二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 黒子のバスケ〜二人で一つ〜
- 日時: 2013/01/26 13:49
- 名前: このみ (ID: 2r74csLN)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
知ってる方は知っているこのみです!
今回は黒子のバスケで書かせてもらいます!
*このみの書く小説が全部シリアスだからキセキの世代と明るくなっていこうよみたいなノリで作られてしまった。のに、暗くなっているという由々しき事態。
*恋愛系はこのみの気紛れのはずだったのにちゃっかりやっちゃってます☆
*更新は亀よりも遅い
*原作沿いです。
それがNG!という方は回れ右です。
OK!という心の広い方はこれからよろしくお願いします♪
(一部変更 12/10/21)
*中学編* *高校編*
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2012/07/21〜
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- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 10000打企画開催中! ( No.539 )
- 日時: 2012/11/30 16:45
- 名前: ココロ♯ (ID: WzT3Lj.p)
あ、それも見てみた〜い!
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 10000打企画開催中! ( No.540 )
- 日時: 2012/12/01 00:24
- 名前: このみ (ID: 8keOW9sU)
お!いいね!ぐっとあいでぃあ!
よし!頑張るぜ!
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 10000打企画開催中! ( No.541 )
- 日時: 2012/12/01 02:55
- 名前: このみ (ID: DSoXLpvQ)
10000打企画。
ココロ#様リクエスト。
「Memories」
「なつきはなんでバスケを始めたの?」
『え?……んーと……』
なつきの子供のころの話が聞きたくて、そう尋ねた。
彼女は首を軽く傾げて、語り始めた。
約10年前————。
さっちゃんと幼馴染の大ちゃんは、外でわいわい友達と遊ぶのに対して、私はどちらかと言えば大人しい子供だった。
あまり外には行かなかったし、休日や暇なときに何をしているかといえば、読書だ。
難しい本は読めないので、絵本だけれど——。
本は私にとって、唯一の癒しのようなものだった。
ロマンチックな御伽話は私を夢の国へと連れて行ってくれた。
時にはお姫様、時には町の少女、時には妖精……。
私は本に吸い込まれていくような、そんな感覚に陥っていた。
しかし、その本も、家にあるものはすべて読み切ってしまった。
困った私は母に相談した。すると、母は図書館に連れて行ってくれた。
私のカードを作って、いつでも来られるように道をわかりやすく説明してくれた。
そこまで大きな図書館ではなかったため、人も少なく、子供が通いやすいところだった。
私はその本の数に圧倒され、目を見開いたまま五分は固まってしまった。
知らない本が沢山あって、感動して。
毎日毎日暇さえあれば図書館に行き、自分が読める全ての本を読んだ。
最後の一冊を読み終え、つまらなくなった私は閉館時間になる前に家へと向かう。
その途中で、子供がはしゃぐ声が聞こえた。
なんだろうと少し右を見れば、公園があった。
その中には自分と同い年くらいの子供と、姉と幼馴染の姿。
折角だから二人と一緒に帰ろうと、その公園の低い……その時の私だと胸の下あたりにある柵を潜った。
「あ!なっちゃん!なっちゃんもやる?」
『……ううん、よくわからないからいいや……。私、あっちにいるね』
私に気づいたさっちゃんの誘いを断り、近くにあったベンチへと腰かけた。
そこで私の目についたのは、バスケットコート。
中には誰もいない。が、ボールが一つ、転がっていた。
なんとなくそれを拾って、ゴールへ放つ。
が、幼稚園児の力では、それはゴールには近づかず、真上に上がり、そして落ちてきた。自分の顔に当たって、半泣きになる。
うずくまって鼻を押さえていると、聞きなれた笑い声が聞こえてきた。
大ちゃんだ。
「ぶっは!!顔って!!」
『笑わないでよぅ……。痛かったんだよ……』
「貸せ。こうやってやるんだよ」
大ちゃんは私が抱えていたボールを取り上げて、ゴールへと放った。
リングに当たったものの、それはネットを潜って地面へと落ちて行った。
かっこいい。
それが、私の感想。感動。
それは沢山の本と出会った時のような、目を輝かせるような。
ふつふつと奥から湧き上がってくるような。
私も、あんなふうに。
次の日から私は図書館に行くのをやめて、公園に通った。
一か月も大ちゃんから教わり、ようやく人並みに出来るようになった。
それが嬉しくて、大ちゃんに泣いてお礼を言った。
二か月程経つと、大ちゃんには追いつけはしないものの、追いかけることが出来るようになった。
三か月経つと、大ちゃんとコンビを組んで中学生や高校生とゲームをするようになった。
さっちゃんはその様子を嬉しそうに見ていた。
『さっちゃんも、やる?』
「ううん!私には出来る気はしないからいいや!!でも、なっちゃんの為にアドバイスとかするね!」
『ありがとう』
そんな会話をした日から、さっちゃんが少しずつ変わり始めた。
一週間後にはこうなるから、このストレッチを忘れるな、とか。
私は素直にそれを聞き入れ、また強くなった。
私たちは近所ではバスケが上手い、と少しだけ有名になった。
本の中に一人で佇んでいたのを引っ張ってくれたのは、二人だった。
私は読書をやめて、バスケに夢中になった。
『でも、結局男女の壁は越えられなくって……。小学校四年生でゲームをすることは、なくなった、かな。
シュート練とかはするけどね』
「ふーん……。あのさぁ、なつきとさっちんと峰ちんて、」
『うん?』
「ほんと、バスケバカ、だよねー」
俺がそう言えばなつきは珍しく歯を見せて笑った。
あとがき。
企画参加ありがとうございます!
テーマは「なつきとさつきと青峰が子供の時の話」。
この三人と言えばやっぱり「バスケ」だと思ったのでこんな感じになりました。
タイトルは「Memories」。思い出です。
本当にありがとうございました!
リクエストお待ちしております!!
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 10000打企画開催中! ( No.542 )
- 日時: 2012/12/01 08:48
- 名前: あかりんご (ID: y0qltvGJ)
おおお〜
優しい話だなぁ
私もこんな優しい話書けたらいいのに……
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 10000打企画開催中! ( No.543 )
- 日時: 2012/12/01 09:12
- 名前: ココロ♯ (ID: WzT3Lj.p)
バスケバカのなつきも大好きだーー!
つーかこのみ、私に様なんてつけなくていいよ!
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