二次創作小説(紙ほか)
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- 【家庭教師ヒットマンREBORN!】生徒会からのお知らせです
- 日時: 2015/11/20 00:41
- 名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)
みなさん初めまして。
今作が初投稿の彼方といいます。
今までは読むだけだったのですが、最近、家庭教師ヒットマンREBORN!の小説を書かれている方が現れ、私も書いてみたい!!と思い、挑戦することとなりました。
内容が不十分なところや、おい、どっかで見たぞ!!と思うところがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
Attention!!!!!!!!!!!!!!!
・更新がまちまちです
・いらっと来ることがあったら落ち着いて、深呼吸してお使いの端末またはPCを握りつぶしましょう
では、本編STARTです。
- Re: 標的29 「プレゼント」 ( No.48 )
- 日時: 2016/07/04 19:55
- 名前: 彼方 (ID: EPm2ln81)
さて、沢田からなにかインスピレーションを得た翡翠いま今、家の近くのスーパーに来ていた。
「うーん。どれがいいか、やっぱ人に渡すものだからなぁ...
高いのはちょっとなぁ。」
・・・。
我らがヒロイン 翡翠 蒼はどうやら独り言がクセになっているらしい。
そう言って翡翠が手にとっていたのはバター。
また、カゴに入っていたのは小麦粉、チョコチップ、可愛らしいとは言えないが翡翠らしいシンプルなラッピングだった。
そしてあともう1つ、「初心者でもOK、サルでも作れるお菓子作り」と書かれたポップな表紙の本だった。
実は翡翠、家庭科、調理実習の成績は2。
これからつくろうとしているのはクッキー。
大丈夫だろうか。
「櫻にも相談するし、大丈夫、大丈夫。」
相当不安な自己暗示だが、翡翠なら大丈夫だろう。
翡翠はYDKだ。
「1つ似顔絵風だけどいけるよね。」
前言撤回。
不安しか残さない一言だ。
願わくば、炭が生まれないことを。
- Re: 標的30 「当日」 ( No.49 )
- 日時: 2016/07/18 18:39
- 名前: 彼方 (ID: EPm2ln81)
- プロフ: http:
翡翠家の台所が甘いバターの香りでつつまれた日の翌日。
翡翠はいつにもなくげっそりとした表情で登校してきた。
「うぅ...。寝不足。」
一人めくひ翡翠の隣にはにっこりと笑う生徒会 会計・小町 櫻の姿があった。
「あら、私が帰った後も頑張ったのね。まだ蒼から甘い香りがするわ。力になれたのなら良かった。感謝しなさいよ。」
何を隠そう、小町の調理実習の成績は5。
料理なら、小町に任せるのが適任なのだ。
「昨日はご指導鞭撻ありがとうございました。女神様。
大変助かりました。」
死んだ魚の目を通りこして、腐った魚の目をしている翡翠の口からは、棒読みの見本とも言えるトーンで、感謝の言葉がでてきた。
「絶対心こもってないでしょ。」
小町になかばあきれられながら2人は門をくぐる。
そしてその日の放課後、翡翠は全速力で走っていた。
「ヤバイ ヤバイ ヤバイ。
せっかく招待されてたのにー。」
何と放課後急に入った集まりによりパーティーに遅れてしまったのだ。
一応リボーンには連絡を入れているのだが、翡翠は焦っていた。
そして沢田家。
玄関の前でそわそわしている翡翠を迎えたのは、2度目の対面。
沢田 奈々だった。
「いらっしゃい。
リボーン君から聞いてるわ。
さ、上がって 上がって。」
奈々に流されるがまま2階に上がる。
コン コン コン
綱吉の部屋のドアをひかえめにノックした翡翠がドアを開けると、
「あっ...危ない!!」
目の前のピザ生地で、ドアが切れた。
- 標的32 ボンゴレ式誕生日パーティー ( No.50 )
- 日時: 2017/01/16 18:10
- 名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)
よく見ると、いたるところが綺麗にカットされている部屋。
そんな部屋の中心で、沢田綱吉は盛大に叫ぶ。
「カワセミ先輩!?
リボーン!お前先輩まで呼んでたのか・・・」
そんな綱吉を、
「うるせーぞ。」
とリボーンは、言い切る前に一蹴した。
文字通り、物理的に。
「よく来たな、ヒスイ。
翡翠は少し引きつった笑顔を見せながら促されるまま席に着く。
「えっと・・・失礼します。」
動揺している翡翠を尻目に、獄寺の姉であるビアンキが自慢げに言う。
「実は新技だったの。」
「なかなかよかったぞ。
90点。」
どうやらこのパーティでは、誕生日を祝われる側の人間が貰ったプレゼントに対し点数をつけるらしい。
そう感じた翡翠は、鞄を開け、もって来たプレゼントを渡そうとする。だが、
「ランボさんは昨日作ったもんね。」
もじゃもじゃとした髪の男の子に阻まれてしまう。
そして、ランボと名乗るこの少年が、リボーンから「1点」という判定を下された次のタイミングで、リボーンにプレゼントを渡すのだった。
「リボーン君、次は私からでいいかな?」
そう切り出した翡翠の手の上には包みが2つ。
「はい、これリボーン君に。
それで、もう一個は綱吉君に。」
翡翠にはリボーンがニヤッと笑うのが見えた。
「流石です、蒼さん!
ハル感動しちゃいました!!
やっぱり蒼さんはパーフェクトガールです!」
言葉の最後に感嘆詞しかついていない賛辞を受けた後、リボーンから点数が発表される。
「味もなかなかだしな、89点。
今んところトップはビアンキだな。」
そう言われて、翡翠がほっとした次の瞬間、
「10代目、オレと組みましょう。」
部屋の隅で倒れていた獄寺が、ツナに何かを持ちかけた。
- 【家庭教師ヒットマンREBORN!】生徒会からのお知らせです ( No.51 )
- 日時: 2017/01/16 18:14
- 名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)
読者の皆様へ
突然の更新停止、申し訳ありませんでした。
我が家の愛機の相次ぐ故障。
私自身の受験もあり、更新ができない状態にありました。
予告もせず、作品を読んでいただいている皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
受験も終わり、愛機も復活した今、更新していこうと思いますので、これからも、読んでいただければ光栄です。
- 標的33 マジック・・・ ( No.52 )
- 日時: 2017/01/19 18:24
- 名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)
「え?獄寺君居たの?」
獄寺が居たことにすら気づいていなかった翡翠。
そんな翡翠に獄寺は、
「あ?なんだとてめぇ。」
そう突っかかりかけるが、ツナに
「ちょ、落ち着いて!!」
とたしなめられる。
「で、何やるんだ?」
そんな様子を眺め、楽しんでいたリボーンが獄寺に聞く。
「オレの出し物は手品です。」
自信満々にそう答える獄寺は、着々と手じあの準備を進めていく。
しかし、その準備を見ただけでは、何が始まるのかわからない。
それを不安に感じたであろうツナは、鼻歌交じりに準備している獄寺に聞く。
「大丈夫です、10代目。
オレが箱の外から剣をちょっと刺してそれをよけてもらえれば大丈夫ですから。」
そんなヴァイオレンスな内容を笑顔で答える。
唖然とする翡翠が、
「綱吉君をいったいなんだと思ってるの?」
とこぼした本音に、
「10代目は10代目に決まってんだろ。」
と返すあたり、本気でできると思っているのだろう。
とにかく不安だ。