHk (ID: riP8e1Me)
はじめまして!雪白です!
先程、消えない嘘の方にもコメントさせていただきました!
蜜柑ちゃんのキャラも崩れていないし、(他のキャラもです!)完璧です!
頑張ってくださいね!応援しています!
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.25 )
- 日時: 2010/05/04 16:46
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: riP8e1Me)
☆..雪白様..☆
はじめまして雪白様!!
ありがとうございます!大変嬉しいです!
キャラ崩壊してませんか!?よかったです……^^;
ありがとうございます!頑張ります!
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.26 )
- 日時: 2010/05/05 10:46
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: Qqj5qugQ)
パンッ、バチバチバチっ……
蜜柑の耳に、そんな音が聞こえてきた。まるで、アリス学園の教師、神野先生のアリス、雷の音を聞いているようだ。
蜜柑は、音のした方に歩いて行った。そこには、エドワードとアルフォンス、そして、黄金に輝く金塊があった。
「なっ、エ、エドワードさん、これ、何なんや!?」
「あー……っと、これは金塊。つか、見ればわかるよな。よし、蜜柑。お前はちょっと、町に戻って待ってろよ」
「分かった」
蜜柑は、来た道を戻り始めた。戻ると、カヤル達がシケた顔をしながら、殴りこみに行く、などと話している。
あまりの発言に、蜜柑は苦笑いをしながら聞いていた。
すると——。
「はい、皆さん、シケた顔並べて、ごきげんうるわしゅう」
エドワードとアルフォンスが、戻ってきた。
カヤル達はさらに、シケた顔をした。
「……何の用だ」
「あちゃ〜。ここの経営者に向かってその言い草はないんじゃないの?」
エドワードは、1枚の紙を見せびらかすように、ひらひらと揺らした。
カヤル達が一斉に大声をあげた。
「あーっっ! 名義が、エドワード・エルリックぅ!?」
「ぬわにぃ!?」
目玉が飛び出そうなくらいに驚いている皆さん。
蜜柑は状況が読めなかったが、エドワードが活躍した、という事は分かった。
「そうだ。すなわち、今、この炭鉱は俺の物!」
エドワードは胸を張りながら言った。
「……で。その権利書をいくらで俺達に売りつけようっていうんだ?」
「高いよ? 何たって高級羊皮紙—。保管箱には翡翠を細かく砕いた—。ま、素人目の見積もりだけどこれ全部ひっくるめて——」
蜜柑は心の中で、何言ってんのエドワードさんと思いながら、その続きを待った。
エドワードはニコリ、と微笑んだ。
「親方んトコで一泊二食三人分の代金——ってのが妥当かな?」
一瞬、沈黙が流れた。蜜柑はあまりの驚きに口を開けっぱなしでエドワードを見つめた。
「はは…ははははっ! 確かに高ぇな!!」
カヤルの親父さんが豪快に笑った。そして、
「よっしゃ買った!!」
「売った!!」
その瞬間、ドタドタと騒がしい音が響いた。
例の軍人、ヨキが両手に石を持っている。
「錬金術師殿! これは一体、どう言う事か! 貴方にいただいた金塊が全て石ころになってしまいましたぞ!?」
「……アル。エドワードさん、もしかして悪事してもうた?」
「……しーっ……蜜柑ちゃん」
蜜柑はハハハ、と苦笑いした。
「金塊なんて知りませーん」
「とぼけないでいただきたい! 金の山と権利書を引き換えたでは—」
「あれ? 権利書は無償で譲り受けたんですけどね?」
エドワードと、宿のおっちゃんが怪しく笑いあっている。ヨキの顔が青ざめた。
「くそっ……! おい! 権利書を返……!?」
ヨキの前に炭鉱の人たちが立ちふさがった。
「炭鉱人の体力、なめてもらっちゃぁ困るよ、中尉殿」
「す、すごい迫力やなぁ……」
蜜柑は少々感心しながら、自分の守るべき人の事を考えていた。
誰やろう、うちの守るべき人って?
蜜柑が考えている間に、バキッ、ベキッ、という鈍い音が響いていた。
その時、ボコボコにされているヨキの取り巻きの1人が、ボーっとしている蜜柑に向かって銃を撃った。
「!! 蜜柑!」
気づいた時にはもう遅く、蜜柑の腕に弾は当たっていた。エドワードの顔色が変わり、恐ろしい目つきで取り巻きの1人を睨んだ。
そして、手を合わせ地面に手をついた——が、何も起こらなかった。
「!? な、なんでだ!?」
「兄さん、あれ!!」
アルフォンスが指さした先には、体から眩しいほどの光を放っている蜜柑がいた。
そう、蜜柑は今、無効化を使っているのだった。そんな間に、炭鉱の人々が軍人をボコボコにし、宿内は活気が戻って行った。
皆が盛り上がっている中、エドワードが蜜柑に尋ねた。
「蜜柑。お前、なんか変な力……珍しい力持ってる?」
「……もっとるよ。“無効化”って言う力や」
ニッコリと微笑む蜜柑に、エドワードはただただ首をかしげていた。
〜つづく〜
ようやく炭鉱話終了です;
次は……あの事件、かもです……。
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.27 )
- 日時: 2010/05/05 09:04
- 名前: 雪白 ◆2bmoujqRHk (ID: Qqj5qugQ)
ユースウェル編完結ですか!
おめでとうございます!
次は……あの事件……でしょうか?
とにかく!頑張ってくださいね!
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