社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

さよならかったあないふ。
日時: 2013/04/19 18:12
名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: pC40PoP0)

初めまして、そうでない方はこんにちは!!
これは、本館で書かせて頂いている「中学一年生のはっぴー毎日」の主人公、隼人君の、昔の暗いお話です。
本館の方のを先に読んだほうが楽しいかな?


ということで、始まります!
























僕の名前は、池町隼人。
小学六年生。

成績は、まぁ、いい方。
友達も、いるような、いないような。

Re: さよならかったあないふ。 ( No.27 )
日時: 2012/11/16 22:29
名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: mPSeqaWl)




隼人視点さー
















隼人「そっか、俺は悲しいとかじゃなくて、なんか自分の存在価値がなくなった気がしたんだ」
恵 「うぜぇ、そんくらいで死ぬなよ。嫌味にしかきこえねぇよ」
隼人「全くっすねww」
恵 「はい続き続き。本当にそれだけなんていわせないよ。言ったらぶつよっ」
隼人「おー怖怖。んでね、親に結構(かなり)甘やかされて育ってきたのね、俺。んで、死ぬ前に申し訳なくなって、そしたらなんかへんなのが出てきてさー」
恵 「へぇ…で?」
隼人「そいつが名乗らないからとある少女Aって名前つけたのさ、んでねー(ry






恵 「ふーん、女誑しにもそんあもんはあんのね」
隼人「女誑しだと!?こら怒るぞ貧乳!」
恵 「…(禍々しいオーラ)」
隼人「あっ、やば…でも、女誑しって言ったのが悪い」
恵 「はいはい、すんませーん」
隼人「まぁね、よく女装するしね。楽しいしね。なんか女子よりなんだよね。でも体が女性になったら、それはそれで男っぽいというか」
恵 「ちょっと、話そらすな。あとここ、社会問題系だから。コメディ・ライトじゃないから」
隼人「すっかり忘れてたよー」








なんだ、意外と合うかもこいつ。
「暗いなー」とか思ってたけど。(まぁ当然だろ?)









その後結構放課後とか遊ぶようになった。









なんかねー、あいつはねー、












嘘がつけないっつーか

























































見透かしてますよオーラがでてるっつーか




















































































まぁ、とにかく。


























































































「一緒にいると、自分を飾れない」んだよねー。

Re: さよならかったあないふ。 ( No.28 )
日時: 2012/11/28 19:11
名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: V8zw.SJD)












下校
恵 「…ねぇ、隼人」
隼人「ん?」
恵 「…ありがと」
隼人「…(何こいつ、超可愛い、てかこいつに萌えるとか論外、ああくそ自分リア充爆発しろetc)…うん、俺も!」


…うん?


隼人「お前、湯気でてるぞ、熱でもあんじゃねぇのか」
恵 「…なんでもないし、見んな」
隼人「え、何それー」
恵 「なんでもない…って…」
隼人「お前、壊れた?ちょっと、家誰かいるか?」
恵 「…7時に姉が来る」
隼人「その前は?」
恵 「…いない」
隼人「はいはい、送っていきますから」
恵 「…悪いな…」
隼人「いいんだよ、普段から本貸してもらってんだから」
恵 「…」

























隼人「おい…38.6だと」
恵 「なにそれやばww」
隼人「俺んちがお前の裏でよかった、多分親も許してくれるさ」
恵 「悪いな」
隼人「電話するから、本でも読んでろ」
恵 「了解?」

Re: さよならかったあないふ。 ( No.29 )
日時: 2012/12/01 10:23
名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: V8zw.SJD)

隼人「おい、お前…全然元気じゃねえか」
恵 「うん、わりとね」
隼人「普通にpcいじるし本読んでるしね」
恵 「ほっといてくれ」
隼人「うるっさいなぁ、あれ平熱じゃん」
恵 「あらほんと…ってそれ、常温で放置したやつ」
隼人「ちゃんとはかれよ!」
恵 「38.7」
隼人「そう?まだそんなにあったの?」
恵 「ひえぴたくれ、冷蔵庫にある」
隼人「はいはいはい、取って来るよ」


恵 「あのさぁ」
隼人「?」
恵「私、あんたが一番わかんないんだ」
隼人「え、なに、え?」
恵 「あんたがすごくわかんない」
隼人「俺もお前がわかんないわ」
恵 「うん、あたしさ人の性格をノートにとって小説のキャラ固めにつかってんだけどさ」
隼人「へいへい」
恵 「隼人の欄だけかなり消費してんだよ、お前のせいで悠里ちゃんのスペースが死んだじゃねぇか」
隼人「どーもすんません」
恵 「ようは、お前はなんなんだ?何を中心にいきてるんだ?」
隼人「…難しい質問だなぁ」
恵 「協力しとくれ」
隼人「うん、まず…俺は友人にのグループひとつにベッタリじゃない」
恵 「そうだね」
隼人「俺は俺の周りに塀がある。高い。ドバイタワーも目じゃない位」
恵 「精神的なあれでしょ?」
隼人「そう、精神的なあれ。で、それがあるからくっつけない。てかくっつきたくないからその塀があるんだよね」
恵 「何でくっつきたくないの?」
隼人「俺は小3のころ、それまでいたグループを離れただろ」
恵 「ああ、そんな気もするわ」
隼人「席替え、なんて簡単な理由でね。その時移籍先の子…白夜たちが意外にも面白い奴だったんだ」
恵 「ふーん、それで?」
隼人「そのグループがすごい気に入ったのさ、でもさ」
恵 「うん?」
隼人「また席替えしたのさ、その時に俺は彩華達のグループに落ち着いたんだ」
恵 「お前の友情は席替えできまるのな」
隼人「まぁそうだな、そんで、今まで付き合ってきた子も分裂、融合、緩和、また分裂…を繰り返すわけで。それはお前が一番分かってるはずだ」
恵 「…」
隼人「それで、そのグループをぐるぐるしたり、班で同じになったりして新しく出会った人と仲良くなったりしたりして」
恵 「楽しかったわけ?」
隼人「まぁな、8割くらいは」
恵 「あとの2割は?」
隼人「全部いざこざさ、グループで対立したりしてるところもあるから聞く悪口、噂、愚痴も多いんだ」
恵 「まぁ当然だな」
隼人「噂は自分の身を守ることにもつなげたが、悪口、愚痴はすごく辛かった。その人にだっていいところはあるのに「うざい」「きもい」の三文字で済まして他を貶め自分を驕るような人間が大嫌いでさ」
恵 「…」
隼人「残念ながらそんな人間が多数でさ、女子だけじゃなく男子もね」
恵 「…」
隼人「お前も知ってんだろ、その辛さと憎しみ」
恵 「…」
隼人「でもな、俺はもう二度と自殺未遂はしない、自殺もしないって決めたんだ」
恵 「どうしてだ?」
隼人「ここまでかなり俺を甘やかして育ててくれた親に悪いし、第一そんな人間共のせいで自分が死ぬなんてわー自分かわいそーって感じじゃん」
恵 「…!」
隼人「だったら、関わらなければいい。誰にも。でもそんなのできないから塀がある」
恵「長いね…」
隼人「まだまだあるお♪」
恵 「まぁ、聞きたいから質問。お前ってあんま怒んないよね、どうして?」
隼人「…自分の犯した罪が大きすぎて、他人の罪がすごく軽く見えるんだ」
恵 「ごめん、もっと分かりやすく」
隼人「たとえば、力持ちの大男と貧弱な町娘が二人とも10kgの荷物を持ったらどっちが辛い?」
恵 「…なるほど、大男にとってはあまり苦ではなく、町娘には辛い」
隼人「そうそう、そういうこと。だから価値観の違いで超キレられる事もある」
恵 「じゃあ、あんたは席替えが少なくなった今どうやって友達を選んでんの?」
隼人「なんか楽しそうな方」
恵 「…アンタラシスギルワー」

Re: さよならかったあないふ。 ( No.30 )
日時: 2012/12/13 17:42
名前: とある少女A (ID: ItwoYh8q)

隼人「んだよ、お前熱下がってんじゃねーかよ」
恵 「あははごめん。あんがとねぇ」
隼人「じゃあ俺帰るわ。塾あるし」
恵 「あははそうだったわ。じゃあね」
隼人「ほうほう」


恵 「…頑張ってね、あたしも頑張るわ」



なんだかその一言にはとっても深い意味がある気がした。



隼人「…おうよ!」
俺は自称・世界を変える輝きの笑顔をムカつくほど恵の家に振りまき、塾へ向かった。

Re: さよならかったあないふ。 ( No.31 )
日時: 2012/12/15 10:32
名前: とある少女A (ID: ItwoYh8q)

恵はただじっと耐えている。






バケツの中に水がたまるのも知らんぷりして。






















いつバケツの水がいっぱいになるのか。


















いっぱいになったら少しずつあふれて流れるのか。






いっぱいになってもまだ頑張ってしまってバケツが破裂するのか。






いっぱいになるまえにバケツの中身をぶちまけてしまうのか。







いっぱいになるまえにバケツに穴を開けて破裂を阻止するのか。






バケツをとりかえて大きいバケツにするのか。


















































蛇口を彼女自身が止めるのか。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。