二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第四章— 《未来編》
日時: 2010/07/22 20:26
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

がんばりたいと思います!
補習やら部活やらで最近大変ですが、更新がんばります!

:100クリック有難うございます!
実にうれしいです!


—夜空の使命

《全てを見透かしファミリーを在るべき存在へと導きある時はファミリーの敵となり仲間となる気ままな時空》

現在は未来編です。



・現在進行状況
—第一章— もう一つの原作の始まり 《日常編》
—第二章— 夜空と偽る霧 《黒曜編》
—番外編— ×××
—第三章— vsヴァリアー 《ヴァリアー編》 
—×××— 歯車
番外編で、またヴァリアー編に戻ります。
—第四章— 未来の夜空  《未来編》

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Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第三章— ( No.21 )
日時: 2010/07/21 17:43
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

「オイ跳ね馬」
「あ、お前昨日の…!」

俺は無愛想にそこにたっていた。

場所は中山外科医。
何故か山本弟と獄寺弟が居た。

「あ、十代目のお兄様!」
「先輩、どうしたんですか?」

俺は首に下がったリングを取り出し、ソレを見せた。
「話、いいかな」
「そのリングは・・・!?」
「そのリングは《夜空のボンゴレリング》だぞ」
リボーンがそこにたっていた。

「何で刹那のところに届けられたかは知らないが・・・そのリングは初代以来の物だぞ」

「初代、以来…」


—ズキンッ


何かが、胸に引っかかった。
俺はリボーンを見ながら、リングを指にはめた。
「夜空の守護者は・・・いや、守護者と言えねぇかもな」
「どういうこと?」
ツナが、不振そうに聞いた。

「初代夜空の守護者は、守護者として存在しなかったんだ。つまり、守護者としてではなく、ボスと対等な存在だったと聞いている」

「ボスと、対等な存在・・・」
「そうだ。(つっても、初代夜空の守護者はほかの守護者とボスに嫌われてたらしいがな・・・)」
俺はリングを再び首に下げた。

「夜空は、闇の如く全てを支配し、飲み込む大空の対だ」

するとリボーンのおしゃぶりが光り、何故かコスプレをし始めた。
何だ、アレ…像?
すると笹川が現れた。
「お!極限に刹那じゃないか!」
「・・・笹川良平」
「知り合いだったのか?」
「前にちょっとね…」

何度か部活に誘われた。
断ったけども。

「コロネロ!」

俺はツナがあわしている視線をあわした。
そこにいたのはコンドルに頭をつかまれて、飛んでいた。
「!・・・お前が夜空の守護者か、コラ」
「そうらしいよ」
「(似てるな…アイツに)」
すると何故か笹川はコロネロと共に修行をすることになった。
たぶん…ツナは、リボーンだろう。


「久しぶり、刹那」


全員が去っていった後、病院に一人の男が尋ねてきた。

俺は後ろを振り向いた。

「久しぶりですね、本当に」

男は、フッと不適に笑った。

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第三章— ( No.22 )
日時: 2010/07/21 18:13
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

「基本的にお前は感情表現が出来ない奴だな」

「五月蝿い。それは昔から知ってることだろ」

現在裏山にて修行中。

俺は男を——アルナを見た。

凛、とした容姿とは裏腹な圧倒的な存在感。
その手には文庫本が握られていた。
金色の髪に橙色の目。

どこか——大空を思わせる容姿なのに。

夜空の様な圧迫感があった。

「さぁ、修行の続きだぞ」
「…まだ、やるのか」
俺はゲッソリした感じで、ナイフを手に取った。
「ホラホラ。さっさと修行」
「簡単に言うな!」
俺はナイフを振るった。
光の一線が弾かれる。

「そうそう。お前の左目の封印を解いていいぞ」

「・・・」

左目に触れた。
開放は、まだ早いと思うが。
「早くは無いと思うぞ?」
「勝手に読心術使わないでくれる?」
「そろそろ頃合だろ。その左目の能力を鍛えるのにもいいと思うし」

俺は重い溜息を吐いた。

あまり、この力は使いたくなかったが。


—眼帯を、はずした。





「ただい、ま…」

完全にぼろぼろの状態で俺は家に帰った。
母さんが駆け寄ってきた。
「刹那!アンタ何処までいってたのよ!」
「…」
「まぁまぁ母さん、刹那にも色々あると思うし」
「ッ…」
母さんはすごすごと、奥に引き下がった。
父さんは俺の顔を見てははっと笑った。

「がんばってるなー刹那。お前が真剣になるって、久しぶりじゃないか?」

「…まぁね」

俺はそう呟いて、靴を脱いで中に入った。
「一週間後だぞ、」
「判ってる」
俺は、眼帯の下の左目に触れた。


—呪われし赤ん坊が呪われた様に。

—夜空の呪いもまた…深く、深い。


「・・・」

—バタンッ

俺は、自室に入り、ベッドに横になった。

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第三章— ( No.23 )
日時: 2010/07/21 18:47
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

人とは異型で——異端な存在の巨大な力。
巨大すぎて人はソレを、操れない。
たとえ神でも。
その力を禁忌とするだろうその力を俺は、事もあろうか生まれつき持っていた。
覚醒したのは、あの日の夜だった。

まるで、漆黒の空の日に。


「…嫌なこと思い出した」


俺は目を開けて、立ち上がる。
空は、まるで澄んだ色だった。

あれから三日。

完全に体はがたがただった。
だけどそこは持ち前の体力で何とか回復していった。
漆黒の夜になりつつある町を俺は眺めていたとき。

—嫌な予感が、走る。

「・・・」

—来たか。

俺はナイフを持って、家を飛び出した。





到着すれば、既にヴァリアーとツナたちが収集していた。
「兄さん…!?」
「…」
ザンザスが多少反応した。
俺はツナたちの所まで来て、ザンザス達を見上げた。

「ザンザス」

「・・・」

久しぶり過ぎる再会。
俺はにらむ形で見ていた。
「《炎夜叉》…ッ」
「(また、その名前…)」
「…言ったでしょ?俺は《裏切り者》なんだって」

クスッと笑って言う俺に、その場の全員が戦慄を覚える。

俺は女を見た。

「チェルベッロ…だよね」
「ハイ」
「お前・・・こいつ等の事を知ってるのか…?」
リボーンがさっきを放ちながら聞いてきた。
俺はおどけた仕草をして、チェルベッロを見た。
「俺もその、ガチンコ勝負に参加すれば言い訳?」
「ハイ。夜空の守護者は貴方と《レイン》様が居ますので」
レインと呼ばれた男を見た。
黒い隊服で、顔は見えなかったが…。

幼いと見えた。

「じゃあ、俺は先に帰るから」
「兄さん…!?」
「・・・」





兄さんが帰った後。
俺は山本と獄寺君と一緒に変えることにした。
「十代目…お兄様は何か隠してませんか?」
「…うん、俺もそんな気がするンだけど…」
「聴いてみればいいじゃねぇか」
「・・・そうだな」

俺はリボーンにそういって、家に帰ることにした。



夜空は——黒く、淀んでいた。

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第三章— ( No.24 )
日時: 2010/07/21 19:22
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

「アルナ」

「何だ?」

次の日、俺は学校を休んだ。
ツナたちは学校に通っているらしい。
アルナは、俺を不振そうに見た。
「左目の封印は…何時まで保てる?」
「さぁな。だが…あまり力を使いすぎれば暴走するのは明白だな」
俺は左目に触れた。
暴走、か…。

《暴走》すれば、何かを代償にしなければ成らないだろう。


—何かを代償に。

—何かを得るために。


「…あの時の様にな」
「・・・」
感情を、代償にしたあの時の様に。

俺はこぶしを握るのが判った。





「失礼します」
「兄貴?」

「武、と、ツナ君。あのな、刹那って風邪って言われてるけど…本当は違うんだろ?」

山本のお兄さんは真剣そうに俺たちに聞いた。
どれだけ、刹那が大きな存在か、教えられる。
俺は、ごまかすために嘘を吐く。
「あの、本当に風邪です。只の。ちょっと、こじらせちゃって…」
「…そうか」
山本のお兄さんは、じゃーな、と言って出て行った。

「(兄さん…まだ修行してるのか…)」





—ピシャッ

「・・・」
廊下に出て、俺は考え込むようにする。
刹那は、風邪なんかで休まない。
無遅刻無欠席のアイツが——休むはずなど無かった。


「・・・刹那・・・何してんだよ・・・」


俺はそう呟いて、心配そうに空を見た。

Re: 嫌われ者の大空の兄−REBORN− —第三章— ( No.25 )
日時: 2010/07/21 20:17
名前: 保持者 (ID: NdLDblhC)

「ただいま…」

もう、体中がボロボロだった。
傷だらけ、だ。

体もそうだが—— 一番疲れたのは、心。
俺の力は心を必要とする。

だから精神状態的に、キツイ。

「…眠い」

ドサッと、自室に行ってベッドに倒れこんだ。
今日はすぐ寝たほうがいいな…。
俺は目を閉じた。
が。
「刹那兄!」
ドドドっと音がして、誰かが俺の自室の扉を開けた。
「貴方が刹那?」
「…何のよう?ドクサソリ&ランキングフゥタ」
俺は顔を起こして二人を見た。
すっごい今しんどいんだけど。
「いえ、只貴方を認めてないって言いたいだけだったの」
「認めて…?」
「貴方、《敵》だもの」
ドクサソリはそういうと殺気を放った。
弱い殺気だった。

俺はそんなドクサソリとフゥタを無視して、ベッドにもぐりこんだ、





「兄さん、帰ってきてるの?」
「えぇ…今自室に居ると思うわ」
そういって母さんは夕飯を作り始めた。
俺は刹那の自室の扉をノックしてみた。
返事は無い。
返答は無い。
俺は思い切って空けてみた。
刹那は、寝ていた。
「・・・」
凄い傷だった。
どんな修行をすればこんな風に怪我をするのだろうか。

骨折までしている。


「・・・兄さんは、敵なの?」

「・・・」

返答は無い。

「判らないんだよ…今になって、俺は兄さんが敵とは思えなくなったんだ。味方、ともいえないし…」

返答は無い。

「だけど、本当に兄さんが味方だったら俺は、うれしいな」

返答は、無かった。

俺は、刹那の部屋を後にした。

「・・・無理だ」

返答は、返ってきた。
それだけで、十分だった。
「…兄さんは、仲間なのかな」
「…敵だといったんだ、敵だ」
「・・・(本当に、そうなのかな…)」

俺には、他人と関わるのが怖くて、避けているようにしか見えないけど。


俺は。

俺は俺は俺は俺は俺は・・・。



ど う す れ ば い い ん だ ?


◆◆◆
何か短くてスイマセン…。


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