二次創作小説(紙ほか)
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- Re.幻想転骨録
- 日時: 2023/05/06 00:52
- 名前: ソラセカン (ID: rS2QK8cL)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13116
……………………ん?ここは…何処だ?
ああ、そうか…俺は負けちまったんだ。
止められると思っていた。
でも、現実は違った。
結局アイツに殺されて…多分世界を壊したのだろう。
この真っ暗な世界がそれを証明している。
いつも懐に入れていたケチャップがちょっとした緩和剤になって俺は一命をとりとめたが、
後ろから崩壊していく世界に俺は呑まれた…気がする。
……結局俺は何も、誰も守ることができなかった。
…希望論もいいところだが、もし[次]があるならば…今度は守れるだろうか。
いや、弱気になるのはもうやめろ。絶対に守らなきゃいけないんだ!
* サンズは今この瞬間、誰よりも強いケツイを抱いた!
この小説のタグ(追加していきますし削除もします)
·東方project
·UNDER TALE
·サンズが努力しまくった世界の1つ
·現在更新停止中(ここ大事)
·現在思い付きで書いてた代償を支払う為に[大幅な設定改変中]
·戦いは弾幕ごっこモードと格闘ゲームモード(非想天則)に別れた描写をすることがあります。
- Re: 幻想転骨録 46話 ( No.62 )
- 日時: 2022/09/25 15:29
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
サンズ
「(まいったな…勝てない)」
幽々子
「貴方も良く出来た方よ。これまでだったら敵無しの実力だったのでしょ?」
サンズ
「あぁ…そうする為に今まで必死に生きてきたからな…」
幽々子
「私から見ると、貴方はどうも生き急いでる気がするの。違う?」
サンズ
「そうかもしれない…だがその程度なんてことは無い。」
幽々子
「あら?もしもこれが殺し合いだとしたら貴方結構劣勢なのに良くそんな事が言えるのねぇ。」
サンズ
「…まだ俺は負けていない。」
幽々子
「そう…それが貴方の意地なのね。じゃあこっちもその意地に敬意を払って全力で相手してあげるわ。」
サンズ
「…これじゃダメだ。」
「負けたら誰も護れない。」
「全てを奪われるだけ。」
「そんなの事を繰り返す為に…」
「生きてきた訳じゃない!」
サンズ:[執念] 不屈の決意
この日、彼はまた1つの壁に当たりそれを乗り越えた。彼の想定する絶望は、誰にも計り知れない。何処を見据えているのかも、分からない。その脅威が、杞憂で終わるかどうかは私のみが知っている。
どうかこの物語に救いがありますように。
幽々子
「貴方って変身するタイプなの?」
サンズ
「強くなって大切なモノを護る為なら俺はなんだってなる覚悟がある。」
幽々子
「…眩しい位に頼もしくも儚い決意ね。」
サンズ
「儚いかどうかは試してからでも良いんじゃ無いのか?」
紫に光る彼の瞳が亡霊を越えるために準備を進める…
- Re: 幻想転骨録 47話 ( No.63 )
- 日時: 2022/10/16 21:59
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
サンズ
「俺の覚悟とアンタの実力…どっちが上回るんだろうな?」
幽々子
「貴方の覚悟は認めるけど…私にも生まれてから間もない子供に、ましてや本気の勝負で負けたくないのよね。」
サンズ
「意外と実年齢は結構行って「それ以上口を開かない方が良いわよ?」
幽々子
「兎も角、まさか人間がこんなに粘る生き物だなんて初めて知ったわ。」
サンズ
「まだまだニンゲン、捨てたもんじゃないだろ?」
幽々子
「そうね…及第点ってところかしら?」
サンズ
「その点数…すぐに越えてやるさ。」
サンズ:[不屈]スーパーボーン
幽々子
「その技はさっき見たのだけれど…はいっと」
幽々子:[死蝶]死を誘う蝶の群れ
先程よりも多くの数の蝶が辺りを飛び交うが…彼の弾幕により全て打ち消された。
幽々子
「なっ…可笑しいわねぇ?どんな細工をしたのかしら?」
サンズ
「悪いが今の俺にも原理は分からないんだ。ただ、今ならどんな攻撃も1度だけ耐えられる自信がある。」
幽々子
「ふぅん…ハッタリじゃ無いんだとしたらその能力、私の天敵かも?」
サンズ
「もしも俺の弾幕全てにその性質があるのだとしたら…最高だぜ。」
サンズ:[不屈]ゲリラボーン
幽々子
「さっきの弾幕も残ってる中でこんな弾幕を出すなんて…えげつない。」
サンズ
「えげつない位がちょうどいいだろ?アンタにとってはな。」
幽々子
「実戦形式ならこれくらいの緊張感とワクワク感が無いと盛り上がらないわ。」
サンズ:[不屈]残機+1
サンズ
「実戦なら、ガンガン攻めないとな。」
残機を増やした彼は肉弾戦を仕掛けに突撃する。
サンズ
「へへ…肉弾戦じゃなくて、骨弾戦かも知れないぜ?」
今の君はニンゲンだろうに…
サンズ
「ガチガチに装備させてもらうぜ。やっぱり生まれ変わっても痛いのは嫌いなんだ。」
サンズ:[骨装]バトルスーツ
サンズ
「美鈴位のパンチなら余裕で耐えきれる骨密度を調整したスーツだ。COOL だろ?」
骨も骨密度の調整だけでここまで硬くなるのだから面白い。
幽々子
「あー…疲れた…三回位当たっちゃったじゃないの…って何かゴツくなった?」
サンズ
「骨に染みる戦いをしたいからな。弾幕勝負は一先ずお預けだ。」
関係ないかもしれないけど幻想郷来てからサンズ君ちょっと戦いを楽しもうとする節が出てきてるような…
- Re: 幻想転骨録 48話 ( No.64 )
- 日時: 2022/11/12 21:45
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
サンズ
「hehehe...こんな感覚、初めてだ。まるでバーサーカーの様な…高陽感で満ちていく感覚が。」
幽々子
「ばぁさぁかぁ?外来語かしら…でもそうね。たまには死と隣り合わせの戦いも悪くはないわ。」
サンズ
「…心の何処かで俺も、あの時の戦いを楽しんでたんだろうか…分からないな。」
幽々子
「自分の潜在意識に気付けるのは良いことね。その経験も活かして今を楽しみましょう?」
弾幕格闘…開始!
サンズ
「あんた相手にマトモな地面を与える気はないな。」
サンズ:[混乱] 変化し続ける重力
幽々子
「あら?あららららららら?」
もはや彼の魂操作は魂に掛ける負荷も、連続して方向を変える速度も、その全てが技として誇れる程に技術が昇華されている。それはまさに、絶対的な星の引力…重力の様に。
サンズ
「撃ち抜け!」
サンズ:[襲骨] クリティカルボーン
幽々子
「がぁっっっっっふっっ!?」
そして無慈悲にも重力は本来の向きへと戻される。飛ばされた勢いを殺さずに。
ドガッ!
幽々子
「ぎゃん!いたたたた…やられっぱなしじゃ格好つかないわ。」
幽々子:[桜符]完全なる黒染の桜 -開花-
サンズ
「ッ…美しさもさることながら密度もえげつない…って何解説してんだ俺は。博士の役目だろ。」
因みに時間経過で更に美しく、えげつない弾幕になるよ。
幽々子
「あぁ、もうそろそろなのね…楽しみだわ…」
- Re: 幻想転骨録 49話 ( No.65 )
- 日時: 2023/01/27 21:59
- 名前: ソラセカン (ID: 5TWPLANd)
魔理沙
「お、オイオイ。何処に行こうってんだ?」
霊夢
「…白玉楼。」
魔理沙
「本気なんだな?」
霊夢
「えぇ。本来は護る側の人間が一般人に任せきり…それこそ博麗の巫女の面汚しよ。」
魔理沙
「本人はなんにも考えて無いだろうに。」
霊夢
「私の気が済まないの。これは博麗の巫女としてじゃなくて、霊夢としての怒りよ。」
魔理沙
「…私も行くよ。何か無性に腹が立ってきた。」
霊夢
「そ。好きにして。」
サンズ
「!?…何だ…あの樹から…妖力か?」
満開になろうとしているね。残り時間は5分といったところだろうか?
サンズ
「満開になると何か不味いのか?」
…死人が出る…いや、もう死んでいるから死人とは言わないか?
サンズ
「一体誰の事なんだか。」
幽々子
「この桜が集められた春によって満開になる時、この桜の下に封印された人が出てくるそうなのよ。あなたが来てくれたおかげで特に弊害もなく準備が完成するわ。」
サンズ
「そうかい…って春を集めてたのはもしかしてあんたなのか?」
幽々子
「あら失言。」
サンズ
「あと少しって所で邪魔するのも気が引けるが、これも仕事なんでね。」
幽々子
「えぇ~。もっと悪質じゃないの?一緒に桜見ましょ?」
サンズ
「集まった春は咲いたら元に戻るのか?」
幽々子
「戻る戻る♪」
サンズ
「…軽いノリで見逃せる状況かコレ?」
幽々子
「…残念。」
サンズ
「霊夢の代理人として止めさせてやるよ。」
幽々子
「そういえば帰らせてたわね。痛恨のミスだったんじゃないの?」
サンズ
「そうか?結果論だけ言わせて貰うと、この状況のお陰で俺はまた強くなれた。感謝さえしてるのかもな?」
幽々子
「恩を仇で返された気分だわ…」
サンズ
「[仕事]なんでね。…サボってた訳なんだけどな。」
サンズ:[骨砲] ガスターブラスター×20
全てが妖力が蠢く桜に向けた弾幕だったのだろう。だが…
幽々子
「残念♪あと一歩だったわねぇ?」
サンズ
「…その桜…いや、もう桜でもないのか?」
幽々子
「正解は満開の後で教えてあげる。」
サンズ
「答えは聞かねぇよ…!」
サンズ:[引力] 万有引力·反
メキメキ…ミシッ
ボコォォン!
その規模の物質まで操れる様になったか!
霊夢
「何よ…あれ…」
魔理沙
「この結界…ちゃんと閉じるんだろうな?…あー、うん。彼処にいるな。絶対。」
妖夢
「あ、来ましたか。今後ろを振り向いたら、仕事を全う出来る気がしないので振り向きませんが、絶対何か起きてるんですよね。凄い音聞こえましたし。」
霊夢
「後ろを振り向かせたら私の勝ちで良い?」
妖夢
「だめです。」
魔理沙
「良いのか?お前の主が多分ピンチなのに、そんな時に私達何かに構ってて本当に良いのか?」
妖夢
「良いんです。主が現状は負ける様子では無さそうでしたし、自棄になって物を投げても主の能力の前には無意味です。」
霊夢
「でもアレに春が集まってたのに、それを投げられて無事でいられるものなの?」
妖夢
「えっ!?あっ桜が
霊夢:[夢符] 夢想封印
魔理沙:[恋符] マスタースパーク
霊夢
「実質、後ろ振り向かせたら勝ちだったわね。」
魔理沙
「白玉楼の従者は天然…と。」
霊夢
「これで終わり、かぁ…」
魔理沙
「決着が着きそうなのか?」
霊夢
「決着というよりは決別かしら?」
………
- Re: 幻想転骨録 60話 ( No.66 )
- 日時: 2023/06/21 06:24
- 名前: ソラセカン (ID: rS2QK8cL)
サンズ
「春の吸収は止まらないか…」
幽々子
「常識破りも良いところね。選択肢が多くて羨ましいわ。」
サンズ
「これしか出来なかった。何て言い訳が出来ないのがたまにキズって位だな。それじゃ、返品するよ。」
若干の方向性を持って解放された桜は幽々子に向かって落とされる。
幽々子
「返品は丁寧に行って欲しいわ…業者に返品状態を選ばせるなんて、良い度胸してるじゃない…」
サンズ
「この物量をアンタの能力でどうにかするには1つ。ただ1つ単純明解な方法が存在する。しかしそれをすればアンタの夢は壊れる。自らの手で、な。」
幽々子
「~!」
サンズ
「詰みだ。諦めて貰うぜ?」
幽々子
「…なら私も、常識を破らせて貰うわ。ハァァァァァッ!」
ドンッ
サンズ
「向きが変わって…なっ!?」
幽々子
「落ちてくるアレを…果たして私以外で一瞬にして、無力化出来る人間がいるのかしら?」
魔理沙
「ほえー…でっかい桜だこと。肥えすぎなんじゃないのか?」
霊夢
「桜に春を集めたら大きくなりますなんて、寺子屋で習わなかったわ。」
魔理沙
「そんなマニアックな知識を教えてくる教師は、多分教師向いて無いと思うぞ。」
霊夢
「人里からそんな人材を出すつもりは毛頭無いわ。…さっきより大きくなってる?」
魔理沙
「現実を見ろ。この風圧を感じながら言うセリフじゃ無いぞ。」
霊夢
「もう少し夢に浸らせてくれたら良いのに。アンタのマスパで何秒持つ?」
魔理沙
「0.3秒。」
霊夢
「撤退一択ね。」
魔理沙:[撤退] ウィズドロースター
霊夢:[最速] 空を駆け抜ける程度の速度
魔理沙
「あー不味いな。間に合わんかもしれん。」
霊夢
「この速度でも?言っておくけどスキマは無理だからね。」
魔理沙
「結界がごちゃごちゃしてるからその可能性はとっくに捨てたよ。」
サンズ
「悪い。逆手に取られた。」
霊夢&魔理沙
「わっ!」
魔理沙
「サンズのソレは空間魔法なのか?だったら「到着。」へ?」
霊夢
「…便利ね。」
サンズ
「俺は戻って後始末をしてくる。だから待っててくれ。」
霊夢
「サンズ。私は、役立たず?」
サンズ
「そんなことないぞ?いつも支えて貰ってる。だから此処で待っててくれ。」
霊夢
「…弾幕ごっこで勝負してないでしょ?」
サンズ
「!」
霊夢
「異変っていうのは被害が出て、初めて私に伝えられるの。勘で独断行動することもあるけど、基本的に未然に被害は抑えられないの。だからこそ早く異変解決して、人の悩みを解決させたいの。なのにサンズは自分を優先して、迷惑をかけてるの。それが博麗の巫女として、許せない。」
サンズ
「…分かった。行ってくる。」
パッ
魔理沙
「もしかしなくても険悪ムードだったな。」
霊夢
「帰ってきたら、しっかりと話し合わないとね。」
ミシッ バキッ!
魔理沙
「…矛先が向かないうちに、私は帰るとするよ。」
霊夢
「今後の異変は、アンタも関わらないで貰える?」
魔理沙
「早速向いたな…悪いけど私は指図されて動く様な軽い女じゃないぜ?」
霊夢
「じゃあ次会うときはアンタも敵ね。」
魔理沙
「は?…ちょっと待て。流石にそれは暴論だろ。」
霊夢
「何?私はいたって正常よ。考え方を改めただけ。」
魔理沙
「今すぐその発言を取り消せ。さもなければ…」
霊夢
「さもなければ?そんなことすれば幻想郷のパワーバランスが崩れてこの幻想は掻き消える。…私もアンタを殺したくはないからね。」
魔理沙
「あー分かった分かった。私が折れてやるよ。ただし条件が1つ。いつかは取り消せ。それが約束出来ないならパワーバランスなんてくそくらえだ。」
霊夢
「気持ちの整理がついたら、考えてあげても良いわ。」
魔理沙
「よし!じゃあこの話はおしまいだ。…冷静に、落ち着いて、だぞ?」
霊夢
「分かってる…」
幽々子
「派手にやらかしちゃったわ…春も逃げて、桜は引っこ抜け、苦肉の策も通じなかった。」
サンズ
「諦めてくれたか?」
幽々子
「そうねぇ…この桜の満開は今暫く、見送る事にするわ。」
サンズ
「暫くってどれくらいだ?」
幽々子
「貴方が死ぬまで?」
サンズ
「…そうかよ。ま、これで一応解決か。」
幽々子
「あ、桜は植え直しておきなさいよ!」
サンズ
「サボれなかったか…」
忠告をしておくが、早く植え直した方が良い。
サンズ
「アンタが言うならそうなんだろうな。」
ズォォン!
幽々子
「どうもどうも。助かったわ。」
サンズ
「桜に潰されてたアレは放置で良いのか?」
幽々子
「妖夢~!ごめんなさーい!」
サンズ
「オイラは帰らせてもらうよ。霊夢も待ってるしな。宴会の準備もしなくちゃならないか?」
幽々子
「宴会?私も行って良いかしら?」
サンズ
「アンタが来てくれないと宴会の意味がなくなっちまうからな。是非来てくれよ。」
幽々子
「こっちも落ち着き次第、向かわせて貰うわ。場所は…」
サンズ
「博麗神社だ。結界が張ってあるから分かりやすいと思うぞ。」
幽々子
「何から何までありがとね。また会いましょう!」
サンズ
「またな。」
パッ
霊夢
「来た。」
サンズ
「悪い、待たせた。あれ、魔理沙は?」
霊夢
「帰ったわ。待つのは得意じゃないみたい。」
サンズ
「マイペースだけどせっかちだからな。常に何かを目指してるあいつらしいや。」
霊夢
「そうね。立ち話もなんだから、境内に入って良いわよ。」
サンズ
「わかった。お邪魔しまーす。」
霊夢
「その…さっきの事なんだけどさ。」
サンズ
「あぁ。オイラの骨身に染みたよ。霊夢はそこまで考えて動いていたっていうのに、邪魔しちまったな。これからはそこもしっかり考えて「もう良いの。手伝って貰わなくて。」え…」
霊夢
「本来なら私だけでやらなければいけない仕事を、あんた達に任せた事が博麗の巫女として間違いなの。だから、もう異変には関わらないで。」
サンズ
「…そうだな。邪魔だったよな。分かった。」
告げられた戦力外通告。戦力外にしては強すぎる力を持った彼はどのようにして力を使うのか?