社会問題小説・評論板
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- さよならかったあないふ。
- 日時: 2013/04/19 18:12
- 名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: pC40PoP0)
初めまして、そうでない方はこんにちは!!
これは、本館で書かせて頂いている「中学一年生のはっぴー毎日」の主人公、隼人君の、昔の暗いお話です。
本館の方のを先に読んだほうが楽しいかな?
ということで、始まります!
僕の名前は、池町隼人。
小学六年生。
成績は、まぁ、いい方。
友達も、いるような、いないような。
- Re: さよならかったあないふ。 ( No.22 )
- 日時: 2012/11/03 15:19
- 名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: qUqmtVo7)
隼人「…うん?」
僕が起きたときには、少女の姿は無くて、俺は自宅のベットで横になっていた。
今は何月なんだろう?
…軽く一ヶ月はすごしてるよね…?
隼人「嘘ッ!」
ケータイを開く。(あースマホに変えてー)
隼人「…1時間も…経ってない?」
俺が最後に時計を見たのは…2時半?
でも今は3時ちょっと過ぎ。
日付も変わっちゃいない。
隼人「…」
夢かァ…
でもなんだか、少し前向きになれた気がする。
少なくとも、心にやたらついてたダンベルが軽くブッ飛んでった感じだ。
そしてそれを見ている俺がいい笑顔をしているような…
隼人「ま、死んだらここまで育ててくれた親に悪いしな!!」
そういって、まだ自殺をしたがる自分を押し殺すのだ。
その気持ちを、いきなり沸いてくる感謝の念と混ぜて、自分を混乱させ、無理やりでもプラス思考にするのだ。
きっと少女も
こうしてギリギリ、生きてきたんだ。
少女「そう、それが賢い生き方。」
隼人「?」
- Re: さよならかったあないふ。 ( No.23 )
- 日時: 2012/11/05 18:32
- 名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: V8zw.SJD)
・・・・・・
それから、たいていの事に俺はストレスが溜まらなくなっていた。
毎日やりたいようにして、騒ぎまくって、勉強して…
でも、「ストレスが溜まる」と「満足する」は違うことに最近気が付いた俺は、
隼人「ストレスや悩みは無いけど、なんだか『退屈』だなぇ…」
母親「…贅沢なこというわねぇ」
隼人「え?」
母親「ストレすや悩みがないなんて、結構なことじゃない」
隼人「あ、ああ…」
母親「私なんて、あんな奴と結婚してからブツブツブツ」
父親「あんな奴とはなんだ!」
母親「だってそうじゃない!」
隼人「あーはいはい、ペケポンが聞こえないんだけど」
母親「あたしなんて、『ストレスがたまらない方法』してんのに」
隼人「え?なにそれ」
母親の話してくれた内容は、とある少女Aからきいた事と同じだった。
とある少女Aサイド
それは、私が小6の時
少女「ストレスや悩みは無いけど、なんだか『退屈』だ…」
母親「…贅沢なこというわねぇ」
少女「え?」
母親「ストレすや悩みがないなんて、結構なことじゃない」
少女「あー、そーかもね」
母親「私なんて、あんな奴と結婚してからブツブツブツ」
父親「あんな奴とはなんだ!」
母親「だってそうじゃない!」
少女「あーはいはい、TORE!が聞こえないんだけど」
母親「あたしなんて、『ストレスがたまらない方法』してんのに」
少女「え?なにそれ」
私にそれを教えてくれたのは母親。
彼女が、私の深層心理と固定概念をガラリと変えた。
それからは、なんか、楽だった。
私の基礎を作ったのは、私の「お母さん」だった。
少女「ありがとう」
…これからも、よろしく。
- Re: さよならかったあないふ。 ( No.24 )
- 日時: 2012/11/11 20:10
- 名前: 杏里 (ID: IfRkr8gZ)
更新待ってるよ〜
- Re: さよならかったあないふ。 ( No.25 )
- 日時: 2012/11/14 18:37
- 名前: 奇妙不可解摩訶不思議 (ID: B4lrzZ.q)
隼人「あのね!今日数学のテスト雷登に勝ったの!!」
愛美「はいはいよかったね、あたしなんて…」
隼人「あ、no thank you」
愛美「うぜぇ」
隼人「いいじゃんかよぉ」
白夜「ッくっっっっそおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!隼人聞け!!馬鹿!!」
隼人「いきなり馬鹿って言ってくる奴の愚痴なんか聞いてやんない」
白夜「冷たいやつめ!!-1000000000000000000000000000℃!!」
隼人「な ん と で も 言 え」
恵 「あぁもぉ!!『ぴー』が『ドギャーン』で『ドドドドーン』だよ」
隼人「へーそうなん」
恵 「聞けよ!」
隼人「やーなこった」
そのあと僕はなんて続けた?
「人の愚痴、うざったいし、大嫌いなんだ。」
こう言うんだ。
なんて、きれいごと。
本当のところは
「もう僕を苦しませないで、僕のことでいっぱいいっぱい。」
- Re: さよならかったあないふ。 ( No.26 )
- 日時: 2012/11/14 18:44
- 名前: 杏里 (ID: IfRkr8gZ)
とある少女Aに許可もらいました。
ちょっと、『中学一年生のはっぴー毎日」の恵視点書きます。
〜恵視点〜
私が彼と出会ったのは、小学生の時だった。
彼はいつも女子と一緒に居て、笑ってて……友達が(1人しか)居ない私には、輝いて見えた。
「……よいしょっ……と」
今は授業中。
それで、私は彼の隣の席。
床に落ちたペンケースを左手で取ろうとしたら、彼の視線を感じた。
そう。彼……池町隼人は……
私の手首を見ていたんだ。
私の手首には……傷がある。
「………それ……」
彼が、小さい声で呟いた。
嫌。怖い。怖い………!
お願い。お願いだから……
その傷のことを、口に出さないで………
「……あの、さ」
喋らないで。近づかないで………!!
キーンコーンカーンコーン
間一髪のところで、チャイムが鳴った。
ほっ。と、息を付く。
「……お前さ……」
池町隼人が、また、口を開く。
「……別のところで話しましょう。ここでは……」
他の人に聞かれる。
ほら。後ろで、聞き耳を立てている輩もいることだし。
「ああ、そうだな」
私は、彼と一緒に教室を出た。
図書室で、彼と向かい合う。
「お前さ、その手首の傷、どうしたんだ?」
仕方ない。彼には……本当の事を話すしか無いみたいね。
「……切ったのよ。自分で」
彼の、ただでさえ大きい目が更に大きくなる。
そりゃあ、驚くよね。
「奇遇だな。俺もだ」
「……………はぁ?」
待って。
彼も……私と同じ、
『リスカ』をしてるの?
「本当……なの?」
「ああ、本当だ」
「どうして?」
「先に、お前の話を聞きたい。陸奥 恵」
「ええ、良いわよ。池町 隼人さん?」
私がリスカを始めたのは、小学5年生の時だった。
親友だと思っていた人の裏切りに合い、死のうと思って切ったんだけど……
結局、死ねなくて、死にたくて、死にたくて……毎日切るようになった。
「…どう?分かってくれた?」
「……ああ」
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