二次創作小説(紙ほか)

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【黒子のバスケ】秀徳バスケ部
日時: 2013/02/14 23:38
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: 4qcwcNq5)

初めましてミヤビと申します。最初に言っておきますね、初心者です!

〜注意事項〜
・荒らし、中傷を書き込む事禁止!!
・バスケしないで終わる確率大(←ココ、重要)
・キャラ崩壊するかも
・更新遅い
・ほぼ主人公目線
・駄文です・・・
・趣味全開

1つでも嫌な場合Uターンをお勧めします

番外編 チョコレートの話 >>37


◎プロローグ◎

「さて、みんな帰ったよね、掃除しますか」

誰も居ないコートを綺麗にモップをかける。一年がモップを終わりにかけるけど、残って練習する人もいる。まぁ、その人もモップをかけて帰るんだけど、私の場合何故かやってしまう。あと、ボールに空気を入れたりマネージャー業務をして帰る。
なんで放課後遅くにそんな事やってるかって?
みんな帰らなきゃ色々出来ないでしょ。ボールもコートも使ってるんだし。
あと、私にはなんとなくあの場所がえらく場違いな気がしてしまうからだろうか・・・

《作者より》
これは一人の少女と男子バスケ部との話である。

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.54 )
日時: 2013/07/29 23:44
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: foi8YFR4)

部活はいつもの通りに練習がされていた。変わらない所が一個
休憩時間の私の陰口が異常に増えた。変わった所が一個
部活内で私とすれ違う時嫌そうな顔をする人がいた。変った所が二個

「あ〜、やめやめ・・・きり無いし、変わった所が多過ぎて訳分かんなくなりそうだし」

たった一人、体育館で呟いた。もう皆レギュラーだって帰っている。
だぁれもいない広い体育館、何言っても聞かれない。ただ響くだけ

「♪さ〜んざん夢は見た アラーム止めて起き上がるんだ・・・」

小さい声で歌ってもすっごく響く。だぁれもいない体育館。

家に帰ってもだぁれもいない。何があっても誰にも何も言えない。

限界でも言えなくて、迷惑だけは掛けたくなくて・・・虚勢ばっか張っている私がいる訳で

「ほ〜んと情けなくなってきたなぁ・・・酷い気分だ」

そんな時ピリリリリと着信音が聞こえた。電話だと思ったら俊だった。

「・・・何?きっていい?」

『えぇ?電話したのにそれはひd「で、どうしたの?」被せんなよ・・・はぁ、どうしているかなって』

どうしているかなって?どうもこうもねぇよ。苦しいよ?悲しいよ?怖いよ?助けてよ・・・

って言えるかよ、バカヤロー

「ふつー」

『そっか。それだったらいいけど、お前さいつも我慢ばっかしているじゃんか。日向も監督も、俺も気にしてんだぞ?』

辛くなったら言えよ、絶対。どんなことでも聞いてやる。
そう言われたら余計迷惑かけたくないって思う。てかダジャレ大王が何でこんな時だけダジャレ言わねーんだよ。

「あーハイハイ。そんな時があったらねーしたげますよー。・・・アリガト、頑張るから」

ブツッと勢い良くきった。恥ずかしくなったのと照れたからだけど…問題は無いはずなんだ

「帰るか・・・」

もうすぐIHが始まるから余計に私が迷惑かけちゃだめだよなー。
無断でサボったり、仮病使って休んだりしたら轢かれるし・・・

「絶対、休んじゃ駄目だなこれ・・・死亡フラグが立つじゃんか」

そう呟きながら家路へと急いだ。

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.55 )
日時: 2013/08/09 21:16
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: foi8YFR4)

いつの間にやら時間は過ぎて、あっという間にIH予選当日になった。
え?はしょり過ぎだって?・・・知らんがな、駄作者に言って下さいまし。

「あ〜あ、昨日全然、眠れなかった。」

「え・・・?大丈夫?今は移動中だしねといたら?無理しないでね」

優花ちゃんの優しさが身に沁みてきた・・・。
ではお言葉に甘えて・・・と言えないこのピリピリ感。
多分ここで私が寝たら駄目な空気だ。仕方ない・・・

「ん、ダイジョーブだって。そこまで眠くないし」

うっそで—す。ガチで眠いでーす。眠くてテンション高くなりますよ!!
そんな事があるのは私だけだろうか

そんな風に考えていたら、もう予選会場に着いた。都内だからねぇ・・・当たり前か

うち、秀徳は《東の王者》とか《歴戦の王者》とか呼ばれるほどお強い所な訳でして、会場に入った途端ざわめきができる。
そんな中、私は選手のスポドリやらを控室に運び込もうと微妙にマネージャー業をやっているため各行の選手達を近くで見ることが出来た
兎にも角にも方向音痴な私は皆に着いて行くのに必死で色んな人が「荷物に足が付いてる!?」的な発言を聞こえてないふりをした
へこみながらも・・・

「よう、オマエが緑間真太郎……だろ?」

・・・うちの部員さんではないなぁ・・・てか緑間君は有名人だから当たり前か。声掛けられるなんてよくありそう。

「……そうだが、誰なのだよキミは?」

「プッ!」

高尾君が吹き出したってことは・・・知ってる人なのかな・・・?てか前が見にくい、どうなっているんだろ?
そう思って首を伸ばして見てみれば・・・
あの子まじで背ぇでかいなぁ…一年のくせに・・・身長よこせってんだよまったく

と思っていたらその子は急に緑間君の手に何かを書き始めていた。
何書いてんだろう・・・?てか他人の手に勝手にかいていいのかな・・・

《せいりん10ばん 火神大我》って書かれて緑間君も驚いている様で・・・てか自分の学校の漢字かけねぇの?案外簡単じゃね?誠凛って

「フツーに名乗ってもいかにも「覚えない」とか言いそーなツラしてるからなオマエ。センパイ達の雪辱戦の相手にはキッチリ覚えてもらわねーと!」

・・・一緒のこと考えてた・・・初めて緑間君を見た時私も思った
私可笑しくないんだ・・・!
・・・でも、雪辱戦は難しいだろうな・・・

「……フン、雪辱戦?ずいぶんと無謀なことを言うのだな。」

やっぱ言うかぁ・・・想像はしてたけどさ・・・
火神君も疑問があるみたいな顔しているし・・・知らないんじゃないかな・・・
そう思っていると高尾君が畳みかける様に

「誠凛さんでしょ?てか、そのセンパイから何も聞いてねーの?」

あぁ、ほらますます分かんないって顔してんじゃん・・・

「誠凛は去年決勝リーグで、三大王者全てにトリプルスコアでズタズタにされたんだぜ?」

「・・・・・・!」

声になっていないな・・・てか、高尾君、面白そうにしてんじゃねぇよ

「息巻くのは勝手だが彼我の差は圧倒的なのだよ。仮に決勝で当たっても、歴史は繰り返されるだけだ。」

かっくいー渋いねぇ緑間君。でもクマのぬいぐるみ落ちたぞ

「……落ちましたよ。」

緑間君が気が付かなかったとは・・・恐るべし誰かさん

「過去の結果でできるのは予想までです。勝負はやってみなければわからないと思います、緑間君。」

・・・いい事言うねぇ・・・過去の結果で出来るのはよそうまで・・・身をもって味わう事がないようにしなきゃなぁ

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.56 )
日時: 2013/08/20 22:39
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: foi8YFR4)

「……黒子。やはり…オマエは気にくわん。何を考えてるか分からん目が特にな。」

ひどい言い様だなぁ・・・仲良くしないのかね・・・?
しかも言いたい事山ほどあるらしいし、決勝まで来いとか・・・凄いなぁ・・・私はそこまで言えねぇや

「……いやー、言うね!あれっしょ?キミ真ちゃんの同中っしょ?」

すっげぇフレンドリーだねぇ高尾君・・・肩に腕回してるし・・・
そのコミュ力、羨ましいなクソヤロー
そっかー注目してんだな・・・と思ったらご本人否定?どっちだよ。
そんな時、部長に

「いつまで喋っている二人共!行くぞ!あと、白城は無茶するなよ!」

「へ?先輩がどうした・・・って!?荷物に足生えてる!!?スッゲェ!!」

「馬鹿がよく見ろ白城先輩だ」

やっぱ、足が生えている様に見えるのね・・・ヘコむや。
と思った時・・・腕が限界に達してた。ふと立ち止まらなかったら良かったと思ったほどに。

「・・・あ、落とす」

そう呟いたときにはガッッターン!!と大きな音を出して落としていた訳でして…

「ちょ!?先輩大丈夫ですか!?」

う〜わ〜、皆が見てる・・・恥ずかしいな、取り合えず謝っておくか。

「・・・ゴメン、荷物落としちゃった・・・「じゃなくて!足の方っす!!」は?足?・・・ホントだ、足の上直撃…あはははは・・・」

気が付いた途端メッチャ痛い。やばい泣きたい。もう無理ヤダヤダヤダ。
笑うしか出来ねぇよ・・・この年は私は運が悪いのかねぇ?

「医務室にいった方が良いのでは・・・大丈夫ですか?」

「だ、だねぇ。緑間君・・・これは医務室に逝って来る・・・うん、だ、大丈夫、だよ?あ、あ、ありがと・・・」

でも、その前に・・・

「に、荷物運ばなきゃいけないから・・・あとで、ちゃ、ちゃんと逝く」

「それどころじゃないのだよ・・・あと、雰囲気的に漢字が違う気がするのですが」

「俺らが運んでおくんで先輩は早く医務室!!」

二人とも必死だなぁ・・・そこまで痛くないのに・・・多分・・・
よいしょっと荷物を持つと二人が顔を真っ青にして「持つな!!」と言いたそうな顔をしていた。

結局、私は頑張って荷物をちゃんと控室に持って行けた。自分を褒めたい一瞬

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.57 )
日時: 2013/09/20 18:47
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: foi8YFR4)

これからどうしようか・・・。医務室に行ってもいいと思うけど、それは・・・なんかヤだ。

「なんか、痛くなくなってきたし・・・よし、イケる・・・よね?」

「無理じゃないか?」

後ろから声がすると思ったら、俊だった。うわぁ・・・見られてたのね・・・恥ずかしい

「お姉さんと、妹ちゃん元気?」

「あぁ、相変わらず元気だけど・・・て、話そらすな」

いつになく、真面目な顔をされて手を差し出された。これは・・・おぶられて医務室逝く感じでしょうか・・・それは・・・

「イヤだね!!大丈夫だし!バーカバーカ俊のダジャレ大王!!」

支離滅裂な事を言いながら、その場をダッシュで逃げるように立ち去った。

結局、足がもっと酷い様になった。あれ・・・?コレやばい感じ?
そう思いながら階段に座った。規則正しく痛みは私を襲うから座っていたかった。
そんな時、

「え・・・?白城?」

という、前に聞いたあの声が聞こえてきた。

そう、あの優花ちゃんの悪口を言っていた三人組が、上から下りて来たんだ。

てか休日だからだろうけど、めっちゃ自分に似合う服をかっこよく可愛く着れていて、感心してしまった私がここに1人・・・そんなんで良いのか・・・

「あんた…何してんの?」

「奈々!ちがうって、うち等が話あるんだがらさ、友好的になんなきゃ!!」

「そ—そ、奈々はわざとじゃないにしても高圧的だしさ—」

・・・話が呑み込めない・・・どうゆうことですか・・・???

「ウルサイ!わかってる!・・・あーえと、白城…この前は、ごめん。うちらが優花に対して言い過ぎてた・・・かも。」

「いや、全部でたらめだったし・・・私は特に気にして無かったけど・・・」

でも何で急に?そう思っていたら、三人は急にボロボロと泣き始めた。
緊張の糸が解けたみたいにボロボロと。
半分ビックリ半分大混乱だ。

「えっと?大丈夫?何かあったなら話、その、ええっと聞くよ・・・?あ、言いたくなかったら、言わなくて良いから!その、あの大丈夫?」

あ、二回も大丈夫?って言っちゃった。

「う、うちら・・・知ってた。知ってたの。優花はそん、な子じゃ無いって・・・いい、子だ、って。でも、でも・・・!!すっごくい、嫌なっ、事あって・・・!優花にブツケテタ、のッ。く、悔しすぎてっ!」

嗚咽交じりで聞かされたその言葉には、言いたくなかったという事がひしひしと伝わったし、彼女達は、その事にとても後悔しているとすんなり思ってしまった。

「じゃあ、何で行ったの?それだけ教えてくれない?」

どの道この足は暫くは動かせないし・・・聞いてしまえと思ったんだ。
私悪くないから

Re: 【黒子のバスケ】秀徳バスケ部 ( No.58 )
日時: 2013/10/20 10:46
名前: ミヤビ ◆ZrBFXw5A9Y (ID: foi8YFR4)

・・・気まずい。非常に気まずい。
すすり泣きをする人に話を急かすのはいけない事だから待ってるけど、余程苦しんだんだろうなぁ、いい人だって分かってても言ってしまう位に、誰かにぶつけたい位に

「・・・あたし、さ、彼氏いんだ・・・バスケ部に・・・」

皆本奈々さんはポツリと呟いた。
てか、彼氏って・・・スゲェ。私一回もできた事ないや・・・って、今関係ないか

「そ、そりゃ、レギュラーじゃないけど、バスケ大好きでいつも頑張ってて・・・だからあたしは、邪魔したらいけないと思っていつも我慢してきた」

ホントは、一緒に帰ったりデートしたかったけど。
聞き取れないような小さな声。あぁ、本当にその人の事を思って行動して来たんだな

「すごいね」

私がついポツリと言ったら、三人は驚いた様にこっちを見た。
でも、私は皆本さんを見て続ける

「皆本さんって、学校じゃ派手なイメージだったけど凄いよ。その彼氏さんの事第一に応援して一歩身を引けるなんて、大人だ」

「でも、バスケ部だって練習休みの時はある。だから練習ない休日とか平日の時にデートすればいいし一緒に帰ったらいいと思う」

皆本さんは苦しいのを吐きだす様に、叫ぶように、泣きながら

「でも、でもっ、寂しくって、苦しくって、だから、優花にぶつけた、彼と部活内で一緒に入れるあの子が!羨ましくって!!」

あぁ、いき場所がなかったんだ、苦しくっても彼氏さんにも言えない。迷惑かけない様に言わない様に頑張っている。今もずっと

「うん…、皆本さんはよく頑張ってる。でも、誰かを羨ましいって言う事で、悪く言ったらその頑張りさえダメになるから。だから、これからは私が聞くよ?ドンドン言ってくれても大丈夫だから」

それに、聞いてくれる友達、少なくとも三人いるじゃん
優花ちゃんと、坂口里佳子さんと大谷美玖さん(残り二人の名前)

皆本さんは、嬉しそうに笑った

「アリガト、白城。アンタに話してよかった。」

そう言われると嬉しかったが、なぜか疑問が出てきた。

(あの私の噂はだれが作りだして広めたんだろう)

と、


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