二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 黒子のバスケ〜二人で一つ〜
- 日時: 2013/01/26 13:49
- 名前: このみ (ID: 2r74csLN)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
知ってる方は知っているこのみです!
今回は黒子のバスケで書かせてもらいます!
*このみの書く小説が全部シリアスだからキセキの世代と明るくなっていこうよみたいなノリで作られてしまった。のに、暗くなっているという由々しき事態。
*恋愛系はこのみの気紛れのはずだったのにちゃっかりやっちゃってます☆
*更新は亀よりも遅い
*原作沿いです。
それがNG!という方は回れ右です。
OK!という心の広い方はこれからよろしくお願いします♪
(一部変更 12/10/21)
*中学編* *高校編*
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2012/07/21〜
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- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.394 )
- 日時: 2012/10/31 21:47
- 名前: このみ (ID: KCZsNao/)
- 参照: http://nanos.jp/yukidarumanote/
りんごちゃん
ごめんね、よろしくお願いします!
黎ちゃん
ゴミってwwそんな卑下しないでww
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.395 )
- 日時: 2012/11/04 20:26
- 名前: このみ (ID: q7aY8UsS)
パロディ カゲロウデイズ
※付き合ってるけど、夏。
※現実はもう秋と冬の間だけど夏。
※時間軸なんて気にしない。
8月15日 紫
暑い。
起きてから、そればかり思っている。
クーラーは家についてないので、扇風機を回し、うちわで扇ぐ。
けれど自分にかかるのは生ぬるい風。
暑い。
地球温暖化なんて言ってるけど、ほんとうのことだった。
これじゃ大好きなお菓子も咽を通らない。
皆さんもっと木を植えよう。二酸化炭素排出を止めよう。
なんて心の中で思っても誰かに聞こえるわけでもなく。
アイス食べよう。
立ち上がって冷凍庫を開けると、何もない。
なんでないんだ。
冷凍庫を睨み付けるが、そこに何かが現れるわけでもなく、ただただ冷たい空気が外に流れる。
しょうがないから、コンビニに行って買おう。
Tシャツ短パンに着替え、男にしては長い髪を結ぶと、玄関を出た。
ガサガサと袋が音をたてる。
中には4個のアイス。口には棒つきアイスをくわえながら近くの公園に向かう。
公園に着いたとき、ブランコに誰かが座っていた。
桃色の長い髪。キレイな横顔。文句のつけどころのないスタイル。そして、眼鏡。
なつきがいた。
彼女は膝に黒猫を乗せている。
名前を呼ぶ直前に、彼女はこちらを向いた。
驚いた顔もせず、ただ片手を上げてきたので自分も片手を上げ、隣のブランコに座った。
「何してんのー?」
『お散歩。敦は……アイス?』
「そ。食べる?」
『じゃあ頂こうかな。暑いし』
袋の中から桃味のアイスを取り出して彼女に差し出す。
ありがとうと彼女は言って、受け取った。
アイスを食べる姿は、どこか不機嫌だ。
冷めた目をしていて、いつもの彼女らしくない。それに、顔色もよくない。
顔色悪いし機嫌も良くないけどどうしたの、と聞けば、彼女は、片手でアイスを持ち、片手で猫を撫でながら、
『夏が嫌いだから、かな』
とふてぶてしく呟いた。
苦手じゃなくて嫌いなのか。
なんて思っていると、猫が彼女の膝から飛び降りた。
彼女は食べ終わったアイスの棒を持ったまま、危ないよと言って後を追いかけた。
俺は自分のアイスの棒をゴミ箱に向かって投げる。
バスケのように上手くいくのか、と思っていると、棒は音もたてずゴミ箱に吸い込まれていった。
それを確認して猫の後を追いかけた彼女に目をやった。
しかし代わりに目にはいったのは、赤に変わった信号機。
なつき!!!!と自分でも驚く程の声を出す。
でもそれは遅くて。
彼女は一瞬こちらを向いたが、そのまま車道へ飛び出してしまった。
その瞬間、発進したトラックが、彼女に体当たりをした。
血が辺りに飛び散る。駆け寄った俺は、その臭いに咳が出そうになった。
彼女とはもう言えない意識のない体が自分の瞳に映った。
嘘だろ、そう呟いて、顔を上げれば。
——嘘じゃないぞ——
無事に道路を渡りきった先程の猫がニヤリと嗤った。
蝉が、煩かった。
救急車!と叫んでいるであろう大人達の声も聞こえないくらいに。
ぐらりと視界が歪んだ。
最後に見えたのは、嫌になるほど、真っ青な夏の空。
夏なんて、嫌いだ。
(彼女は、死んでなんか)
(ない)
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.396 )
- 日時: 2012/11/04 20:27
- 名前: このみ (ID: q7aY8UsS)
パロディ カゲロウデイズ
8月14日 紫
ガバリと起き上がる。
嫌な夢を見た。内容は覚えていない。でも汗がだらだらと流れていた。
時計の針がカチカチと音をたてる。
今は、何時だ。
携帯に電源を入れると、「8月14日 12:05」と記されていた。
電源を切ると、窓の外から蝉の音が聞こえてきた。
それを聞いて、やけに煩い蝉の値を前に聞いたことがあったな、と思った。
それにしたって、暑いな。
そう言えばジュースが無かった。買いに行こう。
簡単な服に着替えると、家を出た。
なんか、不思議だな。
ぼんやりと頭の隅で思った。
目の前にはなつきがいる。
なつきは無表情でこちらを見つめていた。
どうしたの、敦。
彼女がそう訊くから、んーん、なんでもなーいとだけ返しておく。
さっき見た夢を、思い出した。
このあと、なつきはトラックに跳ねられる。
なんか嫌な気分になった。
だって、自分の彼女が死ぬのだ。いい気分になんかなれやしない。
「もう、今日は帰ろっかぁ」
『ん。そだね』
彼女はコクりと頷いて、俺の一歩後ろに立った。
いつもは隣に立つのに、後ろに立ったことに違和感を持ちながらも、それについて深く考えようとはしなかった。
そして公園の入り口を抜けたとき、周りの人、皆が皆、上を見上げて口を開けていた。
なんなんだ、そう思って自分も上を見上げれば、鉄柱らしきものが接近していた。
それをなつきに伝えようとして隣をみたら。
落下してきた鉄柱が、彼女をつらぬいていた。
周りの人のつんざくような悲鳴と、何処からか聞こえてきた風鈴の音が、自分の中でぐるぐるとまわった。
歪みそうになる視界を必死にこらえて、ぐるりと周りを見渡す。
そこには、黒猫。
ああ、昨日もお前がいたな。
お前が、なつきを殺したのか。
思い切り睨み付けてやれば、黒猫はニヤリと嗤って、
——夢じゃないぞ——
と言った。
眩んだ視界に、なつきの横顔が、笑っているように見えた。
(嘘だ)
(なつきは死んでいない)
(また、夢になってしまえばいい)
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.397 )
- 日時: 2012/11/01 21:15
- 名前: このみ (ID: q7aY8UsS)
今日中にパロディ完成させたいなぁ……。あと二話くらい。
本編も一話更新したい。
ちなみに今日開校記念日でおやすみだった(*´∇`*)
- Re: 黒子のバスケ〜二人で一つ〜 ( No.398 )
- 日時: 2012/11/04 20:27
- 名前: このみ (ID: q7aY8UsS)
パロディ カゲロウデイズ
8月14日 紫
何度も何度も、彼女が死ぬ夢を繰り返し見た。
どうやったら死なないで済むのか。
色んなパターンを何度もした。
でも彼女が死ぬという結果は変わらなかった。
ある時は転落死。ある時は通り魔に襲われ。
どうして、どうして。
何故彼女が死ななければならない?
何故彼女は助からない?
何故彼女は…………笑う?
頭の中がごちゃまぜになる。
そもそも、彼女が死ぬという夢を見た、ということを思い出すのが、彼女が死ぬ直前なのだ。
急に思い出して、ヤバイと感じ、回避しようとするも、出来ない。
他に方法は、ないのか。
ある。
一つ、試していない方法が、ある。
でも、俺は自分が大事な人間だから、それを実行する勇気はない。
だから他の方法を探す。
でも、漸く分かった。
彼女を助ける方法は、これしかないと。
だから、俺は。
彼女が道路に飛び出そうとする瞬間、彼女の細い腕を掴み、引き寄せる。
それと同時に、駆け出した。
ドンッという衝撃音と一緒に、体が軋む。悲鳴をあげる。口から血が吹き出た。トラックが当たった部分が熱い。
ああ、この熱さは夏の暑いとは違うな。
これから死ぬというのに、頭は冷静だった。
重たい体を少しだけ動かして彼女を見る。
彼女の瞳はゆらゆらと揺れ動いていた。
『どうして……』
どうしてって、なつきが好きだからだよ。
力なく笑いかけると、彼女は口をキュッと結び、拳に力をいれた。そして、何かを睨み付けている。
それがなんなのか、どういう意味なのかは分からなかったが、俺はまた重たい体を少しだけ動かして黒猫を見る。
いつもニヤニヤとしていた黒猫は、顔を歪めていて。
「ざまあみろ」
って俺が笑ったら。
そこで意識は途切れた。
けれど、最後に見たなつきの顔は、まるで。
今までなつきが死ぬところを見て、認めまいとしていた、俺の顔にそっくりだった。
(いいんだ、これで)
(だから、なつきは生きて)
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