二次創作小説(紙ほか)

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【家庭教師ヒットマンREBORN!】生徒会からのお知らせです
日時: 2015/11/20 00:41
名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)


 みなさん初めまして。
 今作が初投稿の彼方といいます。

 今までは読むだけだったのですが、最近、家庭教師ヒットマンREBORN!の小説を書かれている方が現れ、私も書いてみたい!!と思い、挑戦することとなりました。

 内容が不十分なところや、おい、どっかで見たぞ!!と思うところがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。


 Attention!!!!!!!!!!!!!!!
・更新がまちまちです
・いらっと来ることがあったら落ち着いて、深呼吸してお使いの端末またはPCを握りつぶしましょう


 では、本編STARTです。

 

Re: 作者からのお知らせです ( No.21 )
日時: 2015/12/27 22:44
名前: 彼方 (ID: EPm2ln81)


 To,読者の皆様へ
 最近、更新が停滞しており、申し訳ありません。
 今現在、所用でたて込んでいるため更新が遅れてしまっています。

 作品を楽しんでくださっている皆様には多大なる迷惑をおかけしますが、今後とも末長くお付き合いしていただけたらと思います。

標的12 転校生「獄寺隼人」 ( No.24 )
日時: 2016/01/08 18:05
名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)


 あの衝撃の決闘から数日、生徒会の面々には平穏な日々が流れていた・・・おそらく。



 「おい、工藤!
  お前、俺のシャーペン勝手に使うなよ!!」

 「はぁ?
  ちょっと借りただけじゃん。
  女子みたいなこと言わないでよ。」

 「今から使うつもりだったんだよ。」

 いつも通り工藤と堺が喧嘩し、

 「なぁ宙ぁ〜。
  午後イチの授業なんだったけ?」

 「えっと、数学じゃなかったっけ?
  そういえば翔太宿題してきた?」

 佐藤と九条がだらだらだらだら、だらけきっていて、

 「櫻ぁ〜。
  今なら会長さん死ねる。
  つーか殺して。」

 「無理。」

 と翡翠と小町が仲良く(?)喋っている。


 工藤との諍いが一段落着いたのか堺が2年生に向かって話しかける。

 「そういえば、皆さん転校生が来たの知ってますか?
  もう数日経ちますけど。
  獄寺隼人、とかいうんですけどめっちゃ目つき悪いんっすよ。
  しかも沢田に何かガン飛ばしてるし。」

 その話を聞いた面々は、

 「「「特に興味なし。」」」

 その一言だった。
 しかし、翡翠だけは、

 「あー、あの子ね。
  うん。」

 曖昧な返事を返し、複雑そうな顔をするのだった。


 と、その時。


 ドォ————ン


 凄い音や地響きとともに、
 グランドが割れた。



 「ちょっと堺見てきてよ。
  大丈夫、痛くない、痛くない。」

 そんな声をかけた九条に対し、

 「いや先輩それ、歯医者さんのやつ。
  痛くない、痛くないとか言うけど結局痛いやつ!!」

 と答えるが、非常事態と見て、全力疾走で生徒会室から出て行った。




 「さすが体育会系。
  速いな。」

 的外れなことを言う翡翠。
 会長さんに平和な時間はないのね・・・・。
 その独り言も、校舎内のざわめきに掻き消された。
 

標的13 退学クライシス ( No.25 )
日時: 2016/01/08 19:03
名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)


 先に行ってしまった(行かせた)堺の後を追うべく、生徒会室から出て行く面々。

 「なんだあれ。」
 「グランド割れてるぞ。」
 「やばくね。」

 各クラスの窓から身を乗り出し、騒いでいる生徒たち。

 危ないなぁ・・。

 翡翠は、そう思いながらも、グランドに向かって走る。
 体育会系の人種には追い抜かれながらも。
 が、その時。

 「ど・・・どういうことですか根津先生。
  あの二人、本当にグランドを割ろうとしてますよ!!」

 「いや、そんな。
  まぁ、本当に退学させる口実ができました。
  私は・・・あいつらにちょっと言ってきますよ。」

 扉を大きく開け放った部屋から聞こえてきた喋り声。
 全員が顔を見合わせ同じことを思う。


 「「「「「中学に退学ねーよ。」」」」」


 と。
 しかしまぁ、事態がこれ以上大事にならないようにグランドに向かうと、そこには、最近問題になったばかりの沢田綱吉と、つい先ほど話題に上がった転校生、獄寺隼人の姿があった。

 しかも、沢田綱吉に関してはパンツ一枚、両手にダウジング棒という奇天烈な格好で、だ。

 「ねぇ、蒼。
  あれは世間一般で言うところの変態と言う人種なのかしら。」

 櫻が返答を求めるが、当の蒼も「なんなんだこれは・・・。」という表情で動かなかった。
 いや、動けなかった。
 もし、その時動いていたら彼らは大怪我を負っていただろう。
 なにしろ、グラウンドが真っ二つに割れてしまったのだから。


 割れた直後の地鳴りも止み、ちょうど良いタイミングで根津がやって来た。

 「獄寺と沢田だな!
  グラウンドで何をしているかーっ。」

 そんな根津に対し、獄寺が突き出したものといえば・・・

 「7点、2点、6点、0て・・・ん?」

 エリートコースを歩んできたと自称する割には、たいした成績ではないし、この公立中に通っていたような人間をエリートコースを歩んできた人間というのだろうか。

 九条は、にやぁと笑うと根津に声をかける。

 「せんせぇ、僕はエリートコースを歩んでこなかったから分からないんですけど、学歴詐称って犯罪じゃないですか?
  まぁ、エリートコースを歩んできたはずの先生と、同姓同名ってこともありますけど。」

 そんな彼を見ながら、翡翠は隣にいた頼れる万能メガネに呟く。

 「うわぁ、悪魔・・・いや魔王様のご光臨だわ。」

 その言葉に反応した九条が、バッと翡翠のほうを向いた瞬間、

 「おーーい、根津君、どうなったのだね。」

 と校長先生がやって来た。

 助かった、という顔をしている沢田と翡翠。
 やってやったぜ、という顔をしている獄寺。
 わけがわからない、という顔をしている生徒会役員(翡翠を除く)。
 絶望的な顔をしている根津の、退学をかけた大騒ぎは、こうして幕を閉じた。



 数時間後の生徒会室。
 「いやぁ、蒼って結構酷いよね。」

 そういわれた翡翠は、心外だ、という顔をして、

 「何で?」

 と聞き返す。
 生徒会役員たちは、口をそろえて、

 「最後の最後で、公立に退学はないって教えたから。」

 そう答えるのだった。

標的14 屋上ダイブ ( No.26 )
日時: 2016/01/11 15:26
名前: 彼方 (ID: TeXDu9yk)


 並中理科教師・根津が退職してから数日後、(きっと)平和な日々が続いていたはずだし(続くはずだった)なのになぜこうなった・・・。

 翡翠は悩む。



 時を遡ること数分前・・・・・。
 登校してきたばかりだった。

 「おい!!
  やばいぞ!!」

 普段の会話が、「やばい」「それな」「あーーカラオケ行きてーー」で済んでいる男子生徒が教室に駆け込んできた。

 今日も一日頑張らねば、と意気込んでいた翡翠は、その大声によって楽しみの一つである弁当を落としそうになっていた。

 「うおっ、と。」

 間一髪、拾い上げた翡翠だが、

 「1年の山本が屋上から飛び降りようとしてるんだって。」

 その衝撃の一言で結局落としてしまった。

 「あぁぁぁぁぁ、私の弁当ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。」



 お弁当ショック☆から立ち直りながら翡翠は多勢の流れに身を任せ、屋上にやってきた。
 そして最初に至るわけだ。



 山本 武士。
 学年を問わず、更には男女関係無く人気があり、野球部のエースとなる男。

 そんな彼がなぜ飛び降りなどをしようとするのだろうか。
 多くの生徒がうらやむようなポディションにいる彼が。

 屋上のフェンスの外にいる山本に向かって話しかけるべく、翡翠は前に出る。


 「ねぇ、山本君。」

 山本は、翡翠が出てきたことに驚いたような顔をしながらも、

 「止めないでくれよ、翡翠先輩。」

 そう突き放す。

 「山本君はさぁ・・・。」


 翡翠がそう言いかけたその時、

 バンッ

 屋上に現れたのは、たくさんのクラスメイトに連れられた沢田 綱吉だった。

標的15 説得 ( No.27 )
日時: 2016/01/14 18:35
名前: 彼方 (ID: BB67RT0Y)


 翡翠が、いや屋上に集まる多くの野次馬たちが彼の一挙一動に注目する中、沢田綱吉は話す。
 が、しかし

 「止めにきたならムダだぜ。
  おまえならオレの今の気持ちがわかるはずだ。
  ダメツナってよばれているおまえなら
  何やってもうまくいかなくて死んじまったほーが
  マシだって気持ちわかるだろ?」

 そんな山本の台詞によって遮られる。
 そして、当の沢田綱吉本人は、

 「えっ
  あの・・・。」

 と、どもる。
 
 「いや・・・
  俺と山本は違うから・・・」

 詰まりながらも止めようと話す沢田に対し、何を勘違いしたのか、
山本は

 「さすが最近活躍目覚しいツナ様だぜ。
  オレたはちがって優等生ってわけだ。」

 皮肉を返す。
 そんな言葉に、慌てながらも沢田は自分の気持ちを話す。

 「ちっち ちがうんだ!
  ダメな奴だからだよ!!

  オレ 山本みたいに何かに一生懸命打ち込んだことってないんだ…
  「努力」とか調子のいいこと言ったけど本当は何もしてないんだ。


  だからオレは山本とちがって死ぬほどくやしいとか、挫折して死にたいとか・・・・

  そんなすごいこと思ったことなくて・・・

  むしろ死ぬときになって後悔するような情けない奴なんだ・・・

  どーせ死ぬんだったら死ぬ気になってやっておけばよかったって
  こんなことで死ぬのもったいないなって・・・」


 そこまで言うと、

 「だから おまえの気持ちはわからない
  ごめん・・」

 そう謝ってその場から去ろうとする沢田。



 「まてよツナ。」

 去ろうとした沢田を、フェンスの向こう側から掴んだ山本だったが、
沢田がその勢いで滑り、

 ブチッ

 そんな音とともに、二人は屋上から落ちていった。


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