二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》
- 日時: 2010/07/22 20:26
- 名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)
がんばりたいと思います!
補習やら部活やらで最近大変ですが、更新がんばります!
:100クリック有難うございます!
実にうれしいです!
—夜空の使命
《全てを見透かしファミリーを在るべき存在へと導きある時はファミリーの敵となり仲間となる気ままな時空》
現在は未来編です。
・現在進行状況
—第一章— もう一つの原作の始まり 《日常編》
—第二章— 夜空と偽る霧 《黒曜編》
—番外編— ×××
—第三章— vsヴァリアー 《ヴァリアー編》
—×××— 歯車
番外編で、またヴァリアー編に戻ります。
—第四章— 未来の夜空 《未来編》
- Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.46 )
- 日時: 2010/07/23 07:52
- 名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)
「・・・」
何か広い部屋につれてこられたんですけど。
目の前には白蘭。
俺は白いソファーに座って、白蘭を見た。
ニコニコ笑って、気色が悪い。
「…ねぇ、刹那君♪マシュマロ食べないの?」
「・・・甘いの、あまり好きじゃない」
「ふぅん・・・」
そういって、自分の口にマシュマロ放り込んだ。
すると白蘭が白い服と黒い服を見せた。
「ねぇ刹那君、どっちがいい?」
「・・・その前に何、その服」
「あぁ、コレ?コレはね、僕が率いているミルフィオーレファミリーの隊服だよ。白がホワイトスペル。黒がブラックスペル」
「・・・どう違うの?」
「ブラックスペルは戦闘に長けていて、ホワイトスペルは頭脳戦に長けている事かな」
つまり、どちらかに絞れって事か。
俺は額を押さえて重い溜息を吐いた。
そこで、俺は気づく。
「・・・ミルフィオーレ・・・?」
「あぁ、ジッリョネロと、ジェッソの合同ファミリーだよ」
「・・・ジェッソ・・・」
確かあのファミリーは、アリアがボスだったはず・・・。
と言うか、そもそもジェッソは、合同なんてそもそもする組織じゃないはずだ。
じゃあ、何故・・・。
俺は、白蘭を再び見る。
そして、俺は隊服を、つかんだ。
「刹那ちゃんは、そっちを選ぶんだ」
「あぁ・・・」
白蘭は二ィッと笑った。
俺の選んだ色は。
———ブラックスペル(黒)だった。
- Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.47 )
- 日時: 2010/07/23 12:19
- 名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)
直感的に選んだ服が黒い服だった。
超直感まかせだったけど。
「此処がブラックスペルのブロックだよ」
白蘭・・・ではなく入江正一と言うホワイトスペルの隊長が俺をブラックスペルの場所まで案内をした。
俺は、部屋に入ろうとして立ち止まる。
・・・なんで、チェルベッロがここにいる?
いや、そんな事よりも、俺の超直感がざわついている事についての疑問を俺は口に出した。
「・・・入江正一、お前・・・?」
「なんだい?」
——やはり。
俺は、それだけを確認すると部屋に足を踏み入れた。
「・・・なんだテメェは」
奥を見れば、そこにはアリアそっくりの少女が座っていた。
「———大空のアルコバレーノの、後継者か・・・」
「!テメェなんで姫の事を・・・」
「大体勘でわかるんだよ。だけど名前までは判らないな。名前、教えてくれる?」
俺は、目の前に居る大空に話しかけた。
だけど、その目には誰も居なくて。
虚空だけが存在していた。
「・・・———ユニ」
「!(姫が自らでしゃべった・・・!?)」
「(本当に、あの沢田刹那さんなんだ・・・)」
ユニ、か。
結構いい名前だな。
アリアは空気って意味だし。
だけど、大空のアルコバレーノは決して。
決して、軽い物じゃない。
未来を見通す事が出来るが故に、辛い事だって見通してしまう。
《人の死》さえも。
「・・・で、キミは?」
「ソレはこっちのせりふだ」
ギッと睨む男を見ながら、俺は少しだけ微笑んだ。
自分でも、怖い位に判る。
—自分は、変わった。
だけど、やはりそのどこかで。
俺は、自分の思いを封じていた。
「!(まるで全てを見通したような目・・・まるで、ボンゴレⅩ世と瓜二つ・・・)お前、何者だ」
「俺は、沢田刹那。ボンゴレ十代目ファミリー、夜空の守護者だ」
「!どういう事だ入江———」
「ガンマ」
ユニが、ガンマの裾を引っ張って言葉を阻止した。
ユニの目には、やはり光など映っては居なかった。
だけど、そこに。
意思が宿っているのは、奥深くで、見えた。
「姫・・・!?」
「彼は今、ミルフィオーレブラックスペル。そんな事、関係無いわ」
「!・・・そういえば、その服・・・」
俺は、無表情に戻った。
「始めまして。これから《しばらく》世話になる、沢田刹那です」
- Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.48 )
- 日時: 2010/07/23 12:40
- 名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)
「山本、刹那が・・・兄さんが裏切り者ってどういう事・・・?」
俺は、未来の俺達が使っていると言う地下アジトで、未来の山本と話をしていた。
リボーンも変なスーツを着て、いすに座ってその話に興味を持った。
「あぁ・・・。刹那は、俺達のボスを射殺した張本人だ」
「「「!」」」
俺達は、目を見開く。
何故、刹那が——?
俺は、早くなる鼓動を押さえ、驚愕に染まる顔を隠しながら、
「本当に、兄さんが・・・」
「・・・だけど俺達はアイツを信じている」
「え・・・」
山本の表情が、一瞬にして真剣な顔になった。
殺し屋の、目に。
「根拠があるのか?」
「あぁ、ある。この時代には、ボンゴレとミルフィオーレ。そして、もう一つ大規模な組織があるんだ」
「もう一つだと?」
山本は、再び笑って答えた。
「沢田刹那が創始者となり、中立的ファミリーで《自警団》と言われ、この時代のツナがもっとも信頼し、今も行動を起こしているファミリー・・・《ノッテファミリー》だ」
◆
—イタリア、ノッテファミリー本部。
「行くぞ、お前等」
「おぅ!」
「・・・フン」
「クフフ・・・仕方ありませんね・・・」
「って言うか、正直めんどくさくね?」
「めんどくさいとか言うな!」
ったく、と言いながら嵐のノッテリングと言う、赤い石の付いた綺麗な細工が施されたリングを指にはめた男は、一つのボンゴレの紋章が刻まれた黒い箱を取り出した。
大事に、大事に。
「コレを・・・過去のボスに」
そして、全員が日本へと向かう。
—夜空の創始者が未来で作り出したそのファミリーは。
—希望を、絶やさなかった。
- Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.49 )
- 日時: 2010/07/23 13:36
- 名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)
「・・・えっと、ユニ姫?」
「・・・」
ユニに呼ばれてユニの部屋に来た俺だけど。
ユニは一言もしゃべらない。
うっわ気まずい・・・。
「・・・刹那」
「あ、な、何ですか?」
やはり無表情だけど、俺は少しキョドッタ。
「コレを」
「・・・箱?」
渡されたのは、黒色の箱が三つだった。
オルゴール?
「それは、ボックス兵器という物。後はガンマに使い方を聞いて」
「・・・大丈夫。直感でやるから」
俺は、そういって、ユニの頭に手を載せた。
ユニはやはり無表情。
何も映してない瞳が、俺を見ている。
「お前が、今何処にいるかは知らないけど——時が着たら、ちゃんと話そう」
俺は、そういってユニの部屋を後にした。
◆
「刹那君♪」
「白蘭・・・——」
俺が訓練部屋に居た時、白蘭が入ってきた。
相変わらずの作り笑顔だった。
「キミに客が来てるよ」
「俺に・・・?」
◆
「此処だよ」
白蘭につれてこられ、多分客間だと思われる場所に立ち止まった。
俺は自動ドアの前に立ち、扉が開いた。
「——お前等・・・?」
「ボス・・・!」
「うっわちっせぇ!コレが十年前のボス!?」
「中学生で可愛いですね」
「クフフ・・・お久しぶりです」
「・・・草食動物時代のときか・・・」
「刹那!」
「ゲフッ」
俺はいきなり抱きついてきた山本に、一歩二歩下がる。
白蘭は何時の間にか居なくなっていた。
やっと離れた山本に、時の流れを感じた。
背が高くなって——もう、大人のようで。
「——刹那。お前に、渡したい物があって、来たんだ」
「俺に?」
そして、黒い箱を取り出した。
その箱は、金色のボンゴレの紋章が刻まれた箱。
一つの錠で閉ざされている。
「ボス、コレを」
「・・・」
十年後の獄寺が渡してきた、黒い石の付いた美しい細工がされたリングを、俺は指にはめてみる。
「それで覚悟の炎を灯すんだ」
「覚悟の、炎・・・」
俺は、目を閉じてリングに炎を、灯した。
—ボォォッ!
「!(さすが、刹那だな・・・)」
そして、リングを錠の穴へと差し込んだ。
炎が黒い箱へと吸い込まれる。
—カチッ
「コレは・・・?」
「コレが刹那の、ボックス兵器だ」
その箱の中には——三つのボックスが入っていた。
俺はソレを手に取る。
「コレが、俺の——」
「ハイ。俺達のボスが——この時代の刹那が過去の自分に渡して欲しいと」
「・・・俺、ファミリー何か設立してるの?」
俺は疑問を口にした。
山本はハハッと笑って俺の頭に手を載せた。
「そうだぜ。《ノッテファミリー》って言うんだ」
「《ノッテ》・・・夜空って意味か」
「そうだ」
「始めましてかねぇ、ボス。晴の守護者だ」
「始めまして!俺、雷の守護者ですー」
俺はその後、少し話しこんだ。
そして、俺は自室へ戻った。
自室は——未来の俺が使っていた物と同じ部屋らしい。
そのままで残されていた。
「・・・?」
山本に渡された箱の中に二つの紙があった。
設計図らしかった。
そして、渡されたクリスタルで出来たボックス兵器。
一つ目の設計図を見てみる。
クリスタルで出来たボックスのほうだ。
「《クレアッツィオーネ・ボックス》・・・?」
クレアッツィオーネ・・・って言えば、イタリア語で・・・《創造》って意味だよな。
そして、黒い結晶・・・ブラッククリスタルで出来たボックス兵器の方の設計図を見た。
「《ディストゥルツィオーネ・ボックス》・・・」
ディストゥルツィオーネって・・・イタリア語で、《破壊》と言う意味。
反対語の二つのボックス。
俺は何故か、その二つのボックスが大切な物だと感じ、俺は大切に仕舞った。
—クレアッツィオーネ《創造》
—ディストゥルツィオーネ《破壊》
二つの対義語の意味。
それは、後に始まる物語の鍵だった。
- Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》 ( No.50 )
- 日時: 2010/07/23 13:59
- 名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)
—大好きだった。
過去形の、全ての意味の言葉。
《フィルマメント》。
キミはそういわれていた。
意味は——大空。
《ノットゥルノ》。
俺はそういわれていた。
意味は——夜空。
◆
—ビービービーッ
「!」
警報機が鳴り響いた。
そして、音声。
—ボンゴレ十代目ファミリーが潜入した模様。直ちに配置に付け。
「・・・ボンゴレ・・・?」
俺は、目を見張る。
そして、俺は、超直感で知る事になる。
—綱吉達が、来ている。
俺は、マントを手にとって、リングとボックス兵器を。
そして——命令を無視して、走り出した。
—ジュンテリーア《裏切り》《策略》
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