二次創作小説(紙ほか)

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【黒子のバスケ】秀徳バスケ部
日時: 2013/02/14 23:38
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: 4qcwcNq5)

初めましてミヤビと申します。最初に言っておきますね、初心者です!

〜注意事項〜
・荒らし、中傷を書き込む事禁止!!
・バスケしないで終わる確率大(←ココ、重要)
・キャラ崩壊するかも
・更新遅い
・ほぼ主人公目線
・駄文です・・・
・趣味全開

1つでも嫌な場合Uターンをお勧めします

番外編 チョコレートの話 >>37


◎プロローグ◎

「さて、みんな帰ったよね、掃除しますか」

誰も居ないコートを綺麗にモップをかける。一年がモップを終わりにかけるけど、残って練習する人もいる。まぁ、その人もモップをかけて帰るんだけど、私の場合何故かやってしまう。あと、ボールに空気を入れたりマネージャー業務をして帰る。
なんで放課後遅くにそんな事やってるかって?
みんな帰らなきゃ色々出来ないでしょ。ボールもコートも使ってるんだし。
あと、私にはなんとなくあの場所がえらく場違いな気がしてしまうからだろうか・・・

《作者より》
これは一人の少女と男子バスケ部との話である。

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.59 )
日時: 2013/10/22 23:55
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: /w7jENjD)

「ハイっ、実はうち、高尾君に告ってフられちゃって、優花に嫉妬してぶつけちゃいました!」

サイテーです!と堂々と言いながら、坂口さんは続ける。

「呼び出しは、三人でだったけど、ちゃんと一人で自分の気持ちを言えたけど、あっさり玉砕ってやつ?まぁ、後悔とかして無いんだけど・・・優花がその時、高尾君と親しげに話していんの見てさ、勘違いしちゃって…はぁ、うちってホントサイッテー」

あはは、とふざけた調子で言っていたけど、目には涙がたまっていて、その涙は、諦めきれていないからって感じじゃなく

「後悔・・・、だよね?優花ちゃんに聞かれてないけど、酷い事言っちゃったっていう・・・」

キョトンとしていたけど、困ったように笑う坂口さん。笑っている顔をよくする子だ、と思った。

「うん、そうなんだー。高尾君、うちが真剣、てか本気だったから本気で応えてくれて、フられたけど、いい思い出・・・?って感じになったんだけど・・・つらくってねー。つい・・・、ついでも言っちゃいけないのにね・・・」

「つらいなら、笑わなくっていいよ?気を使わなくっていいよ?吐き出したら、スッキリするし・・・」

笑うって言うのは、無理したらいけない。その笑顔を心配する人が必ずいるし。
まぁ、私の持論だがな!!

「では・・・、高尾君のバーカ!本気で好きだったぞー!だから、優花には謝る!自分勝手でごめん!これから優しくなる様・・・ガンバリマス・・・」

おちゃらけたような言い方だけど、最後の方になると、堪えるのが無理になったからか、涙がぽろぽろ零れていた。

「あースッキリィ!」なんて言いながら笑う坂口さん。
強いなぁ・・・と思う私が一人いたりする。
人間、つらい時ってなかなか笑えないもん。凄く尊敬します。

「・・・ヤッベ、私が一番しょーもねぇかもしんない」

大谷さんが困った様に言っていた。
・・・一つだけ私が言うとしたら

「しょうもないっていうのは相手と比べちゃいけない。そういうのは人とは傷つき方も違う。それなのに比べたら、駄目だよ」

うん、これも私の持論。・・・私はどれほどの愚か者だろうか…へこんでくらぁ・・・。

「・・・噂、聞いたから・・・白城の、」

「え・・・?わ、たしの?」

「そ、アンタの悪い噂。それを聞いたから、優花に忠告したのにあの子「そんな子じゃないから」って聞く耳持たなくって・・・心配してんのにってムカついて・・・」

え・・・?
え・・・?
え・・・?
そんな早い段階から流れてたの?私の噂って・・・・

「あ!でも今一緒に話して分かった。あれデタラメじゃん!!アンタ少なくともいい奴だし・・・気にすんなよ?」

大谷さんはそう言ってオロオロした。
あ、ヤッベェ、心配されたかな・・・?って思ったその時

むにぃ。と坂口さんに胸を鷲掴みにされた。

さ、さささささ流石に、ビビるんですけど!!!?

「さささ坂口さん!!?なになに何があったの!!?」

パニックになりながら聞いてみると

「え?や—・・・レンレンってマジで男かなぁ・・・て、もし男だったら付き合ってもらおうと・・・アイテ!?」

もぉー何すんの!?ミックー!!と言いながら大谷さんを見る坂口さん
レンレンって私か・・・?
てか、男だったら付き合ってもらおうとって・・・

「・・・私の男versionじゃなくても坂口さんだったらいい人きっと見つかるのに・・・妥協したら駄目だよ?」

至極当然のことを言ったら
二人で私をチラチラと見ながら何か話していた。

「ね、皆本さん。何話してるのかな・・・?」

「あー・・・うん…。アンタが生まれてくる性別間違ったってこと話してんじゃない?」

・・・意味分かりませんがな・・・

〜オマケ〜

「ミックー!!やばい、マジで惚れそう!レンレンは男で生まれるべきだった!てか、マジで私の運命の人は性別を間違って生まれたっぽい!!」

「はぁ!?ちょ、里佳子!あんた乗り換え早くない!?高尾のこと好きだって言ってたじゃん!!」

「あれ過去の男!!今はレンレンの方がよっぽど好み!!」

「いーかげんにしろ!もし男だとしても、お前みたいな奴に白城がなびくかっ!てかもし男だったらあたしが落とすっての!!」

「え!!?ミックーがライバルなワケ!?・・・負けないんだからね!!」

「こっちのセリフだっての!白城はあたしのだっ!!・・・て、白城は女じゃん・・・。」

「ミックー・・・それいったらお終いだよ・・・」

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.60 )
日時: 2013/10/30 20:51
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: /w7jENjD)

「・・・そう言えば、なんで坂口さんは大谷さんのことあだ名で呼んでるのに皆本さんは呼ばないの?」

ちょっと思って聞いてみると、苦笑いしながら

「あー、うん。里佳子にあだ名で呼ばれるのをあたしは全力で阻止したからかなぁ…美玖は、その、押されまくって折れたからミックー・・・」

「さ、左様で・・・」

それは・・・苦笑いしか出来ないな・・・。私も押しまくってリっちゃん呼びを順ちゃん呼び許してもらえた側だし、うん。
てか、なんで今私は三人に思いっきり見られてるんだろうか・・・。
何か不味い事したつもりはないんだけどなぁ・・・。

「ねぇ、白城、アンタもさい」

も、もさいって・・・そりゃ髪の毛はもさもさしているかもしれねぇですが・・・あんまりじゃね?

「これで髪といて前髪ピンして後ろをゴムで結んだら。あげるから」

「えぇ!?悪い、それは悪いって!!」

てか何でそんな事になったのかを、どうぞ大谷のお嬢様教えて下さいませんか!!!?
私の頭じゃなんか着いて行けていないのですが!!

「いやいや〜レンレン、貰って?うちら案外酷い事言ったし、ね?…ダメ?」

コテンと首かしげながら可愛く言われましても——!!
頼りの綱に縋る思いで皆本さんを見たら、

「あ、そだ!あたし結んだけるよ!こーゆーの得意だし」

ちっっっっっが———う!!

と叫ぼうとしたが時すでに遅し…髪の毛を只今イジられております。ハイ・・・。

**

結局、皆本さんに後ろを可愛くアレンジされそうになったのを必死に頼み込んで頭の付け根あたりで自分で結んだ。
・・・不本意ながらも・・・
あ、でも髪の毛くしに引っかからなくて良かったなぁ。
で、ピンを右わけでとめってっと・・・これでいいかな?

「・・・どう・・・?」

「レンレンマジかわ!!さっすがうちの運命の人・・・ってイッタイ!!」

「まだ言うかあんたは!てか可愛いよりどっちかってと中性的な美人じゃん!」

「やっぱ、白城!髪の毛あたしにアレンジさせな!!似合うようにしたげるから!!」

三人共お世辞が上手いなぁ・・・。
と思って足を動かしたら、痛みは完全に引いていた。
これで、戻れるかなぁ・・・。てか私ベンチで居なきゃいけないんだよねぇ…なんかあった時の為に・・・
流石に、さっきのは、監督も見てたし・・・大丈夫だろうけど・・・

「三人共、ありがと。じゃあもういくね?バイバイ」

そう言って小走りで自分の所の控室に急いだのだった。

〜ベンチ〜

「監督、すみません…ベンチいなくって・・・」

「おー白城か、大丈夫か?足、湿布がそこにあるから張っておきなさい」

「あ、はい」

ギリで許されている感じだなぁ…良かった。

「おい!白城、テメェ試合中サボってじゃねぇよ!やる気がないなら帰ってくれてもかまわねぇゼぇ〜?」

オマ!ヒドすぎぃ〜!!みたいな感じで同級生二人(部員)がたまたまベンチに来た時に私に言ってきた。
私だって、好きでサボったんじゃねぇよ

「・・・足をケガしたから、階段で休んでただけ。やる気ないわけじゃないから」

抗議しようと振り向いて言うと、その二人はポカンとしていた。私が抗議しないと思っていたのか!腹立つわぁ〜!

「あ、あの白城先輩っすよね?」

「高尾君・・・私の顔を忘れたのかよ・・・そーです私が白城蓮です」

「あーなんか、懐かしいな、お前一年の二学期入るまでその髪型だったっけ」

「あーうちのマネージャーは可愛い子美人さん二人ぐっみー!!やっふー!!って浮かれてた奴いたいた。あれは轢きたかった」

「・・・白城先輩の悪口を言うのが二年から一年だけの理由が微妙に分かった気がします」

「まぁ、それもあるが、コイツの頑張りを知ってるからな・・・分かりづらいが」

高尾君に始まり木村先輩も宮地先輩も緑間君も大坪先輩もヒドくないですか!?
全くたかだか髪型が変わっただけでココまで私だと分かってくれないんだったら

「元に戻しても・・・?」

「「「「「ダメ」」」」」

いっせいに言わなくっても・・・あ、

「宮地さん、その発言した人は、優花ちゃんと

            下島したじまさんの
                  ことを指したんでしょ?」

学校には来ているけど部活には体が弱くなかなか顔を見せない下島さん。今日は来ているのかな・・・?

「下島が美人・・・か?性格ブスの間違いだろ」

そう宮地さんが言って、木村さんと大坪さんが頷いていたのを私は、見ていなかった。

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.61 )
日時: 2013/10/30 21:37
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: /w7jENjD)

・・・下島愛梨したじまあいりそれが、あまり来ないうちのマネージャーの内の一人の名前。
とても病弱過ぎて学校に来るのもやっとでなかなか部活に顔を出せれないという美少女な同級生

あれ・・・?なんか私の周りにはイケメンと可愛い子しかいない気が・・・。
めっちゃ場違いじゃん、私。やっちゃったー・・・(何を)

どこかのお金持ちらしい…世の中にゃ、完璧な人を何人いれば気がすむのだろう・・・。
まぁ、そんな子だからか、私はあまり話してないし関わってもないし、ていうか、可愛いことしてしか認識はない。
だから、知らない可愛い子を「下島さん」と紹介されたら信じる可能性大。

「あ、蓮ちゃんっ!こんなトコにいた!心配したんだよ?」

優花ちゃんが私の方へと、走り寄ってきた。
いつもの余裕もなく、助けを求める様な眼で私の方にやってきた。

「・・・優花ちゃん、どうしたの?何かあった?」

聞くしか出来ないけど・・・ハッ!まさか、優花ちゃんの可愛さにノックダウンした他校の男子が優花ちゃんにせまってんのか!?
はっ倒すぞ、ソイツ・・・・・・

「えっ!?・・・あ、いや何もないんだけど・・・その、姿が見えないなぁ・・・って」

動揺してる、言い難い相手にせまられてんのか!?年上?金持ち?不良?
誰でもいい!困らせてる輩ははっ倒すーハイ決めたー。

「ねぇ〜優花ぁ、急に走ってどうしたのぉ?・・・あ、白城。・・・まだいたんだぁ?」

う〜む、間延びした喋り方だなぁ・・・私もそんな風に伸ばすけど・・・いちいち全部につけてはない・・・と思う。
てか、優花ちゃんが逃げてたのって、この可愛い子から?
・・・なぜ?

「優花ちゃん、その子、誰?」

私は普通に聞いてみた。ごく一般的に、

「はぁ?白城のくせに私を知らないなんて、ナマイキ。ムカつくのよ脳無しが。」

「ま、まぁまぁ、蓮ちゃんは私達とあんまり喋らないしっ!・・・蓮ちゃん、この子が下島愛梨ちゃんだよ。同じバスケ部マネージャーの」

「愛梨様って呼んでも構わないわよ?」

「あ、はぁ、愛梨様、よろしくお願いします。」

・・・可愛い、うん、顔は可愛いけど・・・なんだろうこのなんかキライだと思ってしまうような性格は・・・
あんまり関わりたくないなぁ・・・あちらさんも私のことキライそうだし。

「て、いうかぁ、白城ってほぉんと髪の毛ぼっさぼさなのねぇ?お風呂入ってるぅ?なんか全体的に汚ないんだけどぉ」

髪の毛は、さっき色んな人に、「白城か?」と聞かれまくって面倒になったからほどいてぼさぼさに戻しただけで、風呂はちゃんと入ってるし、てか汚いってヒドくない?

そう言ってやりたかった、言い返してやりたかった。
でも知らない人で、バンバン未だに自分の悪い所を言われ続けて、喉からだそうとした声は薄い息に変わって口から出ていく。

もう、そこまで言うんだったらもう、私を見なくっていいじゃん。てか、いい加減つらくなるんですけど・・・

「あ、愛梨ちゃん・・・言い過ぎ、だよ?」

「優花ってホントやっさしぃ。こんな奴なんかに気を使わなくっていいのにぃ。ねぇ?役立ずさん」

ニッコリと笑って私を見るその差別した目を見るのさえ、


吐き気がする


私を見んなよ。何様なの?いい加減にしろよ、黙ってたらいい気になりやぁって・・・。






もういいや。この人の言葉はもう聞かない。聞けない。
耳を塞いでしまおう。


「ね、ホント優花ちゃんって優しいから、私なんかとも仲良くしてくれるんだ。感謝するしか出来ないよ。そういえば愛梨様は体、大丈夫?調子崩しやすいんだよね。学校来るのもやっとなのに来て良かった?気分悪くなってない?無理はダメだよ?あ、そうそう、愛梨様はちょうどいい時に来たね。今から誠凛との試合なんだ。ほら、応援席早く行かなきゃ。優花ちゃんと二人で行ってきたら?私はクジ引きでベンチって決まったからベンチだけどさ〜。寂しいよ。じゃ、またね。愛梨様、優花ちゃん♪」

一息で全部言って2人を外に追いやった。正直、愛梨様に何かを言われそうだったから、有無を言わさない様に笑顔で対応した。
完璧な防御で、愛梨様が私の中に入ってくるのを拒否した。拒絶した。否定した。
彼女はキライ。だからこそ、笑顔と言う仮面で逃げた。関わらない様に、笑顔で

そんな特技、中学校2年まではなかったのになぁ・・・

「ほんと、変なこと身に付けたなぁ・・・別に後悔はしてないけど」

小さく誰にも聞こえない程度に私は呟き、笑った。

自分がバカらしく見えたから

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.62 )
日時: 2013/12/03 19:54
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: /w7jENjD)


息苦しい、何で、何で、何で、何で、あんな人と一緒の部のマネージャーなんだろう。あそこまで言われなきゃいけないだろう。私よりも部活に参加していないのに上から目線なんだろう。

「白城、」

すると急に監督に呼ばれた。
反射的に向くと、コートから目を離さないまま監督が言った

「何か考え事があったとしても今は忘れなさい。コートの中だけを見ているんだ。分かったか?」

「・・・はい、すみません」

確かに、そうだよね・・・見てたのに『観てなかった』なんて、頑張っている人に失礼だから
よし!頑張ろう!!

・・・何を・・・?
まぁ…色々、うん。


あ、円陣組んでら

・・・何言っているか大体しか聞こえんなぁ・・・。そこまで大きい声じゃないからかな・・・?
うー、ききてぇ・・・何言っているかめっちゃ気になる!!

「「「「おう!!」」」」

と大きな声で言っているのを見て、背筋がゾクッとした。
うちのレギュラー陣はウサギでも虎でも全力で叩き潰す獅子の様だ。
正直、少し怖いとさえ思ってたり・・・すみません・・・

そう思った時、試合開始の合図が鳴った。





いよいよ、秀徳VS誠凛の戦いが始まる




そう思うとなぜか、どうしようもない興奮がやってきた。

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.63 )
日時: 2013/12/03 21:18
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: /w7jENjD)

ジャンプボールは、誠凛がとった。
速攻で攻めようとするんだけど…隙を絶対に与えない。

そんな時、誠凛のトコのどう見ても一年ぼーず君が

「一本!大事に!!」

と言ってた。

「・・・甘いなぁ・・・」

そう思ってしまう。
だって、そんな悠長なコトしてしまったらうちに主導権とられるのが目に見えてるっての。
うちが第一Q取れるじゃんか

まぁ、それリっちゃんが理解していないなんてあり得ないけど・・・

あ、強襲にいっ・・・た・・・?

あの水色少年、木村先輩が、マークしてたよね?
いつの間にいなくなった?てかいつの間に・・・

「あの、えっと、とにかく赤毛君にパスしとんねん・・・」

誰も気づかなかったんだけど!
恐るべし水色少年

そんな中、すぐさま赤毛君はダンクを決めようとしたんだけど・・・

緑間君が、ガード。そして高尾君がそれをキャッチ・・・

ちょいまてい・・・あんなんブロックできるもんなん?無理じゃね?普通・・・
リっちゃんも驚いてるし・・・

流石は緑間君

そして、高尾君が相手のゴールまで行く、が、俊に行く手を阻まれ木村先輩にパス。で、木村先輩はレイアップで決めようとするが・・・
順ちゃんがガード

おしい。もう少しで得点はいったのに・・・

というか、両チーム譲らないまま、均衡状態に入った

第4Qまでに、最低3回は流れが変わるポイントがあるけど、そのQの流れを変えられたら、そのQの間に元に戻すのは困難

だから

このままいけば・・・

「第1Qは先取点を取った方が取る・・・てことでいいんですよね?監督。」

途中で、自分の考えが間違っているんじゃないかって思って監督に聞いてみた

「ん?あぁ、合ってる。・・・詳しいな、案外」

「あ、友達に色々聞いたことあるんで・・・中学の頃ですけど・・・」

「そうか」

そしてすぐ様に試合に集中する。そうしないと私の眼では試合がどんな流れになっているかが分かんなくなりそうだったから

誠凛が外したボールを大坪先輩がとって、投げつける。それを高尾君がキャッチ。
そして、後ろ手に緑間君にパスして、3Pシュート

勿論、はいるワケで

第1Qはうちが取った。

そう思った。そう、確信した。

一瞬、何があったかが分からなかった。
ただ、ボールが端から端まで飛んで、赤毛君がダンクを決めたってことをなかなか理解できないけど・・・そんな事があったってことが分かった

「マジか・・・」

小さく呟くしか出来なかった。
だって、想像できないじゃん?一瞬でやり返されたんだぜ?
驚く以外無理だっての

てか誠凛の人も驚くってそれいいのか!?水色少年よ!!

と、どうでもいい事を突っ込むくらいには正常になってきてるけど

そして、また緑間君にボールが来た。マークは赤毛君。
最初は3Pを打とうとしていたけど、躊躇して、パスを出す。

「あれ・・・?緑間、打とうと思ったら打てたんじゃ・・・。」

という、ベンチ入りの一年が首を傾げた。

つい、集中していたから独り言のように

「緑間君の3Pは滞空時間が長いからDFに戻って速攻を防げるけど、相手にとってのそれは同じ。あの速過ぎるパスだったら、緑間君より先に戻って、先にシュート打てるってわけ・・・何でも無い」

何変な事言ってんの!!?私!!!ただの変人じゃん!!引かれるじゃん!!

「詳しっすね、先輩・・・スゲェ」

「・・・詳しくない、すごくない。私よりすごい人なんて・・・多いよ」

簡単に返しましたが・・・むっちゃ恥ずかしい!!

ハッ、いかんいかん・・・。集中集中!!


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