二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界—
- 日時: 2010/06/12 21:42
- 名前: ちー☆彡 (ID: Di8TedTz)
はじめまして。ちーと申します。
えっと、大好きな鋼の錬金術師と、学園アリスを混ぜてみました。
話はめちゃくちゃで、超駄文です。
ルール
①駄文だし、話はめちゃくちゃです。無理な方は、即座に戻るを押してください。
②真似、チェンメ、荒らしは受け付けません。
③シリアス気味です。だけど、ギャグもいれていきます。シリアス×ギャグの小説です。
④原作沿いです。懐かしの兄弟が出てきます。
この4つです。
ちなみに、スレ主ちーは、自分の事を、私とは呼びません。ちーと呼びます。まぁ、あまり気にしないでください^^;
それに、ちーは関西弁使用です。一応直しますが、京都住みの小6です。
この小説は、鋼世界に、蜜柑ちゃんが迷い込む小説です。
過去に、同じような小説があったようですが、それとこれとは違います。
これまでの説明を見ても、okだよ、という心の広い方は、よろしくお願いします。
*少しロックさせてもらいます。スイマセン
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- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.18 )
- 日時: 2010/05/05 10:38
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: Qqj5qugQ)
「はい、エドワードさん!!」
蜜柑は中に入ってもらってきた物をエドワードに差し出した。
水筒に入っている温かいスープ、袋に入っている少々の野菜、鍋に入っているシチュー、などなどだ。
「おっ、サンキュー!!」
「はい、アルもパン食べなよ」
蜜柑は、アルフォンスにパンを差し出した。
アルは一瞬ためらったが、蜜柑からパンを受け取ると、鎧の中へと入れた。
「あ、ありがとう蜜柑ちゃん」
「どういたしまして! そういえば! うち、まだアルの顔見てへんよ!! アルの顔、見してみて!」
蜜柑が言った瞬間、アルは慌て始めた。
エドはパンをのどに詰まらせて、胸をどんどんたたいた。
「ダ、ダメだよ……! 僕の顔はひどいから!!」
「ひどてもなんでもええよ! アルの顔、公開や!」
蜜柑は、アルの鎧の頭の部分をとった。瞬間、その場の空気が凍りついた。
まるで、ここは北国だ。蜜柑の背筋に、ゾクッという感触がきた。
そう、アルの鎧の中身は、空っぽだった。
あるとすれば、赤い物で描かれた、印の様なもの。蜜柑は、持っていた頭を下に落とした。
ガシャンッ! カランカラン……、と頭は衝撃でクルクル回った。
蜜柑は息をのむばかりで、発する言葉も出てこなかった。
「っ……っっ……」
「み、かん、ちゃん……。こ、これには深い訳があって……」
さっきまで、会話してたやんな? 今だって。
さっきまで、しっかりと動いてたやんな? 今も。
それに、さっき、パンを食べたやんな?
蜜柑は大きく深呼吸した。アルフォンスは蜜柑の方を向いたまま、固まっている。
エドワードは下を向いて、唇をかみしめている。
「……これも、錬金術って言うやつなん?」
「え……? うん……これは、“禁忌”」
アルフォンスは自分の体を指さしながら言った。
蜜柑は、いろいろ聞きたい気持ちをおさえこんで、ニッコリと笑った。
だけど、その時意識が朦朧<もうろう>としてきた。
「あ、れ……? なんで、や?」
「? 蜜柑?」
顔をあげたエドワードが、ふらついている蜜柑を見て、呟いた。
蜜柑は近くの柱にてをついた。
「蜜柑ちゃん!? 大丈夫?」
「う、あ、う……」
言葉にならない物が、蜜柑を襲っていた。
グネグネとした黒い手の様な物が、蜜柑を掴む。だけど、それは幻だと蜜柑には分かっていた。が、怖かった。
頭の中に、水の様に何かが流れ込んできた。映像だ。不思議な映像。
まるでテレビのように、次々と映像が変わって行く。
「う……ぅ……」
「蜜柑!!」
蜜柑の様子が完全におかしい、と気がついたエドとアルは慌て始めた。
蜜柑は、柱に手をついたまま、ズッ、ズズッと下にさがって行く。次第には、その場に座り込んでいた。
「おい……おい蜜柑! しっかりしろよ、蜜柑!!」
“先程まで笑っていた者の笑顔が消えた”
それはこんなに虚しく、こんなに悲しい物なのだ。
『苦しい?』
蜜柑の頭の中に、声が聞こえた。蜜柑は息を荒くしながら、心の中で聞き返した。
「誰?」
10秒、いや20秒ほど沈黙が続いた。そして、返事が返ってきた。
『教えられない』
「な、んで——?」
そこで、蜜柑の意識はプツリと途切れた。
〜つづく〜
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.19 )
- 日時: 2010/05/05 10:40
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: Qqj5qugQ)
蜜柑は、不思議な空間の中で立っていた。
周りは真っ白で、白以外は何も見えない。そんな空間。
蜜柑は、腹筋を使ってむくっと起き上がり、辺りをキョロキョロと見回した。
「ど、こここ……?」
『空間』
蜜柑が口に出して聞いた瞬間、即返事が返ってきた。
蜜柑はハッとなり、上を見たり、左右を見たりした。
『貴女に、伝えたい事があるの』
声が、蜜柑にお願いするかのように言った。蜜柑は周りを見るのをやめ、声を静かに聞いた。
『あの子たちを、守ってあげて——』
「あの子たちって……誰?」
そこから、返事は返ってこない。蜜柑は、自分の背後に、無気味な感覚があるのに気がついた。
おそるおそる振り返ると、扉があった。それがゆっくりと開くと、大きな目が見えた。
そして、数え切れないほどの黒い手。その手が、蜜柑を掴んでいく。
「ヤ、イヤヤァァァッッ!!」
『忘れないで——。貴女には、力がある』
「ち、から……? 無効化!」
『……えぇ……』
その声が聞こえたと同時に、蜜柑ははっと我に返った。自分は、扉の中に入っていた。
キィィィィ、と扉が静かに閉まって行く。
その脳裏に、懐かしい声が聞こえてきた。
『——蜜柑。頑張れ』
それは、今一番会いたい人の声だった。
〜つづく〜
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.20 )
- 日時: 2010/05/01 21:32
- 名前: 花桜 (ID: NuyUCoME)
おぉっ!最後の声の主は!
私は京都住み!一緒だよw^^*
別に関西弁でもいいよっ、分かるからねw!
じゃあ呼びタメで〜☆
よろしく、ちー^^*
別に直さなくてもいいよ!分かるから☆
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.21 )
- 日時: 2010/05/01 21:34
- 名前: 美樹+° (ID: NuyUCoME)
お久しぶりです!
すごく更新されてて、バンバン読ませてもらいました!!
はい!読んでて本当に楽しいです^^
頑張ってください!!
- Re: 鋼の錬金術師×学園アリス —光と闇の世界— ( No.22 )
- 日時: 2010/05/03 17:58
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: JLwNROZ9)
☆..+花桜+..☆
その声の主はね〜、まぁ、分かるよね^^;
京都住みなんだ!!一緒だねwっ!
えっ、関西弁でいいの!?ホントに!?
うん!じゃあ、呼びタメでねw^^*
ヨロシク(●^ω^)b
(☆美∀樹様☆)
お久しぶりですね!また来て下さってありがとうございます!!
バンバンですかw^^*と、いうかですねw……。
はやくユースウェル編終わらせなきゃですねw!
読んでて楽しいだなんて、ちーも嬉しいです!!
ありがとうございます!頑張ります!!
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