二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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レッドレイヴン 〜Cat End〜
日時: 2012/03/29 16:53
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

 初めまして!黒簾香菜と申します。


 ちゃんと書けるかは分かりませんが、頑張ってみます。



 注意

・荒らしはしないでください。
・キャラ崩壊するかもしれません。
・もしも気に入ってくれましたら、感想を貰えると有難いです

  以上です!

 この他にも、「小説家になろう」という所で小説を書いています。そちらも見ていただけると嬉しいです。

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Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.182 )
日時: 2012/11/18 17:21
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)


「シグマ!そこで何をしている!?」

「あ、ヴィーナさん」

 服と手を泥だらけにして、彼はこちらを向いた。その手にはシャベル。足元には何かの苗。その苗を植えようと穴を掘っていたのは明白だ。

「薔薇ですよ。せっかくなんで、庭に植えようと思って」

「薔薇・・・?」

 それを聞くと、彼は少年のような笑みを浮かべた。
おい、ちょっと待て。お前はいくつなんだよ、と思わず詰問したくなる。(確か23になったはずだが)

 足元に置かれた薔薇の苗は、花が付いていないので何色を咲かせるのかは分からない。

「はい!家族三人の思い出に、と思って。俺は髪の色で赤、ヴィーナさんも髪の色で黒。そしてティアラが、白」

「ティアラが白・・・?肌の色でもとったのか」

「いいえ。ただ純粋で、綺麗な子に育ってほしいな、と思って」

 そう言ってまた穴を掘りだす。ここは、花園の隅っこだ。折角彼が家族の思い出にと持って来てくれた苗をこんな所に植えるのは惜しい。

「待て。場所が違うだろう?」

「え?でも、花園で空いてる場所はここしか・・・」

「あそこに植えると良い」

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.183 )
日時: 2012/11/19 21:42
名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)

初めまして!
最近 同じ小説カキコで小説を書き始めた、実咲と申します。

黒簾香菜さんの小説、読ませていただきました
すごく、面白いです!
文才がすごすぎですね!

更新、楽しみにしています!

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.184 )
日時: 2012/11/20 04:02
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)

 実咲さん!来て下さって有難うございます♪
私なんてまだまだですよ。でも、書けば書くほど文才は上がるはずなので頑張りますよ♪

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.185 )
日時: 2012/11/22 05:57
名前: 黒簾香菜 (ID: xJuDA4mk)


 そう言ってあたしが指示した場所は、庭の中央。今度、落葉樹でも植えようと用意していた場所だ。
本当に良いのかと確認してあたしからの許可を取ると、嬉しそうに荷物を抱えて走って行った。泥だらけの服をさらに泥だらけにして、楽しそうに掘る。

 しばらくすると、三つの苗が茶色い土の上に立った。
満足げな顔で片付けをし、立ち上がった彼を見ていると

「うぁぁぁぁぁぁあああああああん!」

 大きな泣き声が聞こえてきた。方向は屋敷。誰が泣いているのかは簡単に予想できる。

「ボ、ボスぅ!!」

 困った顔をして、泣き声を上げて暴れるティアラを抱きかかえた部下がやって来た。彼女はあたしとシグマを見た途端に、ぴたりと泣き止む。本当にただ、両親が恋しかっただけのようだ。

「まぁま、ぱぁぱ」

 小さな手をパタパタさせて、こちらに来ようとするティアラを部下から受け取り、抱き抱えた。涙目になりながらも嬉しそうに、あたしの首に腕を回す。

「しばらくはしゃいでいたんですが、ボスがいないことに気付いたんでしょうね。急にぐずり出して」

「すまんな。部屋、散らかってないか?」

「書棚が少し。今、皆で片づけてます。オレも手伝ってきますね」

 一礼して、彼は走って去って行った。泥だらけのシグマを見て、ティアラが一層笑い声をあげる。
彼のもとへ行きたそうにしているが、このままだと汚れてしまう。着替えて来い、と言うと彼は慌てて屋敷へと入って行った。

「ティアラ」

「ん〜?」

 ぷにぷにした頬をあたしの頬に擦り付けてご満悦。癖のある黒髪を撫で、彼女を抱いたままシグマの植えた苗の所にしゃがんだ。

「これは、あたし達家族三人だ」

「ぱぁぱ?」

「そうだ。えっと、たぶんこれがシグマ。これがあたし、これがティアラだ」

「てぃー?」

「そう、ティアラの」

 てきとうに苗を指さして言ったが、当たっているかは分からない。それでも理解はしてくれたのか、笑顔で三つの苗を指し示す。

「ぱぁぱ、まぁま、てぃー」

 そうやって、和やかにその時を過ごしていた時だ。



「こ〜んにちは♪」



 不吉な声が、花園に響いた。

Re: レッドレイヴン 〜Cat End〜 ( No.186 )
日時: 2012/11/23 15:24
名前: 実咲 (ID: 2rVxal1v)

こんにちは!実咲です。

ティアラがとても可愛いですね!
妹に欲しいと思いました!

更新、楽しみにしてます♪


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