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少年
日時: 2009/09/18 20:36
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

〜主な登場人物〜



神谷 優 (かみや ゆう)(15)〜(16)

千崎 雅 (せんざき まさる)(15)〜(16)

Re: 少年 ( No.105 )
日時: 2009/10/08 18:52
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

別編 「夏」

真夏の太陽が僕らを見下ろす。
この心、燃える。
学校帰り、アイス食べ。
語りながら帰りましょ。
この暑さに負けないくらい。
僕は今、幸せだよ。

時には涙(あめ)だって降るけど。
笑顔で、天仰げば、
真夏の太陽が顔出す。

君と一緒に走る。
暑さに負けず。
君と一緒に走る。
手をつなぎ。

この暑さがいつまでも
続いてくれますように。

Re: 少年 ( No.106 )
日時: 2009/10/08 18:53
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

☆。*☆美紀☆。*☆ >

コメントありがとう。

タメでいいよ。

Re: 少年 ( No.107 )
日時: 2009/10/09 19:31
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

別編 「秋」

もみじ色に染まる。
夕暮れ、肌寒い風ふく。
横にいたはずのあなたは、
今どこで、何をしているの?

赤く染まった道で・・・
赤く染まった空を見て・・・
あなたのことを想う。

秋の空、
綺麗な空に、
「あなたに逢いたいと」
誓うの。
秋の空、
綺麗な空に、
あなたを映して。
この心まで肌寒くならぬように、
深く息をおとす。

Re: 少年 ( No.108 )
日時: 2009/10/09 20:07
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

第二十二話 「小さな命」



仁「ははは・・・
  こんな簡単なのか。
  日本革命は・・・
  こんな日本はモロいのか。」



日本革命。
雅は手が震えていた。
・・・
震えが止まらない。



仁「お?
  自衛隊登場。」



東京では、
自衛隊が駆けつけた。



仁「スナイパー。
  まだ打つなよ。」



仁は東京にいるスナイパー達に 
指示を出す。

・・・
雅は疑問なことがあった。



雅「外国・・・
  から救援が来たら?」

仁「・・・
  外国?
  ・・・
  もし大事になったら、
  逃げればいいだけさ。」

雅「逃げる?」

仁「・・・
  何か心配なことでも?」

雅「・・・
  外ではウイルスが・・・」



仁は笑ってこう答えた。



仁「おい。ちょっと待てよ。
  死ぬのが怖いのか?」



死ぬのが怖い?
・・・
死を恐れるのは当たり前だ。



仁「ここまできて、
  命の心配か?
  ・・・
  命なんてどうでもいいじゃん。
  ・・・
  人間いつか死ぬものさ。」



死を恐れない人間。
仁。それは死神にしか見えなかった。



仁「自衛隊さん。
  弱いねー。」



自衛隊も104により、
死んでいった。



仁「・・・
  東京ってこんなに静かだっけ?」



外は静かだ。
・・・
人が死んだのだから
当たり前のことなのだが、
妙に違和感がある。



仁「・・・あとは時間の問題だな。」



仁はアメを口にくわえると、
そっとソファーの上に横になった。

・・・

仁の言うとおり、
あとは時間の問題だ。
・・・
動く人が見られなくなった。



仁「あれ?まだ生きてる人いる。」



一人寂しく歩いている者。
雅と同じくらいの歳だ。
身長もそれほど変わりはない。



雅「(よく生きてるな。
   でもそろそろ・・・
   ・・・)」



・・・
・・・
・・・
雅の頭に一人の人物が浮かび上がる。
・・・
優。
・・・



雅「・・・」



優・・・
優だ!
これは優だ!

雅はつい口にしてしまいそうになった。

ここ数日。
日本革命のことで頭がいっぱいで、
優のことを忘れていた。



雅「(優・・・  
   ・・・
   逃げろ。
   逃げるんだ!
   お前!死ぬぞ!)」

仁「雅。」

雅「は、はい!」

仁「何考えてた?」

雅「い。いや別に。
  コイツ、よく生きてるなーって・・・」



仁は雅から目線をはずさなかった。
まるで・・・
雅の頭の中をのぞくかのように。



仁「そっか・・・」

雅「・・・」



雅はほっとした。



仁「優ってすごいんだね。」








  

Re: 少年 ( No.109 )
日時: 2009/10/10 18:24
名前: 愁 (ID: UrB7UrBs)

別編 「冬」



君が隣に、                   いないことがこんなに辛いだなんて・・・
思いもしなかった。
あの頃の僕はバカだった。

君の姿を見るたびに・・・
心が痛くなるのはなぜだろう。
きっと、君のことが好きだから。
お願い。もう一度だけ・・・

白く光るこの世界で・・・
君がいないこの世界で・・・
生きる希望さえ失った僕は・・・
今、心から想う。
もう一度。
一度だけ。
一度きりでいいから・・・
君と愛し合いたい。


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