二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 黒子のバスケ〜二人で一つ〜
- 日時: 2013/01/26 13:49
- 名前: このみ (ID: 2r74csLN)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
知ってる方は知っているこのみです!
今回は黒子のバスケで書かせてもらいます!
*このみの書く小説が全部シリアスだからキセキの世代と明るくなっていこうよみたいなノリで作られてしまった。のに、暗くなっているという由々しき事態。
*恋愛系はこのみの気紛れのはずだったのにちゃっかりやっちゃってます☆
*更新は亀よりも遅い
*原作沿いです。
それがNG!という方は回れ右です。
OK!という心の広い方はこれからよろしくお願いします♪
(一部変更 12/10/21)
*中学編* *高校編*
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2012/07/21〜
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- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.324 )
- 日時: 2012/10/21 15:35
- 名前: このみ (ID: cSy8Cn7x)
第25Q 「その言葉の意味」
黄瀬side
赤司っちの命令で、なつきっちと1on1をすることになった。
なつきっちは絶対無理!という泣きそうな顔をしている。
しかも赤司っちは、なつきっちに勝てと言った。
それはつまり、俺が負けるということで。
俺だって、体力作りも何もしていない女子に負けるつもりは毛頭無い。なつきっちには悪いけど、勝たせてもらう。
先に5点した方が、勝ち。
余裕だ。
俺は軽くアップをして、審判の赤司っちの前に立った。
なつきっちは泣きそうな顔のまま、更衣室に向かっていく途中だった。
それをぼんやりと見つめていると、黄瀬、と赤司っちに呼ばれた。
なんだろうと横を見ると、赤司っちは真剣な顔で言った。
「なつきに勝て」
「そんなの当たり前っスよ」
「甘く見るな」
「……?相手は体力なんて全然無い女子っスよ?」
「……ハァ。甘く見るな、と言ったんだ。あいつは、体力なんて無くてもお前に勝てる。それに、体力がないという訳ではないだろう」
「は?俺に勝てる?無理っスよそんなの。てか、見た目から筋肉なんてどこにも……」
「あいつは毎日一人でこのバスケ部の雑用をこなしている。雑用の量は半端じゃない。自然に体力はつくものだ」
「……だからって、俺には勝てねぇっスよ」
そうだ。いくら体力があったとしても、バスケの技術はどうなる?
桃っちによるとなつきっちは、もう一年くらいはバスケをしてないという。
対して俺は、二年になってから毎日バスケットボールに触れている。青峰っちと1on1もしている。勝てたことはないけど。
その俺が、負ける?あり得ない。
「いいか、黄瀬。確かに1on1ではなく普通の試合だったらお前が勝つだろう。だが、これは1on1だ。それを忘れるな」
「……」
「もう一つ言っておいてやる」
「……?なんスか?」
「なつきに、ボールを渡すな」
「……は?」
そう言ったとき、なつきっちが更衣室から出てきた。
黒子っちのを借りたのか、Tシャツ、短パンだった。ぶかぶかだけど。
いつものパーカーは桃っちが抱えていた。
なつきっちはうっすらと汗をかいていて、アップをしたことがうかがえる。
なつきっちは俺の前に立つと、俺を見上げながら、困ったように笑いながら、それでいて真剣な声で、言った。
『涼ちゃん、私……勝てるか、わからないけど……。頑張る、から……』
『お手柔らかに』
目をうっすらと開け、眉を八の字にするのをやめ、唇の端を同じ高さまで上げて笑った彼女はとても綺麗だった。
だけど、それ以前に、その目が怖かった。
その表情から目がはなせなくて、固まっていると、なつきっちは笑うのを、やめた。
口は軽く開き、すう、と息を吸い込み、目は俺を睨み付けるような感じ。
無表情。
いつものなつきっちはそこにはいなかった。
怖かった。怖かったけれど、俺は負けるわけにはいかない。
だから俺は、それでも自分が勝つと信じて、ホイッスルが鳴るのを待った。
赤司っちが言った、その言葉の意味もわからずに。
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.325 )
- 日時: 2012/10/21 15:46
- 名前: 黎 (ID: kgjUD18D)
ど、どうなるんだろ…?
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.326 )
- 日時: 2012/10/21 16:03
- 名前: 茅 (ID: mN5d1wHr)
ついに!
なつきvs涼太!!
結果は一体!?
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.327 )
- 日時: 2012/10/21 16:11
- 名前: このみ (ID: bHw0a2RH)
今日中に更新するよ!
お楽しみに☆
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.328 )
- 日時: 2012/10/21 16:42
- 名前: このみ (ID: TaF97fNV)
第26Q 「怖い笑顔」
黄瀬side
試合開始のホイッスルが鳴った。
それと同時に、赤司っちがボールを上げる。
それを取ったのは、俺。身長的に考えても、それが普通だろう。
それに、赤司っちが言ったあの言葉。
『なつきにボールを渡すな』
赤司っちの忠告が、少し気になった。
そりゃあボールを渡さなければ、奪われなければ、相手が点を入れることはない。
もし奪われたとしても、奪い返せばいい。
だけど、それをわざわざ赤司っちが言ったとなると、何かある。
気を付けよう。
そして、早く終わらせよう。
俺は3Pラインに立つと、軽くジャンプをした。
手首を使って、ボールを投げる。
着地しながら、リングに吸い込まれようとするボールを見つめていると、次の瞬間、ボールが消えた。
「……は?」
目の前にいたはずのなつきっちは、いつの間にかリングの前にいた。
しかも、ジャンプをしてボールをカットしていた。
ボールを持ちながら、着地し、ドリブルをするなつきっち。
ヤバい。そう全身が告げていた。
一瞬であそこまで行き、ジャンプをする。その速さ。
それに、なつきっちにボールを渡してしまった。取り返さなければ。
そう思って近付いた。
筈なのに。
スッと真横を通る人影。
そして、振り返ったときには、ボールがリングを通る音がした。
ガコンッ
ボールが床に落ちて、タン、タン、と跳ねる。
今起こったことの意味がわからなくて、ボーッと突っ立ってしまった。
なつきっちは振り替えって、俺を見た。
ポニーテールが、揺れた。
ピンクの瞳に、俺が写った。
彼女は、また、笑った。
点数を見ると、0−3。
観戦している皆を見たら。
赤司っちは、目を伏せながら笑ってて。
青峰っちは、当たり前だというように、笑ってて。
桃っちは、ぴょんぴょん跳び跳ねていて。
黒子っちと緑間っちは驚いていて。
紫っちは、笑いながらお菓子を食べていた。
訳が、わからない。
もう一度なつきっちを見れば。彼女は。
ゴール下で、ボールを持って、
『涼ちゃんの、番、だよ……』
『早く、やろう?』
怖いくらいに笑って。
そのボールを、前に差し出した。
俺はそのボールを受け取るのに、一分以上かかった。
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